ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

HEINKEL TROJAN BUBBLECAR 1955 UK

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CORGI 233 1/40 65㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約2.55m 全幅約1.37m
エンジン 変速機: 空冷単気筒 204cc 10HP 4段変速
性能: 最高速90km/h

 

ハインケル トロージャン バブルカー イギリス

 

 1920年代にオートバイ用の単気筒や2気筒エンジン、タイヤ、ホイールを流用した簡素な4輪、または3輪車が作られました。(代表的な車種はモーガン) これらはサイクルカーと呼ばれ、そのほとんどは第二次大戦後には消滅しました。ただイギリスにおいては大戦後も3輪車に対する免許制度や税制上の優遇が残されていたので、3輪車に対する需要が残りました。

 

 ドイツの航空機メーカーであったハインケル社は、戦後民生用のスクータを生産するようになり、その発展型として3輪車も作っていました。この3輪車はBMWのイセッタを露骨に真似た車で、BMW社から訴訟を起こされて、ドイツ国内では販売できなくなりました。困ったハインケル社が目をつけたのが、イギリス市場でした。ただロンドンを攻撃した戦闘機でもあったハインケルの名前をそのまま使うわけにもいかず、トロージャン バブルカーという名前で売り出したようです。4サイクル空冷単気筒204cc(10HP)エンジンをリアに搭載し、最高速90km/hほどの性能でした。(後輪はイセッタのようなダブル タイヤではなく、純粋な3輪車です) 約2万台程が生産されました。

 

 

 ミニカーはコーギーの当時物で、1962年に発売されています。ミニカーになっているくらいなので、ある程度の人気があったのでしょう。なおミニカーの底板にはTROJANではなくHEINKELと書かれていますので、正体はばれていたようです。BMW イセッタと非常に良く似ていますが、ヘッドライトの取付やリアのエンジンカバー部分の形状が少し違っています。

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BENTLEY R TYPE CONTINENTAL 1955 UK

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DINKY (MATCHBOX) DY13 1/43 126mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.25m 全幅約1.82m
エンジン 変速機: 6気筒 4.6L 150HP 4段変速
性能: 最高速182km/h
データーベースでベントレー R タイプのミニカー検索

 

ベントレー R タイプ コンチネンタル イギリス

 

 ロールス ロイス シルバー ドーンは1952年にマイナーチェンジします。兄弟車であるベントレー MK VIもマイナーチェンジとなりましたが、こちらはRタイプ(又はMK VI Rタイプ)と名前を変えます。エンジンは4.6Lに拡大されシャーシも改良されました。標準スチール製ボディは全長が少し長くなり、トランクが大きくなりました。

 

 R タイプにはベントレーのスポーティさを追求したコンチネンタルというモデルが追加されました。 H.J.マリーナ製の華麗なファーストバック クーペ ボディが架装され、エンジンは圧縮比を高めてチューンされており、重量も10%程軽量化されていました。その結果最高速は180km/hを越え、「サイレント スポーツカー」と称されたコンチネンタルは戦後ベントレーの傑作車として知られています。H.J.マリーナ製クーペ以外にもピニンファリーナなどがボディを架装しており、約200台が生産されました。

 

 

 ミニカーはマッチボックスがディンキー ブランドで1993年頃に発売したものです。コレクター向けのミニカーで、かなり良い出来映えです。全長5.3mの古典的で伸びやかなボデを再現して、魅力的なミニカーに仕上がっています。R タイプのミニカーはほとんどがスポーティなコンチネンタルのクーペです。ミニチャンプスが1/43と1/18で数種類モデル化しています。

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JAGUAR 2.4L (MK I) 1955 UK

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CORGI 208 1/47 98mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.6m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: DOHC 6気筒 2.5L 112HP 4段変速
性能: 最高速166km/h
データーベースでジャガー MKのミニカー検索

 

ジャガー 2.4L (MK I) イギリス

 

 1955年に小型サルーンの2.4Lがラインアップに加わりました。(この車はMK Iと呼ばれておりジャガーの名前はややこしいです) ジャガーとして初のモノコックボディを採用した車で、デザインは上級車MK VIIのイメージをうまく使っています。エンジンはXKの3.5Lをショートストローク化した2.48L(112HP)で、4段変速で最高速166km/hと高性能でした。

 

 1957年にはXK140と同じ3.4Lエンジン(210HP)を搭載した3.4Lが追加され、最高速198km/hとさらに高性能になりました。またブレーキが4輪ディスクとなり、豪華な小型車ながら非常にスポーツ性が高く、ラリーなどにも使用されました。

 

 

  ミニカーはコーギー初期の当時物です。50年以上も前に作られたミニカーですので、非常に素朴な作りです。プラスチック製のウインドスクリーンや室内が付いていることがこの当時のコーギーの売りでした。(他社は何も無くてがらんどうが多かったのです)

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JAGUAR D TYPE 1955 UK

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VITESSE VML010 1/43 96㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.1m (ロングノーズ)/3.91m 全幅約1.66m
エンジン 変速機: DOHC 6気筒 3.4L 270HP 4段変速
性能: 最高速280km/h
データーベースでジャガー D タイプのミニカー検索

 

ジャガー D タイプ イギリス

 

 ルマンで優勝したC タイプの後継車としてD タイプが1954年に登場しました。C タイプをベースにしており、ロングノーズとショートノーズの2タイプがありました。ボディはC タイプより空力的に優れていて、コクピット後方につけられたフィン(付いてない仕様もある)が特徴です。これには直進安定性の効果がありました。エンジンは250HPまでパワーアップされ、4輪ディスクブレーキを装備していました。

 

 1954年ルマンでは、フェラーリ 375に僅差で優勝をさらわれ2位でした。1955年ルマンにはロングノーズのボディで参戦しました。このルマンでは、メルセデス ベンツ 300SLRがルマン歴史上最悪の事故を起こしています。その事故のきっかけとなったのはD タイプだったのですが、D タイプは事故をまぬかれて最終的に優勝しています。なおメルセデス ベンツはこの事故を契機にしてその後のレースから撤退しています。1956年と1957年のルマンでもD タイプが優勝し、3年連続優勝の快挙を成し遂げました。1956年にD タイプを公道走行仕様としたXKSSがごく少量生産されました。1957年に工場が焼失したことで、D タイプは生産中止となりました。

 

 

 ミニカーはビテスのミレニアム コレクションという企画物の一つで、2001年頃に発売されました。1955年ルマン優勝車(ドライバー M.ホーソン)をモデル化しています。付属品として飛び乗ろうとするドライバーとコクピット背後の給油口にジョーゴで給油するメカニックのフィギュアが付いています。D タイプもフィギュアもかなり良い出来なので、ちょっとしたミニジオラマ仕立ての楽しいミニカーとなっています。D タイプのミニカーはソリド、ディンキー、マッチボックスの当時物から、ブルム、カルツォ、イクソ、スパークの最近のものまでたくさんあります。またXKSSのミニカーもスポットオンのレアものやオートアートなどがあります。
データーベースでジャガー XKSSのミニカー検索

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MORRIS MINOR 1956 UK

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CORGI 67401 1/43 87mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.76m 全幅約1.55m
エンジン 変速機: 4気筒 948cc 37HP 4段変速
性能: 最高速117km/h
データーベースでモーリス マイナーのミニカー検索

 

モーリス マイナー イギリス

 

 第二次世界大戦が終わると、モーリスは戦前型の小型車エイト(0.9L)とテン(1.1L)の生産を再開しました。マイナーがこれら戦前型の後継車として登場したのは、BMCに統合される前の1948年でした。このマイナーという車名は1928年に登場した小型車(847cc)で一度使われていた車名の復活でした。

 

 後にミニを設計したことで知られているアレック イシゴニスの設計で、モノコックボディに前輪独立懸架という当時としては先進的な車でした。最初のMMというシリーズは2/4ドアセダンとコンバーチブルがあり、4気筒918cc(27HP)エンジンを搭載し、最高速は100km/hの性能でした。MMシリーズは1953年まで生産されました。

 

 

 1952年にはフロントグリルを近代化し4気筒803cc(30HP)エンジンを搭載したシリーズ2に発展し、最高速は100km/hの性能でした。1956年には948cc(37HP)エンジンを搭載したモーリス1000となり、最高速は124km/hに向上しました。1971年まで23年間も生産された超ロングセラーの車でした。

 ミニカーは2010年にオークションで入手したコーギー製で、多分1000をモデル化しています。昔のミニカー風のレトロな仕上げとなっていますが、プロポーションはしっかりしています。なお有名な車なのに当時物がほとんど無いのは、ミニカーが無かった時代に登場している車だからでしょうか? (最近はたくさんモデル化されてます)

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AUSTIN A35 1956 UK

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CORGI 67201 1/43 81㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.47m 全幅約1.4m
エンジン 変速機: 4気筒 948cc 34HP 4段変速
性能: 最高速118km/h
データーベースでオースチン A35のミニカー検索

 

オースチン A35 イギリス

 

 戦前の名車セブンで有名なオースチン グループは第二次世界大戦中は自動車と軍用機の生産に従事していました。戦争が終わると1945年には4気筒2.2L(67HP)OHVエンジンを搭載する16を発表し生産を再開しました。1947年には6気筒3.5(110HP)/4L(127HP)エンジンを搭載する大型車のA110/125が登場しました。16もA110/125も戦前型の古いデザインの車でした。

 

 1950年に小型車A30が登場します。モノコック構造のボディに前輪独立懸架、新開発の4気筒803cc(28HP)エンジン、最高速100km/hとライバルのモーリス マイナー同様に革新的な車でした。当初は4ドアセダンだけでしたが、2ドアが追加され、1956年には排気量が948cc(34HP)に拡大されA35となりました。

 

 

 1952年にはモーリスと合併しBMCとなりましたが、当時のオースチンにはA40 サマーセット(1.2L)、A70 ヘレフォード(2.2L)、プリンセス リムジーン(6気筒4L)などがありました。なおこのA40は当時の日産自動車がライセンス契約で日産 オースティンとしてノックダウン生産していました。

 このミニカーは2002年頃のコーギー製です。上述したマイナーと同じようなレトロな仕上げで、実車のユーモラスな感じの顔付が誇張されているように思います。この辺の味付けはコーギーならではの物で私は好きです。なおマイナーと同じ理由で、A30/35の当時物もないようです。(こちらも最近たくさんモデル化されてます)

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