ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

MORRIS MINI MINOR 1959 UK

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DINKY(UK) 183 1/40 75㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.05m 全幅約1.4m
エンジン 変速機: 4気筒 848cc 34HP 4段変速
性能: 最高速125km/h
データーベースでBMC ミニのミニカー検索

 

モーリス ミニ マイナー イギリス

 

 1956年に第2次中東戦争(スエズ動乱)が勃発し石油価格が高騰しました。この状況に対応した経済的な新しいコンセプトの小型車として、BMCの開発コードでADO15(ADO :Austin Design Officeの略)と呼ばれたミニが開発されました。2ボックス スタイルの斬新な小型車で、それを実現したのは横置きエンジンによる前輪駆動方式とゴムを用いたラバーコーン サスペンションでした。

 

 アレック イシゴニスはエンジンの下にギヤボックスを配置するというイシゴニス方式を考案し、実用車で4気筒エンジンを横置き搭載した前輪駆動方式は世界初でした。オースチン製の4気筒848cc(34HP)エンジンを搭載し、約650kgの小型軽量ボディで4段変速、最高速125km/hの性能でした。

 

 

 ミニカーはディンキー(英)の当時物で、1/43より少し大きめです。メタル製のグリルなど少しごついですが、ディンキーらしい出来映えです。同じ型でポリス仕様もあります。

 
 

AUSTIN MINI COUNTRYMAN 1962 UK

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JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 253 1/43 77㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.3m 全幅約1.41m
エンジン 変速機: 4気筒 848cc 34HP 4段変速
性能: 最高速112km/h
データーベースでミニ エステート/バン/ピックアップのミニカー検索

 

オースチン ミニ カントリーマン イギリス

 

 ミニのエステート(ワゴン)仕様であるオースチン セブン カントリーマンとモーリス ミニ マイナー トラベラーは1960年に登場しました。少し前に発売されていたホイールベースが104㎜全長が245㎜長い商用バンをベースにしており、リアには上下又は観音開きのドアがついています。上級仕様車には、後部の荷室部分とリアドアに木製の飾り板が付いていました。(これはアメリカ車のワゴンでも良く見られる高級車風の飾りです)

 

 業務用として商用バンとピックアップトラックがあり、どちらもロングホイールベースです。リアクォーターウインドウが無いパネルバンはイギリスでは税金が安くなるそうで、乗用的な使われ方もしたようです。1969年にミニの高級版としてクラブマンが登場し、1970年にカントリーマンとトラベラーはクラブマン エステートに切り替わりました。

 ミニカーは国産名車コレクションの物で、メーカーはイクソです。横バーが目立つオースチンのフロントグリルとエンブレムなどが結構きちんと作ってあり、まずまずの出来ばえです。ただ飾り板を塗装ではなく別パーツにすれば、ぐっとリアルになるのですが。。。ミニのバンやエステートの当時物ミニカーは、ディンキー(型番274)、コーギー、スポットオンのイギリス老舗ブランドがそれぞれ数種類をモデル化していて当時の人気が伺えます。最近の物では、エブロ、京商(1/18)、バンガーズ、オックスフォード、ホンウェルなどたくさんモデル化されています。

 

 

AUSTIN MINI MOKE 1964 UK

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DINKY(UK) 641 1/40 75㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.05m 全幅約1.3m
エンジン 変速機: 4気筒 848cc 34HP 4段変速
性能: 最高速109km/h
データーベースでミニ モークのミニカー検索

 

オースチン ミニ モーク (パラモーク) イギリス

 

 ミニ モークはミニのシャーシを使った多目的車でした。当初はジープのような軍用車として開発されましたが、タイヤが小さい故の低い最低地上高とパワーのないエンジン故にオフロード走行に向かず、軍用車としては採用されませんでした。そこで助手席やキャンバストップをオプション設定とした安価な一般向け多目的軽作業車として1964年に発売されました。

 

 多分ミニのブランド力のおかげだと思いますが、リゾートで使用されるビーチバギーとして成功しました。4気筒848ccエンジン、ミッション、タイヤなどのメカはミニと共通で、駆動方式は2WDのみでした。

 

 

 ミニカーはディンキー(英)の当時物です。パラシュート投下できる車両として試作された軍用車をモデル化しており、車両を載せる車台とビニール製のパラシュートが付属しています。(試作車なので一般市販した車とは少し感じが違っています) これと同じ型でイギリスのTVドラマ「プリズナーNo.6」 (原題:the Prisoner)で使用された白い車もモデル化されています。

 
 

MARCOS MINI 850GT 1965 UK

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CORGI 341 1/43 88㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.6m 全幅約1.46m
エンジン 変速機: 4気筒 850cc 34HP 4段変速
性能: 最高速137km/h
データーベースでマーコスのミニカー検索

 

マーコス ミニ 850GT イギリス

 

 マーコス ミニはミニのパーツを流用して作られたスポーツカーで、1965年に登場しました。ボディ、シャシーはベニア合板とFRPによるモノコックで、サスペンション/エンジンのパワートレーンからランプ類までミニのパーツを使っていました。この車の最大の特徴はミニよりも450mmも低い車高の独得なボディで、非常に魅力的です。

 

 ユーザー自身が組み立てるキットカーとして販売され、エンジンなどをユーザーが選択することができました。ミニの850cc(34HP)エンジンを搭載したものは、最高速137km/h(オリジナルのミニは117km/h)の性能でした。1974年までに約1000台ほどが販売されました。 1970年には非常に奇抜なデザインをした4座のスポーツカー マンティス(MANTIS:カマキリの意)を発表しましたが、販売が低迷しマーコス社は1972年に一度倒産しています。

 

 

 このミニカーもコーギー製の当時物です。実車の魅力的なボディがうまく再現されていて、非常に素晴らしいミニカーに仕上がっています。さらにタイヤが交換出来るという凝ったギミックも付いています。コーギーは世界的にはマイナーな存在だったマーコス車をひいきにしており、たった40台ほどしか作られなかったマンティスまでモデル化しています。マーコス ミニは最近になって、スパークでモデル化されました。

BMC MINI COOPER S 1967 UK

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CORGI 334 1/41 75㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.05m 全幅約1.4m
エンジン 変速機: 4気筒 1275cc 76HP 4段変速
性能: 最高速154km/h
データーベースでミニ クーパーのミニカー検索

 

BMC ミニ クーパー S イギリス

 

 1961年にジョン クーパーがチューンした997cc(55HP)エンジンを搭載し、ディスクブレーキを備えたミニ クーパーが登場します。1963年にはさらに高性能な1071cc(70HP)エンジンとブレーキを強化したミニ クーパーSが追加され、さらに1275cc(76HP)エンジンも追加されました。ミニ クーパーSなどの高性能ミニはモンテカルロラリーで3度総合優勝するなどラリーで大活躍しています。

 

 ホイールベースを延ばしたトラベラー(オースチン版はカントリーマン)、商用車のバンやピックアップなども追加されました。1967年にマイナーチェンジしMK IIに発展し、標準エンジンは998ccと1275ccの2種類となりました。外観上の変更はグリルが6角形に、テールランプが角型となり、リアウィンドゥが大型化しています。

 

 

 またミニ マイナーはミニに名前が変わり、1968年にBMCがBLMCになると、モーリスとオースチンの区別も無くなりました。1969年からMK IIIに発展し、外観やメカに大きな変更がないままでなんと2000年まで生産され、総生産台数は530万台でした。

 ミニのミニカーは当時物がたくさんありますが、これはコーギーのミニ クーパー S (MK II 1275GT)です。コーギーはミニを十数種類もモデル化していますが、これはその中でもフルギミックの一番凝ったミニです。1/43よりも少し大きめですが、コーギーのデフォルメはミニ独特の雰囲気をうまく強調しています。
 
 

BMC MINI COOPER S MONTE CARLO 1967 UK

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CORGI 339 1/42 74㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.05m 全幅約1.4m
エンジン 変速機: 4気筒 1275cc 76HP 4段変速
性能: 最高速158km/h
データーベースでミニ クーパー モンテ カルロのミニカー検索

 

BMC ミニ クーパー S モンテ カルロ イギリス

 

 レーシングカーを開発していたクーパー社のジョン クーパーがミニの優れた操縦性に目をつけ、BMCにスポーツ仕様の販売を提案し1961年に登場したのがミニ クーパーです。オリジナルの848cc(34HP)エンジンをチューンした997cc(55HP)エンジンを搭載し、ディスクブレーキを備えていました。ラリーに参戦するため、当時のグループ2規格認証に必要な台数(500台)がまず生産されました。1963年にはさらに高性能な1071cc(70HP)エンジンを搭載しブレーキを強化したミニ クーパー Sが追加され、さらに1964年には1275cc(76HP)エンジンも追加されました。

 

 ミニ クーパーは様々なレースやラリーで大活躍していますが、ミニ クーパーの名前を最も有名にしたのはモンテ カルロ ラリーでの活躍です。1961年に初参戦し、1963年には3位(#288)入賞しています。1964年に初優勝(#37)し、1965年も優勝(#52)して2連覇します。1966年も#2号車がほぼ勝利を手中にしていたのですが、ヘッドライトのレギュレーション違反で失格となり3連覇を逃しました。翌1967年は前年の失格に対する抗議でワークスチームを出しませんでしたが、プライベートチームをサポートして3度目の優勝(#177)を果たしています。1968年も3位(#18)入賞しています。

 

 

 ミニのミニカーは非常にたくさんありますが、モンテ カルロ ラリー仕様のミニカーについてまとめました。当時物としては老舗コーギーが当時リアルタイムに発売していた物があります。最初は型番317の1964年仕様、次に型番321の1965年仕様、3台目が同じ型番321の1966年仕様、4台目が型番339の1967年仕様となります。エンジンのアンダーガード、フロントバンバーガード、屋根上のスペアタイヤなどラリー仕様車をそこそこ良く再現しています。実車に比べるとライトがやや小さいように感じますが、後にライトのラインストーンを大きくしたバリエーションが出ています。また型番308でホイールをフリーホイールに変えたものもあります。型番339は約70万台も生産されていて新しいのでたまに見かけますが、型番339以外はかなりのレア物です。コーギー以外の当時物ではイノチェンティ版ですが、ポリトーイの1/25があります。最近の物ではビテスが優勝車以外もモデル化して約25種類を揃えています。それ以外ではエリゴール、イクソ、エブロなどがあります。

 

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