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アルファ ロメオ 147 イタリア 2000年
" アルファ ロメオ 145/146の後継車として147が2000年に登場しました。盾型のフロントグリルは1950年代のジュリエッタを現代風にアレンジしたようなデザインで、アルファ ロメオならでの独創的なデザインでした。ボディは3/5ドアハッチバックで、5ドアのリアドアはドアノブがドアサッシュに隠されていて3ドアのように見えスタイリッシュでした。156のドライブトレーンをベースにした横置きエンジンの前輪駆動車で、当初のエンジンはDOHC 4気筒1.6L/2L(150HP)、4気筒1.9L(115HP)ターボディーゼルでした。156に続いて2001年のヨーロッパ カー オブ ザ イヤーを受賞しています。"
" 147には156で開発されたセレスピード(半自動変速機)が採用されていました。2002年にDOHC V型6気筒3.2L(250HP)エンジンを搭載し、幅広タイヤ用に車幅を広げた高性能版(6段変速 最高速246km/h)GTAが設定されました。2004年のマイナーチェンジで後期型となりフロント/リアの意匠が変更されました。同時に内装の変更やディーゼルエンジンのパワーアップも行われました。2006年に170HPまでパワーアップされたディーゼルエンジンも設定されました。147は大ヒットし、2010年に後継車のジュリエッタにモデルチェンジするまでに約58万台が生産されました。"
" ミニカーは2001年に発売されたソリド製の当時物です。前述したソリド製の156、166と同じ型番1500番台(1500シリーズ)のミニカーで、このシリーズにはアルファ ロメオが多いのですが、いずれも安価ながら良い出来ばえでした。この147もフロント周りの造形など実車の雰囲気がうまく再現されていました。室内もシートが彩色されているなど結構良く作りこんであり、室内が見えるようサイドウインドーが半分開いた状態にしてあるのは老舗ブランドらしい粋な心遣いです。(内装を作りこんであっても、あまり見えないのでは意味がありませんので) これ以外の147のミニカーはミニチャンプスの前期/後期型、シュコー、ハイスピード、スパークのレース仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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アルファ ロメオ 159 3.2 V6 JTS Q4 イタリア 2005年
" 大ヒットしたアルファ ロメオ 156の後継車として159が2005年に登場しました。盾型のグリルの左右に3連式の丸形ヘッドライトを配した印象的なフロントは、同時期に登場したイタルデザインのG.ジウジアーロがデザインしたアルファ ロメオ ブレラとほぼ同じでした。156に比べてボディが大型化され、特に車幅が大幅に拡大されているのは、このフロントのデザインを成立させる為だったそうです。(実車画像→ アルファ ロメオ ブレラ)"
" 4気筒1.8L/1.9L/2.2L、V型6気筒3.2L、4気筒1.9Lターボ ディーゼル、5気筒2.4Lターボディーゼル エンジンを搭載する前輪駆動車で、6気筒エンジン搭載車にはQ4と称する4WD仕様もありました。トラクションコントロール、ブレーキアシスト、ABSなどを総合制御するスタビリティ コントロール システム VDCを装備していました。2009年に新型の4気筒1.75L直噴ターボ、4気筒2Lターボディーゼルエンジンが追加されました。2011年にはガソリンエンジンが廃止され、ディーゼルエンジンだけとなり同年に生産中止となりました。2007年に166が生産中止となっていたので、159はアルファ ロメオの最上級車となり、ポリスカーや官庁の公用車に多く採用されました。2015年に後継車のジュリア 2代目が登場しました。(実車画像→ アルファ ロメオ ジュリア 2代目)"
ミニカーは2007年に発売されたM4製です。イタリアのミニカーメーカー M4にはリオ、ベストモデル、アートモデルのブランドがありますが、M4 ブランドでも同じようなモデルを少し安価で販売しています。リアの車名ロゴ 「159 Q 3.2 JTS」から、V型6気筒エンジンを搭載する最上級仕様 3.2 V6 JTS Q4をモデル化しているようです。プロポーションが良く、実車の雰囲気がうまく再現されていました。最大の特徴であるヘッドライト周りの造形はリアルで、内装などの細部もきちんと作ってあり、値段(定価約3700円)以上の良い出来ばえでした。これ以外の159のミニカーは、ミニチャンプスのセダン/ワゴン、ノレブ、Bブラーゴのセダン/ワゴン、京商のセダン/ワゴン 1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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アルファ ロメオ ミト イタリア 2008年
" アルファ ロメオ初の小型ハッチバック ミトが2008年に登場しました。盾型のグリルで一目でアルファ ロメオと分かる個性的なデザインは、余計な飾りがなくシンプルで魅力的でした。フィアットのグランデ プントとプラットフォームを共有する前輪駆動車でした。なおミト(MITO)という名前は、ミラノで設計されトリノで生産されたので、ミラノのMIとトリノのTOを組み合わせたもので、イタリアでの正式名称はMI.TOとのことです。"
エンジンは4気筒1.6Lノンターボ(78-105HP)/ターボ(120-170HP)と4気筒1.3L/1.6L(120HP)ターボディーゼルで、当初は6段手動変速だけでしたが、後にデュアルクラッチ式の6段自動変速が追加されました。この車はアルファ D.N.Aシステムと呼ぶ走行制御システムを備えていました。D.N.Aとはスポーツ走行(Dynamic)/市街地走行(Normal)/滑りやすい路面走行(All-weather)の略で、スイッチ操作でそれぞれの走行状態に応じてエンジン/パワーステアリング/ブレーキ/オプションの電子制御サスペンションなどの動作が切り替わります。ミトは小型車ながらアルファ ロメオの名前に恥じない凝った高性能車でした。 2009年には1.4L(170HP)ターボエンジンを搭載する高性能版のクアドリフォリオ ヴェルデ(Quadrifoglio Verde:四葉のクローバーの意)が追加されました。2016年のマイナーチェンジで、盾型グリルが大きくなるなど少しデザインが変更され、2018年まで生産されました。(後継車はなく一世代限りでした)
ミニカーは2009年に発売されたモンド モータース製です。モンド モータースはイタリアの玩具メーカーのブランドで、2006年頃から比較的安価な1/43や1/24のダイキャスト製ミニカーを発売しています。このミトも定価約1000円の安価なミニカーですが、プロポーションが良く細かいところもきちんと作ってあって値段を考えると良い出来ばえでした。(もちろん内装などの細部は値段相応ですが) これ以外のミトのミニカーは、ノレブ、ミニチャンプス、Bブラーゴなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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アルファ ロメオ 8C スパイダー イタリア 2008年
" 高性能スポーツカー アルファ ロメオ SZ/RZ(1989年登場)の後継車として、アルファ ロメオ 8C コンペティツィオーネが2007年に登場しました。(実車画像→ アルファ ロメオ SZ) 名前は戦前の名車アルファ ロメオ 8Cに因んだものでした。2003年にコンセプトカーが発表され、ほぼそのままのデザインで量産化されました。近年のアルファ ロメオに共通する顔を持つダイナミックなデザインでした。後輪駆動方式の本格派2シータースポーツカーで、500台が限定生産されました。ボディはカーボンファイバー製で、パワートレインはマセラティ グランツーリスモ用のエンジン/トランスミッションを流用していました。"
2008年にオープン仕様の8C スパイダーが発表され、こちらも500台の限定生産でした。オープン化に伴い、ウインドーフレームが強化され、シート背後に転倒時の安全対策用ロールーバーが追加されました。追加されたトランクの手前に収納されているソフトトップは電動油圧式で開閉します。当時の価格は約2700万円で、日本国内には約70台があるそうです。
ミニカーは2016年に発売された国産名車コレクション製です。オープン仕様の8C スパイダーをモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソはデアゴスティーニの「DeAgostini Supercars」シリーズ(日本版 「ザ スーパーカー コレクション」は一部地域で試験販売されました)というミニカー付雑誌のNo.53でアルファ ロメオ 8C スパイダーをモデル化していますので、それと同じ物のようです。室内の仕上げが簡素なのを除けば、プロポーションが良く安価な雑誌付きミニカーとして上々の出来ばえで値段を考えるとお買い得なミニカーでした。ただオープンカーで良く見える室内が黒一色なのは興ざめですので、シートに彩色するなど一手間かけてくれれば見違えるのですが。(なおインパネのメーターは印刷処理されています) これ以外の8Cのミニカーとしては、M4、ミニチャンプス(1/43と1/64)、スパーク(レジン製)、Bブラーゴ(1/18)、京商(1/64)、シュコー(1/24)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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アルファ ロメオ ジュリエッタ イタリア 2010年
" アルファ ロメオ 147の後継車としてジュリエッタの名前が復活し、ジュリエッタ 3代目として2010年に登場しました。先に登場したミトとほぼ同じデザインで、伝統の盾形グリルでアルファ ロメオと一目でわかるのは、最近の車として良いデザインだと思います。ボディは5ドアハッチバックだけで、リアドアのドアハンドルはウィンドー後端部に隠されていて3ドアのように見えます。横置きエンジンの前輪駆動車で、プラットフォームはこの車用に新規に開発されたもので、フィアット-クライスラー グループのダッジ ダート(2012年)のベースにもなっていました。"
ガソリンエンジンは4気筒1.4L(120-170HP)ターボと高性能仕様のクアドリフォリオ ヴェルデ(Quadrifoglio Verde:四葉のクローバーの意)用の1.75L(235HP)ターボ、ディーゼルエンジンは4気筒1.6L(105-120HP)ターボ/2L(140-170HP)ターボを搭載します。当初の変速機は6段手動で、2011年にミトと同じデュアルクラッチ式の6段自動が追加されました。2014年と2016年のマイナーチェンジで、盾型グリルが大きくなるなどデザインが少し変更されました。ジュリエッタはアルファ ロメオ特有のデザインながら実用性に優れたパッケージで、なおかつ走りもアルファ ロメオらしい優れたコンパクトカーでした。2020年まで生産されました。
ミニカーはノレブ製です。ノレブらしいそつのない造形で、実車の雰囲気がうまく再現されていて良い出来ばえでした。なおこれは定価が1000円ほどの廉価版でしたので、内装は再現されていますが無彩色です。廉価版ではないノレブの標準仕様(型番790041)では、タンポ印刷のメーターや彩色したシートなどで内装がリアルに仕上げられていました。ノレブはクアドリフォリオもモデル化しています。これ以外のジュリエッタ 3代目のミニカーとしては、ミニチャンプス、Bブラーゴ、モンドモータースなどがあります。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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