ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

OPEL MANTA A SR 1970 GERMANY

OPEL MANTA A SR
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL MANTA A SR


SOLIDO 188 1/43 100㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.3m 全幅約1.6m エンジン 変速機: 4気筒 1.9L 90HP 4段変速
性能: 最高速170km/h  データーベースでオペル マンタのミニカー検索

オペル マンタ A SR ドイツ 1970年

 

 1965年のオペル GTに続くイメージアップの第2弾として、1970年に登場したのがマンタでした。この車は2ケ月ほど後に登場する4ドアセダンのアスコナをベースにしたスポーティカーで、大成功したフォード ヨーロッパのカプリに対抗する車でした。テールライトなどにオペル GTのイメージをだぶらせたスポーティなデザインは魅力的でした。カデット用の4気筒1.2L/1.6L/1.9L(90HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速170km/h(1.9L)の性能でした。1974年に燃料噴射で105HPにパワーアップした高性能版のGT/Eが追加されました。

 

 1975年にアスコナが2代目アスコナ Bにモデルチェンジし、マンタも2代目マンタ Bにモデルチェンジしました。基本的なデザインは先代を踏襲しながら、角形ヘッドライトのスラントノーズを持つデザインとなりました。エンジンなどの主要なメカも先代をそのまま踏襲していて、1976年に高性能版GT/Eは2L(110HP)エンジンに変わりました。1977年に3ドアハッチバックが追加されました。1981年にアスコナが前輪駆動化された3代目アスコナ Cにモデルチェンジした後も、マンタ Bは1988年まで生産されました。1981年にアスコナのWRCラリー仕様の後継車としてマンタ Bをベースにしたラリー仕様車 マンタ 400が登場し1984年まで使われました。(実車画像→ オペル マンタ B 1975)

 

 

 ミニカーは1971年に発売されたソリドの当時物です。マットブラックのボンネットでフォグラングを備えたスポーツ仕様のSRをモデル化しています。マンタの曲面的なデザインがうまく再現されていて、ソリドらしいレベルの高い出来ばえでドア開閉ギミック付です。ソリドは型番188Rで、ラリー仕様もモデル化しています。マンタ Aの当時物ミニカーはこのソリド製をコピーしたオートピレン、メルクリン、シュコーの1/66などがありました。当時物以外ではミニチャンプス、ノレブ、シュコーなどがあります。マンタ Bのミニカーはシュコー、ノレブ、ビテスの400 ラリー仕様、イクソのラリー仕様などがあります。以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

OPEL MANTA SR 1
OPEL MANTA SR 2

 以下は1977年頃に発売されたオートピレン製の当時物 オペル マンタ (1/43 型番345)の画像です。これは上記ソリド製をコピーした物ですが、単純なコピーではなくボンネットとトランクを開閉可能に改良してあり、ホイールをメタル製に変更しヘッドライトにラインストーンを使っています。ここまで変更するとオリジナルより面白みのあるミニカーになっていますので、もはやコピーとは言えないレベルになっています。こんな具合に独自の工夫を重ねてオートピレンはミニカーメーカーとしてのスキルを上げていきました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL MANTA SR 3
OPEL MANTA SR 4

 以下は1984年頃に発売されたビテス製のオペル マンタ 400 (1/43 型番132)の画像です。マンタ Bにオーバーフェンダーやリアスポイラーを追加したマンタ 400のストリート仕様をモデル化しています。ビテスとしては初期のミニカーで、当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。ビテスはパリ-ダカールなどマンタ 400のラリー仕様を10数種類モデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL MANTA 400 1
OPEL MANTA 400 2

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FORD CAPRI MK I 2300GT 1970 GERMANY

FORD CAPRI MK I 2300GT
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD CAPRI MK I 2300GT


MARKLIN 1822 1/43 101㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.3m 全幅約1.65m エンジン 変速機: 4気筒 2.3L 108HP 4段変速
性能: 最高速180km/h  データーベースでフォード カプリのミニカー検索

フォード カプリ MK I 2300GT ドイツ 1970年

 

 1967年にヨーロッパ フォードが設立され、ドイツ フォードとイギリス フォードはモデルの共通化を進めていきました。その最初の取り組みは1968年に登場したイギリス フォードのエスコートで、1969年からドイツでも生産されました。(エスコートを左ハンドル化しただけでしたが) その後イギリスとドイツの製造工場で生産することを意図して開発され、同じボディに両フォードが独自のエンジンを搭載したフォード カプリが1969年に登場しました。

 

 カプリはアメリカで大成功したマスタングのコンセプトをヨーロッパに適用したものでした。ロングノーズ ショートデッキのスポーティなスタイル、エンジンと内外装の豊富なオプション設定などマスタングと同じコンセプトが当たり、この車はアメリカ同様に大成功しました。ドイツ版のエンジンは4気筒1.3L/1.5L/1.7L、6気筒2.3L(108HP)/3L(138HP)など豊富なバリエーションがありました。3Lエンジン搭載車は最高速200km/hと高性能でした。 1974年にカプリ IIにモデルチェンジしました。(参照ページ→ イギルス フォードのカプリ)

 

 

 ミニカーは1970年に発売されたメルクリン製の当時物です。6気筒2.3Lエンジンを搭載した2300GTをモデル化しています。鉄道模型メーカーとして有名なメルクリンは、数は少ないですが、戦前から1980年代までミニカーを発売していました。特に1970年代に作られたものは、同社の高度な鋳造技術を使った素晴らしい出来ばえの物が多くありました。このカプリもその1台でプロポーションが良く、シャープな造形で当時のミニカーとして出色の出来ばえでした。ただしメルクリンのミニカーに共通して使われていたフリーホイールの外形が少し小さめな点、角型ヘッドライトに丸いラインストーンを使っている点、インパネの造形が簡素な点は今ひとつです。(フリーホイールの見た目はそう悪くないのですが) ボンネット/ドア/トランクが開閉するフルギミック付きで、板バネを使ったヒンジによる開閉動作はかっちりとした節度感があります。これ以外のカプリ MK I ドイツ版(左ハンドル)のミニカーはソリドの当時物のレース仕様車、デルプラド製の世界の名車シリーズ、ミニチャンプスの1/43と1/18、本ウェル(カララマ)の1/43と1/72などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD CAPRI 2300 1
FORD CAPRI 2300 2

 以下は室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD CAPRI 2300 3

 以下は1971年に発売されたソリド製の当時物 フォード カプリ MK I 2900 インジェクション (1/43 型番190)の画像です。1971年のスパ 24hで優勝したレース仕様車 #22をモデル化しています。ドイツ フォードはヨーロッパ ツーリングカー選手権に参戦する為のホモロゲーション用市販車としてRS2600を製作しました。RS2600はクーゲルフィッシャー製機械式燃料噴射装置(フューエル インジェクション)を装着して150HPにパワーアップしたV型6気筒2.6Lエンジンを搭載していて、レース仕様車は2.9Lまで排気量を拡大していました。(それで2900 インジェクションという名前になっています) RS2600は丸形4灯式ヘッドライトが採用され、レース仕様なのでバンパーが外され、オーバーフェンダー、チンスポイラー、補助灯が追加されています。ドア開閉ギミック付きです。 (実車画像→ フォード カプリ RS2600) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD CAPRI 2900 INJECTION 1
FORD CAPRI 2900 INJECTION 2

 以下は1974年に発売されたソリド製の当時物 フォード カプリ MK I 2600 RV (1/43 型番26)の画像です。1973年のルマンでエンジントラブルでリタイアした#55をモデル化しています。このルマンでは出場したカプリ 3台がすべてリタイアしていますが、前年の1972年ルマンでは総合10位でクラス優勝しています。上記のスパ 優勝車に比べると太いタイヤを収める為に前後のオーバーフェンダーが大きくなってより迫力のある外観になっています。ドア開閉ギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD CAPRI 2600 RV 1
FORD CAPRI 2600 RV 2

 以下は2002年に発売されたデルプラド製の世界の名車シリーズ フォード カプリ MK I (1/43 No.62)の画像です。製造メーカーは不詳ですが、フロント/リアの造形はうまく出来ていて、このシリーズのミニカーとしてはまずまずの出来ばえです。側面からみるとキャビン部分が少し大きめな感じで、プロポーション的には今一つです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD CAPRI 5
FORD CAPRI 6

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MERCEDES-BENZ 350SL (R107) 1971 GERMANY

MERCEDES-BENZ 350SL (R107)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 350SL (R107)


MARKLIN 1839 1/43 103㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.39m 全幅約1.79m エンジン 変速機: V型8気筒 3.5L 195HP 5/4段変速/4段自動変速
性能: 最高速215km/h  データーベースでメルセデス ベンツ SL(R107/C107)のミニカー検索

メルセデス ベンツ 350SL (R107) ドイツ 1971年

 

 350SLは前述した280SLの後継車として1971年に登場しました。初代コンパクト メルセデス(W114)のシャーシにSクラスのV型8気筒3.5L(195HP)エンジンを搭載した2シータ車で、ハードトップ又はソフトトップの脱着が出来ました。同時にホイールベースを254mm延長した4シータークーペ(トップは固定式)のSLC(C107)も登場しました。このSLCはSクラス クーペ(W111)の後継車でもありました。

 

 SLクラスは現在もスポーツカーとして続いていますが、SLCはSクラスのクーペ(高級パーソナルカー)といった性格の車(1990年代まで続いたSEC)に変わっていきました。1973年にはV型8気筒4.5L(225HP)、1974年には廉価版の6気筒2.8L(185HP)エンジンが追加されました。この車は1989年まで生産され、18年間の総生産台数は約24万台でした。1989年にSLシリーズ4代目(R129)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは鉄道模型の老舗メルクリンの当時物で、1971年に発売されました。メルクリンらしい肉厚の薄いシャープな造形で、当時物としてかなり良い出来ばえでした。(ホイールが当時流行だったフリーホイールになっているのが、今ひとつですが) これ以外の当時物ではコーギー、ノレブ、マッチボックスなどがありました。最近の物では、ミニチャンプス、イクソ、デルプラドの世界の名車シリーズなどがあります。 以下はメルクリンの350SLのフロント/リアの拡大画像と室内/ボンネットを開いたエンジン部の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ 350SL (R107) 1
MERCEDES-BENZ 350SL (R107) 2

 以下は1972年に発売されたコーギーの350SL(型番393)の画像です。コーギー流の玩具的なデフォルメ(寸詰まりになっている)がされています。このホイールもフリーホイールです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 350SL (R107) 3
MERCEDES-BENZ 350SL (R107) 4

 以下は2003年に発売されたデルプラド 世界の名車シリーズの350SL(No.42)の画像です。フロントウインドーが大き目でプロポーション的には今ひとつですが、一昔前の雑誌付きミニカーとしてはまずまずの出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 350SL (R107) 5
MERCEDES-BENZ 350SL (R107) 6

 以下は1971年に発売されたノレブのJETCARシリーズの350SL(型番821)の画像です。JETCARシリーズは当時の廉価版ミニカーでしたので灯火類などが簡素な仕上げですが、プロポーションは悪くないです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 350SL (R107) 7
MERCEDES-BENZ 350SL (R107) 6

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PORSCHE 917K 1971 GERMANY

PORSCHE 917K
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE 917K


BRUMM R221 1/43 100mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.12m 全幅約1.98m エンジン 変速機: 空冷水平対向12気筒 4.9L 600HP 5段変速
性能: 最高速354km/h  データーベースでポルシェ 917のミニカー検索

ポルシェ 917K ドイツ 1971年

 

 1969年のレギュレーション変更で排気量5Lのグループ4(スポーツカー)の認証に必要な生産台数が50台から25台に緩和されました。そこでポルシェはグループ4への進出を決め、908の8気筒をベースにして開発した水平対向12気筒4.5L(520HP)エンジンを搭載する917が1969年に登場します。シャーシはアルミ合金のスペースフレーム構造で、ボディはFRP製です。908と同じサスペンション連動のテールフラップを持つクーペスタイルで、ショートテールの917(1970年から917Kと呼ぶ)とロングテールの917 LHがありました。

 

 デビュー戦は1969年のスパで、たった1周でリタイアしています。このシーズンはルマンはリタイアで、オーストリアで1勝しただけでした。ハイパワー過ぎて操縦性に問題があったようです。1970年のポルシェはワークス活動を休止し、JWオートモーティブにレース活動を委託しました。エンジンが4.9Lに拡大され、917のショートテールはテール後端を跳ね上げてダウンフォースを得るデザインに変更され917Kとなりました。この改良で917Kは操縦性が向上し、10戦で7勝する強さを発揮しました。ルマンではポルシェ初の総合優勝を遂げ、メイクスチャンピオンも連覇しました。

 

 

 1971年も917Kの勢いは続き11戦で7勝(ルマンは連覇)し、メイクスチャンピオンを3連覇しました。917があまりに強かったのでレースが成立しなくなり、1972年にメイクスチャンピオンの対象が排気量3Lまでのオープントップ プロトタイプカーに限定され、917は参戦できなくなりました。そこでポルシェはカンナム(CAN-AM:カナディアン アメリカン チャレンジカップ)に軸足を移し、ターボチャージャーで1000HPにパワーアップした917/10Kを開発しました。1972年には917/30Kを追加しマクラーレンなどを退けて1972年のシリーズチャンピオンとなりました。(参照画像→ ポルシェ 917/30K)

 ミニカーはブルム製で、1994年頃の発売です。1971年モンザの優勝車をモデル化しています。現在の感覚でみると、テールフィンが分厚いなど大味なところがありますが、当時としては結構良い出来ばえでした。ブルムは917だけで約50種類のバリエーションを作っています。917のミニカーは非常にたくさんあります。当時物ではソリドの917Kと917/10、コーギーの917Kと917/10、マーキュリー、ポリトーイ、メーベトイなど当時の老舗ブランドのほとんどがモデル化しています。最近のものではミニチャンプス、オートアート、ノレブ、エブロなど約270種類がモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像と俯瞰画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PORSCHE 917K MONZA 1971 1
PORSCHE 917K MONZA 1971 2

 以下は1994年に発売されたブルムのポルシェ 917K #23 ルマン 1970 優勝車(1/43 型番R218)の画像です。1970年ルマンの優勝車をモデル化しています。このルマンではポルシェ 917L #3が2位、ポルシェ 908/2L #27が3位になり、1-3位をポルシェが独占しました。上述したモンザ優勝車の917Kはテールフィンが付いていますが、この917Kはテールフィンはなくテール後端が跳ね上がったデザインとなっています。ブルムは1970年ルマン関係の917だけでも10種類以上をモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE 917K LE MANS 1970 1
PORSCHE 917K LE MANS 1970 2

 以下は2000年に発売されたブルムのポルシェ 917K #20 'スティーブ マックイーン 栄光のルマン' (1/43 型番なし)の画像です。このミニカーは1971年に上映された映画 '栄光のルマン' で、主人公に扮するスティーブ マックイーンがドライブした劇中車#20をモデル化しています。この映画は1970年ルマンの実際の映像と映画用の映像を組み合わせて編集した、本格的なカーレース中心の映画でした。ルマンの実際の映像は撮影用にカメラを搭載したポルシェ 908/02 #29が1970年のルマンに参戦して撮影しました。ミニカーの箱は実車と同じ空/オレンジ色の専用箱で、箱の中にはスティーブ マックイーンと映画のハイライトシーンの画像が印刷された背景が付いていました。1000台の限定生産品でこれには箱に'No.0763/1000'というシリアル番号が表示されています。(値段は通常品の約2倍と高かったです) なお残念なことにドライバーフィギュア(スティーブ マックイーン)は付いていません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE 917K LE MANS 1970 3
PORSCHE 917K LE MANS 1970 4

 以下は1998年頃に発売されたブルムのポルシェ 917K #24 #25 スパ 1000㎞ 1970 (1/43 型番SR219)の画像です。1970年のスパ 1000㎞で優勝した917K #24とリタイアした917K #25の2台をセットにして、レースのスタートシーンを再現した物です。当時の実際の画像がWEB上にありましたので、それを再現しているのでしょう。(参照サイト→ SPA 1000㎞ 1970) 通常品にはドライバーフィギュアが付いていないのですが、これにはドライバーフィギュアが付いています。これも限定生産品で、値段が25000円とかなり高価でしたので、生産台数は多分500台以下でしょう。これと同じ物が梱包箱を変更して型番AS60(限定生産250台)で2015年に再販されました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE 917K SPA 1970 SET 1
PORSCHE 917K SPA 1970 SET 2

 以下は2018年に発売されたルマン24時間レースカーコレクションの917K ルマン #21 1970年(1/43 No.009)の画像です。メーカーはスパークの関連会社です。このルマン24時間レースカーコレクション シリーズに共通する、従来の雑誌付きミニカーのレベルを超えた良い出来ばえです。モデル化しているこの#21はエンジンのトラブルでリタイアしています。なお2020年にルマン24時間レースカーコレクションはNo.054で、優勝車の#23もモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE 917K LE MANS 1970 5
PORSCHE 917K LE MANS 1970 6

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MERCEDES-BENZ 350SE (W116) 1972 GERMANY

MERCEDES-BENZ 350SE (W116)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 350SE (W116)


SCHUCO 301-612 1/43 115㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.96m 全幅約1.87m エンジン 変速機: V型8気筒 3.5L 200HP 5/4段変速/4/3段自動変速
性能: 最高速205km/h  データーベースでメルセデス ベンツ W116のミニカー検索

メルセデス ベンツ 350SE (W116) ドイツ 1972年

 

 350SE(W116)が1972年に登場しました。W116はSクラスという名前が正式に採用され、そのSクラスの名声を確立させた車でした。幅広のフロントグリル、サイドマーカー付横長角形ライトの特徴的なフロントデザインは、高級車の代表としてずいぶん他社からコピーされました。先代よりボディは大きくなりましたが、新しい安全基準の採用で室内は狭くなりました。W116は4ドアセダンのみで、クーペやカブリオレの設定はありませんでした。

 

 当時開発されていた安全実験車の安全技術(世界初のABS、衝突時の衝撃をボディ前後で吸収する構造、汚れても視認性の良い段差付大型テールライトなど)が使われました。1974年のEUカー オブ ザ イヤーを受賞しています。当初のエンジンは6気筒2.8L(185HP)、V型8気筒3.5L(200HP)の2つでしたが、翌年にはV型8気筒4.5L(225HP)が追加されました。1975年に300SEL 6.3(W109)の後継者450SEL 6.9が登場しました。(詳細は後述) 1979年にW126にモデルチェンジしました。W116の総生産台数は約47万台でした。

 

 

 ミニカーはドイツのシュコー製で、1973年に発売されました。ライトをメッキパーツで表現するのは当時のシュコーの特徴でこの点はややレトロですが、当時のシュコーの1/43のミニカーは極めて素晴らしい出来ばえでした。精密に鋳造されたダイキャストボディは肉が薄く、ドア/ボンネット等の開閉ギミックも精度が高かったです。またエンジンや室内も当時としてはかなりリアルに出来ていました。これ以外の当時物ではガマの350/450SE、マッチボックスの450SE、トミカの450SELなどがありました。最近の物では、ミニチャンプス、ブレキナ、ノレブの1/18、イクソなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/エンジン部の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ 350SE (W116) 1
MERCEDES-BENZ 350SE (W116) 2

 以下は上記のシュコーのバリエーションで1973年に発売された350SE ポリス(型番616)の画像です。当時のドイツのポリス(POLIZEI)仕様はこのような白/緑のカラーリングが多いです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 350SE (W116) POLICE 1
MERCEDES-BENZ 350SE (W116) POLICE 2

 以下は1973年に発売されたガマの450SE(1/45 型番9680)の画像です。縮尺が1/45なので、シュコーよりほんの少しだけ小さいです。薄い空色のヘッドライトと妙なホイール以外は、シュコーと同じような感じでまずまずの出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 450SE (W116) 1
MERCEDES-BENZ 450SE (W116) 2

 以下は1973年に発売されたガマ スーパーの350SE(1/24 型番443)の画像です。ガマ スーパーは1/24の大スケールミニカーで、これ以外にもフォルクスワーゲン ビートルなど数種類ありました。そこそこリアルなフロントグリルや室内の造形、ステアリングホイールと連動した前輪操舵ギミックなど大きさに見合った出来ばえになっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 350SE (W116) 5
MERCEDES-BENZ 350SE (W116) 6

 以下はボンネットを開いたエンジン部、室内、前輪操舵ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 350SE (W116) 7
MERCEDES-BENZ 350SE (W116) 8

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