ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

ALFA ROMEO MITO 2008 ITALY

ALFA ROMEO MITO
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO MITO


MONDO MOTORS 53110 1/43 95㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.07m 全幅約1.72m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.4L ターボ 155HP 5/6段変速
性能: 最高速215km/h  データーベースでアルファ ロメオ ミトのミニカー検索

アルファ ロメオ ミト イタリア 2008年

 

 アルファ ロメオ初の小型高性能ハッチバック ミトが2008年に登場しました。盾型のグリルで一目でアルファ ロメオと分かる個性的なデザインは、余計な飾りがなくシンプルで魅力的です。フィアットのグランデ プントとプラットフォームを共有する前輪駆動車です。なおミト(MITO)という名前は、ミラノで設計されトリノで生産されたので、ミラノのMIとトリノのTOを組み合わせたもので、正式にはMI.TOとのことです。

 

 エンジンは4気筒1.6Lノンターボ(78-105HP)/ターボ(120-170HP)と4気筒1.3L/1.6L(120HP)ターボディーゼルで、当初は6段手動変速だけでしたが、後にデュアルクラッチ式の6段自動変速が追加されました。この車はアルファ D.N.Aシステムと呼ぶ走行制御システムを備えています。D.N.Aとはスポーツ走行(Dynamic)/市街地走行(Normal)/滑りやすい路面走行(All-weather)の略で、スイッチ操作でそれぞれの走行状態に応じてエンジン/パワーステアリング/ブレーキ/オプションの電子制御サスペンションなどの動作が切り替わります。ミトは小型車ながらアルファ ロメオの名前に恥じない凝った高性能車です。

 2009年には1.4L(170HP)ターボエンジンを搭載する高性能版のクアドリフォリオ ヴェルデ(Quadrifoglio Verde:四葉のクローバーの意)が追加されました。2016年のマイナーチェンジで、盾型グリルが大きくなるなど少しデザインが変更されました。

 

 

 ミニカーはモンド モータース製です。モンド モータースはイタリアの玩具メーカーのブランドで、2006年頃から比較的安価な1/43や1/24のダイキャスト製ミニカーを発売しています。このミトも定価約1000円の安価なミニカーですが、プロポーションが良く細かいところもきちんと作ってあって値段を考えるとかなり良い出来ばえです。(もちろん内装などはそれなりですが) これ以外のミトのミニカーでは、ノレブ、ミニチャンプス、Bブラーゴなどがあります。

ALFA ROMEO MITO 1
ALFA ROMEO MITO 2

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ALFA ROMEO 8C SPIDER 2008 ITALY

ALFA ROMEO 8C SPIDER
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO 8C SPIDER


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 283 1/43 103㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.28m 全幅約1.9m エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 4.7L 450HP 6段半自動変速
性能: 最高速290km/h  データーベースでアルファ ロメオ 8C(戦後)のミニカー検索

アルファ ロメオ 8C スパイダー イタリア 2008年

 

 高性能スポーツカー アルファ ロメオ SZ/RZ(1989年登場)の後継車として、アルファ ロメオ 8C コンペティツィオーネが2007年に登場しました。(実車画像→ アルファ ロメオ SZ) 名前は戦前の名車アルファ ロメオ 8Cに因んだものでした。2003年にコンセプトカーが発表され、ほぼそのままのデザインで量産化されました。近年のアルファ ロメオに共通する顔を持つダイナミックなデザインでした。後輪駆動方式の本格派2シータースポーツカーで、500台が限定生産されました。ボディはカーボンファイバー製で、パワートレインはマセラティ グランツーリスモ用のエンジン/トランスミッションを流用していました。

 

 2008年にオープン仕様の8C スパイダーが発表され、こちらも500台の限定生産でした。オープン化に伴い、ウインドーフレームが強化され、シート背後に転倒時の安全対策用ロールーバーが追加されました。追加されたトランクの手前に収納されているソフトトップは電動油圧式で開閉します。当時の価格は約2700万円で、日本国内には約70台があるそうです。

 

 

 ミニカーは2016年に発売された国産名車コレクション製です。オープン仕様の8C スパイダーをモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソはデアゴスティーニの「DeAgostini Supercars」シリーズ(国内版 「ザ スーパーカー コレクション」は一部地域で試験販売された)というミニカー付雑誌のNo.53でアルファ ロメオ 8C スパイダーをモデル化していますので、それと同じ物のようです。室内の仕上げが簡素なのを除けば、プロポーションが良く安価な雑誌付きミニカーとして上々の出来ばえで値段を考えるとお買い得です。ただオープンカーで良く見える室内が黒一色なのは興ざめですので、シートに彩色するなど一手間かけてくれれば見違えるのですが。。(なおインパネのメーターは印刷処理されています) これ以外の8Cのミニカーとしては、M4、ミニチャンプス(1/43と1/64)、スパーク(レジン製)、Bブラーゴ(1/18)、京商(1/64)、シュコー(1/24)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALFA ROMEO 8C SPIDER 1
ALFA ROMEO 8C SPIDER 2

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LANCIA DELTA III 2008 ITALY

LANCIA DELTA III
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LANCIA DELTA III


MONDO MOTORS 53112 1/43 106㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.52m 全幅約1.8m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.4L ターボ 150HP 6段変速/6自動変速
性能: 最高速210km/h  データーベースでランチア デルタのミニカー検索

ランチア デルタ III イタリア 2008年

 

 ランチア デルタの2代目が1993年に登場しました。初代のデザインを踏襲した3/5ドアハッチバックスタイルで、フロントがカッパと同じような顔つきになっていました。初代デルタのセダン仕様だったプリズマの後継車デドラ(1989年)とシャーシを共有する横置きエンジンの前輪駆動車で、エンジンは先代とほぼ同じでした。初代デルタの高性能版インテグラーレが1995年まで併売されていたので、デルタ 2代目はその陰に隠れて目立たない存在の車でした。1999年に生産中止となりました。(実車画像→ ランチア デルタ 2代目)

 

 ランチア デルタの3代目が2008年に登場しました。コンセプトカー ディアロゴスから始まったランチアの新しい顔が、高級車らしい雰囲気に発展しました。この上品な感じのするクーペスタイルの5ドアハッチバックは良いデザインだと思います。従来のデルタよりボディはかなり大きくなり、車の性格は高級セダン志向に変わりました。先代と同じ横置きエンジンの前輪駆動車で、エンジンは当初は4気筒1.4L/(120-150HP)ターボと4気筒1.6L(120HP)ターボディーゼルで、後に4気筒1.8L(200HP)ターボと4気筒1.9L/2Lターボ ディーゼルなどが追加されました。

 

 

 内装は本革シートなど豪華で、電動パワステによる車線維持システムや縦列駐車の支援システムなど先進的な装置も充実していました。2011年のマイナーチェンジでフロントグリルがクライスラー風のグリルに変更されました。2011年以降にイギリスではクライスラー デルタとして販売されました。2014年に生産中止となり後継車は現在(2020年)のところ出ていません。

 ミニカーはイタリアのモンドモータース製で、2009年に発売されました。モンド モータースはイタリアの玩具メーカーのブランドで、2006年頃から比較的安価な1/43、1/24、1/18のダイキャスト製ミニカーを発売しています。このデルタも定価約1000円と安価ですが、プロポーションが良くカラーリングがきれいで、値段を考えるとお買い得のミニカーです。(もちろん内装などの再現は値段相応に簡素ですが) これ以外のデルタ 3代目のミニカーはノレブしかありません。なおデルタ 2代目は実車の人気がなかったからでしょうか、量産ミニカーがありません。(少量生産のレジン製がありますが) 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LANCIA DELTA III 1
LANCIA DELTA III 2

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LAMBORGHINI ESTOQUE 2008 ITALY

LAMBORGHINI ESTOQUE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LAMBORGHINI ESTOQUE


IXO MOC176 1/43 121㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.15m 全幅約1.99m エンジン 変速機: DOHC V型10気筒 5.2L 560HP 
 7段半自動変速 4輪駆動
性能: 最高速 不詳    データーベースでランボルギーニ エストーケのミニカー検索

ランボルギーニ エストーケ イタリア 2008年

 

 ランボルギーニ エストーケは2008年のパリ サロンで発表されたコンセプトカーでした。ランボルギーニ初のフロントエンジン搭載の4ドアセダンを提案しており、2009年に発売されたポルシェ パナメーラと似たようなコンセプトの車です。発表時点でエンジンなどのパワートレーンは、ガヤルドのものを流用していましたが、将来的にはV型12気筒エンジンやV型8気筒エンジンでのハイブリッドを検討していたようです。

 

 ただこの車は発表されてから15年経ちましたが、市販化する予定はなさそうです。新規シャーシを熟成する必要があることと、従来のランボルギーニのユーザー層に4ドアセダンが支持されるかどうかを危ぶんでいることが理由だと思われます。ランボルギーニは従来のユーザー層にも受け入れられそうなSUVのウルス(2012年発表)のほうを先に市販化することにし、2018年に発売されました。(実車画像→ ランボルギーニ ウルス)

 

 

 ミニカーは2015年に発売されたイクソ製です。イクソのミニカーとしては標準的な良い出来ばえです。ランボルギーニのロゴが付いたステアリングホイールと白/灰緑色の内装、リアライト/リアエンブレムなど細かい部分も結構良く出来ています。値段がレジン製のように高くなく、安定した製造品質で個体差がほとんどないイクソはお薦めのブランドです。(ダイキャスト製で不良品を少なくする品質管理がきちんとできているから、そこそこの値段を設定できるのです) エストーケはコンセプトカーですが、モンドモータースの1/18、1/24、1/43など既に約十種類のミニカーが出ています。またウルスはトミカの1/66、オートアートの1/18、アイドロン(レジン製)などから既に50種類以上のミニカーが出ています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LAMBORGHINI ESTOQUE 200 1
LAMBORGHINI ESTOQUE 200 2

データーベースでランボルギーニ ウルスのミニカー検索

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NISSAN FAIRLADY Z COUPE (Z34) 2008 JAPAN

NISSAN FAIRLADY Z COUPE (Z34)
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NISSAN FAIRLADY Z COUPE (Z34)


NISSAN CAR COLLECTION (NOREV HACHETTE) 41 1/43 101㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.25m 全幅約1.85m エンジン 変速機: V型6気筒 3.7L ターボ 336HP 6段変速/7段自動変速
性能: 最高速250km/h (輸出仕様 リミッター付)  データーベースでフェアレディ Z Z34型のミニカー検索

日産 フェアレディ Z クーペ Z34型 日本 2008年

 

 フェアレディ Z 6代目 Z34型が2008年に登場しました。デザイン的には先代を踏襲していますが、初代Zの持つロングノーズというイメージに近づける為に、ホイールベースが100㎜短縮されました。確かに前車軸より先のノーズ部分が少し長くなっていますが、個人的にはそれほどロングノーズになったとは思えません。それよりもヘッドライトとリアライトがブーメラン型になったのが見た目では大きく変わりました。先代同様に2シーターのみで、電動ソフトトップのロードスターが2009年に追加されました。

 

 エンジンは先代と同じV型6気筒ですが、排気量が3.7Lに拡大され、国外では370Zの名前で販売されました。2012年のマイナーチェンジで、はフロントバンパーのデザインが変更されLEDのデイライト(昼間点灯ライト)が追加されました。2009年にサスペンションをチューンしエンジンを355HPにパワーアップし、リアスポイラーなどの空力パーツを装備したバージョン ニスモ(アメリカではニスモ 370Z)が追加されました。2013年にバージョン ニスモはニスモに変わりました。 2022年のビッグ マイナーチェンジで、エンジンがV型6気筒3Lターボ に変更され、外観が大きく変更されたRZ34型となりました。(実車画像→ 日産 フェアレディ Z RZ34型)

 

 

 ミニカーは2010年に発売されたアシェット 日産名車コレクション製です。メーカーはノレブで、ノレブらしい上手い造形で特徴的な灯火類がリアルに再現され、実車の雰囲気が良く再現されています。安価な雑誌付きミニカーなのでコストダウンで彩色はされていませんが、室内もそこそこ良く再現されています。ノレブは自社ブランド(型番420150)で、内装等の仕上げをレベルアップした370Z(左ハンドル)を発売しています。ノレブ以外ではトミカ、トミカ リミッテド、エブロ、レジン製ではハイストーリーやWIT'Sなどがあります。ロードスターはトミカと京商がモデル化しています。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN FAIRLADY Z COUPE (Z34) 1
NISSAN FAIRLADY Z COUPE (Z34) 2

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