ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

NISSAN SKYLINE COUPE (V36) 2007 JAPAN

NISSAN SKYLINE COUPE (V36)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE COUPE (V36)


NISSAN CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) No.50 1/43 110mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.66m 全幅約1.82m エンジン 変速機: DOHC V型 6気筒 3.7L 333HP 6段変速/5/7段自動変速
性能: 最高速180km/h (リミッター制限)  データーベースで日産 スカイライン 12代目のミニカー検索

日産 スカイライン クーペ V36型 日本 2007年

 

 2006年に日産 スカイライン 12代目(V36型)が登場しました。外観は先代(V35)のフロントグリルと丸型リアライトを継承し、車幅が拡大されよりワイドなスタイルとなりました。先代はインフィニティのGシリーズとして北米市場で販売され評価が高かったので、北米市場を重視した新設計の高剛性/軽量化されたプラットフォームが採用されました。DOHC V型6気筒2.5L/DOHC 3.5L(315HP)エンジンを搭載する後輪駆動/4WD車でした。当初はセダンのみで、クーペは先代が併売されましたが、2007年にクーペもV36型にモデルチェンジしました。(クーペは全長が100㎜ほど小さい)

 

 2008年にV型6気筒/3.7L(330HP)エンジンとそのエンジンに7段自動変速機が追加されました。2009年に派生車としてSUVタイプのスカイライン クロスオーバー(北米ではインフィニティ EX)が登場しました。(実車画像→ 日産 スカイライン クロスオーバー 2009) 2010年のマイナーチェンジで後期型となり、ヘッドライト/フロントグリルと前後バンパーの意匠が変更されました。2013年に北米で新型のインフィニティ Q50が登場し、国内では2014年にスカイライン 13代目(V37)として登場しましたが、国内版はハイブリッドだけとなりました。(実車画像→ 日産 スカイライン 2014)

 

 

 ミニカーは2010年に発売されたアシェット製 日産名車コレクションです。スカイライン 12代目 クーペ 370GTをモデル化しています。日産名車コレクションの初期物はノレブ製でしたが、これはイクソ製です。イクソはOEMで京商 Jコレクションのスカイライン クーペ (V36) (型番JC48001)を製造していましたので、それを流用していました。プロポーションが良く、フロントグリル/ヘッドライトやホイールがリアルで、実車がうまく再現されていました。安価な雑誌付きミニカーながら、室内のインパネのメーター類が印刷されているなど細部がリアルに再現されていました。これ以外のスカイライン 12代目のミニカーは京商 Jコレクションのセダンとクーペ、トミカのセダンとクロスオーバー 1/62、RAI'Sのポリス仕様、WIT'S(レジン製)のクーペなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN SKYLINE COUPE (V36) 1
NISSAN SKYLINE COUPE (V36) 2

日産 スカイライン 13代目のミニカー→ データーベースで日産 スカイライン 13代目のミニカー検索"

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NISSAN GT-R BLACK EDITION (R35) 2007 JAPAN

NISSAN GT-R BLACK EDITION (R35)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN GT-R BLACK EDITION (R35)


EBBRO 44102 1/43 109mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.65m 全幅約1.9m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 3.8L ターボ 480HP 6段DCT 4WD
性能: 最高速309km/h (輸出仕様)  データーベースで日産 GT-Rのミニカー検索

日産 GT-R R35型 ブラック エディション 日本 2007年

 

 日産の人気車種であったスカイライン GT-R (R34)の実質的な後継車として、スカイラインの名前を外したGT-R (R35)が2007年に登場しました。外観は独立したトランクを持つ4人乗りの2ドアクーペで、丸形4灯式リアライトなど従来のスカイライン GT-Rのイメージを継承していました。当初はスカイライン系プラットフォームをベースにした開発が行われましたが、2004年からは専用プラットフォームの採用が決まり、2005年にプロトタイプのGT-Rプロトが公開されました。(実車画像→ 日産 GT-Rプロト 2005)

 

 専用プラットフォームはエンジンを前方に搭載しデュアルクラッチ変速機とリアデフ、さらに4WDなので駆動力を前後輪に分配するトランスファーも一体化して後輪部分に配置するトランスアクスル方式です。このエンジンとトランスミッションをつなぐトルクチューブを持たない世界初の独立型トランスアクスル4WD構造で前後重量配分を最適化しているのがGT-Rの最大の技術的特徴です。DOHC V型6気筒3.8Lターボ(480HP)エンジンが搭載され、マニュアル変速はなく6段DCT自動変速で路面状況に応じて変速モードを変更できます。スーパーカー並みに高性能ですが、エアコンやオーディオを装備しある程度の実用性もあり、運転技術に関係なくスーパーカーの魅力を感じることができるそうです。(当初のベース価格は777万円で今はもっと高いので買える人は限られますが) 

 

 

 GT-Rは毎年変更を加えるモデルイヤー制を採用しているので、中身は毎年変化しています。エンジンは徐々にパワーアップされて2017年は570HPになっています。外観も2010年、2013年、2017年のマイナーチェンジでフロント/リア周りの意匠が変更されています。2009年に2人乗りでレース仕様のチューニングをした特別仕様車のスペック V、2010年に内装を豪華にした上級仕様のエゴイスト、2014年にエンジンを600HPにパワーアップし足回りを固めたニスモ仕様などが設定されました。モータースポーツでは2008年からスーパーGTのGT500クラスにGT-R レース仕様車が参戦して活躍しています。2019年のGT-R生誕50周年を記念してイタリアのイタル デザインがデザインした特別仕様車 GT-R50 BY イタル デザインが2021年から50台限定生産されました。日本国内では輸入車(イタリア車)扱いで価格は約1.5億円だそうです。これ以外にも特別仕様車がたくさんあります。

 ミニカーは2008年に発売されたエブロ製の当時物です。日産 GT-R (R35)の初期型で専用の内装色が選択できたブラックエディションをモデル化しています。エブロらしいリアルな造形でとても良く出来ていました。ホイールや室内(特に赤いラインの付いたバケットシート)などの細部も良く再現されていました。GT-R (R35)のミニカーはレース仕様車も含めると約1000種類ほどもあり、同一車種としては今までで一番多くミニカー化されていると思われます。(この状況は少しやり過ぎだと思いますが) 主な物としてはトミカ、トミカ リミッテド、オートアートの1/18、エブロのレース仕様、アイドロン(レジン製)、IDEA(レジン製)の1/18、イグニッションモデル(レジン製)の1/43と1/18、京商の1/43と1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN GT-R BLACK EDITION (R35) 1
NISSAN GT-R BLACK EDITION (R35) 2

 以下は2012年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションの日産 GT-R (R35) 2008 (1/43 No.166)の画像です。これも日産 GT-R (R35)の初期型をモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソは別ブランドのプレミアムXと京商ブランドのOEMでGT-Rをモデル化していましたので、それを流用した廉価版です。安価な雑誌付きミニカーでしたので、上記のエブロ製と比べると多少雑な仕上げの部分もあります。ただ全体的な印象はエブロ製とあまり遜色のない良い出来ばえで、ホイールや室内などの細部も値段を考えるとそこそこ良く再現されていました。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN GT-R (R35) 2008 1
NISSAN GT-R (R35) 2008 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN GT-R (R35) 2008 1
NISSAN GT-R (R35) 2008 2

 以下は2017年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションの日産 GT-R (R35) 2017 (1/43 No.288)の画像です。こちらは2017年のマイナーチェンジ後の日産 GT-R (R35)をモデル化しています。メーカーはイクソで、上記のイクソ製GT-R初期型を2017年式に変更していました。2017年式はフロント/リアの意匠とホイールと室内のインパネが変更されているのですが、その変更がきちんと再現されていました。(室内は見難いのですが変更されていることは明らかです) カラーリングもマイナーチェンジで追加された新色のオレンジとなっていました。安価な雑誌付きミニカーで年式による変更点をここまでリアルに再現しているのはたいしたものだと思います。ただこれはイクソが京商ブランドでGT-R 2017年式を製作していてその型を流用しているからできることで、そうでなければこの値段ではつくれません。(実車画像→ 日産 GT-R 2017) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN GT-R (R35) 2017 1
NISSAN GT-R (R35) 2017 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。フロント部分の変更はわかりやすいですが、リアも型を変更してマイナーチェンジ後の形状に変更されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN GT-R (R35) 2017 1
NISSAN GT-R (R35) 2017 2

 以下は2022年に発売されたアシェット製 国産名車プレミアムコレクションの日産 GT-R (R35) 2012 (1/43 No.20)の画像です。メーカーは中国のSUMS MODELで同社のオールモーストリアル(ALMOST REAL)ブランドでモデル化しています。2012年式をモデル化していますので、フロントグリル/バンパーの意匠が上記3台と微妙に違っています。ここに載せたGT-R (R35)のミニカーはいずれもレベルの高い出来ばえですので、年式による多少の違いはありますが、ほとんど同じように見えます。室内の造形などの細部の仕上げもほとんど同じようなレベルです。(いずれも中国の工場で作っているので同じようになるのです) ただこのプレミアムコレクション製はフロントグリルのGT-Rのロゴが小さめで判別しづらいのが今一つです。(このようなロゴは縮尺を無視して多少大きめに作るのが良いのです 縮尺どおりに作るのが良いわけではありません) (実車画像→ 日産 GT-R 2017) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN GT-R (R35) 2012 1
NISSAN GT-R (R35) 2012 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。2012年式ですので2010年のマイナーチェンジで変更された拡大されたフロントグリル開口部、バンパーに追加されたLEDデイライトが再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN GT-R (R35) 2012 3
NISSAN GT-R (R35) 2012 4

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NISSAN EXTRAIL (T31) 2007 JAPAN

NISSAN EXTRAIL (T31)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN EXTRAIL (T31)


JAPANESE CAR COLLECTION (NOREV HACHETTE) No.131 1/43 108mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.59m 全幅約1.79m エンジン 変速機: 4気筒 2L ターボ ディーゼル 173HP
 CVT 6段変速/6段自動変速 FF/4WD
性能: 最高速184km/h (輸出仕様)  データーベースで日産 エクストレイルのミニカー検索

日産 エクストレイル T31型 日本 2007年

 

 2007年に日産 エクストレイル 2代目(T31)が登場しました。ボディは少し大きくなり、外観は大ヒットした先代のデザインをほとんどそのまま継承しフロントグリルを目新しくしていました。4WDは先代と同じスタンバイ式4WDでしたが、「オールモード4X4-i」と呼ぶ前後トルク配分を最適に制御するシステムに改良されました。エンジンはDOHC 4気筒2L(137HP)とDOHC 4気筒2.5L(170HP)で、先代の高性能なターボ仕様はなくなりました。ボディ塗装の一部の色に軽い傷なら時間が経つと修復する特殊な塗装「スクラッチシールド」を採用していました。

 

 2008年にルノーと共同開発したコモンレール式のDOHC 4気筒2L(173HP)ターボ クリーン ディーゼルエンジンを搭載した20GTが追加されました。20GTは欧州仕様がベースだったので、外観はフロントグリル/バンパーなどが異なっていました。またこのエンジンは3.5Lガソリンエンジン並みの高トルクでディーゼル特有の騒音も少なく低燃費で高性能でした。2010年のマイナーチェンジでフロントグリルとヘッドライトが20GTと同じような意匠に変更されました。2013年にエクストレイル 3代目(T32)にモデルチェンジしました。クリーン ディーゼル仕様車は2015年まで生産されました。(実車画像→ 日産 エクストレイル 2013)

 

 

 ミニカーは2011年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションです。メーカーはノレブで、ノレブは自社ブランド(型番420112)でエクストレイル 2代目をモデル化していましたので、それを流用して室内の仕上げなどを簡素化した廉価版でした。複雑な形状のヘッドライトがリアルに再現されていて、実車の雰囲気がうまく再現されていました。安価な雑誌付きミニカーですので、内装のメーター印刷が省かれているなど簡素な仕上げになっていました。これ以外のエクストレイル 2代目のミニカーはトミカの1/62、上述したノレブ、京商 Jコレクション、日産名車コレクションの20GT、 RAI'Sのポリス仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN EXTRAIL 20GT CLEAN DIESEL (T31) 1
NISSAN EXTRAIL 20GT CLEAN DIESEL (T31) 2

 以下は2010年に発売されたアシェット 日産名車コレクションの日産 エクストレイル 20GT クリーン ディーゼル 2008 (1/43 No.44)の画像です。20GT クリーン ディーゼルをモデル化しています。上記はノレブ製でしたが、これはイクソ製です。イクソは京商 Jコレクション ブランドのOEMでエクストレイル 2代目(型番JC47001)をモデル化していますので、それを流用して室内の仕上げを簡素化した廉価版です。上記とはフロントグリルが異なる20GTのデザインになっていて、サイドアンダーミラーが付いています。これも実車の雰囲気がうまく再現されていて良く出来ていました。 同じ雑誌付きミニカーですが、内装の仕上げはインパネのメーターが印刷されているなどこちらの方が少しリアルに出来ています。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN EXTRAIL (T31) 2007 3
NISSAN EXTRAIL (T31) 2007 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN EXTRAIL (T31) 2007 5
NISSAN EXTRAIL (T31) 2007 6

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MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X 2007 JAPAN

MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 212 1/43 104mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.81m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L ターボ 280HP 5段変速/6段半自動変速 4WD
性能: 最高速180km/h (国内仕様)  データーベースで三菱 ランサー エボリューションのミニカー検索

三菱 ランサー エボリューション X 日本 2007年

 

 2005年に三菱 ランサー エボリューション IXが登場しました。基本的なデザイン/構造は先代と同じでしたが、先代で不評であった富士山型のフロントグリルがなくなり、エンジンに連続可変バルブタイミング機構「MIVEC」が採用されました。馬力はそのままでしたが高回転域での応答性が向上しました。またリアバンパーにディフューザーが追加され、リアの車高を5㎜下げるなど空力特性を改良していました。ランサー ワゴンのボディを流用したランサー エボリューション ワゴンが追加されました。(実車画像→ 三菱 ランサー エボリューション IX)

 

 2007年にランサー 7代目がギャラン フォルティス(海外向けの名前はランサー)の名前で登場しました。逆スラントしたノーズの採用で、他社にない個性的なデザインのセダンになっていました。このギャラン フォルティスをベースにして、2007年にランサー エボリューション Xが登場しました。エンジンは従来の物から新型のDOHC4気筒2L(280HP)ターボに変更され、変速機はツイン クラッチ式の6段半自動変速が採用されました。4WDシステムは新開発の車両運動統合制御システム「S-AWC」が採用されました。2015年にランサー エボリューションはこの世代で生産終了となりました。(実車画像→ 三菱 ギャラン フォルティス)

 

 

 ミニカーは2014年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションで、メーカーはイクソです。国産名車コレクションはエボリューション 初代エボリューション 6代目もモデル化していて、どちらもまずまずの良い出来ばえでした。このエボリューション 10代目もプロポーションが良く、灯火類などの細部の仕上げもまずまずで安価な雑誌付きミニカーとしては良い出来ばえでした。イクソはカタログ モデルでもランサー エボリューション Xのラリー仕様など20数種類をモデル化しています。イクソ以外のエボリューション 10代目のミニカーはトミカの1/64、京商(イクソのOEM)、ビテスのラリー仕様、LA-X(レジン製)、TARMACの1/64などがあります。 三菱 ギャラン フォルティスはWIT'S(レジン製)がモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X 1
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X 2

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MITSUBISHI i-MiEV (EV) 2007 JAPAN

MITSUBISHI i-MiEV (EV)
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MITSUBISHI i-MiEV (EV)


J-COLLECTION JC59001WG 1/43 80㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.4m 全幅約1.48m エンジン 変速機: 電動モーター 47kW (64HP) 
性能: 最高速130km/h 航続距離 約120km データーベースで三菱 iのミニカー検索

三菱  i-MiEV (電気自動車) 日本 2007年

 

 三菱の電気自動車 i-MiEVは2006年に発表され2009年から販売されました。軽自動車の三菱 i (2006年発売)をベースにした世界初のリチウムイオン電池を搭載する量産電気自動車でした。GS湯浅系のジャパンエナジーが製造する容量16kWhのリチウムイオン電池(電圧330V 重量200kg)を車体床下に搭載し、リアに配置した出力47kW(64HP)の電気モーターで減速ギヤとデファレンシャルギヤを介して後輪を駆動する構造でした。航続距離は一般的な市街地走行で約120km、最高速130km/hの性能でした。急速充電(80%まで30分)と普通充電(100V/200V(満充電まで14時間))が可能で、三菱自動車ディーラーに充電器が整備され、CHAdeMO協議会が推進する急速充電器も使えました。

 

 当初は法人向けに販売され価格は459.9万円(国のEV補助金139万円が適用可能)で、2010年から個人向けにも販売されました。2011年のマイナーチェンジで廉価版が設定され、東芝製のリチウムイオン電池が採用されました。2018年のマイナーチェンジで、保安基準に対応してバンパーが変更されて全長がが少し大きくなり軽から小型車規格となりました。国外ではフランスのPSAグループにOEM納入され、プジョー iOn(イオン)、シトロエン C-ゼロとして欧州で販売されました。2021年に生産中止となり、国内外の総生産台数は約2.3万台(国内約1.1万台)でした。生産台数は少なかったですが、i-MiEVは電気自動車の実用化に大いに貢献しました。(実車画像→ プジョー iOn (イオン) 2010)

 

 

 ミニカーは2010年に発売された京商 Jコレクション製で、正式発表された当時のプレゼンテーション仕様をモデル化しています。実車に即したカラーリングでi-MiEVの独特な顔つきと丸みのあるボディがうまく再現され、レベルの高い出来ばえでした。室内のインパネなどの細部も良く再現されています。(フロントウィンドー下のワイパーが目立つのも実車どおりです) 京商 Jコレクションはバリエーションで関西電力実証走行試験車両、量産仕様、タクシー仕様など数種類をモデル化しています。これ以外のi-MiEVのミニカーは、これを流用しているアシェット製 国産名車コレクション、ビテス、トミカとトミカリミッテドの1/58、トミーテックの1/150、童友社の1/64、ノレブの欧州OEM版のプジョー イオンとシトロエン C-ゼロなどがあります。  以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MITSUBISHI i-MiEV 1
MITSUBISHI i-MiEV 2

 以下は2013年に発売されたアシェット製 国産名車コレクション製の三菱 i-MiEV 2009 (1/43 No.183)の画像です。これはモーターショーに展示されたショーカーをモデル化しているようです。メーカーはイクソで、イクソはOEMでJコレクションのミニカーを製造していますので、上記のJコレクションの型を流用して内装などの仕上げを簡素化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI i-MiEV 3
MITSUBISHI i-MiEV 4

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