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GM ポンティアック ファイアーバード トランザム アメリカ 1982年
GM ポンティアック ファイアーバード 3代目が1982年に登場しました。先代同様にシボレー カマロとシャシーを共有する兄弟車でした。排ガス対策でパワーダウンしたエンジンで従来通りの性能を確保し燃費向上を図る為、シャーシが一新されてボディは小型/軽量化されました。ボディ形式は2ドアクーペのみで、先代と似たイメージのボディを目新しくする為にリトラクタブルヘッドライトが採用されました。当初から脱着可能なTバールーフ仕様がありましたが、1991年にはフルオープン仕様のコンバーチブルが設定されました。
エンジンは標準が4気筒2.5L(90HP)、オプションでV型6気筒2.8L、高性能グレードのトランザム用としてV型8気筒5L(150HP)がありました。1987年にV型8気筒5.7L(240HP)エンジンを搭載したトランザム GTAが設定されました。1989年にトランザム20周年記念モデルとしてV型6気筒3.8Lターボ(250HP)エンジンを搭載したトランザム ターボが設定されました。約84万台が1992年まで生産されてファイアーバード 4代目にモデルチェンジしました。なお1980年代にアメリカで放映されたTVドラマ「ナイトライダー」の主人公の愛車 ナイト 2000はファイアーバード 3代目 トランザムをベースにしていました。(実車画像→ ポンティアック ファイアーバード 1993)
ミニカーは2021年に発売されたイクソ製です。1982年式トランザムの限定生産車をモデル化しています。実車に即した黒と金のカラーリングで、ボンネット上には金色で火の鳥のロゴとその横に「5.0 LITER H.Q」と表示されています。(H.QはHIGH QUALITYの略だと思いますが、何がH.Qなのかは不明) 全体的なプロポーションが良く、フロント/リアの造形や室内インパネなどの細部がリアルに再現されていて、とても良く出来ていました。これ以外のファイアーバード 3代目のミニカーはマッチボックスの当時物、トミカの当時物、ポリスティルの当時物 1/25、ジョニーライトニングの1/64、ネオ(レジン製)のトランザム GTAなどがあります。 以下はフロント(ボンネットのロゴ)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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メルセデス ベンツ 190E (W201) ドイツ 1982年
メルセデス ベンツ初のコンパクトカーとして、190シリーズ(W201)が1982年に登場しました。それまでコンパクト メルセデスと呼ばれていたW123はSクラスに較べてコンパクトだという意味でしたが、この190シリーズ(W201)は現在のトヨタ カローラと同じぐらいの大きさで確かにコンパクトでした。外観はSクラス(W126)のイメージを巧みに取り込んだデザインで、空力的にも優れていました。当初のエンジンは4気筒2Lで、その後4気筒2.2L/2.3L、6気筒2.6L、ディーゼルの4気筒2L/2.2Lと5気筒2.5Lなどが追加されました。
1986年には2.3L(135HP)エンジンを積む高性能版190E 2.3が登場し、さらにドイツ ツーリングカー選手権(DTM)へのホモロゲーション用にイギリスのコスワースがエンジンをDOHC化した190E 2.3-16も追加されました。190はDTMで優勝するなどレースで活躍し、メルセデス ベンツのイメージにスポーティさを付け加えました。(DTM参戦はライバルのBMWなどに対抗する戦略でした) 1993年にCクラス初代のW202にモデルチェンジしました。
ミニカーは1983年に発売されたガマ製の当時物です。空色に着色されたヘッドライト/ウィンドーは当時のガマの特徴でそこは今一つなのですが、それ以外はロゴ入りのホイールや室内などがそこそこリアルに仕上げてありました。ドア/トランクが開閉するギミック付きです。これ以外の当時物ミニカーではマッチボックス、ポリスティル(1/25)、ブラーゴ(1/24)などがありました。当時物以外ではミニチャンプスがレース仕様も含めて100種類近く、イクソ、オートアート、アシェット 国産名車コレクション、トミカ リミッテド、スパーク(レジン製)のレース仕様などたくさんあります。 以下はフロントの拡大画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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BMW 528i (E28) ドイツ 1982年
BMW 5シリーズの2代目(E28)が1982年に登場しました。初代を少しリファインしたスタイルで一見するとほとんど変わっていませんが、ボンネットのプレスラインやテールライトの形状が変わっていました。当初のエンジンは4気筒1.8L、6気筒2L/2.5L/2.8Lで、車名のiは燃料噴射付を意味しています。
1983年にBMW初のディーゼルエンジン6気筒2.4L(86HP)が追加されました。(当時のヨーロッパではディーゼルは必須でした) 1985年に6気筒3.4L(182HP)エンジンの535iが追加されました。BMW M1用を改良したDOHC6気筒3.4L(286HP)エンジンを搭載した高性能版のM5が1985年に設定されました。M5は最高速250km/hで当時世界最速の4ドアサルーンでした。1988年に5シリーズの3代目E34にモデルチェンジしました。
ミニカーは1982年に発売されたガマの当時物です。前述したシュコー製の5シリーズ 初代の525と作風が良く似ていますが、これは倒産したシュコーの型をガマが引き継いで生産したからで、シュコーの型職人が関係していたのでしょう。倒産前のシュコーと同じような良い出来ばえで、ドア/トランク開閉ギミックが付いています。ミニカーで5シリーズ 初代の525と並べてみると、デザインはほぼ同じながら大きさなどが変わっていることがわかります。(実物でこのような比較は簡単にできませんが、ミニカーでは簡単にできます) 初代と見た目があまり変わらないことから、5シリーズ 2代目(E28)の当時物ミニカーはこのガマ製しかありません。当時物以外では、ヘルパ、シュコー ジュニア、オートアートのM5があります。以下はフロント/リアの拡大画像とトランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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BMW 323i (E30) ドイツ 1982年
BMW 3シリーズの2代目(E30)が1982年に登場しました。初代とほぼ同じスタイルで、フロントグリル横のウインカーがバンパー下に移動し、全モデルが4灯式ヘッドライトとなりました。まず2ドアセダンとタルガトップ式カブリオレが登場し、その後1983年に4ドアセダン、1989年にステーションワゴンが追加されました。当初のエンジンは4気筒1.5L/1.6L/1.8L、6気筒2L/2.3Lでした。
1985年には6気筒2.3Lが2.5Lになり、2.5Lディーゼルエンジン(324d)が追加されました。同年にカブリオレがフルオープンに変わり、BMW初のフルタイム4WD仕様の325iXも登場しました。1987年のマイナーチェンジで、車幅灯内蔵式ヘッドライトが採用され、リアライト形状が変わりました。1989年にDOHC4気筒1.8L(136HP)エンジンを搭載した高性能版318isが追加されました。BMW E30は「六本木のカローラ」と呼ばれたほど、日本でも良く売れた車でした。1990年に3シリーズ 3代目(E36)にモデルチェンジしました。
ミニカーはガマの当時物で、1983年に発売されました。プロポーションが良くシャープな造形で、当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。前述したガマ製のBMW 528i同様、これも倒産したシュコーの型職人が関係しているようで、シュコーとよく似た作風でした。ガマはカブリオレとツーリングもモデル化していました。 3シリーズの2代目(E30)も5シリーズ同様に初代と見た目があまり変わらない為か、ガマ以外の当時物ミニカーはないようです。当時物以外では、ミニチャンプスが2ドアセダン、カブリオレ、ツーリングを揃えていて、トミカ リミッテドの2/4ドア、ヘルパの1/87、ヴァンガーズなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とトランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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フォルクスワーゲン シロッコ II ドイツ 1982年
スポーティクーペのフォルクスワーゲン シロッコ 2代目が1982年に登場しました。G.ジウジアーロによる初代のデザインを継承したフォルクスワーゲンの内製デザインで、全体的に角が取れたようなスタイルで全長が長くなりました。ハッチバック後端に付いたテールスポイラーが特徴でした。初代のシャーシを流用した4気筒1.6L/1.8L(90/110HP)エンジンを横置き搭載する前輪駆動車で、5段/3段自動変速 最高速191km/h(110HP)の性能でした。
1986年にゴルフ I GTIと同じDOHC16バルブ4気筒1.8L(139HP)エンジンを搭載した高性能版GTX-16Vが設定され、この車はオーバーフェンダなどのエアロ装備が付き最高速208km/hの性能でした。1988年により本格的なスポーツクーペであるコラードが登場したことで、シロッコの役目は終わり1992年に生産中止となりました。総生産台数は約29万台でした。なおシロッコの名前は2008年に復活しました。(実車画像→ フォルクス ワーゲン シロッコ 2008)
ミニカーは1982年に発売されたコンラート製の当時物です。コンラートはトラックや建機をモデル化しているドイツのミニカーメーカーです。1980年代にフォルクスワーゲンとアウディのプロモーション用の1/43ミニカーを製作していて、これもその1台でした。外観の特徴であったテールスポイラーがうまく再現されているなどシャープな造形で良く出来ていました。ボンネット/ドア/リアハッチが開閉するギミック付きで、エンジンも結構リアルに再現されています。同じものがガマのブランドでも発売されました。初代に比べて今一つ人気がなかったシロッコ 2代目の当時物ミニカーはこのコンラート製しかないようです。当時物ミニカー以外ではノレブ、NEO(レジン製)のGT 16V、イクソなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/ハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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