ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

CITROEN GS 1971 FRANCE

CITROEN GS
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN GS


SOLIDO 193 1/43 95㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.12m 全幅約1.61m エンジン 変速機: 空冷水平対向4気筒 1015cc 56HP 4段変速
性能: 最高速147km/h  データーベースでシトロエン GSのミニカー検索

シトロエン GS フランス 1971年

 

 前述したシトロエン アミ 8の後継車でより上級な車として、1971年に登場したのがGSでした。ハイドロニューマチック システムを使ったサスペンションとブレーキ、空力に優れたボディなどDSの技術を盛り込んだ高度な内容の車で、シトロエンとして初めてヨーロッパ カー オブ ザ イヤーを受賞しています。当初のボディは2ボックスでしたがハッチバックではなく、リアには独立したトランクを持っていました。空冷水平対向4気筒1015cc(56HP)エンジンを搭載し、最高速147km/hの性能でした。(実車画像→ トランクを開いた実車画像)

 

 1971年にワゴンのブレークと2ドアのバンが追加されました。1972年には1.2L(60HP)エンジンが追加され、1973年にはロータリーエンジンを搭載したビロトールが追加されました。(ビロトールはほとんど売れませんでしたが) GSは商業的に成功し、1979年にはボディがハッチバック化され1.3L(64HP)エンジンを搭載したGSAに発展し、1986年まで生産されました。総生産台数はGSが約190万台、GSAが約58万台でした。(実車画像→ シトロエン GSA 1984)

 

 

 ミニカーは1972年に発売されたソリドの当時物です。ソリド最盛期の製品なので当時のミニカーとしてはレベルの高い出来ばえで、GSの雰囲気の再現では当時物ミニカーでベストでした。ドア開閉ギミック付で、1本スポークのステアリングホイールなど室内もそこそこ良く再現されています。GSの当時物ミニカーとしてはノレブ、ポリトーイ、ルーソトイ(LUSO TOYS ポルトガル製)のブレークなどがありました。最近の物ではノレブの新作 1/43と1/18、イクソ、ユニバーサルホビーなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN GS 1
CITROEN GS 2

 以下は1971年に発売されたノレブ製の当時物 シトロエン GS (1/43 型番810)の画像です。これはダイキャスト製のJET CARシリーズですが、同じ型を使ったプラスチック製もありました。バンパーと一体成型したフロントグリルがやや安っぽいですが、プロポーションは悪くありません。ボンネットと4ドアの開閉ギミックが付いています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN GS 3
CITROEN GS 4

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN GS 3
CITROEN GS 4

 以下は1980年に発売されたルーソトイ(LUSO TOYS)製の当時物 シトロエン GS ブレーク パラス (1/43 型番11)の画像です。ルーソトイはポルトガルの玩具メーカーであったメトスル(METOSUL)が1970年-1980年代に使用していたブランド名でした。メトスルは当時のディンキーやコーギーなどをコピーしたダイキャスト製ミニカーを作っていました。このGS ブレークはコピーではなくオリジナルのようで、少々粗削りな造形ながら当時のミニカーとしてはまずまずの出来ばえでした。ドアが開閉するギミック付きです。なおGS ブレークの当時物ミニカーはこれしか無いようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN GS BREAK 1
CITROEN GS BREAK 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN GS BREAK 1
CITROEN GS BREAK 2

 以下は2006年に発売されたイクソ製のシトロエン GS 1971 (1/43 型番CLC139)の画像です。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されています。最近のミニカーですから灯火類や室内の造形などの細部もリアルに仕上げられていて、とても良く出来ています。シトロエン GSの1/43量産ミニカーとしてはベストだと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN GS 5
CITROEN GS 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN GS 7
CITROEN GS 8

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ALPINE RENAULT A310 1971 FRANCE

ALPINE RENAULT A310
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALPINE RENAULT A310


DINKY(FR) 1411 1/43 97㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.18m 全幅約1.64m エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 127HP 5段変速
性能: 最高速210km/h  データーベースでアルピーヌ ルノー A310のミニカー検索

アルピーヌ ルノー A310 フランス 1971年

 

 アルピーヌ A110の後継車としてA310が1971年に登場しました。バックボーンフレームにFRP製ボディを載せたリアエンジンのスポーツカーという基本的な構造はA110を踏襲していました。ただしA110はコアなスポーツカーでしたが、A310は豪華なGTカーという位置づけに変わりました。したがってA310のライバルは同じリアエンジンのポルシェ 911あたりで、4気筒1.6L(127HP)エンジンを搭載し最高速210km/hというA310の性能は911と同じぐらいに高性能でした。

 

 性能もさることながら、A310の魅力は前衛的なフロントの6灯式角形ヘッドライトやウエッジの効いた独特のボディスタイルでした。1977年にはヘッドライトが4灯式に変えられ、V型6気筒2.7L(150HP)のPRVエンジンが搭載されました。1982年にはエンジンを2.8L(193HP)にパワーアップし、オーバーフェンダーやスポイラーを追加したGTが設定されました。1985年に生産中止となり後継車はV6 ターボ(GTA)でした。総生産台数は約1.2万台で、そのほとんどがV型6気筒エンジン搭載車でした。

 

 

 ミニカーは1971年に発売されたディンキー(仏)製の当時物です。やや腰高の感じもありますが、特徴的な角形ヘッドライトがうまく再現されていて、当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。特に凝っているのはリアパネルの開閉ギミックで、リアウィンドーとその下のエンジンカバーも開閉します。これ以外のA310の当時物ミニカーはソリド、ノレブ、ダイヤペット、トミカ、エイダイ グリップの1/28がありました。当時物以外ではイクソ、エリゴール、ミニチャンプス、最近のノレブの1/43と1/18などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とリアパネル開閉ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALPINE RENAULT A310 1
ALPINE RENAULT A310 2

 以下は1972年に発売されたソリド製の当時物 アルピーヌ ルノー A310 (1/43 型番192)の画像です。上記のディンキー(仏)製と非常によく似た出来ばえで、リアパネルの開閉ギミックも同じような作りですが、こちらはドアも開閉します。黄色のヘッドライトの造形は同等レベルで、エンジンの造形は塗装で済ませているディンキー(仏)製より少しだけリアルです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALPINE RENAULT A310 3
ALPINE RENAULT A310 4

 以下はフロント/リアの拡大画像とリアパネル開閉ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALPINE RENAULT A310 5
ALPINE RENAULT A310 6

 以下は上記ディンキー(仏)製と並べてみた画像です。同じ車を同じような腕前の老舗の型師がモデル化すると、これぐらい似てくるわけです。真上から見た画像ではソリドの方が全長が1㎜ほど長いですが、ほぼ誤差の範囲です。ソリドの方がルーフ後方がより絞りこまれていますが、これはドア開閉ギミックをつけているのでドアの厚みがあるからでしょう。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALPINE RENAULT A310 6

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LIGIER JS2 1971 FRANCE

LIGIER JS2
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LIGIER JS2


NOREV 818 1/43 98㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.25m 全幅約1.72m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 2.7L 178HP 5段変速
性能: 最高速235km/h  データーベースでリジェのミニカー検索

リジェ JS2 フランス 1971年

 

 レーシング ドライバーだったギ リジェ(Guy Ligier)が、スポーツカーを製作するリジェ社を1969年に創業しました。最初の車リジェ JS1はフォード コスワース 1.6Lエンジンをスペースフレームにミドシップ搭載したスポーツカーでした。車名のJSはギ リジェの親友でレース中に事故死したジョー シュレッサーの名前に由来していました。JS1は1970年のルマンに参戦しましたが、結果はリタイアでした。(実車画像→ リジェ JS1 1969

 

 1970年に後継車のJS2が登場しました。JS2はマセラティのV型6気筒2.7L(178HP)をミドシップ搭載した2シーター スポーツカーで、プジョーやシトロエンのパーツを多く流用していました。1971年のルマンにはリジェ初のレーシングカー JS3で参戦し完走しています。1972年のルマンからはJS2のレース仕様で出場し、1975年にはフォード コスワース 3Lエンジンを搭載したJS2が総合2位となっています。JS2は1975年まで生産され総生産台数は約200台でした。(実車画像→ リジェ JS3 1971

 

 

 マトラ MS630の解説に記載したようにレース活動を中止したマトラから技術者がリジェに移籍し、マトラ製V型12気筒3Lエンジンを搭載したJS5で1976年からF1に参戦することになりました。JS5は初年度から活躍し、コンストラクターズ5位となりました。(実車画像→ リジェ JS5 1976) 1977年にはJS7が登場し、スウェーデンGPで初優勝しています。その後JS9、JS11、JS17、JS19、JS21と発展し、1990年代までF1で活躍していました。最近では2014年のルマンにJS P2で参戦しレース活動を再開しています。

 ミニカーは1972年に発売されたノレブのJET CARシリーズの当時物です。JET CARシリーズはノレブがプラスチック製からダイキャスト製に移行した時期のミニカーでした。ホイールが安っぽいですが、プロポーションは悪くなく、当時のミニカーとしてはそこそこの良い出来ばえでした。ドア開閉ギミック付です。ルマン仕様などバリエーションが数種類ありました。JS2はイクソやスパークもモデル化しています。JS3はソリドやノレブが当時物でモデル化していて、その後のF1のJSシリーズもミニチャンプスやスパークなどがたくさんモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LIGIER JS2 1
LIGIER JS2 2

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FIAT 130 COUPE 1971 ITALY

FIAT 130 COUPE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 130 COUPE


STARLINE 508926 1/43 112㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.84m 全幅約1.76m エンジン 変速機: V型6気筒 3.2L 165HP 5段変速/3段自動変速
性能: 最高速195km/h  データーベースでフィアット 130のミニカー検索

フィアット 130 クーペ イタリア 1971年

 

 1969年に登場したフィアットの最上級車130に、ピニンファリーナがデザインしたクーペが1971年に追加されました。V型6気筒エンジンは3.2L(165HP)に拡大され、最高速は195km/hに向上しました。同年にこのエンジンはセダンにも搭載されました。このクーペは地味なセダンとは大違いでピニンファリーナ デザインの傑作の一つといわれるほど美しい車でした。ボディ製造もピニンファリーナが担当し、内装はソフトレザー張りのシートや木目パネルのインパネなど豪華でした。

 

 派手ではなくシンプルで計算された上品な美しさがピニンファリーナ デザインの真骨頂ですが、品の良くないデザインが持てはやされる最近の風潮下では理解されないでしょう。この車はフィアットの社長であったジョバンニ アニエリがプライベートカーとして使っていたことでも有名でした。ただしフィアットの高級車ということが良くなかったのかあまり売れず、商業的には失敗に終わりました。1977年まで生産され総生産台数は約4000台でした。後継車はフィアットグループの高級車を担当することになったランチアのガンマ クーペでした。(実車画像→ ランチア ガンマ クーペ)

 

 

 ミニカーは2008年に発売されたスターライン製です。スターライン(STARLINE MODELS)はドイツのメーカーですが、1960-1970年代のアルファ ロメオやフィアットなどのイタリア車をたくさんモデル化していました。(最近は活動していないようですが) このミニカーは元々はイタリアのミニカー付雑誌「フィアット ストーリー 」のNo5として作られたものでした。実車の雰囲気をかなり良いレベルで再現していますが、フロントグリル周りの造形がいま一つといった感じがします。定価4000円程のミニカーながら、室内もかなり良いレベルで再現しています。130 クーペのミニカーは当時物も含めて量産ミニカーとしてはこれが初めてのモデル化だと思います。(2022年現在もこれしか無いです) 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT 130 COUPE 1
FIAT 130 COUPE 2

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FIAT 128 1971 ITALY

FIAT 128
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 128


MATTEL MEBETOYS A59 1/43 90㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.84m 全幅約1.59m エンジン 変速機: 4気筒 1.1L 55HP 4段変速
性能: 最高速139km/h  データーベースでフィアット 128のミニカー検索

フィアット 128 イタリア 1971年

 

 1969年に登場したフィアット 128はフィアット初の前輪駆動車でした。128の前輪駆動方式は考案した技術者の名前でダンテ ジアコーサ方式と呼ばれ、ミッション(変速機)に直列に接続したエンジンを横置き配置し左右不等長のドライブ シャフトで前輪を駆動するものでした。これ以前の横置き前輪駆動方式はBMC ミニが採用したエンジンの下にミッションを配置するイシゴニス方式がありましたが、ダンテ ジアコーサ方式は通常の縦置きエンジンが使用できるといったメリットがあり現在の前輪駆動車では主流となっています。

 

 フェラーリから移籍してきたランプレディが設計した4気筒1.1L(55HP)エンジン、前輪駆動方式によるスペース効率の良いボディ、全輪独立懸架サスペンションによる優れた操縦性などこの車は画期的な小型車でした。1970年のEUカー オブ ザ イヤーを受賞し、商業的にも大ヒットしました。当初は2ドア/4ドアセダンと3ドアワゴンの設定で、1971年に1.3L(60HP)エンジンを搭載した3ドアクーペとセダンの高性能版のラリー、1975年に3ドアハッチバックの3Pが追加されました。1974年に1.3Lエンジンがセダン系にも追加され、1976年にはヘッドライトが角型に変更された後期型となり1985年まで長く生産されました。 総生産台数は約350万台で後継車はリトモでした。

 

 

 ミニカーは1972年に発売されたメーベトイ製の当時物です。この当時のメーベトイはアメリカのマテル社に吸収合併されていましたが、この128はメーベトイらしいセンスの良い造形はそのままでマテル流のフリーホイールもまだ使っていません。シンプルな3ボックススタイルを忠実にモデル化していて良い出来ばえです。ドアが開閉するギミック付きです。ただテールライトの塗装処理を省いているのは今一つですが。なおこの丸型4灯式のテールライトは高性能版ラリーの外観上の相違点でした。(標準仕様は横長角型テールライト) メーベトイは型番A60で高性能版の128 ラリーと型番A77で128 クーペもモデル化しています。これ以外の128の当時物ミニカーはマーキュリーのセダンとクーペ、ポリトーイのラリー 1/25などがありました。当時物以外ではリオが様々なバリエーション展開で約40種類のセダン、ノレブのクーペ、ネオ(レジン製)のセダン、ホワイトボックス(イクソ)のセダンなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT 128 1
FIAT 128 2

 以下は1972年に発売されたメーベトイ製の当時物 フィアット 128 ラリー (1/43 型番A60)の画像です。上記のバリエーションで高性能版のラリーをモデル化しています。ブラックアウトされたフロントグリル、補助灯が追加されたバンパー、黒いシールを貼ったボンネットなど実車に即した変更がされています。(実車画像→ フィアット 128 ラリー) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 128 RALLY 1
FIAT 128 RALLY 2

 以下は2000年に発売されたリオ製のフィアット 128 4ドア (1/43 型番135)の画像です。リオは1990年代には戦前型のクラシックカーだけではなく1960年代の比較的最近のクラシックカーも手掛けるようになりました。このフィアット 128もその一台で塗装がやや厚ぼったい感じがしますが、灯火類や室内の細部などはそこそこリアルに再現されていて良く出来ています。リオはセダンだけですが約40種類のバリエーション展開をしていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 128 4-DOOR 1
FIAT 128 4-DOOR 2

 以下は2001年に発売されたリオ製のフィアット 128 憲兵隊(CARABINIERI) (1/43 型番SL081)の画像です。上記のバリエーションのポリス仕様で、CARABINIERI(カラビニエリ)とはイタリアの憲兵隊(軍警察)の意味です。CARABINIERI仕様はイタリア車では良く作られるポリス系のバリエーションです。パトライトとアンテナが追加されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 128 4-DOOR CARABINEER 1
FIAT 128 4-DOOR CARABINEER 2

 以下は1974年頃に発売されたマーキュリー製の当時物 フィアット 128 クーペ (1/43 型番316)の画像です。マーキュリーは型番315でクーペをモデル化していて、これはそのラリー仕様です。マーキュリーとしては後期の物で、どちらかというと廉価版ミニカーの類です。プロポーションは悪くないのですが、細部の仕上げがあまり良くないので今一つの出来ばえです。ただ128 クーペはあまりモデル化されていないので、その点では貴重なミニカーです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 128 COUPE 1
FIAT 128 COUPE 2

 以下は1973年に発売されたポリトーイ製の当時物 フィアット 128 イースト アフリカン サファリ ラリー (1/25 型番S16)の画像です。ポリトーイは型番S7で128 ラリーをモデル化していますが、これはそれのラリーカー仕様です。ただしサファリ ラリーでの該当する実車が見当たらないので、補助灯やルーフラック/スぺタイヤなどの装備を追加してそれらしく仕立てたポリトーイの創作だと思います。泥はねを表現した汚し塗装は少しやり過ぎですが、ここまで徹底してやるとそこがユニークで面白い仕上げのミニカーになっています。(この塗装は個体差が大きいようなので、作業者がフリーハンドでやっていたのでしょう 私の分はかなりやり過ぎの部類です) ボンネット/ドア/トランクが開閉するフルギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 128 RALLY 3
FIAT 128 RALLY 4

  以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。エンジンルーム内の造形はポリトーイらしいリアルな造形になっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 128 RALLY 5
FIAT 128 RALLY 6

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