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クライスラー プリムス ロードランナー アメリカ 1974年
プリムスはクライスラーの大衆車クラスで、1968年に登場したプリムス ロードランナー 初代はベルヴェデアをベースした小型スポーティカーでクーペ/ハードトップ/コンバーチブルがありました。当時ブームとなっていたマッスルカー(プリムス GTXなど)は次第に高級化して高価になっていました。そこで若年層向けにコストダウンして低価格化したのがロードランナーでした。外観はGTXとほとんど同じでGTXと同じV型8気筒6.6L/L(390-431HP)エンジンを搭載していました。ロードランナーは走行性に関与しないパワースステアリングなどを標準装備していなかったので軽量でGTXより高性能でした。その為GTXを上回る販売台数となり大ヒットしました。(実車画像→ プリムス ロードランナー 1968)
1971年にロードランナー 2代目が登場しました。同時にモデルチェンジしたGTX 3代目と同じループ型バンパーでフロントグリルを囲った個性的なフロントグリルを持ち、全体的に丸みがついたモダンなデザインとなりました。エンジンはV型8気筒5.2L/5.6L/6.3L/6.6L/7Lヘミなどが搭載されましたが、新設された排ガス規制の影響でいずれもエンジン出力が低下していました。さらに1972年にエンジン定格出力の計測方法がグロス式からネット式に変更されたことで、以前のようなおおげさなエンジン出力表示ができなくなり、マッスルカーの人気は低下していきました。その為高性能エンジン搭載のGTXは廃止され、そのGTXという名前はロードランナーの高性能版のロードランナー GTXに引き継がれました。1973年のマイナーチェンジで特徴であったループ型バンパーが一般的なバンパーに変更されて顔つきが変わりました。1975年にロードランナー 3代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ プリムス ロードランナー 1971、プリムス ロードランナー 1975)
ミニカーは2024年に発売されたデアゴスティーニ製のアメリカンカーコレクションです。メーカーはイクソで、1973年にフロントのデザインが大幅に変更されたロードランナー 2代目をモデル化しています。ボンネットにGTX 440のロゴがあるので、高性能版のGTXをモデル化しています。 (個人的には個性的な顔つきのマイナーチェンジ前をモデル化してほしかったですが) 実車に即したカラーリングで、プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されていました。 変更されたフロントグリル、サイドのストライプ、GOOD YEARロゴの付いたタイヤなど細部もリアルに再現してありました。室内は彩色されインパネもそこそこ再現してありました。ミニカーのブリスター梱包箱の裏面にクライスラー(現在はフィアット クライスラー オートモービルズ(FCA)社がモデル化を認証していることを示す表示があります。定価が2000円ほどの安価なミニカーながら、このアメリカンカー コレクションのミニカーはいずれも値段以上のよいできばえでした。 これ以外のロードランナーのミニカーはダンバリー ミントの初代 1/24、スパーク(レジン製)の初代 1/43、M2マシーンの初代 1/64、マッチボックスの初代 1/43、アーテルの2代目 1/18、オートワールドの2代目 1/64、ジョニーライトニングの3代目 1/64などたくさんあります。 以下はフロント(ボンネット拡大)/リア(ホイール拡大)の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

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クライスラー ダッジ モナコ アメリカ 1974年
クライスラーグループのダッジは高級車デソートと大衆車プリムスの間を埋めるブランドでした。1970年代のダッジのラインナップにはコンパクトカーのコルトとダート、中型車のコロネット、フルサイズカーのポラーラとモナコ、スポーティカーのチャレンジャーなどがありました。ダッジモナコ 初代はフルサイズカーのカスタム 880の上級車として1965年に登場しました。当初は2ドアハードトップだけでしたが、その後4ドアセダン/ハードトップとワゴンが追加されました。エンジンは6気筒2.7L、V型8気筒5.2L/6.3L/7.2Lが搭載されました。1966年にカスタム 880はモナコに統合されました。1967年にフロントグリルなど外観が変更されました。(実車画像→ ダッジ モナコ 1965)
1969年にモナコ 2代目が登場しました。V型8気筒6.3L/7.2Lエンジンが搭載され6気筒エンジンの設定はなくなりました。1970年にフロントグリルを囲むループバンパーが採用され、1972年にはリトラクタブルヘッドライトが採用されるなど、当時最新の流行を取り入れた外観の変更が行われました。(実車画像→ ダッジ モナコ 1969、ダッジ モナコ 1973)
1974年にモナコ 3代目が登場しました。ポラーラが廃止され、ダッジのフルサイズカーはすべてモナコ(スタンダード、カスタム、ロイヤル)となりました。先代で採用されたリトラクタブルヘッドライトは通常の固定式に戻りました。(1976年に再度採用されています) エンジンはV型8気筒5.2L/5.9L/6.6L/7.2Lがありました。1973年に中東戦争が勃発して第1次オイルショックが起こり燃費の悪い大型車は売れなくなり、アメリカ車はサイズが小さくなっていきました。1977年のモデルチェンジでモナコ 4代目が登場し、ロイヤル モナコ以外のモナコはフルサイズカーではなくインターミディエート(中型車)となりました。最終的に1978年にモナコは名前が消えましたが、1990-1992年にフルサイズカーとして名前が一時的に復活しました。(実車画像→ ダッジ モナコ 1977、ダッジ モナコ 1990)
ミニカーは2012年に発売されたミニチャンプス製です。1974年式のモナコ 3代目の4ドアセダンをモデル化しています。サイズが小さくなる前の大きなフルサイズカー(全長約5.7m)でしたので、ミニカーも全長131㎜と大きなサイズで迫力がありました。プロポーションが良く、フロント/リア周りの造形や室内の造形などすべてにそつがないミニチャンプスらしい良い出来ばえでした。ただ室内の仕上げは2000年頃のミニチャンプス製に比べるとやや簡素な仕上げになっていました。 ミニチャンプスはポリス仕様やタクシー仕様など数種類をモデル化していました。ミニチャンプス以外ではポリス仕様がほとんどなのですが、アーテルのポリス仕様 1/18、コーギーのポリス仕様、グリーンライトのポリス仕様 1/18と1/43と1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)


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クライスラー プリムス フューリー スポーツ アメリカ 1975年
1974年にプリムス フューリー 6代目が登場しました。4代目/5代目と同じフルサイズカーで、当時のクライスラーの主力車種のほとんど(インペリアル、ニューヨーカー、タウン & カントリー、ダッジ モナコなど)とプラットフォームを共有していました。4ドアセダン/ハードトップと2ドアハードトップとワゴンのサバーバンがありました。エンジンはV型8気筒5.2L/5.9L/606L/7.2Lがありました。(実車画像→ クライスラー プリムス フューリー 1974)
1975年に登場したプリムス フューリー 7代目は燃料価格高騰に対応して、中型車(ミッドサイズ)にサイズダウンされました。エンジンも6気筒3.7L/V型8気筒5.2L/5.9L/6.6Lと、少し排気量が小さくなりました。外観はヘッドライトが2灯式に変更されましたが、車種構成は先代と同じで基本的なデザインはあまり変わっていませんでした。1978年にヘッドライトが縦配置された角形4灯式に変更されて、これがフューリーの最終モデルとなりました。なお先代のフルサイズのフューリーは1975年からグラン フューリーに名前を変えて1977年まで併売されました。フルサイズのグラン フューリーは1980年に一時的に復活しましたが、1982年に中型車に小型化され1989年まで販売されました。(実車画像→ クライスラー プリムス グラン フューリー 1982)
ミニカーは2024年に発売されたデアゴスティーニ製のアメリカンカー コレクションでメーカーはイクソです。フューリー 7代目の2ドア クーペの最上級グレードのスポーツをモデル化しています。プロポーションが良くフロント周りの顔付きなど実車の雰囲気がうまく再現されていました。実車に即したビニール素材のレザートップのカラーリングや室内のインパネなどの細部もリアルに再現されていて、とても良い出来ばえでした。定価が2200円ほどの安価なミニカーながら、このアメリカンカー コレクション シリーズがこのレベルの上質なミニカーを安価で販売できるのは、このシリーズがアメリカ本国で大量に売れているからでしょう。(現在でも大量販売できれば、1/43のダイキャスト製ミニカーはこの価格で販売できることの実例です) これ以外のプリムス フューリー 7代目のミニカーはネオ(レジン製)の1/43、グリーンライトのポリス仕様 1/64と1/43などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)


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クライスラー ダッジ バイパー カブリオレ アメリカ 1993年
ダッジ バイパーはダッジのマッスルカーの名声を取り戻す車として企画され、1992年に登場しました。1960年代のシェルビー コブラのような車をイメージしており、開発にはコブラを開発したキャロル シェルビーや当時クライスラー傘下であったランボルギーニが関与していました。デザインはコブラのような雰囲気を持つノスタルジックな感じのロードスターとなっていました。エンジンはピックアップトラック用のV型10気筒8L(当時の市販車最大の排気量)を、ランボルギーニがブロック/ヘッドをアルミ化してチューン(394HP)したもので、4輪独立懸架の足回りもランボルギーニがチューンしていました。ボディは鋼管フレームにFRP製パネルを載せたレースカー的な構造になっていました。
当初は3年間の限定生産の予定で、ボディは軽量化を目的としたオープンボディのRT/10だけでした。市場の反響が大きかったので継続販売することとなり、1996年に後期型(PHASE II)が登場し、エンジンが415HPにパワーアップしました。1997年にはクーペ仕様のGTS(450HP)が追加されました。またレース仕様のGTS-Rが開発されルマンなどの耐久レースに参戦し、1999年のニュルブルクリングで優勝するなど活躍していました。2002年に2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ダッジ バイパー 2代目) 2012年には3代目のSRT バイパーが登場しましたが、2014年には名前がダッジ バイパーに戻され2017年まで生産されました。(実車画像→ SRT バイパー)
ミニカーは1997年に発売されたミニチャンプス製です。ダッジ バイパー 初代をモデル化しています。プロポーションが良く、フロントの造形など実車の雰囲気がうまく再現されていました。ただし室内の仕上げはミニチャンプスのミニカーとしてはやや物足りないレベルでした。ミニチャンプスはクーペやレース仕様などバリエーションを30種類以上モデル化していました。これ以外のバイパー 初代のミニカーは、オートアートの1/18、Bブラーゴの1/43と1/18、、イクソのレース仕様などがあります。バイパー 2代目のミニカーはオートアートの1/43と1/18、フランクリン ミントの1/24、 Bブラーゴの1/43と1/18、ノレブなどがあります。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)


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クライスラー ダッジ ラム 2500 V10 ピックアップ アメリカ 1994年
ダッジは1917年にアメリカの自動車産業として初めて陸軍に輸送用トラックを供給し、その後ダッジは軍用トラックの主要な供給先となりました。またそのノウハウを生かして生産した民間向けの商用車(ピックアップやバン)も高い評価がされました。1948年にダッジは戦前のトラックを一新してBシリーズのピックアップを登場させました。Bシリーズは6気筒エンジンを搭載し積載量1/2tから3/4tまで様々なバリエーションがありました。1954年にダッジ BシリーズはCシリーズに、1961年にDシリーズにモデルチェンジしました。アメリカでは大型ピックアップの人気が高く、フォードのFシリーズ、シボレーのCシリーズなどがあります。
ダッジの大型ピックアップ Dシリーズは1981年のモデルチェンジでダッジ ラムという名前に代わりました。ラムという名前は1930年代のダッジ車のボンネット先端に付いていたラム(羊)のマスコットにちなんだものでした。ダッジ ラムは全長約4.9m-5.4mの2/4ドアピックアップで、エンジンは6気筒3.7L、V型6気筒3.9L、V型8気筒5.2L/5.9L、6気筒5.9Lディーゼルなどが搭載されました。(実車画像→ ダッジ ラム 初代、ラム(羊)のマスコット)
ダッジ ラム 2代目が1994年に登場しました。平凡なデザインの初代から一転して大きなグリルを持つ個性的でマッチョなデザインに変わりました。このデザインが好評で、トラック部門で北米カー オブ ザ イヤーを受賞し、初代の4倍の販売実績をあげました。(ただそれでもフォードやシボレーにはかなわなかったとのこと) 全長約5.7mの巨大なボディにV型6気筒3.9L、V型8気筒5.2L/5.9L、V型10気筒8L、6気筒5.9Lディーゼルなどの大排気量エンジンを搭載した良い意味でも悪い意味でもアメリカ的な車でした。2002年にダッジ ラム 3代目、2009年にダッジ ラム 4代目にモデルチェンジしました。なお2010年からダッジ ブランドは乗用車だけとなったので、ダッジ ラムはダッジの名前が外れてトラック専用ブランドのラムとなりました。(実車画像→ ダッジ ラム 2002) (実車画像→ ラム 2014)
ミニカーは2000年頃に発売されたユニバーサルホビー製のEAGLE'S RACE シリーズの一台です。V型10気筒エンジンを搭載したダッジ ラム 2代目 2500をモデル化しています。実車は全長約5.7mとでかいので、ミニカーも全長約135mmと大きなサイズになっていました。定価2500円ほどの比較的安価なミニカーでしたが、特徴的なフロントグリル周りの顔付きがうまく再現されていて、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。室内インパネや床下部分のサスペンションなどもそこそこうまく再現されていました。これ以外のダッジ ラム 2代目のミニカーはアンソンの1/18、ジョニー ライトニングの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)



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