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日産 ノート (E12) 日本 2012年
2005年にコンパクトカー 日産 ノート 初代(E11)が登場しました。マーチとティーダの間を埋める5ドアハッチバックで、マーチをベースにしていました。外観はフロントのデザインがあまりかっこよくないですが、全体的には大きな縦型テールライトが印象的なセンスの良いデザインでした。DOHC 4気筒1.5L(109HP)エンジンを搭載する前輪駆動車で、後輪を電動モーターで駆動する4WD(e-4WD)もありました。2008年のマイナーチェンジで内外装を変更し1.6Lエンジンが追加されました。2010年のマイナーチェンジでも内外装が変更されました。居住性と立体駐車場への入庫を両立させたパッケージングなど走行性能/使い勝手が優れていました。(実車画像→ 日産 ノート 2005)
2012年に日産 ノート 2代目(E12)が登場しました。(国内ではティーダーの後継車でもありました) 外観は先代のスタイルを踏襲していますが、フロント/リアのデザインがシャープになりました。エンジンはDOHC 3気筒1.2L/1.2Lスーパーチャージャー(79HP)にダウンサイジングされました。前輪駆動車で後輪を電動モーターで駆動する4WD(e-4WD)もありました。2016年にエンジンを発電専用としリチウムイオン電池を搭載して電動モーターで走行する、シリアル ハイブリッド方式を採用した「e-POWER」が設定されました。2012年のRJC カー オブ ザ イヤーを受賞しました。DOHC 4気筒1.6Lエンジン搭載のニスモやe-POWERが好評でした。2020年にe-POWER専用車の日産 ノート 3代目(E13)にモデルチェンジしました。2021年の日本/RJC カー オブ ザ イヤーを受賞しています。(実車画像→ 日産 ノート 2020 )
ミニカーは2013年に発売された京商 Jコレクション製です。ノート 2代目(E12)をモデル化しています。このミニカーは保有していないので、ここではWEBショップの画像を借用させていただきました。 画像を見ただけですがJコレクション製ミニカーの標準的な出来ばえで、実車の雰囲気がそこそこうまく再現されているようです。ノートのミニカーはトミカの初代と2代目1/63、WIT'S(レジン製)の2代目、ハイストーリー(レジン製)の2代目 ニスモ、エブロのニスモ(レジン製)などがあります。
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トヨタ 86 ZN6型 日本 2012年
2000年代の「若者の車離れ」に対応して、トヨタは安価なスポーツカーの開発を2007年に決定しました。開発コストを低減する為にスバルと共同開発することに合意を得て、コンセプトと全体デザインはトヨタが、開発/設計はスバルが担当しました。製造はスバルが担当し2012年にトヨタ 86とスバル BRZが登場しました。トヨタ 86の名前は漫画「頭文字D」で主人公の愛車として登場し人気が出たカローラ スプリンター トレノ(AE86型)の愛称であるハチロクに因んだものです。デザインはトランクのある2ドアクーペで、ノーズが短いですがオーソドックなスポーツカースタイルです。全長に対してホイールベースが大きめですので、この類の車にしては室内が広いようです。
トヨタ 86はMR-S以来の久しぶりのスポーツカーで、スバルのDOHC 水平対向4気筒2L(200HP)エンジンを採用しフロントミドシップ/低重心を実現しています。また安価で走る楽しみを提供する為、ターボや4WDシステムは採用していません。スバル BRZとの違いは、フロントバンパー下部の形状と内装が少し異なる程度でほとんど同じです。WRCやスーパーGTなどのモータースポーツに参戦していて、2015年にガズー レーシングがチューンしたGRMN(2人乗りレース仕様)が限定販売されました。北米向けはサイオン(SCION) FR-S、ヨーロッパ向けはGT86として海外でも販売されました。2021年に86 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ トヨタ 86 2021)
ミニカーは2013年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソは京商Jコレクションのトヨタ 86を製造していたので、それを流用しています。京商らしいリアルな造形で、実車がうまく再現されています。安価な雑誌付きミニカーですので、コストダウンで室内の彩色仕上げは省略されていますが、ホイールや灯火類などの細部はリアルに出来ています。(京商Jコレクション製は内装を彩色仕上げしています) 国産名車コレクションは実車同様に同じ型を流用してスバル BRZもモデル化していました。これ以外の86のミニカーはトミカとトミカ リミッテドの1/60、京商の1/18と1/43と1/64、エブロのノーマルとレース仕様、オートアートの1/18、LA-X(レジン製)、WIT'S(レジン製)などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ IQ 日本 2012年
2008年に軽自動車より小さいコンパクトカー トヨタ IQが登場しました。現状の車に人や荷物が満載されていることはほとんどないので、もっと小さなサイズの上質な車で交通渋滞緩和やCO2削減が出来るのでないかというコンセプトで開発されました。サイズは全長約2.99mX全幅約1.68mで、4人乗り(大人3名+子供1人が推奨)でした。外観は欧州のスマートあたりと似ていましたが、サイズの関係で同じようなスタイルになるのでしょう。サイズが小さいので衝突安全性が心配ですが、衝突安全ボディを採用し全部で9個のエアバッグを装備していました。オーディア/エアコンを装備し、内装も上質だったようです。
DOHC 3気筒1L(68HP)/4気筒1.3L(94HP)エンジンをフロントに搭載する前輪駆動車で、CVT変速機で最高速150km/hの性能でした。欧州仕様には4気筒1.4L(90HP)ディーゼルターボエンジンも搭載されました。またIQはイギリスのアストン マーチン社にOEM供給され、アストン マーチン社で内外装をすべて交換して小型高級車アストン マーチン シグネット(1.3Lエンジン)として2011年から2013年まで販売されました。(実車画像→ アストン マーチン シグネット 2012) IQは2016年まで生産され、総生産台数は約3万台でした。開発コンセプトは理想的でしたが、軽自動車よりも高価であったこの車は結局売れませんでした。(個人的にはこのような車が普及することが好ましいと思うのですが)
ミニカーは2012年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソは京商 Jコレクション ブランドのOEMでIQ(型番JC60004)をモデル化していますので、これはそれを流用して室内の仕上げを簡素化した廉価版です。小さいミニカーですが実車のデザインがうまく再現されていて良く出来ています。仕上げは簡素ながら室内もそこそこ良く再現されています。これ以外のIQのミニカーはトミカとトミカ リミッテドの1/60、前述した京商 Jコレクション、エブロ、ミニチャンプス、スパーク(レジン製)のアストン マーチン シグネットなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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マツダ CX-5 日本 2012年
2012年にクロスオーバーSUVのマツダ CX-5 初代が登場しました。マツダの「SKYACTIV TECHNOLOGY」技術をエンジン、シャーシ、ボディに採用した初めてのモデルでした。エンジンは高圧縮比で燃費を改善したDOHC 4気筒2L/2.5L(188HP)ガソリンと圧縮比を下げて軽量化と排ガス処理を簡素化したDOHC 4気筒2.2L(175HP)ディーゼルターボが搭載されました。シャーシとボディは軽量/高剛性で操縦安定性/衝突安全性が向上しました。ボディ形式は5ドアハッチバック(5人乗り)のみで、典型的なSUVスタイルながらマツダの新しい「鼓動」コンセプトを採用したシンプルながらセンスの良いデザインでした。
先進技術としてはセンサーで前方車両を検出して衝突の危険性がある場合にブレーキをかける衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱を警告するシステム、設定した車速に応じて車間距離を保つよう自動で車速を調節するシステムなどが採用されました。2014年のマイナーチェンジでフロントグリルなどの意匠が小変更されました。2012年SUV国内販売台数で1位となるなどヒットし、特にディーゼル車の販売比率が高かったようです。(私も試乗しましたがディーゼルとは思えないスムーズなエンジンでした) 2017年にCX-5 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ マツダ CX-5 2017)
ミニカーは2014年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソは別ブランドのプレミアムXの型番PRD356でCX-5をモデル化していますので、それを流用しています。実車のセンスのよいデザインがうまく再現されていて、全体的に良く出来ています。ホイールや灯火類などの細部はリアルですが、安価な雑誌付きミニカーですので、内装の仕上げは無彩色で簡素化されています。これ以外のCX-5 初代のミニカーは前述したプレミアムXの輸出仕様(左ハンドル)とポリス仕様(右ハンドル)、トミカの1/66、WIT'S(レジン製)、ハイストーリー(レジン製)の後期型、OVERSTEERの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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スバル BRZ 日本 2012年
バブル崩壊で経営不振となった日産は2000年に富士重工業(スバル)の株をGMに売却し、そのGMも経営不振で2005年に富士重工業株を手放しました。それを買い取ったことで筆頭株主となったトヨタは、富士重工業と提携することとなりました。それが発端となりトヨタとスバルが共同開発した小型スポーツカー スバル BRZとトヨタ 86が2012年に登場しました。BRZという車名のBはBOXER ENGINE(水平対向エンジン)のB、RはREAR WHEEL DRIVE(後輪駆動)のR、ZはZENITH(絶頂)のZを意味しているそうです。
トヨタ 86の名前は漫画「頭文字D」で主人公の愛車として登場し人気が出たカローラ スプリンター トレノ(AE86型)の愛称であるハチロクに因んだものです。スバル BRZはスバル得意のDOHC 水平対向4気筒2L(200HP)エンジンを採用しフロントミドシップ/低重心を実現しています。また安価で走る楽しみを提供する為、ターボや4WDシステムは採用していませんでした。製造はスバルが担当しトヨタ 86とはほとんど同じ仕様で、フロントバンパー下部と内装のデザインが少し異なります。デザインはトランクのある2ドアクーペで、ノーズが短いですがオーソドックなスポーツカースタイルです。全長に対してホイールベースが大きめですので、この類の車にしては室内が広いようです。2021年にBRZ 2代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは2013年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソは京商Jコレクションのスバル BRZを製造していたので、それを流用しています。プロポーションが正確で、実車がうまく再現されています。安価な雑誌付きミニカーですので、コストダウンで室内の彩色仕上げは省略されていますが、ホイールや灯火類などの細部はリアルに出来ています。(京商Jコレクション製は内装を彩色仕上げしています) 国産名車コレクションは実車同様に同じ型を流用してトヨタ 86もモデル化しています。これ以外のスバル BRZのミニカーはトミカ、京商の1/18と1/43と1/64、エブロのノーマルとレース仕様、オートアートの1/18、WIT'S(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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