ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

NISSAN LEAF (EV) 2010 JAPAN

NISSAN LEAF (EV)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN LEAF (EV)


KYOSHO J-COLLECTION JC67002BL 1/43 104mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.45m 全幅約1.77m エンジン 変速機: 永久磁石同期電動機 80kW(110HP) 電気式無段変速
性能: 最高速140km/h  リチウムイオン電池容量24kWh 航続距離 228km データーベースで日産 リーフのミニカー検索

日産 リーフ (電気自動車) 日本 2010年

 

 2010年に日産の量産型電気自動車 リーフが発売されました。それまでの日産の電気自動車はリチウムイオン電池を採用していた点は先進的でしたが、少量生産の実験車的なものでした。(他社の電気自動車も同様でしたが) リーフは既存車を改造した電気自動車ではなく、専用設計された5ドアハッチバックの量産型電気自動車(前輪駆動)でした。電池はラミネート型リチウムイオン電池 容量24kWh モーターは80kW(110HP)で航続距離228kmの性能でした。低速での加速はスポーツカー並でしたが、0-100km/hのタイムとなると約12秒と大人しい性能でした。2012年のRJC カー オブ ザ イヤーを受賞しました。 リーフは北米や欧州に輸出され、2011年のヨーロッパ カー オブ ザ イヤーも受賞しています。

 

 2012年のマイナーチェンジでモーター駆動システムなどが改良され、2015年にリチウムイオン電池の改良で航続距離が280kmに向上しました。2011年にニスモ(NISMO)がレース仕様の実験車リーフ ニスモ RCを開発しました。ボディはカーボンコンポジットで軽量化された2ドアの別物で、後輪駆動車に変更されていて全日本電気自動車グランプリシリーズ(EV-GP)に参戦していました。2017年にリーフ 2代目にモデルチェンジし国内販売台数は約7万台でした。これは電気自動車としては当時最多の販売台数で、海外でも評価が高く世界をリードする電気自動車となりました。

 電気自動車に注力している日産の「e-POWER」ハイブリッド車は、エンジンは発電だけを行いその電力でモーター走行する電気自動車に近いものです。「e-POWER」は電池容量の心配なしで電気自動車のメリット(加速が良いなど)が得られるので、2016年に登場した日産 ノート e-POWERは大ヒットしました。 (実車画像→ 日産 ノート e-POWER 2017)

 

 

 ミニカーは2011年に発売された京商 J-コレクション製です。J-コレクションは1/43ダイキャスト製で国産車をモデル化していたブランドで、比較的低価格ながらいずれも良い出来ばえでした。このリーフも正確なプロポーションで実車がうまく再現され良く出来ています。また室内も彩色されてリアルに再現されています。これ以外のリーフ 初代のミニカーはトミカの1/68、トミカのライトが点灯するテコロジー仕様 1/68、エブロのニスモ RC、WIT'Sのニスモ パフォーマンス パッケージなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN LEAF 1
NISSAN LEAF 2

 以下は2013年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製の日産 リーフ (1/43 No.188)の画像です。メーカーはイクソでイクソがOEM生産していた上記の京商 J-コレクションを流用した物です。同じカラーリングなのでほとんど同じように見えますが、ノーズ先端のエンブレムとナンバープレートの車名表示が異なり、室内の仕上げはインパネの印刷が省かれるなど簡素化されています。ノーズのマスコットはこちらの方がそれらしく見えます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN LEAF 3
NISSAN LEAF 4

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NISSAN NV200 VANETTE 2010 JAPAN

NISSAN NV200 VANETTE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN NV200 VANETTE


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 280 1/43 104mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.4m 全幅約1.69m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 109HP
 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速144km/h (欧州仕様 2L)  データーベースで日産 NVのミニカー検索

日産 NV200 バネット 日本 2010年

 

 1969年に日産 サニー (B10)をベースにしたキャブオーバーの商用車 サニー キャブ(C20)が登場しました。2人乗りトラックとワンボックスの2-5人乗り商用バン/8人乗りのコーチがありました。1970年にチェリー キャブと改名し、1975年にはサニー キャブの名前が復活し1978年まで生産されました。(実車画像→ 日産 チェリー キャブ )

 1978年にサニー キャブ/チェリー キャブの後継車として、サニー ベネット/チェリー バネット(C120)が登場しました。ボディ形式はバン、トラック、バンをベースにした乗用車仕様があり、当初は4気筒1.2L/1.4Lエンジンを搭載していました。1980年にダットサン バネットが追加されました、(実車画像→ 日産 ダットサン バネット コーチ(乗用車) 後期型)

 

 1985年にバネット シリーズは2代目(C22)にモデルチェンジしました。当初は4気筒1.5L/2Lと4気筒2Lディーゼルエンジンを搭載していました。1986年に3車種の名前がバネットに統一されました。1993年にマツダのボンゴがOEMで納入され、それがバネット 3代目(S20)となりました。4気筒1.5L/1.8Lと4気筒2.2Lディーゼルエンジンを搭載していました。1999年にモデルチェンジしたバネット 4代目(S21)もマツダからのOEMでした。4気筒1.8Lと4気筒2L/2.2Lディーゼルエンジンを搭載していました。(実車画像→ 日産 バネット 1999)

 

 

 バネット 4代目の後継車として2009年にNV200が登場しました。5ドアのミニバンで、商用バンと乗用の3列シート7人乗りワゴンがあります。日産の世界戦略車で北米/欧州/中国/インドなどでも販売され、外観は欧州風の商用車デザインとなっています。国内版はDOHC 4気筒1.6L、海外ではDOHC 4気筒1.5Lとルノー製4気筒1.5Lディーゼルエンジンを搭載する前輪駆動車で、2018年に商用バンには4WDが追加されました。2010年にセドリック タクシーの後継車としてタクシー仕様車が設定されました。(2021年に生産中止) 2012年にDOHC 4気筒2Lエンジンを搭載し全長約4.73mX全幅約1.73mとサイズが大きい北米仕様車はニューヨーク市のタクシー(イエロー キャブ)に採用されました。2014年に電気自動車仕様のe-NV200が登場しました。名前のNVは「New Generation Vehicle」の略で、上級車のキャラバンも2012年に登場した5代目から車名をNV350 キャラバンに改名しています。(実車画像→ 日産 NV200 タクシー)

 ミニカーは2016年に発売されたアシェット 国産名車コレクション シリーズでメーカーはイクソです。プロポーションが良く実車の独特なボディスタイルがうまく再現されています。内装の仕上げは簡素ですが、灯火類やミラーなどの細部がそこそこ良く再現されています。またサイドミラーやリアミラーが簡単に破損しないよう柔らかいプラスチック材で成型されているのは良い設計で好感が持てます。京商が日産の特注品でNV200をモデル化していますが、この国産名車コレクションのNV200はそれを流用していると思われます。(イクソは京商のミニカーをOEM生産していますので) これ以外のNV200のミニカーはエリゴールの欧州仕様、トミカのタクシー仕様 1/62などがあります。上級車のNV350 キャラバンのミニカーはトミカの1/69、京商、エブロなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN NV200 VANETTO 1
NISSAN NV200 VANETTO 2

データーベースで日産 キャラバンのミニカー検索

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TOYOTA MARK X 250G (X130) 2010 JAPAN

TOYOTA MARK X 250G (X130)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA MARK X 250G (X130)


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 189 1/43 112㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.75m 全幅約1.8m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 2.5L 203HP 5段/6段自動変速
性能: 最高速180km/h (リミッター制限)   データーベースでトヨタ マーク*のミニカー検索

トヨタ マーク X 250G (X130) 日本 2010年

 

 2004年にトヨタ マーク IIの後継車マーク X 初代(X120)が登場しました。マーク II 9代目(X110)が居住性を重視して車高を上げたデザインが不評であったことから、車高を40㎜下げてスポーティなデザインとしたそうですが、あまりスポーティな感じはしません。プラットフォームはクラウン(S180)をベースにして軽量化していました。エンジンは従来の直列6気筒からDOHC V型6気筒2.5L(215HP)/3L(256HP)に変わり、後輪駆動車で4WDもありました。変速機は6段自動でMT仕様のスポーツ仕様はなくなりました。2006年のマイナーチェンジで内外装が意匠変更され、ウインカー内蔵ドアミラーが採用されました。2007年にワゴン形式の派生車 マーク X ジオが登場しました。(ジオのプラットフォームはマーク Xとは別物でした) (実車画像→ トヨタ マーク X (X120) 2004) (実車画像→ トヨタ マーク X ジオ 2007)

 

 2009年にマーク X 2代目(X130)が登場しました。先代のデザインを継承していましたが、フロントグリル周りが引き締まって少しスポーティな感じになりました。プラットフォームは先代を流用した後輪駆動/4WD車で、エンジンはDOHC V型6気筒2.5L(203HP)/3.5L(318HP)にパワーアップされました。最上級グレードのプレミアムにはミリ波レーダーで衝突時の被害を軽減する「プリクラッシュ セーフティシステム」が搭載されました。2012年のマイナーチェンジで中期型となりヘッドライト形状が変更されフロント/リアの意匠が変更され、2016年のマイナーチェンジでもフロントバンパー形状が大きく変更されました。セダンが売れなくなったことで、2019年に生産中止となりマーク Xブランドは消えました。 (実車画像→ トヨタ マーク X (X130) 2016)

 

 

 ミニカーは2013年に発売されたアッシェット 国産名車コレクション製です。2.5Lエンジンを搭載したマーク X 2代目 250G 初期型をモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソがOEM生産していた京商 Jコレクション製のマーク X(型番KS03637)を流用しています。フロントの顔付とリアの造形はうまく出来ているのですが、実車と見比べるとウエストラインより上のキャビン部分がやや小さめに感じます。カラーリングの関係でそう見えるのかもしれませんが、プロポーション的には今一つの感じがします。安価な雑誌付きミニカーですので室内の仕上げレベルは簡素です。これ以外のマーク X 2代目のミニカーはこれのベースとなった京商 Jコレクションの前期型/中期型、トミカの1/61、RAI'Sのポリス仕様、WIT'S(レジン製)の中期型 2.5G Sパッケージ、ハイストーリー(レジン製)の中期型 350SとTRD仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA MARK X 250G (X130) 1
TOYOTA MARK X 250G (X130) 2

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HONDA CR-Z 2010 JAPAN

HONDA CR-Z
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CR-Z


KYOSHO J-COLLECTION JC63002SM 1/43 95mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.08m 全幅約1.74m エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 118HP + 電動モーター 15KW(20HP) 
6段変速/CVT無段変速
性能: 最高速180km/h (国内仕様) ハイブリッド車 データーベースでホンダ CR-Zのミニカー検索

ホンダ CR-Z 日本 2010年

 

 2010年にハイブリッドカー ホンダ CR-Zが登場しました。ハイブリッドカーにも運転する楽しさを味わえる車という(昔の)ホンダらしいコンセプトで開発されました。外観は1980年代のCR-Xインサイト 初代に似たデザインの4人乗り3ドアハッチバッククーペで、後方に切れ上がったウエストラインの造形が特徴的でした。ハイブリッドシステムはインサイト 2代目とほぼ同じIMAシステムで、低回転で吸気バルブ動作を停止する4気筒1.5L(118HP)エンジンと電気モーター(14HP)とニッケル水素電池で構成され、燃費は25㎞/Lでした。変速機はCVTとハイブリッドカーとしては世界初の6段変速が採用されました。

 

 2012年のマイナーチェンジでフロントバンパーの意匠が変更されました。同時にリチウムイオン電池を採用し電池電圧を上げたことでモーター出力が向上しました。同時にエンジン、ハイブリッドシステムが改良され、ステアリングホイールに付いた「PLUS SPORTボタン」を押してアクセルを踏むとモーターアシストが最大(20HP)になりCVTがローギヤとなって全力加速する機構が追加されました。2015年のマイナーチェンジでフロントグリルとリアバンパーの意匠が変更されました。初期のCR-Zはスポーツカー的な外観ながら動力性能がいまひとつでしたが、2012年のマイナーチェンジ後は「PLUS SPORTボタン」を押せば3Lエンジン並みの加速性能となったようです。2017年に生産中止となりました。

 

 

 ミニカーは2010年に発売された京商 Jコレクション製です。特徴的なデザインのかっこいいボディがうまく再現されています。リアのエクストラウィンドー周り、ガラスサンルーフ、室内の造形などの細部もリアルで、とても良く出来ています。これ以外のCR-Zのミニカーはトミカとトミカ リミッテドの1/61、エブロのノーマルとレース仕様、国産名車コレクション、WIT'S(レジン製)のモデューロ仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA CR-Z 1
HONDA CR-Z 2

 以下は2013年に発売された国産名車コレクション製のホンダ CR-Z (1/43 No.185)の画像です。メーカーはイクソで、イクソがOEM生産していた上記の京商 Jコレクション製のCR-Zを流用しています。安価な雑誌付きミニカーですので、室内の仕上げが簡素化されていますが、それ以外は上記Jコレクション製と同じです。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CR-Z 1
HONDA CR-Z 2

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SUBARU LEGACY B4 2010 JAPAN

SUBARU LEGACY B4
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SUBARU LEGACY B4


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 260 1/43 112mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.73m 全幅約1.78m エンジン 変速機: 水平対向 DOHC 4気筒 2.5L ターボ 285HP 6段変速/5段自動変速 フルタイム4WD
性能: 最高速240km/h (輸出仕様)  データーベースでスバル レガシィのミニカー検索

スバル レガシィ B4 日本 2010年

 

 2009年にスバル レガシィー 5代目と派生車のアウトバック(ワゴンのSUV仕様) 4代目が登場しました。先代同様にセダン B4、ツーリングワゴンの構成で、北米市場の要望でボディが大型化されました。ボディは先代のスタイルを踏襲したデザインで、先代まではブラックアウトされていたツーリングワゴンのDピラーがボディ共色となりました。当初は水平対向SOHC 4気筒2.5L/DOHC 4気筒2.5Lターボ(285HP)エンジンを搭載し、すべてフルタイム4WDでした。SOHC 2.5Lエンジンには世界初のチェーン式のCVT「リニアトロニック」が採用されました。

 

 2010?のマイナーチェンジで先代に装備された衝突回避システム「アイサイト(EyeSight)」の改良版である「アイサイト Ver.2」が全モデルに設定されました。アイサイト Ver.2は先??に追従する「全?速追従機能付クルーズコントロール」、ペダルの踏み間違いによる誤発進を抑制する「AT誤発進抑制制御」などの先進の機能を備えていました。2012年のマイナーチェンジで後期型となり、フロントの意匠が変更され、DOHC 2Lターボエンジンが追加されました。2013年にレガシィー初代から使われてきたEJ型SOHC 2.5Lエンジンが廃止されました。2014年にレガシィー 6代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ スバル レガシィー 2014)

 

 

 ミニカーは2015年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソがOEM製造していた京商 Jコレクション製のB4 2.5GT S-パッケージ(型番JCP70001)を流用しているようです。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されています。Jコレクション製との違いはフロントバンバー部分の形状が少し違っていて、ホイールが変更されドアハンドルや室内などの仕上げが簡素化されています。バンバー形状の違いは実車のグレードによる違いを再現しているようですが、国産名車コレクションはこんな具合に流用した市販品を少しだけ変更していることがあります。これ以外のレガシィ 5代目のミニカーはトミカのB4 1/60、これのベースとなった京商 JコレクションのB4、RAI'SのB4 ポリス仕様、WIT'S(レジン製)のB4とワゴンなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SUBARU LEGACY B4 1
SUBARU LEGACY B4 2

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