ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

MERCEDES-BENZ CLS CLASS (C219) 2004 GERMANY

MERCEDES-BENZ CLS CLASS (C219)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ CLS CLASS (C219)


MINICHAMPS 400034301 1/43 115㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.90m 全幅約1.87m エンジン 変速機: V型8気筒 5L 306HP 7段自動変速
性能: 最高速250km/h (リミッター有)  データーベースでメルセデス ベンツ CLSクラスのミニカー検索

メルセデス ベンツ CLSクラス (C219) ドイツ 2004年

 

 メルセデス ベンツEクラス(W211)の派生車として、セダンながらクーペのようなデザインを特徴とするCLSクラスが2004年に登場しました。このデザインは外部の車両開発メーカー(IVM Automotive)に委託したもので、見た目重視のかっこいいものでしたので室内は狭くなっていました。その為Eクラスよりサイズが大きいのですが、後席は2人用で4人乗りでした。エンジンはV型6気筒3.5L(272HP)、V型8気筒5L(306HP)と高性能版AMG用のV型8気筒5.5Lスーパーチャージャー(476HP)でした。

 

 チューナーのブラバスがCLSをベースに2006年に開発したブラバス CLS-V12 S ROCKETはV型12気筒ツインターボ(730HP!!)エンジンを搭載し、最高速は365.7km/hと世界最速の4ドア車だったそうです。2006年のマイナーチェンジで、5Lは5.5L、AMG用の5.5Lは6.2L(CLS63 AMG)に変わりました。CLSのデザインは当初は奇抜だと思われましたが、市場では評判が良かったようで、その後アウディ A7(2010)やフォルクスワーゲン パサート CC (2008)など同じようなスタイルの車が出てきました。(実車画像→ アウディ A7 (2010)) この4ドア クーペの概念は1970年代の日本で流行った4ドアピラードハードトップと似たようなもので、高級車では後席が多少狭くてもかっこいいデザインが受けるようです。2011年にCLS 2代目(C218)にモデルチェンジしました。(実車画像→ メルセデス ベンツ CLS 350 (C218))

 

 

 ミニカーは2007年に発売されたミニチャンプス製の当時物です。ミニチャンプスはメルセデス ベンツを作らせるといい仕事をしますが、このC219も特徴的なかっこいいボディが実にうまく再現されています。フロントグリル周りの造形もリアルで、室内も彩色されて細部までリアルに再現されています。これ以外のC219のミニカーはヘルパの1/87、京商の1/18、マイストの1/18などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ CLS CLASS (C219) 1
MERCEDES-BENZ CLS CLASS (C219) 2

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BMW 120i (E87) 2004 GERMANY

BMW 120i (E87)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 120i (E87)


AUTO ART 50553 1/43 99㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.23m 全幅約1.75m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L 156HP 6段自動変速
性能: 最高速217km/h  データーベースでBMW 1シリーズのミニカー検索

BMW 120i (E87) ドイツ 2004年

 

 BMWのエントリーモデルであった3シリーズ コンパクトの後継車として、2004年に新しい1シリーズ (E87)が登場しました。他社の同じクラスの車は、横置きエンジンの前輪駆動車ばかりでしたが、1シリーズは後輪駆動車でBMWらしい走りを楽しめる車となっていました。同時期に開発されていた3シリーズ(E90)とエンジン/シャーシを共用していました。当初は5ドアハッチバックだけで、エンジンは116i/118iがDOHC 4気筒1.6L(115HP)、120iがDOHC 4気筒2L(156HP)、118d/120dが4気筒2Lディーゼルターボを搭載していました。2006年にはDOHC 6気筒3L(265HP)エンジンを搭載した130iが追加されました。

 

 2007年のマイナーチェンジで、キドニーグリルを大きくした意匠変更が行われ、3ドアハッチバックと3ドアクーペ/電動開閉式ソフトトップを持つ3ドアカブリオレが設定されました。同時に4気筒1.6L/2Lは新設計されたエンジンに変わりました。2008年にDOHC 6気筒3L(306HP)ツインターボ エンジンを搭載した135i クーペが追加されました。2011年に6気筒3Lエンジンを335HPまでパワーアップした1シリーズ クーペの高性能版である1M クーペが登場しました。2011年に1シリーズ 2代目(F20/F21)にモデルチェンジしました。なおクーペとカブリオレの2代目は2014年に新しい2シリーズ(F22/F23)として登場しました。(実車画像→ BMW 118i (F20/F21)BMW 235i (F22/F23))

 

 

 ミニカーは2005年に発売されたオートアート製の当時物です。特徴的なフロントの造形がうまく再現されていて、灯火類や室内などの細部もリアルで良く出来ています。オートアートの1/43ではほとんどに備わっている前輪操舵ギミックに加えて、ボンネットが開閉するギミック付きです。オートアート以外の1シリーズ(E87)のミニカーは、京商のクーペ/カブリオレ 1/18、ミニチャンプスのクーペ/カブリオレ、ヘルパのハッチバック/クーペ/カブリオレ 1/87などがあります。ミニチャンプスはM クーペもモデル化しています。以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像と前輪の操舵ギミック動作画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW 120i (E87) 1
BMW 120i (E87) 2

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AUDI A4 (B7) QUATTRO 2004 GERMANY

AUDI A4 (B7) QUATTRO
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AUDI A4 (B7) QUATTRO


MINICHAMPS 400014400 1/43 107㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.58m 全幅約1.77m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L 200HP 6段変速/6段自動変速
性能: 最高速238km/h  データーベースでアウディ A4のミニカー検索

アウディ A4 (B7) クワトロ ドイツ 2004年

 

 2000年にアウディ A4の2代目(B6)が登場しました。外観は先代とほとんど同じで、構造的にも同じ縦置きエンジンの前輪駆動車/4輪駆動車で、DOHC 4気筒2LとDOHC 6気筒3L(220HP)エンジンが新しく追加されました。2002年にはDOHC V型8気筒4.2L(344HP)エンジンを搭載する高性能版のS4が設定されました。従来のセダンとワゴンのアバントに加えて、2000年には生産中止となっていたカブリオレの後継車となるA4 カブリオレが2005年に設定されました。(実車画像→ アウディ A4 B6 2000)

 

 2004年にA4の3代目(B7)が登場しました。同年に登場したA6 3代目で初めて採用された大きく開口したフロントグリル(日本人デザイナー和田 智氏のデザインでシングルフレームグリルと呼ばれる)を採用したアウディの新しい顔になりました。先代(B6)をベースとして、サスペンションなどが改良されました。エンジンは従来のDOHC 4気筒1.6L/1.8L/2Lに2.0L(200HP)直噴ターボ、V型6気筒3.2L直噴(256HP)が追加され、ディーゼルでは4気筒1.9L/2L V型6気筒2.5L/3L(204HP)ターボなどがありました。ボディ形式はセダンとワゴンのアバント、2006年にカブリオレも設定されました。先代同様DOHC V型8気筒4.2Lエンジンを搭載する高性能版のS4が2005年に設定され、さらに高性能なRS4も2006年に設定されました。2007年に4代目 B8型にモデルチェンジしました。(実車画像→ アウディ A4 B8 2007)

 

 

 ミニカーは2005年に発売されたミニチャンプス製です。A4 (B7) セダンをモデル化しています。ミニチャンプスらしいそつのない造形で、実車の雰囲気がうまく再現されています。フロントグリル、灯火類、室内などの細部もリアルに再現されていて良く出来ていました。ミニチャンプスはアバントとDTMレース仕様もモデル化しています。ミニチャンプス以外では、ブッシュ、ヘルパがセダンやアバントをモデル化しています。カブリオレはノレブ、ジク、ヴィーキングがモデル化しています。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

AUDI A4 (B7) QUATTRO 1
AUDI A4 (B7) QUATTRO 2

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FERRARI 612 SCAGLIETTI 2004 ITALY

FERRARI 612 SCAGLIETTI
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 612 SCAGLIETTI


IXO FER009 1/43 115㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.9m 全幅約1.96m エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 5.7L 540HP 
 6段変速/6段半自動変速
性能: 最高速320km/h  データーベースでフェラーリ 612 スカリエッティのミニカー検索

フェラーリ 612 スカリエッティ イタリア 2004年

 

 フェラーリ 456Mの後継車として、612 スカリエッティが2004年に登場しました。612とは12気筒6L(正確には5.7L)エンジンの意で、スカリエッティとは協力関係にあったコーチビルダーのオーナー セルジオ スカリエッティ氏に由来しています。デザインはピニンファリーナによるもので、ボディ側面をえぐった造形は1954年の375MM イングリッド バーグマン仕様のオマージュということで、品の良いエレガントなデザインとなっていました。サイドビューを見るとキャビン部分が大きく2+2座だった456Mより広い室内で、4?乗りとして開発されたことが分かります。

 

 エンジンはマラネロ 575Mと同じDOHC V型12気筒5.7L(540HP)で、6段変速/6段半自動変速で、4シータながら最高速320km/hと高性能でした。特別仕様車として2005年のイタルデザインのG.ジウジアーロのデザイナー活動50周年を記念したコンセプトカー GG50 (フェラーリ初のハッチバックでG.ジウジアーロのデザイン)、2007年のフェラーリ創立60周年記念で限定60台のセッサンタ(60の意)などがありました。(実車画像→ フェラーリ GG50) また2005年には612 スカリエッティで中国を横断する「チャイナツアー」と称するPRキャンペーンを行っていました。2011年に生産中止となり、後継車的なモデルとしてフェラーリ初のシューティングブレーク(ワゴン) フェラーリ FFが登場しました。(実車画像→ フェラーリ FF)

 

 

 ミニカーは2005年に発売されたイクソ製です。型番がFERで始まるイクソのフェラーリ シリーズの一台です。イクソはミニカー付雑誌 フェラーリ コレクション用で612をモデル化していましたので、これはそれをカタログモデルとしたものです。プロポーションが良いイクソらしいそつの無い造形で、実車の雰囲気がうまく再現されています。室内も薄茶色シートの内装やインパネなどが良く仕上げてあります。ただ背面が透けて見えるヘッドライトの処理がいまひとつです。イクソは上述したPRキャンペーン「チャイナ ツアー」を行ったチャイナツアーカー仕様もモデル化しています。これ以外の612 スカリエッティのミニカーは、マテルの1/43と1/18、ルックスマート(レジン製)、レッドライン(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変わります)

FERRARI 612 SCAGLIETTI 1
FERRARI 612 SCAGLIETTI 2

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FERRARI F430 2004 ITALY

FERRARI F430
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI F430


IXO FER014 1/43 107㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.52m 全幅約1.92m エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 4.3L 490HP ミドシップ搭載 
 6段変速/6段半自動変速
性能: 最高速315km/h  データーベースでフェラーリ F430のミニカー検索

フェラーリ F430 イタリア 2004年

 

 2004年にフェラーリ 360 モデナの後継車としてF430が登場しました。デザインはピニンファリーナで、360のイメージを継承しつつ、リアエンド下部にディフューザーを装着してダウンフォースを向上させていました。フロントノーズの開孔部は1961年のフェラーリ 156 F1のシャークノーズをモチーフにしていました。エンツォ フェラーリと同じ上部が露出した独特のテールライトが、新しいフェラーリの特徴として採用されていました。2005年には電動で開閉するソフトトップを持つスパイダーが追加されました。

 

 縦置きでミドシップ搭載されるエンジンは、従来のディノ系のV型8気筒(5バルブ)から新設計されたV型8気筒(4バルブ)4.3L(430という名前の由来)に変わりました。新機能として操舵角や横加速度に応じてリミッテドスリップデフのトルクをコンピュータ制御するE-DIFFシステムを搭載していました。2007年にボディを軽量化し503HPにパワーアップした高性能版の430 スクーデリア、2008年にフェラーリがF1コンストラクターズタイトルを史上最多の16回獲得した記念としてスクーデリア スパイダー 16M(499台限定)が追加されました。2005年にレーシング仕様の430 チャレンジが登場しそれをベースにしたGTCやGT3もありました。2009年に458 イタリアにモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2005年に発売されたイクソ製です。型番がFERから始まるイクソのフェラーリ シリーズの1台です。このシリーズに共通するそつの無い良い出来ばえに仕上がっています。特徴的なテールライトや室内などの細部もリアルに再現されていて、リアウインドー下にはエンジンも再現されています。(ただ独特な形状のドアミラーのステーはもう少しきちんと開口部を抜いて欲しかったですが) イクソはカタログ仕様でF430 スパイダーやチェレンジもモデル化していて、その廉価版をミニカー付雑誌フェラーリ コレクションにOEM提供していました。これ以外のF430のミニカーとしては、マテルの1/43と1/18、京商の1/64、レジン製でルックスマート、レッドライン、BBRなどがあります。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変わります)

FERRARI F430 1
FERRARI F430 2

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