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スバル レガシィ B4 セダン 日本 2003年
2003年にスバル レガシィ 4代目が登場しました。衝突安全性を向上させる為に、ボディを大型化し車幅が1.7mを超える3ナンバー規格車となりました。ボディが大型化し剛性が向上しましたが、高張力鋼板やアルミ製パーツの採用で車重は軽量化されました。セダン B4とワゴンの構成は先代同様で、外観は先代のイメージを踏襲していますが、ヘッドライト/リアライトの形状変更でよりスマートなデザインとなりました。全てのエンジンは水平対向で4気筒2L/2.5LとDOHC 4気筒2L/2.5Lターボ(250HP)とDOHC 6気筒3Lがあり、5段自動変速が新規に採用され全モデルがフルタイム4WDでした。2003年の日本 カー オブ ザ イヤーを受賞しています。
派生車でSUVのレガシィ ランカスター 2代目を後継する車として2003年にアウトバックがレガシィから独立したモデルとなりました。レガシィは2004年の改良でB型、2005年の改良でC型、2006年のマイナーチェンジで内外装を変更したD型(後期型)となりました。その後も2007年のE型、2008年のF型と改良されました。STI(スバル テクニカ インターナショナル)がチューンした限定車チューンド BY STIが2007年に設定され、2008年にS402が設定されました。2008年に世界初の水平対向4気筒2Lディーゼルターボエンジン搭載車が欧州向けに設定されました。2009年にレガシィ 5代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは2009年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。レガシィ 4代目 セダン B4をモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソはレガシィ 4代目 セダン B4を京商 Jコレクション(型番JC23068)向けにOEM製造していますので、それを流用しています。フロント周りの造形がリアルで実車のイメージが良く再現されていてかなり良い出来ばえです。安価な雑誌付きミニカーですが、室内のインパネなどの細部もそこそこ良く仕上げてあります。国産名車コレクションはワゴンもモデル化しています。これ以外のレガシィ 4代目のミニカーはトミカのワゴン 1/60、Mテックのワゴン、Mテック カプセルのワゴン 1/72、上述した京商 JコレクションのB4 セダンとワゴン、WIT'S(レジン製)のワゴン チューンド BY STIとS402、RAI'SのB4 ポリス仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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メルセデス ベンツ CLSクラス (C219) ドイツ 2004年
メルセデス ベンツEクラス(W211)の派生車として、セダンながらクーペのようなデザインを特徴とするCLSクラスが2004年に登場しました。このデザインは外部の車両開発メーカー(IVM Automotive)に委託したもので、見た目重視のかっこいいものでしたので室内は狭くなっていました。その為Eクラスよりサイズが大きいのですが、後席は2人用で4人乗りでした。エンジンはV型6気筒3.5L(272HP)、V型8気筒5L(306HP)と高性能版AMG用のV型8気筒5.5Lスーパーチャージャー(476HP)でした。
チューナーのブラバスがCLSをベースに2006年に開発したブラバス CLS-V12 S ROCKETはV型12気筒ツインターボ(730HP!!)エンジンを搭載し、最高速は365.7km/hと世界最速の4ドア車だったそうです。2006年のマイナーチェンジで、5Lは5.5L、AMG用の5.5Lは6.2L(CLS63 AMG)に変わりました。CLSのデザインは当初は奇抜だと思われましたが、市場では評判が良かったようで、その後アウディ A7(2010)やフォルクスワーゲン パサート CC (2008)など同じようなスタイルの車が出てきました。(実車画像→ アウディ A7 (2010)) この4ドア クーペの概念は1970年代の日本で流行った4ドアピラードハードトップと似たようなもので、高級車では後席が多少狭くてもかっこいいデザインが受けるようです。2011年にCLS 2代目(C218)にモデルチェンジしました。(実車画像→ メルセデス ベンツ CLS 350 (C218))
ミニカーは2007年に発売されたミニチャンプス製の当時物です。ミニチャンプスはメルセデス ベンツを作らせるといい仕事をしますが、このC219も特徴的なかっこいいボディが実にうまく再現されています。フロントグリル周りの造形もリアルで、室内も彩色されて細部までリアルに再現されています。これ以外のC219のミニカーはヘルパの1/87、京商の1/18、マイストの1/18などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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BMW 120i (E87) ドイツ 2004年
BMWのエントリーモデルであった3シリーズ コンパクトの後継車として、2004年に新しい1シリーズ (E87)が登場しました。他社の同じクラスの車は、横置きエンジンの前輪駆動車ばかりでしたが、1シリーズは後輪駆動車でBMWらしい走りを楽しめる車となっていました。同時期に開発されていた3シリーズ(E90)とエンジン/シャーシを共用していました。当初は5ドアハッチバックだけで、エンジンは116i/118iがDOHC 4気筒1.6L(115HP)、120iがDOHC 4気筒2L(156HP)、118d/120dが4気筒2Lディーゼルターボを搭載していました。2006年にはDOHC 6気筒3L(265HP)エンジンを搭載した130iが追加されました。
2007年のマイナーチェンジで、キドニーグリルを大きくした意匠変更が行われ、3ドアハッチバックと3ドアクーペ/電動開閉式ソフトトップを持つ3ドアカブリオレが設定されました。同時に4気筒1.6L/2Lは新設計されたエンジンに変わりました。2008年にDOHC 6気筒3L(306HP)ツインターボ エンジンを搭載した135i クーペが追加されました。2011年に6気筒3Lエンジンを335HPまでパワーアップした1シリーズ クーペの高性能版である1M クーペが登場しました。2011年に1シリーズ 2代目(F20/F21)にモデルチェンジしました。なおクーペとカブリオレの2代目は2014年に新しい2シリーズ(F22/F23)として登場しました。(実車画像→ BMW 118i (F20/F21)、BMW 235i (F22/F23))
ミニカーは2005年に発売されたオートアート製の当時物です。特徴的なフロントの造形がうまく再現されていて、灯火類や室内などの細部もリアルで良く出来ています。オートアートの1/43ではほとんどに備わっている前輪操舵ギミックに加えて、ボンネットが開閉するギミック付きです。オートアート以外の1シリーズ(E87)のミニカーは、京商のクーペ/カブリオレ 1/18、ミニチャンプスのクーペ/カブリオレ、ヘルパのハッチバック/クーペ/カブリオレ 1/87などがあります。ミニチャンプスはM クーペもモデル化しています。以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像と前輪の操舵ギミック動作画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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アウディ A4 (B7) クワトロ ドイツ 2004年
2000年にアウディ A4の2代目(B6)が登場しました。外観は先代とほとんど同じで、構造的にも同じ縦置きエンジンの前輪駆動車/4輪駆動車で、DOHC 4気筒2LとDOHC 6気筒3L(220HP)エンジンが新しく追加されました。2002年にはDOHC V型8気筒4.2L(344HP)エンジンを搭載する高性能版のS4が設定されました。従来のセダンとワゴンのアバントに加えて、2000年には生産中止となっていたカブリオレの後継車となるA4 カブリオレが2005年に設定されました。(実車画像→ アウディ A4 B6 2000)
2004年にA4の3代目(B7)が登場しました。同年に登場したA6 3代目で初めて採用された大きく開口したフロントグリル(日本人デザイナー和田 智氏のデザインでシングルフレームグリルと呼ばれる)を採用したアウディの新しい顔になりました。先代(B6)をベースとして、サスペンションなどが改良されました。エンジンは従来のDOHC 4気筒1.6L/1.8L/2Lに2.0L(200HP)直噴ターボ、V型6気筒3.2L直噴(256HP)が追加され、ディーゼルでは4気筒1.9L/2L V型6気筒2.5L/3L(204HP)ターボなどがありました。ボディ形式はセダンとワゴンのアバント、2006年にカブリオレも設定されました。先代同様DOHC V型8気筒4.2Lエンジンを搭載する高性能版のS4が2005年に設定され、さらに高性能なRS4も2006年に設定されました。2007年に4代目 B8型にモデルチェンジしました。(実車画像→ アウディ A4 B8 2007)
ミニカーは2005年に発売されたミニチャンプス製です。A4 (B7) セダンをモデル化しています。ミニチャンプスらしいそつのない造形で、実車の雰囲気がうまく再現されています。フロントグリル、灯火類、室内などの細部もリアルに再現されていて良く出来ていました。ミニチャンプスはアバントとDTMレース仕様もモデル化しています。ミニチャンプス以外では、ブッシュ、ヘルパがセダンやアバントをモデル化しています。カブリオレはノレブ、ジク、ヴィーキングがモデル化しています。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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フェラーリ 612 スカリエッティ イタリア 2004年
フェラーリ 456Mの後継車として、612 スカリエッティが2004年に登場しました。612とは12気筒6L(正確には5.7L)エンジンの意で、スカリエッティとは協力関係にあったコーチビルダーのオーナー セルジオ スカリエッティ氏に由来しています。デザインはピニンファリーナによるもので、ボディ側面をえぐった造形は1954年の375MM イングリッド バーグマン仕様のオマージュということで、品の良いエレガントなデザインとなっていました。サイドビューを見るとキャビン部分が大きく2+2座だった456Mより広い室内で、4?乗りとして開発されたことが分かります。
エンジンはマラネロ 575Mと同じDOHC V型12気筒5.7L(540HP)で、6段変速/6段半自動変速で、4シータながら最高速320km/hと高性能でした。特別仕様車として2005年のイタルデザインのG.ジウジアーロのデザイナー活動50周年を記念したコンセプトカー GG50 (フェラーリ初のハッチバックでG.ジウジアーロのデザイン)、2007年のフェラーリ創立60周年記念で限定60台のセッサンタ(60の意)などがありました。(実車画像→ フェラーリ GG50) また2005年には612 スカリエッティで中国を横断する「チャイナツアー」と称するPRキャンペーンを行っていました。2011年に生産中止となり、後継車的なモデルとしてフェラーリ初のシューティングブレーク(ワゴン) フェラーリ FFが登場しました。(実車画像→ フェラーリ FF)
ミニカーは2005年に発売されたイクソ製です。型番がFERで始まるイクソのフェラーリ シリーズの一台です。イクソはミニカー付雑誌 フェラーリ コレクション用で612をモデル化していましたので、これはそれをカタログモデルとしたものです。プロポーションが良いイクソらしいそつの無い造形で、実車の雰囲気がうまく再現されています。室内も薄茶色シートの内装やインパネなどが良く仕上げてあります。ただ背面が透けて見えるヘッドライトの処理がいまひとつです。イクソは上述したPRキャンペーン「チャイナ ツアー」を行ったチャイナツアーカー仕様もモデル化しています。これ以外の612 スカリエッティのミニカーは、マテルの1/43と1/18、ルックスマート(レジン製)、レッドライン(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変わります)
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