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スバル レガシィ ツーリング ワゴン 日本 1998年
1998年にスバル レガシィ 3代目が登場しました。先代同様にサイズは5ナンバーのままで、ワゴンとそのSUV仕様のランカスターが先に発売され、セダンはB4という名前で半年後に追加されました。デザインは従来のレガシィの基本的なフォルムを残しながら、上下2灯式ヘッドライトを採用し力強い重厚なデザインとなりました。レガシィは走行性能が売りでしたが、この3代目では内装がレベルアップし、衝突安全性能もトップクラスとなり走行性能以外の品質が向上しました。
当初のエンジンは水平対向DOHC 4気筒2L(ツインターボ 280HP)/2.5L(167HP)で、2000年にランカスターに水平対向DOHC 6気筒3L(220HP)が追加され、その後ワゴンとB4にも3Lエンジンが追加されました。駆動方式は前輪駆動がなくなり、全車が4WDになりました。2001年のマイナーチェンジでフロントグリルにスバルの六連星ロゴが付きました。2002年にSTi(スバル テクニカ インターナショナル)がB4をチューンしたS401 STiバージョン(4気筒2Lツインターボ 293HPエンジン)が限定生産されました。派生車として北米向けのピックアップのバハ(BAJA)が2002年に登場しました。先代はワゴンに人気が集中しましたが、スポーティ仕様のみとしたセダン B4も高性能セダンとして人気が回復しました。2003年にレガシィ 4代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは2001年に発売されたダイヤペット(アガツマ)製の当時物です。レガシィ 3代目 ツーリング ワゴンをモデル化しています。アガツマ傘下のダイヤペットで製作された1/43のミニカーで、従来のダイヤペットとは異なるスケールモデル的な作風で、当時の国産ミニカーとしてかなり良い出来ばえでした。灯火類、車名ロゴ、室内などの細部もかなりリアルに再現されています。ドア開閉ギミック付きです。これ以外のレガシィ 3代目のミニカーはトミカのワゴン 1/60、オートアートのB4とワゴン、Mテック カプセルのワゴン 1/72、タルガ タッカーのワゴン 1/64、ハイストーリー(レジン製)のワゴン、WET'S(レジン製)のS401 STIなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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フォード F-150 SVT ライトニング ピックアップ アメリカ 1999年
ピックアップは日本では物を運ぶ商用車として使われますが、アメリカでは乗用車的な使われ方をしています。最初のピックアップはフォード T型を改造して後部に荷台を追加したものでした。(参照フォード T型 ランチ) この車は農場で使われましたが、貨物用だけではなく乗用にも使われました。1950年代になるとフォード ランチェロやシボレー エルカミーノのようなデザイン重視のピックアップも登場するようになりました。州によってはピックアップの自動車税が割安であったので、財布の軽い若者がこぞって乗るようになり、乗用車的な使い方をするピックアップが普及していきました。
データーベースでフォード ランチェロのミニカー検索
データーベースでシボレー エルカミーノのミニカー検索
フォードのピックアップを代表するFシリーズの初代は1948年に登場しました。F1からF8まで積載量の異なる8種類のタイプがあり、ピックアップ、パネルバン、ボンネットトラック、キャブオーバー式トラック、スクールバスなど様々なボディがありました。(1950年式 F3 実車画像)
1953年に2代目登場、モデル名がF-100、F-110、F-250、F-260、F-350、F-360、F-500、F-900に変わりました。
1957年に3代目登場、キャブオーバー式トラック(F-900)は大型トラックのCシリーズに統合されてなくなりました。1959年に4WD仕様が追加されました
1961年に4代目登場、1965年にフロントサスペンションがソフトな物に変更され、4ドアのキャブが設定されるなど乗用車的な性格が強まりました。上級モデルとしてレンジャーが設定されました。(1965年式 F-100 実車画像)
1967年に5代目登場 1972年に小型ピックアップのクーリエが登場しました。(この車はマツダ Bシリーズ(プロシード)の流用)
1973年に6代目登場 1975年に現在の主力モデルであるF-150が登場しました。(1975年式 F-150 実車画像)
1980年に7代目登場 当時のモデルはF-100、F-150、F-250、F-350、F-600、F-700、F-800で、ディーゼルエンジン搭載車が登場しました。1982年にクーリエの後継車の名前がレンジャーとなりました。
1987年に8代目登場 7代目のマイナーチェンジ的な変更でした。
1992年に9代目登場 1993年にV型8気筒5.8L(240HP)エンジンを搭載する高性能スポーツ仕様のSVT ライトニングが追加されました。1999年にF-250以上のモデルがスーパーデューティーとして独立したので、それ以降のFシリーズはF-150だけとなりました。現在(2023年)のFシリーズは14代目で、現在でもアメリカで一番売れているピックアップです。(2位はGM シボレー シルバラード →2017年式 実車画像)
データーベースでフォード Fシリーズ トラックのミニカー検索
データーベースでシボレー シルバラードのミニカー検索
ミニカーは2002年に発売されたデルプラドの世界の名車シリーズで、メーカーはアンソンです。F-150 10代目(1997年登場)で限定生産された高性能スポーツ仕様のSVT ライトニングをモデル化しています。ミニカーの底板には縮尺1/43と表示されていますが、実際には1/50ぐらいで出来ているようです。フロント周辺の造形や太いタイヤなど実車の雰囲気がそこそこ再現されていて良い出来ばえでした。ドアが開閉するギミック付きで室内も結構再現されています。Fシリーズのミニカーはほとんどが最近発売されたものですが、様々な世代や種類の物がたくさんあります。特に初代のF1や2代目のF-100の人気が高いようです。以下はフロントとリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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メルセデス ベンツ CL 500 クーペ (C215) ドイツ 1999年
メルセデス ベンツ SクラスのクーペであるCLクラスの2代目CL 600(C215)が1999年に登場しました。ベンツの新しい顔である楕円4灯式ヘッドライトを採用したスタイリッシュなクーペスタイルは、従来のSクラスクーペにないスポーティなイメージでした。Sクラス(W220)のホイールベースを短縮し、サスペンションを電子制御する「Active Body Control」やレーザーで先行車を検出するクルーズコントロールなどベンツの先進技術が採用されていました。当初のエンジンはV型8気筒5LとV型12気筒5.8L(367HP)でした。
2000年に高性能版のV型8気筒5.4Lエンジン搭載のCL 55 AMGが追加されました。2002年のマイナーチェンジでフロントの意匠が変更され、12気筒エンジンはツインターボ付V型12気筒5.5L(500HP)に、8気筒のCL 55 AMGはスーパーチャージャー付(500HP)に変更されました。2003年にはツインターボ付V型12気筒6L(612HP)エンジン搭載のCL 65 AMGが追加されました。2006年に3代目のCLクラス(C216)にモデルチェンジしました。(実車画像→ メルセデスベンツ CLクラス (C216))
ミニカーは2000年に発売されたミニチャンプス製の当時物です。特徴的なクーペスタイルが良く再現されていて非常に良い出来ばえです。室内もかなりリアルに再現されています。ミニチャンプス流のデフォルメで車高を下げているので、実車以上にかっこよく見えます。ミニチャンプスは9色もカラーバリエーションを出していて、かっこいいのでカラーバリエーションは買わない私が銀色も買ってしまいました。これ以外のC215のミニカーではオートアートの1/18、ホンウェルの1/72、スパークのAMGなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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メルセデス ベンツ ML320 (W163) ドイツ 1999年
メルセデス ベンツのSUVとしてMクラスが1997年に登場しました。メルセデス ベンツには軍用車ベースの本格派オフロード車のGクラスがありますが、Mクラスは一般向けです。3列シート仕様では7人乗りとなる4ドアハッチバックで、デザイン的にはリアクオーターの処理などトヨタのハリヤーとよく似ていました。走行状態に応じて前後輪トルクを制御する電子制御式フルタイム4WDシステムを備えていました。6気筒3.2Lエンジン搭載のML320が北米で発売され、その後4気筒2.3Lエンジン搭載のML230がヨーロッパで発売されました。
5気筒2.7Lターボ ディーゼルエンジン搭載のML270、V型8気筒4.3Lエンジン搭載のML430、V型8気筒5.4L(347HP)エンジン搭載のML 55 AMGなどが追加されました。2002年のマイナーチェンジでライトやバンパーの意匠が変更されて2005年まで生産され、2代目(W164)にモデルチェンジしました。メルセデス ベンツとして初めて本国以外のアメリカ工場で製造されたMクラス初代は、車両完成度が低いと評価されブランドの信頼性を著しく落としました。なおMクラスなのにMLという名前が付いているのは、Mシリーズを持つBMWがMという名前にクレームをつけたからだそうです。2015年からMクラスはGLEクラス(EクラスのSUV)に改名されました。
ミニカーは1999年に発売されたビテス製の当時物です。ビテスが倒産する少し前に発売されたビテスとして一番出来が良かった時期の物で、3列シート仕様のML320をモデル化しています。プロポーションが良く灯火類や室内などの細部もリアルに再現されていて、かなり良い出来ばえでした。ビテスはバリエーションでML430もモデル化していました。ビテス以外のMクラス(W163)のミニカーはジク(1/55)、シュコー ジュニア、ブッシュの1/87、イクソのML500などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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BMW Z8 (E52) ドイツ 1999年
1950年代のスポーツカー BMW 507をモチーフにして、アメリカのデザインセンターがデザインしたコンセプトカー BMW Z07が1997年に発表されました。この車は507のイメージを現代風に焼き直したノスタルジックな美しさを持つ2座スポーツカーでした。このZ07をほとんどそのままで量産化したのがZ8で1999年に登場しました。(実車画像→ BMW Z07)
ボディだけではなくシャーシも全てアルミニウム製という高度な構造(車重1585kg)で、M5(E39)用のV型8気筒4.9L(400HP)エンジンを搭載していました。6段変速機で最高速は250km/h(リミッター解除で290km/h)と高性能でした。室内はセンターメーターが採用され、ややクラシックな感じがするシンプルな内装でした。標準装備されるリアデフロスター付のハードトップは、手動で脱着しました。
2002年まで生産され、2003年はアルピナがチューンしたV型8気筒4.8L(381HP)エンジンを搭載し5段自動変速機に変更したアルピナ V8 ロードスターとして生産されました。総生産台数は約5700台(アルピナ V8は555台)でした。1999年に公開された映画「007 ワールド イズ ノット イナフ」のボンドカーに採用されました。
ミニカーは2000年に発売されたソリド製の当時物です。ソリドの型番1500番台の1500シリーズは、定価2000円ほどと安価ながらも、老舗らしいツボを抑えた出来の良いミニカーに仕上がっていました。このZ8もプロポーションが良く、灯火類や室内などの細部もリアルに再現された良い出来ばえでした。(特に赤/黒の内装とインパネは値段相応以上に良く仕上げてあります) バリエーションでハードトップ付(型番1581)もありました。これ以外のZ8のミニカーはオートアートの1/18、京商の1/12と1/18と1/64、ミニチャンプス、シュコー、イクソ、国産名車コレクションなどがあります。アルピナ V8 ロードスターはヘルパがモデル化しています。ボンドカー仕様はコーギーの1/36、オートアートの1/18、京商の1/12などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)