ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

TOYOTA CROWN ROYAL SALOON (MS80) 1974 JAPAN

TOYOTA CROWN ROYAL SALOON (MS80)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CROWN ROYAL SALOON (MS80)


DIAPET 1347 (G17) 1/40 121㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.77m 全幅約1.69m エンジン 変速機: 6気筒 2.6L 140HP 5段変速 3段自動変速
性能: 最高速175km/h  データーベースでトヨタ クラウン S80-100型のミニカー検索

トヨタ クラウン ロイヤルサルーン MS80型 日本 1974年

 

 1974年にトヨタ クラウン 5代目が登場しました。先代が丸みを帯びたデザインで失敗したことによほど懲りたらしく、思いっきり角ばったデザインに変わりました。この頃からクラウンだけではなく、トヨタ車全体が徐々にスクエアなデザインに移行していました。4ドアセダン、2/4ドアハードトップ、ワゴン(バン)の設定がありました。エンジンは6気筒2L(125HP/135HP EFI)/2.6L(140HP)のM型で、3段AT、5/4段MT変速で、最高速175km/h(2.6L)の性能でした。クラウンとして初の電子制御式燃料噴射装置(トヨタではEFIと呼ぶ)を採用したM-E型エンジンが搭載され、この頃から電子制御式燃料噴射装置が実用化されていきました。

 

 最上級グレードに「ロイヤルサルーン」という名前が付けられ、4輪ディスクブレーキや世界初のオーバードライブ付き4速ATなどの先進技術が採用されました。 1976年のマイナーチェンジで、フロントグリルが独立したデザインとなった後期型に変わりました。また同年に4気筒2.2Lのディーゼルエンジンが追加されました。(実車画像→ トヨタ クラウン 1976) 1979年にクラウン 6代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1974年に発売されたダイヤペット製の当時物です。最上級グレードのロイヤルサルーンをモデル化しています。ダイヤペットの協力工場の9番工場が製作していますが、実車の角ばったデザインがうまく再現されていて、当時物ミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。ダイヤペットは前期型バンと後期型ロイヤルサルーンもモデル化していました。これ以外の当時物ではトミカとトミカ ダンディのロイヤルサルーンがありました。当時物以外ではトミカ リミッテドの前期型ロイヤルサルーン、後期型2ドアハードトップ、川端企画J-43(アンチモニー製)のセダンなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA CROWN ROYAL SALOON 1
TOYOTA CROWN ROYAL SALOON 2

 以下は1978年に発売されたダイヤペット製の当時物 トヨタ クラウン MS100 ロイヤルサルーン (1/40 型番G112)の画像です。マイナーチェンジ後のロイヤルサルーン 後期型をモデル化しています。上記のロイヤルサルーンをベースにして、独立したフロントグリル、角型2灯式ヘッドライト、テールライト形状などを変更しています。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CROWN HARDTOP 1
TOYOTA CROWN ROYAL HARDTOP 2

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CROWN HARDTOP 3
TOYOTA CROWN ROYAL HARDTOP 4

 以下は1975年に発売されたダイヤペット製の当時物 トヨタ クラウン MS80 前期型 バン (1/40 型番G18)の画像です。これはダイヤペットの協力工場の11番工場が製作していますが、上記のセダンに比べるとフロントグリルの横幅が長くなっています。同じ車をモデル化しても、製作する工場によって雰囲気が変わるのはダイヤペットの面白いところでした。当時のミニカーは現在のようなスケールモデル的な観点だけでその良し悪しを決めるものではありませんでしたので、私にとってはこの当時のクラウン バンのミニカーとして集める価値がありました。(実車に少しばかり似ていないのもご愛敬で、クラウンのバンであることは分かりますので) ボンネット/ドア/テールゲートが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CROWN VAN 1
TOYOTA CROWN VAN 2

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/リアゲート開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CROWN VAN 3
TOYOTA CROWN VAN 4

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=987

TOYOTA COROLLA 1600 GSL (KE30) 1974 JAPAN

TOYOTA COROLLA 1600 GSL (KE30)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA COROLLA 1600 GSL (KE30)


DIAPET 1362 (G21) 1/40 101mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.57m エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 100HP 5段変速 3段自動変速
性能: 最高速160km/h  データーベースでトヨタ カローラ/スプリンター 3代目のミニカー検索

トヨタ カローラ 1600GSL KE30型 日本 1974年

 

 1974年にトヨタ カローラ 3代目(E30 サンマル)が登場しました。当時期のクラウンやコロナがスクエアなデザインを採用していた流れで、カローラも同じような大人しいスタイルになりました。2/4ドアセダン、2ドアハードトップ(センターピラーが無いクーペ)、ワゴン/バンの設定がありました。姉妹車のスプリンターは4ドアセダン、2ドアクーペの設定でした。1976年に3ドアでスポーティなワゴン形式のリフトバックが追加されました。

 

 4気筒1.2L(71HP)K型/1.4L(78HP)/1.6L(100HP)T型エンジンを搭載し3段AT/5/4段MT変速で、最高速160km/h(1.6L)の性能でした。1977年のマイナーチェンジで外観を小変更した後期型にかわり、1.2Lエンジンが1.3Lに拡大されました。排ガス対策で一時的に消えていた高性能車レビンが1977年にEFI仕様のDOHC4気筒1.6L(110HP)2T-Gエンジンで復活しました。カローラ 30系はその膨大なバリエーション展開故に、カローラ史上で一番生産台数が多かったそうです。1979年にカローラ 4代目(E70)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1976年に発売されたダイヤペット製の当時物で、4ドアセダンをモデル化しています。ダイヤペットの協力工場の9番工場が製作していますが、全体的なプロポーションが良く、フロント周りの雰囲気もうまく再現されています。室内などの細部も良く再現されていて当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。2022年現在でカローラ 3代目 セダンのミニカーはこれしかないので、その点でも貴重なミニカーです。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。これ以外の当時物ミニカーはトミカのレビン、トミカ ダンディのリフトバックがありました。当時物以外ではトミカ リミッテドのレビン(1/64)、トミーテックのバン(1/150)、HI-STORY(レジン製)のレビン後期型(E51)などがあります。なおスプリンター 3代目はカローラ レビンとは異なるボディを持つクーペ系のスプリンター トレノ(TE47)をHI-STORY(レジン製)がモデル化しています。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA COROLLA 1600 GSL (KE30) 1
TOYOTA COROLLA 1600 GSL (KE30) 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=988

MAZDA ROADPACER 1974 JAPAN

MAZDA ROADPACER
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA ROADPACER


JAPANESE CAR COLLECTION 126 1/43 114mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.85m 全幅約1.89m エンジン 変速機: 2ローター 654X2cc 135HP 3段自動変速
性能: 最高速165km/h  データーベースでマツダ ロードペーサーのミニカー検索

マツダ ロードペーサー 日本 1974年

 

 トヨタ センチュリーや日産 プレジデントといった最高級車市場にマツダはロードぺーサーで1975年に参入しました。ただ一から自社開発するのは当時のマツダ(東洋工業)には荷が重く、この車はオーストラリアのGM ホールデン社から輸入した1974年式の右ハンドルの大型車プレミア (PREMIER 実車画像)を改造した物でした。内外装を高級に仕上げ、13B型エンジン(135HP)にジャトコ(日本自動変速機)製の3段自動変速機を組み合わせて、最高速は165km/hでした。

 

 低回転域でのトルクに難があるロータリーエンジンはこの手の高級車には不向きなこともあって、この車はあまり出来が良くなかったようです。1979年の生産中止までに約800台ほどしか生産されていません。結局国内の最高級車市場の牙城(センチュリやプレジデントの市場)は崩せなかった訳です。なお同時期にいすゞ自動車も同じホールデン プレミアを輸入してステーツマン デビルの名前で販売していましたが、これもほとんど売れませんでした。

 1970年代にマツダはロータリーエンジン搭載車でのフルラインナップを計画しており、このロードペーサーもその計画の一環でした。また軽自動車でもシャンテに搭載する予定でしたが、さまざまな事情で実現しませんでした。1973年のオイルショックが起こるまでは、ロータリーエンジン車は輝いていたのですが。。。

 

 

 ミニカーは2010年に発売された国産名車コレクション製です。メーカーは不明ですが、おそらくイクソではないかと思います。このロードぺーサーは国産名車コレクションシリーズの中でも、かなり出来の良い部類だと思います。ただ実車がほとんど知られていないので、あまり欲しい人はいないでしょう。これの型を流用してFIRST43からもロードぺーサーが発売されました。当時物ミニカーとしてはトミカ ダンディ製がありました。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA ROADPACER 1
MAZDA ROADPACER 2

 以下は1976年に発売されたトミカ ダンディの当時物ミニカーのロードペーサー(1/49 型番D49)の画像です。実車に人気が無かったので、これは多分販促用に作ったものを市販したのだと思われます。スケールが1/49と中途半端ですが、当時物としてはかなり良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA ROADPACER 3
MAZDA ROADPACER 4

 以下はボンネット開閉ギミック/室内の画像と国産名車コレクション製と並べてみた画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA ROADPACER 5
MAZDA ROADPACER 6

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1020

HONDA CIVIC 1500 GF 1974 JAPAN

HONDA CIVIC 1500 GF
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CIVIC 1500 GF


DIAPET 1346 (G16) 1/40 92mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.7m 全幅約1.5m エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 70HP 4段変速
性能: 最高速150km/h  データーベースでホンダ シビックのミニカー検索

ホンダ シビック 1500 GF 日本 1974年

 

 ホンダ 1300での失敗を糧にして設計され、1972年に登場した小型車がシビックでした。前述したライフを大型化したような構成で、ヨーロッパ車風の2ボックス スタイルは当時の国産車としては新鮮なイメージがありました。4気筒1.2L(60HP)エンジンを搭載し、サスペンションは4輪ともストラット式の独立懸架、4段変速で最高速145km/hの性能でした。当初は2ドアセダンだけでしたが、3ドアハッチバックと上級グレードのGL(69HP)が直ぐに追加されました。

 

 1973年に「ホンダマチック」と称する半自動2段変速機仕様が設定されました。同年に独自開発の排ガス対策CVCC(複合渦流調整燃焼)方式を採用した1.5L(70HP)エンジンが追加され、ホイールベースを延長した4ドアセダンが追加されました。1974年にはスポーツ仕様の1200RS(76HP)が追加され、翌年には1.5Lの1500RSLに変わりました。1974年に5ドアの商用バンも追加されました。1977年に4ドアセダンをハッチバック化した5ドアが追加されました。1978年にエンジンが1.2Lエンジンが1.3Lに拡大され4ドアセダンが廃止されました。

 

 

 ホンダは横置エンジンの前輪駆動車として経験を積んだことで、操縦性などの問題を解消し、シビックでは居住性等に前輪駆動車のメリットが発揮されました。従来の国産車の概念を越えたことで大ヒットした傑作車でした。アメリカの排ガス規制(マスキー法)にCVCCエンジンでいち早く対応し、アメリカ市場など輸出先でも成功しました。1979年にシビック 2代目にモデルチェンジしましたが、外観をほとんど変えなかったことなどの原因で国内販売は芳しくありませんでした。

 ミニカーは1975年に発売されたダイヤペット製の当時物です。1973年に追加された4ドアセダンをモデル化しています。当時のダイヤペットの8番協力工場が製作していますが、この工場は型番G33のフェアレディ Z 2by2や型番G39のシルビア S10なども製作していて、センスの良い造形をしています。このシビックも少しずんぐりとした実車の雰囲気がうまく再現されていて、当時のダイヤペットのミニカーのなかでもかなり良い出来ばえでした。ただしこの頃から採用され始めたプラ製のホイールが安っぽく見えるのが、いまひとつです。ボンネット/ドア/トランクの開閉ギミック付です。ダイヤペットはこれより前の1973年に2ドアをチェリカ100シリーズ(1/34)でもモデル化していました。そのほかの当時物ミニカーはトミカの初期型のGL、トミカ ダンディのCVCC 4ドア(1/42)、エイダイ グリップの1500RSL(1/28)などがありました。当時物以外ではエブロのGL/1200RS、トミカ リミッテドのGL、コナミの1200RS、国産名車コレクションの1200RS、京商サークルK(1/64)の1200RSなどがあります。なおシビック 2代目のミニカーは外観がほとんど初代と変わらないことが原因でしょうか、2020年現在でもワゴン仕様のカントリーがトミカでモデル化されているだけです。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリア(トランク開閉ギミック)/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA CIVIC 1500 GF 1
HONDA CIVIC 1500 GF 2

 以下は2002年に発売されたエブロ製のホンダ シビック 3ドア GL(型番43297)の画像です。エブロらしい正確な造形で、室内もリアルに良く再現されていて実に良く出来ています。シビック 初代の1/43量産ミニカーでは一番の出来ばえだと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CIVIC 1500 GF 1
HONDA CIVIC 1500 GF 2

 以下は2006年に発売された国産名車コレクションのホンダ シビック 1200 RS (1/43 No.15)の画像です。国産名車コレクションの初期物で、メーカーはノレブです。ノレブらしいそつのない造形で、オーバーライダー付バンパーとブラックアウトしたホイールなどRS仕様をリアルに再現しています。コスト制限のある雑誌付きミニカーなので内装の仕上げは簡素ですが、それ以外は上記エブロ製と同等レベルの良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CIVIC 3
HONDA CIVIC RS

 以下は1973年に発売されたダイヤペット製チェリカ100の当時物 ホンダ シビック 2ドア (1/34 型番100-2)の画像です。シビックをいち早くミニカーにしたので、初期の2ドアセダンをモデル化しています。チェリカ100シリーズは当時のダイヤペットの廉価版ミニカーで、縮尺が中途半端なうえに出来ばえもあまり良くないです。ただそこそこリアルな品川ナンバーが付いているのは当時のミニカーとしては珍しいものでした。シビックが大ヒットので、ダイヤペットは同じシビックながら上述した4ドアセダンもモデル化したのだと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CIVIC 3
HONDA CIVIC RS

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1057

GM BUICK REGAL POLICE ’KOJAK’ 1975 USA

GM BUICK REGAL POLICE ’KOJAK’
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM BUICK REGAL POLICE ’KOJAK’


CORGI 290 1/36 152㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.5m 全幅約2m エンジン 変速機: V型8気筒 5.7L 145HP 3段自動変速
性能: 最高速170km/h  データーベースでGM ビュイックのミニカー検索

GM ビュイック リーガル ’刑事 コジャック’ アメリカ 1975年

 

 ビュイックはGMのキャディラックに次ぐ高級車です。1973年にビュイックの中型車センチュリーの最上級仕様としてセンチュリー リーガルが登場しました。当初はクーペだけでしたが、1974年にセダンが追加され、1975年にはセンチュリー シリーズから独立してリーガルとなりました。1976年のマイナーチェンジで、丸形ヘッドライトが合法化された角形ヘッドライトに変わりました。(この年までアメリカでは規格品の丸形ヘッドライトしか使えなかったので、角形ヘッドランプのベンツなどは北米仕様では丸形に変えていたのです)

 

 リーガルの2代目は1978年に登場、当時のアメリカ車としては珍しくターボエンジン搭載車が設定されました。リーガルはNASCARに参戦し、1981年と1982年のマニュファクチャラータイトルを獲得しています。それを記念してグランドナショナルという高性能版が設定されるなど、リーガル ターボは人気があったようです。1988年に登場したリーガルの3代目は高性能版がなくなり、本来の高級パーソナルカーに回帰しました。1997年登場の4代目もほぼ同様の位置づけで、現在はオペル インシグニアをベースにした5代目が2008年に登場しています。

 

 

 ミニカーはコーギーの当時物で、1976年に発売されました。1970年代の後半には見た目が立派な割にはコストが掛からない大スケール(1/24-1/36)のミニカーが多くなり、このリーガルもその1台です。当時アメリカ車がモデル化されることは少なく、これは'TVドラマ 刑事 コジャック'のキャラクター物として企画されたのでしょう。キャラクター物ですが、基本的なプロポーションはきちんと出来ていて実車のイメージがうまく再現されています。コジャックと相棒の刑事のフィギュアが付き、パトライト(ビーコン)を屋根に取り付けられるようになっています。

 キャラクター物として目新しいしかけが欲しかったようで、リアバンバーにある円盤型ノブを回すことで銃の発射音がでるという変わったギミックが付いています。その音ですが、銃声というよりは雑音のようなものでさほど面白くありません。(実際の銃声→録音音声ファイル) なお同じ型でセンチュリーのポリス仕様もあり、後にギミックなしで再生産されたものもあります。これ以外のビュイック リーガルのミニカーとしては、高性能版のグランドナショナルが映画 ワイルド スピードのキャラクター物としてモデル化されています。以下はフロント/リアの拡大画像とドアを開いた室内画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM BUICK REGAL POLICE ’KOJAK’ 1
GM BUICK REGAL POLICE ’KOJAK’ 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1803

 

ページ  « 前へ 1...216  217  218  219  220  221  222  223  224  225  226  ...372 次へ »

 

 

 

当サイト掲載記事の無断転載を禁じます。
Copyright(C) 2004-2024 MINIATURECAR MUSEUM All rights reserved.