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ホンダ S660 日本 2015年
1996年に生産中止となった軽のオープンカー ホンダ ビートの復活を思わせるホンダ S660が2015年に登場しました。ビートと同じエンジンを横置ミドシップ配置することもあって、全体のデザインはビートを思わせるものでしたが、リアの造形などは今風の派手なものになっていました。ビートのような幌を持つフルオープンではなく、シート背後にロールバーがあるタルガトップで、ルーフが外せるようになっていました。
エンジンはN-BOX用のターボエンジンを改良したDOHC 3気筒660ccで、最高出力はビートと同じ64HPでした。専用設計の高剛性ボディ、ミドシップエンジンによる良好な前後重量配分、4輪ストラット サスペンション、軽初の6速MT変速機(又はパドルシフト付CVT)と本格的なスポーツカーの要素を備えていましたが、実際にはそれほど高性能にはできなかったようです。これは1998年から継続している軽自動車の最高出力制限(64HP)など各種制限があるからで、その制限を外した1Lクラスのもう少し実用性のあるスポーツカーに発展することを期待していました。しかし残念ながら2022年に生産中止となりました。(生産台数は約3.9万台でした)
ミニカーはエブロ製で、2016年に発売されました。エブロのミニカーらしいリアルな造形で、リアの個性的な造形がうまく再現されているなどとても良く出来ています。実車同様にルーフが脱着できますが、実車の室内がほとんど黒一色なのでミニカーの室内もほぼ黒一色です。(実車の上級グレードには赤/黒の内装もありますが) ルーフを外すと室内がよく見えるので、インパネのメーターの印刷表示がないのが、エブロのミニカーとしては物足りない気がします。これ以外のS660のミニカーはトミカの1/56、京商の1/18、ホビージャパンの1/18(レジン製)、MARK43の1/43(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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