ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

JAGUAR SS 100 1935 UK

JAGUAR SS 100 画像をクリック/タップすると画像が変わります
FRANKLIN MINT JJ56N 1/24 165mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.81m 全幅約1.6m
エンジン 変速機: 6気筒 2.7L 104HP 4段変速
性能: 最高速150km/h
データーベースでジャガー SS 100のミニカー検索

 

ジャガー SS 100 イギリス 1935

 

 ウイリアム ライオンズがサイドカー製造を行う「スワロー サイドカー カンパニー」を1922年に興したのがジャガー社の始まりでした。スワロー サイドカー カンパニー社は自動車のボディ製造を手がけ、大衆車オースチン セブンにアルミ製ボディを換装したオースチン セブン スワローは大成功しました。1933年に専用設計のシャシーを持つSSシリーズ(S1、S2など)を発売しこの車がヒットし、社名を「SS カーズ リミテッド」と変更しました。1935年にはエンジン、シャシー、ボディを自社開発したジャガー SS 100を発売しました。

 

 ジャガー SS 100は6気筒2.7L(104HP)エンジンを搭載し、最高速は150km/hと高性能でした。なおSS 100の100には最高速が100mph(160km/h)という意味が込められていました。高級車ベントレーにも引けをとらない性能と見た目で、価格はその半額以下ということから高い人気を得ました。1937年には6気筒3.5L(125HP)エンジン搭載車が追加されて、この車は名前どうりの最高速100mphを達成しました。第二次世界大戦の勃発で1940年に生産中止となり、総生産台数は約300台と少数でした。

 

 

 ミニカーは1988年に発売されたフランクリン ミント製です。フランクリン ミントの1/24のミニカーとしては初期の物になりますが、当時の量産大スケールミニカーでこれ以上に精密なミニカーはありませんでした。(その分値段も18000円と高価でした) ボンネット/ドアが開閉し、エンジン/シャーシ/サスペンションなどのメカ部分や室内もリアルに再現されています。前輪はステアリングホイールと連動して操舵できます。それらのギミックは既にBブラーゴなどが1/24で実現していましたが、その仕上げレベルをもう一段階リファインさせたのがフランクリン ミントでした。このSS 100も最近の大スケールミニカーと比べてもあまり遜色がないほどの良い出来ばえです。これ以外のSS 100のミニカーはディンキー(英)のビンテージ物、マッチボックス、Bブラーゴの1/18、ウエスタン モデル(ホワイトメタル製)、デルプラドの世界の名車シリーズなどがあります。 以下はフランクリン ミント製のフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

JAGUAR SS 100 1
JAGUAR SS 100 2

 以下はボンネットを開いたエンジン部分の画像と底板のシャーシ/前輪操舵ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR SS 100 3
JAGUAR SS 100 4

 以下は1980年に発売されたBブラーゴのジャガー SS 100 (1/18 型番3006)の画像です。Bブラーゴは1976年に登場した大スケールミニカーの先駆メーカーです。Bブラーゴは1/24が標準だったのですが、これはダイヤモンドシリーズと称する1/18で、1/24よりも仕上げレベルを上げたものでした。当時の値段は6800円で上記のフランクリン ミントの1/3ぐらいでしたが、フランクリン ミントに近いレベルの出来ばえになっています。(Bブラーゴはフランクリン ミントよりも大量に生産されていたので、その分安かったのです) 両者の違いはギミック的にはBブラーゴはフロントスクリーンとドアが可動しません。仕上げレベルではフランクリン ミントのほうが畳んだ幌やカーペットなど室内の造形がよりリアルで凝っています。全体的にはフランクリン ミントのほうが金属パーツが多くより頑丈にできています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR SS 100 11
JAGUAR SS 100 12

 以下はフロント/リアの拡大画像とボンネットを開いたエンジン部分/室内の画像です。エンジン部分の造形はフランクリン ミントと同等レベルですが、縮尺が違うのでフランクリン ミントのほうが精密といえます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR SS 100 13
JAGUAR SS 100 14

 以下は1981年に発売されたソリドのジャガー SS 100(1/43 型番4002)の画像です。ヘッドライトが大き目で全体的に少しダイナミックにデフォルメされ、古典的なスポーツカーの美しさと力強さが強調されています。1/43では現在でもこのソリドが一番良い出来ばえだと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR SS 100 5
JAGUAR SS 100 6

 以下は1977年に発売されたマッチボックスのジャガー SS 100(1/38 型番Y01)の画像です。サイズが中途半端なのが今一つですが、1970年代当時のミニカーとしては良く出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR SS 100 7
JAGUAR SS 100 8

 以下は2002年に発売されたデルプラドの世界の名車シリーズのジャガー SS 100 (1/43 No.68)の画像です。製作メーカーは不詳です。雑誌付きミニカーの走りであったこのシリーズとしては、まずまずの出来ばえだと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR SS 100 9
JAGUAR SS 100 10

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=351

   

JAGUAR 2.5 SALOON 1935 UK

JAGUAR 2.5 SALOON 画像をクリック/タップすると画像が変わります
OXFORD JSS002 1/43 106mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.6m
エンジン 変速機: 6気筒 2.7L 104HP 4段変速
性能: 最高速138km/h
データーベースでジャガー 2.5のミニカー検索

 

ジャガー 2.5 サルーン イギリス 1935

 

 ジャガーのSSシリーズのS1の後継車としてジャガー 2.5 サルーンが1935年に登場しました。同時にSSシリーズのS2の後継車としてジャガー 1.5 サルーンも登場しました。SSカーズ リミテッド社として初めての4ドア セダンで、この車に初めてジャガーという名前が付けられました。2.5 サルーンは前述したSS 100と同じ自社開発した6気筒2.7L(104HP)エンジンを搭載し、セダンなのでシャシーはホイールベースが違っていましたが半楕円リーフの前後サスペンションなどはSS 100と同じでした。最高速はこのクラスのセダンとしては俊足の138km/hでした。ボディは当時の高級車ベントレーあたりをよりスポーティにした美しいデザインでした。

 

 6気筒エンジンを搭載する既存メーカー高級車に劣らない装備や性能を持ちながら、半額ほどの価格であったのでこの車もヒットしました。1938年にはボディが金属製になると同時に、3.5L(125HP)エンジンを搭載する3.5 サルーンが追加されました。第二次世界大戦の勃発で生産が一時中断されましたが、戦後の1945年に会社名が車名と同じジャガーとなり、1.5/2.5/3.5 サルーンは1948年まで再生産されました。この車の後継車がMK Vという名前となったので、2.5 サルーンと3.5 サルーンををMK IVと呼ぶことがあります。

 

 

 ミニカーは2010年に発売されたオックスフォード製です。オックスフォードは2009年から輸入されるようになったイギリスの新ブランドで、コーギーのブランドであるバンガーズに似たノスタルジックな作風で、主に古いイギリス車をモデル化しています。この2.5 サルーンも特別に凝ったところはありませんが、最近のミニカーとして普通に良く出来ています。戦前のジャガー セダンの量販品ミニカーは今まで無かったので車種的には貴重です。戦後型のMK IVのミニカーはフランクリン ミントの1/43とCENTURY DRAGON(レジン製)があります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

JAGUAR 2.5 SALOON 1
JAGUAR 2.5 SALOON 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=352

   

 

JAGUAR MK IV 1946 UK

JAGUAR MK IV 画像をクリック/タップすると画像が変わります
FRANKLIN MINT PT89 1/43 111mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.72m 全幅約1.67m
エンジン 変速機: 6気筒 3.5L 125HP 4段変速
性能: 最高速140km/h
データーベースでジャガー MKのミニカー検索

 

ジャガー MK IV イギリス 1946

 

 1945年に戦前型の1.5/2.5/3.5 サルーンが再生産されてMK IVとして登場しました。なおこのMK IVという名前は当時の正式な名前ではなく、1948年に発表された後継車の名前が何故かMK Vとなったので、このモデルをMK IVと呼ぶようになったものです。したがってこのモデル以前のMK IからMK IIIというモデルは存在しません。また1955年に登場した小型車のMK Iも全くの別物です。(ジャガーの名前はややこしいのです)

 

 エンジンは4気筒1.8L(65HP)、6気筒2.7L(105HP)、6気筒3.5L(125HP)の3種類がありました。ボディは戦前型とほとんど同じで、4気筒エンジン搭載車と6気筒エンジン搭載車はホイールベースが異なり、全長も4.39mと4.72mと違っていました。4気筒エンジン搭載車はセダンだけで、6気筒エンジン搭載車にはセダンとオープンのドロップヘッド クーペもありました。4段変速で6気筒エンジン搭載車の最高速は140km/hでした。1948年に後継車のMK Vが登場しました。

 

 

 ミニカーは1992年頃に発売されたフランクリンミント製です。フランクリン ミントの1/43のクラシックカー「World`s Great Classic Cars」 シリーズの1台です。リアドアを開くと室内がそこそこ再現され、ボンネットを取外すと6気筒エンジンが再現されているなど凝ったつくりです。またフロントグリル上のジャガーのマスコットもオーバーサイズですが良くできています。ただフロントウインドーが小さめなのはデフォルメのやり過ぎで、プロポーション的には今一つです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

JAGUAR MK IV 1
JAGUAR MK IV 2

 以下はボンネットを外したエンジンルームと室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR MK IV 3
JAGUAR MK IV 4

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=801

   

JAGUAR XK120 COUPE 1948 UK

JAGUAR XK120 COUPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM R105 1/43 100㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.42m 全幅約1.56m
エンジン 変速機: DOHC 6気筒 3.5L 160HP 4段変速
性能: 最高速193km/h
データーベースでジャガー XKのミニカー検索

 

ジャガー XK120 クーペ イギリス 1948

 

 第二次大戦時中ジャガーは乗用車の生産を縮小し、軍用車の生産を行っていました。戦後の1945年には社名を「SSカーズ リミテッド」から「ジャガーカーズ リミテッド」に変更しました。1948年に発表されたXK120は戦後型としてはイギリス初のスポーツカーで、XKは新規開発したエンジンの形式名、120は最高速120マイル(193km/h)の意味でした。Xk120に搭載されたDOHC 6気筒3.5L(160HP)エンジンはその後4.2Lまで拡大され、1990年代まで長く使われました。Xk120の初期の約200台はアルミ製ボディで、その後はスチール製となりました。

 

 XK120は戦前のSS 100と同じく優れた性能と魅力的なデザインながら同等性能の車より安価だったので、アメリカ市場など世界中で大ヒットしジャガーの名声を確立しました。当初はオープンのロードスターだけでしたが、1951年にフィクスドヘッドクーペ(Fixed Head Coupe ハードトップの意)、1953年に折り畳めるソフトトップを持つドロップヘッドクーペ(Drop Head Coupe)が追加されました。1954年にXK140にモデルチェンジしました。XK120の総生産台数は約12000台で、そのほとんどがアメリカに輸出されました。

 

 

 ミニカーは1984年に発売されたブルムの初期物です。プロポーションが良く、1980年代のミニカーとしてはクロームモールの処理や室内の造形などが凝った仕上げで、当時としてはかなり良い出来ばえでした。ブルムはロードスターやレース仕様など20種類ほどのバリエーションがあります。当時物のミニカーではかなり古いものになりますが、ディンキー、コーギーなどがありました。最近の物では、ウェスタンモデル(ホワイトメタル製)、シュコー、バンガーズ、オックスフォードなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

JAGUAR XK120 COUPE 1
JAGUAR XK120 COUPE 2

 以下は1984年に発売されたブルムのXK120 クーペ (1/43 型番R102)の画像です。黒のソフトトップが付いたドロップヘッドクーペ仕様です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR XK120 SPIDER 1
JAGUAR XK120 SPIDER 2

 以下は1984年に発売されたブルムのXK120 レース仕様(1/43 型番R101B)の画像です。1951年のシルバーストーン 市販車レースに参戦した車をモデル化しています。ウインドスクリーンが小さなものに変更され、ヘッドライトには飛散防止のテープが貼られています。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR XK120 COUPE 3
JAGUAR XK120 COUPE 4

 以下は1954年に発売されたディンキー(英)の当時物のXK120 クーペ(1/43 型番157)の画像です。リアフェンダーにスパッツの付いたクーペをモデル化しています。これは私の所有するミニカーとしては一番製作時期の古いもので、先輩コレクターが大事にしていた程度の良い物を譲っていただきました。60年以上も昔に作られたミニカーなので、室内はがらんどうの素朴な作りですが、実車のイメージがうまく再現されていて、実に味のあるミニカーです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR XK120 COUPE 5
JAGUAR XK120 COUPE 6

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=800

   

JAGUAR C TYPE 1951 UK

JAGUAR C TYPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM R360 1/43 89㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.99m 全幅約1.64m
エンジン 変速機: DOHC 6気筒 3.4L 200HP 4段変速
性能: 最高速232km/h
データーベースでジャガー C タイプのミニカー検索

 

ジャガー C タイプ イギリス 1951

 

 前述したようにXK120はその優れた性能と魅力的なデザインで、アメリカ市場など世界中で大ヒットし、ジャガーの名声を確立しました。ジャガーは自社のスポーティなイメージをさらに高める為、XK120をベースにしたレーシングカーでルマンに参戦することにしました。その目的で開発されたのがC タイプ(XK120C)で、1951年に完成しました。 XK120がベースとはいうものの、シャーシはラダーフレーム構造から鋼管スペースフレーム構造にかわり、リアサスペンションも変更されています。総アルミ製ボディも別物ですが、フロントグリルとヘッドライトあたりにXK120のイメージをもたせたデザインになっていました。

 

 この時代のルマン出場車は公道走行できたので、C タイプはルマンのサルト サーキットまで自走していったそうです。ジャガーの思惑通りに1951年ルマンでC タイプは初優勝しました。1952年ルマンでは空力を改善するために小型化したフロントグリルが冷却性を低下させ、オーバーヒートで全車リタイアしました。1953年ルマンでは、フロントグリルをもとに戻しエアスクープを追加してオーバーヒートを回避し、レーシングカー初のディスクブレーキを前輪に装着するなどした改良型が優勝しています。

 

 

 ミニカーはブルム製で2003年に発売されました。C タイプのストリート仕様車をモデル化しています。この頃のブルムは初期の物(前述したXK120など)に比べるとホイールやコクピットなど細部の仕上げレベルが上がり、かなり良い出来ばえになっています。ブルムは1951年と1953年のルマン出場車など20種類ほどのバリエーションを作っています。ブルム以外のC タイプのミニカーはトップモデル、オートアートの1/43と1/18、イクソ、CMCの1/18などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

JAGUAR C TYPE 1
JAGUAR C TYPE 2

 以下は2003年に発売されたブルムのD タイプ ルマン レース仕様 (1/43 型番R356)の画像です。1951年のルマンで優勝した車をモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR C TYPE LE MANS 1
JAGUAR C TYPE LE MANS 2

 以下は2003年に発売されたブルムのD タイプ ルマン レース仕様 (1/43 型番R358)の画像です。1953年ルマンで優勝した車をモデル化しています。右側ヘッドライト後方にある膨らみが1953年にボンネット上に追加されたエアスクープです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR C TYPE LE MANS 5
JAGUAR C TYPE LE MANS 6

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1742

   

 

JAGUAR D TYPE 1955 UK

JAGUAR D TYPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE VML010 1/43 96㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.1m (ロングノーズ)/3.91m 全幅約1.66m
エンジン 変速機: DOHC 6気筒 3.4L 270HP 4段変速
性能: 最高速280km/h
データーベースでジャガー D タイプのミニカー検索

 

ジャガー D タイプ イギリス 1955

 

 ルマンで優勝したC タイプの後継車としてD タイプが1954年に登場しました。C タイプをベースにしており、ロングノーズとショートノーズの2タイプがありました。ボディはC タイプより空力的に優れていて、コクピット後方につけられた垂直フィンが特徴です。(フィンが付いてない仕様もある) これには直進安定性の効果がありました。ボディは総アルミ製で、6気筒3.4Lエンジンは250HPまでパワーアップされ、4輪ディスクブレーキを装備していました。

 

 1954年ルマンでは、フェラーリ 375に僅差で優勝をさらわれ2位でした。1955年ルマンにはロングノーズのボディで参戦しました。このルマンでは、メルセデス ベンツ 300SLRがルマン歴史上最悪の事故を起こしています。その事故のきっかけとなったのはD タイプだったのですが、D タイプは事故を免れて最終的に優勝しました。なおメルセデス ベンツはこの事故を契機にして1988年のルマンまでレース活動を自粛していました。1956年と1957年のルマンでもD タイプが優勝し、3年連続優勝の快挙を成し遂げました。1956年にD タイプを公道走行仕様としたXKSSがごく少量生産されました。1957年に生産工場が焼失したことで、D タイプは生産中止となりました。

 

 

 ミニカーはビテスのミレニアム コレクションという企画物の一つで、2001年頃に発売されました。1955年ルマン優勝車(ドライバー M.ホーソン)をモデル化しています。付属品として車に飛び乗ろうとするドライバーとコクピット背後の給油口にジョーゴで給油するメカニックのフィギュアが付いています。D タイプもフィギュアもかなり良い出来なので、ちょっとしたミニジオラマ仕立ての楽しいミニカーとなっています。D タイプの当時物ミニカーはソリド、ディンキー、マッチボックスなどがあり、最近の物ではブルム、カルツォ、イクソ、オックスフォード、スパーク(レジン製)などたくさんあります。またXKSSのミニカーもスポットオンのレアな当時物やオートアートなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とフィギュアを並べた画像/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

JAGUAR D TYPE 1
JAGUAR D TYPE 2

 以下は1987年に発売されたブルムのD タイプ ルマン仕様 (1/43 型番R147)の画像です。上記と同じ1955年 ルマン 優勝車をモデル化しています。1980年代のミニカーとしては良い出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR D TYPE 3
JAGUAR D TYPE 4

 以下は1984年に発売されたブルムのD タイプ プロトタイプ (1/43 型番R129)の画像です。これはプロトタイプをモデル化していて、垂直フィンがありません。画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR D TYPE 5
JAGUAR D TYPE 6

 以下は1957年に発売されたソリドの当時物D タイプ (1/43 型番100)の画像です。1950年代に製作されたソリド初期の100番シリーズの最初の1台です。ショートノーズをモデル化していて、素朴な作りですが、当時としてはかなり良い出来ばえだったはずです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR D TYPE 7
JAGUAR D TYPE 8

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1743

   

JAGUAR 2.4 SALOON (MK I) 1955 UK

JAGUAR 2.4 SALOON (MK I) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ELIGOR 1127 1/43 106mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.6m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: DOHC 6気筒 2.5L 112HP 4段変速
性能: 最高速166km/h
データーベースでジャガー MKのミニカー検索

 

ジャガー 2.4 サルーン (MK I) イギリス 1955

 

 ジャガーは新しい顧客を開拓する為に、1955年に小型セダンの2.4 サルーンをラインアップに加えました。ジャガーとして初のモノコックボディを採用した車で、デザインは上級車MK VIIに似た雰囲気で高級なイメージを出しています。エンジンはスポーツカーのXK120のDOHC 6気筒3.5Lをショートストローク化した2.5L(112HP)で、4段変速で最高速166km/hと高性能でした。

 

 1957年にはXK140と同じ3.4Lエンジン(210HP)を搭載した3.4 サルーンが追加され、最高速198km/hとさらに高性能になりました。またブレーキが4輪ディスクとなり、豪華な小型車ながら非常にスポーツ性が高く、ラリーなどで活躍しました。2.4/3.4 サルーンは1959年にモデルチェンジして、MK IIという名前になったので、2.4/3.4 サルーンはMK Iと呼ばれることになりました。MK IとMK IIは良く似たデザインですが、MK Iは窓枠が太くMK IIではそれを改良して窓枠が細くなって窓面積が増えていますので、MK IとMK IIは窓枠で区別することができます。

 

 

 ミニカーは1988年頃に発売されたエリゴール製のMK II (1/43 型番1127)の画像です。エリゴールの初期物はノレブのプラスチック製の型を流用した物が多いのですが、これもノレブの型番17の型を流用しています。(ただしエリゴールはダイキャスト製です) プロポーションは良く、当時のミニカーとしては良く出来ています。なおエリゴールは箱にこれを1960年式と表示しています。エリゴールの母国のフランス仕様では1960年式もMK Iだったのかもしれませんが、当サイトでは1955年式ということにしています。これ以外のMK Iの当時物ミニカーはコーギー、ノレブ、スポットオン、マッチボックスなどがありました。最近の物ではネオ(レジン製)があります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

JAGUAR 2.4 SALOON (MK I) 3
JAGUAR 2.4 SALOON (MK I) 4

 以下は1957年に発売されたコーギー初期の当時物のMK I (1/47 型番208)の画像です。60年以上も前に作られたミニカーですので、非常に素朴な作りです。プラスチック製のウインドスクリーンや室内を再現していることが、この当時のコーギーのミニカーの売りでした。(他社は何も無くてがらんどうの物が多かったのです) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR 2.4L (MK I) 1
JAGUAR 2.4L (MK I) 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=803

   

JAGUAR MK IX 1958 UK

JAGUAR MK IX 画像をクリック/タップすると画像が変わります
OXFORD JAG9002 1/43 118mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.99m 全幅約1.85m
エンジン 変速機: DOHC 6気筒 3.8L 220HP 4段変速
性能: 最高速183km/h
データーベースでジャガー MKのミニカー検索

 

ジャガー MK IX イギリス 1958

 

 上述したMK IVの後継車として戦後型の新型サルーンとしてジャガー MK Vが1948年に登場しました。シャーシは新設計され、ボディは3.5 サルーンより大きくなり、ヘッドライトがフェンダーに組み込まれて少しだけ新しい外観になりました。エンジンはMK IVと同じ6気筒2.7L/3.5Lを搭載していました。4ドアセダンと2/4ドア ドロップヘッド クーペがあり、4段変速で最高速155km/h(3.5L)の性能でした。

 

 1950年にはボディと一体化したフェンダーを持つ近代的なデザインを採用したMK VIIが登場しました。(なおMK VIは欠番で存在しません) シャーシはMK Vのままでしたが、エンジンはXK120と同じDOHC 3.5L(160HP)を搭載し、最高速168km/hと大型車ながらもかなり高性能でした。同等の性能をもつベントレーなどの高級車よりも安く、XK120をイメージさせるダイナミックなスタイルのMK VIIはアメリカ市場で好評を博しました。MK VIIは1956年にフロントグリルを変更しエンジンを210HPにパワーアップしたMK VIIIに、1958年に3.8L(220HP)エンジンに変更したMK IXに発展しました。1961年に大型化されたMK Xにモデルチェンジしました。MK VからMK IXの総生産台数は約47000台でした。

 

 

 ミニカーは2010年に発売されたオックスフォード製で、MK IXをモデル化しています。正確なプロポーションと実車に即したツートンカラーで、この古典的な高級大型車の雰囲気が良く再現されています。オックスフォードはこの類のクラシックカーを安価なダイキャスト製でかなり良い出来ばえで作ってくれる有難いブランドです。(このMK IXは定価4620円でした) オックスフォードはMK V、MK VII、MK VIIIもモデル化しています。オックスフォード以外では、ネオ(レジン製)のMK Vと MK VIII、イクソの MK VIIなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

JAGUAR MK IX 1
JAGUAR MK IX 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=802

   

 

JAGUAR MK II 3.8 1960 UK

JAGUAR MK II 3.8 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE 072D 1/43 107㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.6m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: DOHC 6気筒 3.8L 220HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速201km/h
データーベースでジャガー MKのミニカー検索

 

ジャガー MK II 3.8 イギリス 1960

 

 1959年にMK Iの改良版MK IIが登場しました。外観はほとんど同じですが、窓枠部分が細くなりウインドー面積が広がり開放的で近代的なキャビンとなりました。またMK IXに搭載されていた6気筒3.8Lエンジン(220HP)が追加され、リアトレッドの拡大などで操縦安定性が改良されました。パワーステアリングや3速自動変速機の設定もありました。

 1960年にジャガーは業績の悪化したディムラーを吸収合併しました。1962年にはMK IIのフロントグリルなどを変え内装を豪華にしたディムラー版の2.5 V8 サルーンが登場しました。ディムラー版はディムラー製のV型8気筒2.5L(140HP)エンジンを搭載し、自動変速機仕様のみで最高速183km/hの性能でした。1963年にはMK IIの発展型のSタイプが登場しました。

 

 1960年代中頃になると売り上げが低迷したため、値段を下げるべく1967年にコストダウンを主体としたモデルチェンジが行われました。このモデルチェンジでMK IIは3.8Lエンジンが外されて名前が240/340に変わり、ディムラー版は250に変わり、1969年まで生産されました。MK IIと240/340の総生産台数は約9万台でした。1968年に実質的な後継車であるXJ6が登場しました。

 

 

 ミニカーは1996年頃に発売されたビテス製です。プロポーションが良く、室内やフロントのジャガーのマスコットなど細かいところも良く再現されていて、かなり良い出来ばえです。ビテスはバリエーションとして3.4、ラリー仕様、ディムラー版の2.5 V8もモデル化していました。MK IIの当時物ミニカーはディンキー(英)、マッチボックスがありました。最近の物では、コーギー、マイスト、ミニチャンプス、オックスフォードなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

JAGUAR MK II 1
JAGUAR MK II 2

 以下は1996年頃に発売された同じビテス製のMK II 3.4 1960 (1/43 型番072B)の画像です。アンテナがなくなりフェンダーミラーが追加されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR MK II 3
JAGUAR MK II 4

 以下は2000年頃に発売されたマイスト製のMK II 3.8 (1/43 型番31503G)の画像です。マイストのミニカーは1/18が主流ですが、数種類ほど1/43を販売していました。全体的にやや大げさに丸みが付いたデフォルメがされています。室内のメータ類がそこそこ良く再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR MK II 5
JAGUAR MK II 6

 以下は1989年頃に発売されたコーギー製のMK II 3.4 1959 (1/43 型番D700/5)の画像です。マニア向けに古いイギリス車などをモデル化したクラシックカー シリーズの1台です。コーギーらしい作風で、そこそこ良く出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR MK II 7
JAGUAR MK II 8

 以下は2015年頃に発売された国産名車コレクション製のMK II 1960 (1/43 No.250B)の画像です。メーカーはイクソで、イクソのカタログモデルの廉価版で、雑誌付きミニカーとしては結構良く出来ています。ただオーバーサイズで再現されたジャガーのマスコットが少し目立ちすぎです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR MK II 9
JAGUAR MK II 10

 ディムラー版 MK IIのミニカー →データーベースでディムラー 2.5 V8のミニカー検索

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=804

   

JAGUAR MK X 1961 UK

JAGUAR MK X 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOREV 2700000 1/43 119mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.1m 全幅約1.94m
エンジン 変速機: DOHC 6気筒 3.8L 255HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速196km/h
データーベースでジャガー MKのミニカー検索

 

ジャガー MK X イギリス 1961

 

 MK IXの後継車としてMK Xが1961年に登場しました。主要な市場であったアメリカの要望を受け、ボディは全長5.1m 全幅1.94mにまで大型化されました。車高は1.38mと低められたので、幅広く低い堂々たるスタイルになりました。丸型4灯式ヘッドライトを採用した独特のフロントはイギリス車らしいエレガントなデザインで、このスタイルはその後のジャガーの基本となりました。サスペンションには4輪独立懸架が採用され、MK IXの3.8L(255HP)エンジンを継承し、4速マニュアルか3速自動変速機仕様で、最高速196km/hの性能でした。

 

  1964年にはエンジンが4.2L(288HP)に拡大され、1966年にはフロントグリルが2分割風に少し変更されて車名が420Gに変わりました。420Gにはホイールベースを延長したリムジーンが追加され、これをベースにして1968年にはディムラー DS420が登場しています。なお前述したMK IIの発展型のSタイプのフロントをMK Xと同じようなデザインにしたモデルが420と言う名前で1966年に登場していますが、これと420Gは全くの別物です。1968年に後継車であるXJ6が登場し、420Gは1970年に生産中止となりました。MK Xと420Gの総生産台数は約24000台でした。

 

 

 ミニカーは2000年頃に発売されたノレブ製です。ノレブは1965年にMK Xの当時物ミニカー(プラスチック製 型番19)を発売していました。以下の画像はその当時物ミニカーの画像ですが、プラスチックの経年劣化でかなり派手に弓なりに変形してます。ノレブは初期に製造していたプラスチック製ミニカーの型を流用して、塗装や仕上げなどをリファインした物を作っていますが、このMK Xもその一つです。

 このMK Xはオリジナルの型をかなり大幅に変更して、ボディの塗装や細部の仕上げに手を掛けることで、元のプラスチック製とは別物のように見える良い出来ばえのミニカーに仕上がっています。さらにサイドウインドーが上下できるギミックを追加しています。(画像のマウスオーバー又はタップで新旧の2台を並べた画像に変わります) なおこのリファイン版もプラスチック製なのですが、経年変化が小さいABS樹脂を使っているようなので18年経過した現在でも目に見える変形はありません。
JAGUAR MK X 2

 以下はリファイン版のフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。画像はサイドウインドーを下げた状態で、左右の4枚を上下にスライドさせることができます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

JAGUAR MK X 1
JAGUAR MK X 2

 以下は1962年に発売されたディンキー(英)の当時物のMK X (1/46 型番142)の画像です。1960年代のビンテージミニカーですから素朴な作りです。トランクの開閉ギミック付で、トランク内にはおまけの旅行鞄が収まっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR MK X 3
JAGUAR MK X 4

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=805

   

 

  ページ 1  2  3   次へ » 

 

 

 

当サイト掲載記事の無断転載を禁じます。
Copyright(C) 2004-2021 MINIATURECAR MUSEUM All rights reserved.