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フォルクスワーゲン ゴルフ VI GTD ドイツ 2009年
フォルクスワーゲン ゴルフの6代目が2008年に登場しました。先代をベースにした設計で、デザイン的にもヘッドライトの形状を少し変えたぐらいで大きな違いはありませんでした。サイズもほぼ同じで、3/5ドアハッチバックとワゴンのバリアント(2009年追加)、派生車のミニバン的なゴルフ プラスといったボディ構成も先代と同じでした。エンジンは4気筒1.2Lスーパーチャージャー/ターボ(105HP)、4気筒1.4L/1.6L、高性能版GTI用の4気筒2L(211HP)、4気筒1.6L/2Lターボディーゼル、高性能版GTD用の4気筒2L(170HP)ターボディーゼルなどがありました。
2011年に電動開閉式ソフトトップを持つカブリオレが設定されました。カブリオレはゴルフ IV時代の2001年に生産中止されて以来の復活でした。先代のレース仕様のR32の後継として、4気筒2L(270HP)ターボ エンジンを搭載するRが2009年に設定されました。2013年にゴルフ 7代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約285万台でした。(実車画像→ フォルクスワーゲン ゴルフ カブリオレ 2011)
ミニカーは2010年に発売されたシュコー製の当時物で、高性能版GTDをモデル化しています。前述した同じシュコー製のゴルフ Vと同様にプロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されています。また灯火類(特にヘッドライト)、ホイール、室内などの細部の仕上げもレベルが高いです。シュコーは3/5ドア、GTIもモデル化していて、1/43のミニカーを独占していました。これ以外ではヘルパが1/87のカブリオレ、ノレブが1/18の3/5ドア、プロバンス ムラージュ(ノレブ)がバリアントとRをモデル化しています。以前はゴルフのプロモーション用ミニカーはミニチャンプスがほぼ独占していたのですが、ゴルフ VIでは1台もモデル化していません。ミニチャンプスは「奢れるもの久しからず」の格言どおりになりました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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フォルクスワーゲン ポロ V ドイツ 2009年
フォルクスワーゲン ポロ 5代目が2009年に登場しました。上級車のゴルフ 6代目と同じようなフロントのデザインになっていました。先代のシャーシを改良したシャーシはフォルクスァーゲン グループのアウディ A1などと共通でした。先代より少し大きくなったボディは従来通りの3/5ドアハッチバックで、インドやロシア向けにはベント(VENTO)と呼ばれる4ドアセダンが2010年に設定されました。当初のエンジンはDOHC 3気筒1L/1.2L(70HP)/DOHC 4気筒1.4Lと新開発のTSIと称するスーパーチャージャーとターボチャージャーの2つの過給機を付けたDOHC 4気筒1.2L(105HP)、3気筒1.2L/4気筒1.6L(105HP)ターボディーゼルなどがありました。2010年のヨーロッパ カー オブ ザ イヤーを受賞しています。
2010年にSUV仕立てのクロス ポロ(4WDではない)も新型になりました。TSI方式のDOHC 4気筒1.4L(179HP)エンジンを搭載し、足回りを固めた高性能版GTIが 2010年に追加されました。3気筒1.2L(75HP)ターボディーゼルエンジンを搭載し、アイドリングストップ/ブレーキ回生を行い低燃費(30km/L以上)/低エミッションを実現させたブルーモーション(BlueMotion)モデルが2010年に設定されました。2013年からポロR WRCで世界ラリー選手権(WRC)に参戦しました。2014年のマイナーチェンジで、フロントグリル/バンパーなどの形状が小変更されました。
ミニカーはシュコー製です。画像はシュコーの販売サイトから借用しました。これはプロモーション用に作られたミニカーだと思われますが、同時期にヘルパも1/43でフォルクスワーゲンのプロモーション用ミニカーを手掛けるようになっていました。ポロ 5代目の1/43ミニカーではシュコーが3ドア、ヘルパが5ドアをモデル化していました。ヘルパのポロ 5ドアはマイナーチェンジ後の2014年式で、ディーラー特注品です。それ以外ではトミカの5ドア 1/62、スパーク(レジン製)のラリー仕様、ノレブ、イクソがモデル化しています。
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アウディ A8 (D4) ドイツ 2009年
2002年にA8 2代目(D3)が登場しました。ボディが大きくなり、デザインは先代を踏襲していました。4ドアセダンのみで、2004年にロングホイールベース仕様が追加されました。構造的にも先代と同じ縦置きエンジンのフルタイム4WD車で、当初のエンジンはDOHC V型8気筒3.7L/4.2L(335HP)でした。後にV型8気筒3.9L(275HP)ディーゼル、DOHC V型6気筒3.2L(260HP)などが追加されました。2005年のマイナーチェンジで、アウディの新しい顔であるシングルフレームのフロントグリルに変わりました。同時にDOHC W型12気筒6L(450HP)エンジンが追加されました。また2006年にDOHC V型10気筒5.2L(450HP)エンジンを搭載した高性能版S8が登場しました。
2009年にA8 3代目(D4)が登場しました。デザインはヘッドライトの意匠が少し変わりましたが、ほぼ同じスタイルでした。アウディお得意の縦置きエンジンによるフルタイム4WDでした。当初のエンジンは先代と同じDOHC V型8気筒4.2L、DOHC V型6気筒3.0L、ディーゼルはV型6気筒3.0L、V型8気筒4.2Lなどでした。2011年にDOHC W型12気筒6.3L(500HP)エンジン搭載のロングホイールベース仕様が追加されました。2011年にDOHC V型8気筒4Lツインターボ(520HP)エンジン搭載の高性能版S8が登場しました。車内LAN、車線維持システム、夜間視野支援システマなど先進技術が採用され、2012年にはハイブリッド仕様が追加されました。2018年にA8 4代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ アウディ A8 2018)
ミニカーは2010年に発売された京商製でアウディのディーラー向け特注品でした。プロポーションが良く実車の重厚な雰囲気が良く再現されています。高級車らしい色調で着色された室内/インパネのメーター類もリアルに再現されていて、とても良い出来ばえです。京商はカタログモデルでもA8 3代目をモデル化していますが、それとこれでは内装の色が違っているようです。京商は1/18でロングホイールベース仕様もモデル化しています。これ以外のA8 3代目のミニカーはヘルパの1/87があります。A8 2代目のミニカーは京商の1/18、ミニチャンプス、ヘルパの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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アウディ R8 V10 ドイツ 2009年
アウディのスーパーカー R8は2006年に登場しました。2003年に発表されたルマン 3連覇を記念したコンセプトカー「アウディ ルマン クワトロ」をベースにしていました。(実車画像→アウディ ルマン クワトロ) 凄みのあるフロント/リアの造形やリアファンダーの色を変えたアクセントなどのデザインがほとんどそのままで量産化されました。R8はフォルクスワーゲン グループ内のランボルギーニ ガヤルドとシャーシを共有していました。アルミフレーム構造とカーボン複合素材の軽量ボディ、LEDヘッドライト、磁性流体を使ったマグネティックライドサスペンションなど革新的な技術が採用されていました。当初のエンジンはDOHC 直噴V型8気筒4.2L(420HP)をミドシップ搭載し、変速機はATモードとMTモードが選択可能な6段Rトロニック、駆動方式はクワトロ式フルタイム4WDでした。
2009年にDOHC 直噴V型10気筒5.2L(525HP)エンジンが追加され、フロント周りの意匠が変更されました。2010年に電動で開閉するソフトトップを装備したオープン仕様のスパイダーが設定されました。2012年のマイナーチェンジで、フロント/リアの意匠が変更され、最上級グレードのV10 プラスが設定されました。同時にV型10気筒5.2Lエンジンは550HPにパワーアップし、7段変速のデュアル クラッチ トランスミッション「Sトロニック」が搭載されました。派生車としてFIA GT3レース仕様で後輪駆動に設定されたR8 LMS、少量生産された電気自動車のR8 eトロンがありました。2015年に2代目にモデルチェンジしました。2代目はランボルギーニ ウラカンとシャーシを共有していました。(実車画像→アウディ R8 2015)
ミニカーは2009年に発売されたシュコー製でアウディのディーラー向け特注品でした。V型10気筒エンジンを搭載した R8 V0をモデル化しています。フロント/リアの独特の造形がリアルに再現されていて、シュコーらしい緻密な作りでとても良い出来ばえでした。リアパネル下に見えるエンジンや室内もリアルに再現されていました。シュコーはスパイダーや2012年マイナーチェンジ後のモデルなど1/87も含めて約40種類ほどをモデル化しています。シュコー以外のR8のミニカーはヘルパの1/87、京商の1/64と1/18、トミカなど、レース仕様のR8 LMSはミニチャンプスやスパーク(レジン製)など非常にたくさんモデル化されています。 以下はフロントとリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ポルシェ パナメーラ (970型) ドイツ 2009年
ポルシェ初の4人乗りの4ドアセダンであるパナメーラが2009年に登場しました。2002年に登場したSUVのカイエンの販売が好調であったことから、ポルシェの販路を広げるために開発されたようです。外観的には911を引き伸ばしたようなデザインで911のイメージを感じさせますが、内装などは911よりかなり豪華に仕立てられていました。カイエンやパナメーラは従来からの911のコアなファンには評判が悪いそうで、パナメーラのユーザーは911の客層とは異なっているようです。
当初のパナメーラ S/4S/ターボにはV型8気筒4.8L(400HP/ターボ 500HP)エンジンが搭載され、追加されたパナメーラとパナメーラ 4にはV型6気筒3.6L(300HP)エンジンが搭載されました。2011年にV型6気筒3L(250HP)ターボ ディーゼルエンジン搭載のディーゼル、V型6気筒3L(280HP)ターボ エンジンに電動モーターを追加したS ハイブリッド、V型8気筒4.8L(550HP)エンジン搭載の高性能版 ターボ S(最高速306km/h)が追加されました。2013年のマイナーチェンジでバンパーの意匠が小変更され、プラグインハイブリッドのS E-ハイブリッドが追加されました。2016年に2代目(971型)にモデルチェンジしました。なお2代目には5ドア ステーションワゴンが追加されました。(実車画像→ ポルシェ パナメーラ (971型))
ミニカーは2011年に発売されたソリド製です。この当時のソリドは比較的安価な値段ながらも、老舗らしい出来の良いミニカーを製作していました。このパナメーラも当時の定価が約3000円(同時期のミニチャンプス製のパナメーラの約半額)と比較的安価でしたが、全体的なプロポーションが良く灯火類など基本的なパーツをきちんと押さえたコスパの良いミニカーに仕上がっていました。室内の造形も値段相応以上に良く仕上げてあり、欧州仕様のナンバープレートもリアルです。これ以外のパナメーラのミニカーは、ミニチャンプス、スパーク(レジン製)、ノレブの1/18、シュコーの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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