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メルセデス ベンツ E280 エレガンス (W210) ドイツ 1995年
メルセデス ベンツ Eクラスの2代目 W210が1995年に登場しました。ボディは大きくなり、より豪華になりました。楕円形の4灯式ヘッドライトはお堅いベンツのイメージを変えて、親しみ易さやスポーティさが感じられました。フロントサスペンションをストラットからダブルウィッシュボーンに変更しラック&ピニオン式ステアリングの採用で、足回りもスポーティになっていました。ボディは4ドアセダンと5ドアワゴンのみで、クーペはCLKクラス(C208)に移りました。当初のエンジンは4気筒2.3L、6気筒2.8L/3.2L、4気筒2.2L/6気筒3Lディーゼルなどでした。
1996年にはV型8気筒4.2L(279HP)エンジンを搭載するE420が追加され、1997年に電子式5段自動変速機が採用されました。その後4気筒ガソリンエンジンが無くなり、6気筒はV型6気筒に変わり、1999年のマイナーチェンジではバンパーなどの外観が変更されました。V型8気筒5.4L(354HP)エンジン搭載の高性能版E55 AMGなどが追加され、2003年まで生産されEクラス 3代目(W211)にモデルチェンジしました。Eクラス 2代目はヘッドライトの奇抜なデザインであまり人気がなかったように思います。ただこのデザインはその後洗練されて、新しいメルセデスの顔となっていきました。
ミニカーはヘルパの当時物で1996年に発売されました。E280の一番下のグレードであるクラシックをモデル化しています。現在のヘルパは1/87のプラスチック製ミニカーが主流ですが、1990年代には1/43のダイキャスト製ミニカーも手がけていました。特徴的なヘッドライトがやや大きめにデフォルメされていて?、実車に似ていないわけではないですが、フロント回りの雰囲気が微妙に違うような気がします。ヘルパはワゴン(Tモデル)もモデル化していました。実車人気のせいなのか、これ以外の当時物はないです。(ミニチャンプスがモデル化していないのはヘルパにモデル化の権利を取られたからでしょうか?) 当時物以外では、サンスターの1/18、アンソンのワゴン(1/18)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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BMW 528i (E39) ドイツ 1995年
BMW 5シリーズの4代目(E39)が1995年に登場しました。ボディは大きくなり、3シリーズ(E36)同様にキドニーグリルが独立した面構えとなりました。ボディ各部が洗練され、空力性能的にも向上していました。量産車としては世界初のアルミ合金製パーツだけで構成された凝ったサスペンションとトラクションコントロールシステムを採用し、操縦安定性を向上させていました。当初はセダンだけで、エンジンはDOHC 6気筒2.5L/2.8L(528i)、DOHC V型8気筒4.4L(540i)、6気筒2.5Lディーゼルでした。
1997年にツーリング(ワゴン)が追加され、1998年には新開発のDOHC V型8気筒5L(400HP)エンジンを搭載する高性能版のM5が追加されました。2000年のマイナーチェンジで後期型となり、外観的にはヘッドライト外径がリング状に光る'Angel Eyes'が採用されました。(実車画像→ BMW 5シリーズ Angel Eyes) その際に6気筒エンジンは新型(DOHC)になり、2.8Lは3Lに拡大され、排ガス対策とパワーアップが行われました。2003年まで生産され、5シリーズ5代目(E60)にモデルチェンジしました。(実車画像→ BMW 525i (E60))
ミニカーは1996年に発売されたシャバックの当時物です。これはBMW特注品で販促プロモーション用にも使われており、当時のミニカーとしては最上級レベルの出来ばえでした。現在のミニカーに較べても、内装の彩色(デカール)仕上げがされていないことぐらいしか見劣りしません。しかも隙間が目立たない建付けの良いボンネット/ドア/トランクの開閉ギミックがついていて、エンジンルームがリアルに再現されています。(再現されているエンジンは6気筒エンジンと思われるのでモデル名は528iとしました) シャバックはフロントスポイラー付のM5(E39)もモデル化していました。これ以外の5シリーズ(E39)のミニカーはヘルパのセダン/ツーリング(1/87)、ネオのセダン/ツーリング/M5などがあります。モデル化ライセンスの関係だと思いますが、ミニチャンプスではモデル化されていません。以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。エンジンルームはエンジン補機類などもかなりリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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BMW 750i (E38) ドイツ 1995年
1994年にBMW 7シリーズの3代目(E38)が登場しました。基本的なスタイルは先代(E32)と変わりませんが、サイズが少し大きくなり、キドニーグリルを独立させたBMWの新しい顔に変わりました。内容的にも先代の構造をリファインしたものでしたが、ボディ剛性を大幅に向上させていました。当初のエンジンは先代を引き継いだV型8気筒3L/4Lでした。
1995年にV型12気筒5.4L(326HP)エンジン搭載の750iとロングホイールベース(+140㎜)版の750iL、6気筒2.5Lターボ ディーゼルエンジン搭載の725tdsが追加されました。1997年にはホイールベースを250㎜延長した全長5.4mのリムジーン L7も追加されました。1998年のマイナーチェンジで、ライトやグリルの意匠が変更され、V型8気筒3.9Lターボ ディーゼルエンジン搭載の740dが追加されました。7シリーズ(E38)は2001年まで生産され、7シリーズ 4代目のE65/E66にモデルチェンジしました。
ミニカーは1995年に発売されたシャバック製の当時物です。前述したシャバック製の528i(E39)と同じBMW特注品で販促プロモーション用のミニカーでした。実車に即した大きなサイズで、プロポーションが正確で、当時のミニカーとしては非常に良くできていました。ドア/ボンネット/トランクが開閉でき、エンジンルーム内には12気筒エンジンが再現されているので、750iをモデル化していることがわかります。当時のシャバックのBMWのミニカーは実車の販促プロモーション用に使われていて、いずれも良い出来ばえでした。この750iも専用のディスプレイケース付でBMWロゴ付の梱包箱に収められていました。1998年以降シャバックは航空機モデルに専念したようで、ミニカーが発売されなくなりました。(ミニカーはグループ内のシュコー ブランドに統一することにしたようです) これ以外の7シリーズ(E38)のミニカーはネオ(レジン製)の740d、イクソ へコルサ(HEKORSA)の750iL(後期型)/L7、コーギーの750i '007 トゥモロー ネバー ダイ'仕様(1/36)などがありました。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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アウディ A4 (B5) ドイツ 1995年
1994年にアウディ 80 (B4)の後継車としてA4 (B5)が登場しました。当時のアウディに共通するフロントのデザインで、一目でアウディだと分かる優れたブランド戦略でした。同じグループ内のフォルクスワーゲン パサート (B5)とシャーシを共有する縦置きエンジンの前輪駆動車でした。4WDのクワトロ システムも選択できました。当初のエンジンは4気筒1.6L、DOHC 5バルブ4気筒1.8L/1.8Lターボ、V型6気筒2.6L/2.8L(174HP)、4気筒1.9L(110HP)ターボディーゼルでした。
1995年にワゴンのアバントが追加されました。1997年にはV型6気筒2.8Lエンジンも5バルブ DOHC化(193HP)されました。1997年のマイナーチェンジで前後のライト類が小変更され、6段変速機が追加されました。同時にDOHC ツインターボ V型6気筒2.7L(265HP)エンジンを搭載する高性能版のS4(2代目 B5)が登場しました。2000年にはアウディの子会社のクワトロ社がチューンしたエンジン(385HP)とシャーシでさらに高性能なRS4(アバントのみの設定)も登場しました。2001年にA4 (B6)にモデルチェンジしました。(実車画像→ アウディ A4 (B6) 2001)
ミニカーは1999年頃に発売されたミニチャンプス製の当時物です。前述したミニチャンプスのA8 (D2)同様、このA4 (B5)もミニチャンプスらしいそつのない巧みな造形で、実車の雰囲気が良く再現されていました。室内の細部もミニチャンプスらしいリアルな仕上げとなっていました。ミニチャンプスはアバントやSTW(ドイツ スーパーツーリングカー選手権)のレース仕様など約30種類をモデル化しています。このA4 (B5)も1/43ではミニチャンプスがモデル化のライセンスをほぼ独占していたようですが、1/87ではヘルパやリーツェの当時物がありました。1/43ではデルプラドの世界の名車シリーズでもモデルされていました。S4のミニカーは無いようですが、RS4はミニチャンプスやヤトミンなどでモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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オペル ベクトラ B ドイツ 1995年
オペル ベクトラの2代目ベクトラ Bが1995年に登場しました。先代をさらに洗練させたスタイリッシュなデザインでしたが、その分個性がなくなったようにも思いました。前輪駆動車で、ボディ形式は4ドアセダン、5ドアハッチバック、5ドアワゴンのキャラバン(1996年に追加)の3タイプでした。当初のエンジンは4気筒1.6L/1.8L/2L、DOHC V型6気筒2.5L、4気筒1.7Lターボ ディーゼル(日本のイスズ製)でした。
1999年のモデルチェンジで、フロント/リアの意匠が小変更されました。エンジンは4気筒2Lが2.2Lに、6気筒2.5Lが2.6L、1.7Lディーゼルが2L/2.2L(オペル製)に変更されました。イルムシャーがチューンしたDOHC V型6気筒2.5L(195HP)エンジンを搭載し、エアロパーツを装備した高性能版 i500が1998年に設定されました。イギリスではヴォクスホール ベクトラ、オーストラリアではホールデン ベクトラ、ブラジルではシボレー ベクトラとして販売されました。ベクトラ Bの販売は好調で、2002年にベクトラ Cにモデルチェンジしました。(実車画像→ オペル ベクトラ C)
ミニカーは1996年に発売されたシュコー製の当時物です。この頃からブランド名がガマからシュコーに切り替わりました。シュコー ブランドになって仕上げレベルはガマより一段と良くなり、このベクトラ Bも全体的によく出来ていました。ただしドア開閉などのギミックがなくなりました。なおこのレベルになるとヘッドライト背面の下地が見えているのがいまいちですが、当時はまだこのような作りでした。シュコーは5ドアハッチバクとキャラバンもモデル化していました。ミニカー化するライセンス認証の関係で、シュコー以外の当時物はなかったようです。レース仕様車はライセンス認証が別のようで、オニキスやミニチャンプスが20車種ほどをモデル化しています。当時物以外ではヘルパの1/87、国産名車コレクション(イクソ製)、ドイツのミニカー付雑誌「OPEL COLLECTION」のNo.69などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)