ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

GM CHEVROLET (490?) 1918 USA

GM CHEVROLET (490?) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ZISS 62 1/43 98㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.5m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: 4気筒 2.8L 26HP 3段変速
性能: 最高速80km/h
データーベースで戦前のシボレーのミニカー検索

 

GM シボレー (490?) アメリカ 1918

 

 イギリス系アメリカ人 デイヴィット ダンバー ビュイックが「ビュイック モーター」社を1903年に設立しました。ビュイック社の業績は芳しくなく、馬車製造会社を経営するウイリアム C デュラントに援助を求めました。デュラントの采配でビュイック社は業績が回復しましたが、創業者のビュイックは会社を去りました。フォード社と売上げを競うほどに成長したビュイック社を土台にして、デュラントは1908年にGM(ジェネラル モータース)社を設立しました。GM社はキャディラック、オールズモービルなどを買収して拡大していきましたが、それが財務を悪化させデュラントは1910年に経営権を剥奪されました。

 

 そこでデュラントは1911年にシボレー社を設立し、ビュイック社の技術者ルイ シボレーに低価格の大衆車を開発させました。この最初のシボレーは6気筒4.8Lエンジンを搭載していたのでクラシック シックスと呼ばれ、安価ながら高性能だったので人気車となりました。シボレーの成功でデュラントはGMの株式を買い戻し、1915年にGMの経営者として復帰しました。その後1916年にシボレーはGMの1部門となりました。1915年にシボレーはフォード T型の対向車としてモデル 490(4気筒2.8Lエンジン)を発表し、名前どおりの490ドル(T型と同じ値段)で販売しました。この車はT型より装備が充実していたのでT型の牙城を脅かし始めました。デュラントの業務拡大路線で1920年にGMの財務状況が悪化し、デュラントはその責任をとらされてGMを再び去ることになりました。なおシボレーがフォードを生産台数で追い抜いたのは1930年代前半でした。

 

 

 ミニカーは1969年頃に発売されたドイツのチィス(ZISS)製です。底板に「CHEVROLET 1918」と銘記されているのですが、モデルとなった実車が何なのか良くわかりません。年式から考えると490をモデル化しているのではないか?と思うのですが、全体的な雰囲気が違っていて、フロントグリル形状が実車画像とはかなり違うし、そこにあるはずのシボレーのエンブレムもありません。結局車種は良くわからないのですが、490ということで実車諸元を記載しました。 以下はフロント/リアの拡大画像とエンジン/コクピットの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHEVROLET 1
CHEVROLET 2

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GM CHEVROLET COUPE 1937 USA

GM CHEVROLET COUPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BROOKLIN 4 1/43 103mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.4m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: 6気筒 3.5L 85HP 3段変速
性能: 最高速 不詳
データーベースで戦前のシボレーのミニカー検索

 

GM シボレー クーペ アメリカ 1937

 

 馬車製造会社を経営していたウイリアム C デュラントは1908年にGM(ジェネラル モータース)社を設立しました。GM社はキャディラックオールズモービルなどを買収して拡大していきました。財務の悪化で経営権を剥奪されたデュラントは1911年にシボレー社を設立し低価格の大衆車を開発しました。最初のシボレーは6気筒4.8Lエンジンを搭載したクラシック シックスで、安価ながら高性能だったので成功しました。シボレーの成功でデュラントはGMの経営者として復帰し、1916年にシボレーはGMの大衆車ブランドとなりました。

 

 1915年にシボレーはフォード T型に対向してモデル 490(4気筒2.8Lエンジン搭載)を発表し名前どおりの490ドル(T型と同じ値段)で販売し、フォード Tのシャアを奪い始めました。1923年にフォード T型より少し良い品質のシューペリア(SUPERIOR 4気筒2.8Lエンジン搭載)を発売しヒットさせ、1931年にはフォード A型を抜いてベストセラーカーとなりました。さらに4気筒エンジン搭載のフォード A型に対して6気筒エンジンを搭載したACシリーズを1929年に発売し、その頃には販売台数でフォードを上回るようになっていました。

 

 

 ミニカーはこの時代のアメリカ車を多くモデル化しているイギリスのブルックリン製です。ブルックリンのミニカーはホワイトメタル製でハンドメイドの少量生産品です。少量生産なのでほとんどのパーツが金属製で、手に持つとずっしりと重く存在感があります。これは1937年に登場したシボレーの上級グレードのマスター デラックス クーペをモデル化しているようです。当時の流行りであった流線型ボディを再現していますが、横から見ると窓がずいぶん小さく感じます。プロポーション的には実車のイメージを強調するやや大げさなデフォルメがされているようです。この時代のシボレー乗用車のミニカーはフランクリン ミントやダンバリー ミントの1/24がありますが、それ以外はあまりミニカーになっていませんので、その点で貴重なミニカーだと思います。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET COUPE 1
GM CHEVROLET COUPE 2

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GMC FC102 (CHEVROLET 3100) PICKUP 1950 USA

GMC FC102 (CHEVROLET 3100) PICKUP 画像をクリック/タップすると画像が変わります
YATMING 94255 1/43 117mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m 全幅約1.9m
エンジン 変速機: 6気筒 3.5L 90HP 3/4段変速
性能: 最高速 約80km/h
データーベースでGM/GMCのピックアップのミニカー検索

 

GMC FC102 (シボレー 3100) ピックアップ アメリカ 1950

 

 ピックアップは日本では物を運ぶ商用車として使われますが、アメリカでは乗用車的な使われ方をされます。アメリカ初のピックアップはフォード T型を改造して後部に荷台を追加したものでした。(参照→ フォード T型 ランチ) この車は農場で使われましたが、貨物用だけではなく乗用にも使われました。ライバルのGMは既存の商用車メーカーを買収して傘下に収め1911年にGMCブランドを設立し、当初はその商用車メーカーのトラックをGMCブランドで販売していました。1920年以降になるとGMCの小型/中型トラックは大衆車シボレーをベースにしたトラックになりました。(実車画像→ 1930年代のシボレー トラック)

 

 1940年代のGMCの小型/中型トラックはシボレーのAKシリーズ(6気筒3.5L/3.7Lエンジン搭載)をベースにしたトラックと同じでフロントグリルの意匠が多少異なっていました。第2次大戦後の1947年にシボレーの小型/中型トラックとそのGMC版はアドバンス-デザイン(Advance-Design)シリーズにモデルチェンジしました。ボディはAKシリーズより大きくなり、6気筒3.5L/3.9L/4.3Lエンジンを搭載していました。その後1955年にはタスクフォースシリーズにモデルチェンジし、1960年にはフォード Fシリーズ同様に、アメリカを代表するピックアップとして親しまれたシボレー C/Kシリーズにモデルチェンジしました。(Cシリーズが後輪駆動、Kシリーズが4輪駆動) シボレー C/Kシリーズの姉妹車としてGMC版がありました

 

 

 ミニカーは1995年頃に発売されたヤトミン製のビンテージ アメリカ車シリーズの1台です。アドバンスーデザイン シリーズのGMC FC102 ピックアップ 1950年式(シボレー 3100 1/2t積の姉妹車)をモデル化しています。シボレーとGMCのピックアップはフロントグリルの意匠が多少異なるだけのほとんど同じデザインで、ノーズとテールゲートにはそれぞれのロゴが表示されていました。ビンテージ アメリカ車シリーズは定価1400円程の安価なミニカーでしたが、実車の雰囲気がうまく再現されていました。このGMC ピックアップも木目調の荷台など結構リアルで値段の割には良く出来ています。(フロントグリルの一番下の横枠がバンパー裏に隠れてしまっているのが変ですが) これ以外の1940-1950年代のGM/GMC ピックアップのミニカーは同じヤトミンのSIGNATUREシリーズの1/32、フランクリン ミントの1/24、ブッシュの1/87、ジョニーライトニングの1/64、ホンウェルの1/72などたくさんありますので、アメリカでピックアップの人気が高いことが良くわかります。 以下はフロント/リアの拡大画像と荷台/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GMC PICKUP 1
GMC PICKUP 2

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GM CHEVROLET SEDAN 1950 USA

GM CHEVROLET SEDAN 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 4508 1/43 115mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m 全幅約1.9m
エンジン 変速機: 6気筒 3.5L 92HP 3段手動/2段自動変速
性能: 最高速 130km/h?
データーベースで戦後のシボレー (コルベット以外)のミニカー検索

 

GM シボレー セダン アメリカ 1950

 

 1930年代のGMの大衆車シボレーはマスターと呼ばれる世代で、スタンダード シックス(1937年まではマスター)と上級グレードのマスター デラックスがありました。1941年にマスターはデラックスと呼ばれる世代にモデルチェンジしました。フロントグリルが大きくなりヘッドライトがフェンダーに埋め込まれた新しいデザインになりました。6気筒3.5L(85HP)エンジンを搭載し、3段変速/2段自動変速(パワーグライド)で最高速約120km/hの性能でした。ボディ形式は4ドアセダンと2ドアクーペがありました。(実車画像→ シボレー デラックス 1941 )

 

 第2次大戦後の1949年にシボレーのデラックス世代は、前後フェンダーがボディとほぼ一体化した戦後型の新しいデザインに一新されました。この頃からシボレーは4ドアセダン/2ドアクーペ以外に2ドアクーペ/コンバーチブル、ステーションワゴンが設定されるなどしてボディ形式が増えました。エンジンはそれまでと同じ6気筒3.6Lでしたが、オプションで6気筒3.9L(105HP)が追加されました。1953年にシボレーは210(Two-Ten)/150(One-Fifty)と呼ばれる世代にモデルチェンジしました。(実車画像→ シボレー 4ドアセダン 1953 )

 

 

 ミニカーは1986年に発売されたソリド製です。1950年式のオーソドックスな4ドアセダンをモデル化しています。ソリドの型番45**の4500シリーズは1950-1960年代のクラシックカーをモデル化していました。このシリーズは定価2000円ほどの比較的安価なミニカーでしたが、老舗らしいツボを心得た作りになっていました。このシボレーはアメリカ車のミニカーとしては地味ですが、戦後型シボレーのデザインがうまく再現された端正な出来ばえの秀作になっています。(特にバンパーなどのメッキパーツの使い方が上手です) 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GMC CHEVROLET SEDAN 1
GMC CHEVROLET SEDAN 2

 以下は1986年に発売された上記のバリエーションのGM シボレー セダン タクシー (1/43 型番4509)の画像です。ニューヨークのCHECKER CAB社のタクシーをモデル化しています。ドアに表示されている「688 WO. 3-7000」とはWO. 3-7000という電話番号?のタクシー会社の688号車といった意味のようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GMC CHEVROLET SEDAN TAXI 1
GMC CHEVROLET SEDAN TAXI 2

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GM CHEVROLET CORVETTE C1 1953 USA

GM CHEVROLET CORVETTE C1 画像をクリック/タップすると画像が変わります
FRANKLINMINT KC31 1/24 177mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.2m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: 6気筒 3.9L 150HP 2段自動変速
性能: 最高速170km/h
データーベースでコルベット C1のミニカー検索

 

GM シボレー コルベット C1 アメリカ 1953

 

  第2次大戦後にアメリカ軍人が祖国に持ち帰ったヨーロッパの小型スポーツカー(MG、ジャガーなど)の魅力に気付いたGMは、小型スポーツカー シボレー コルベット(C1型)の開発に着手しました。1953年にプロトタイプが発表され同年にシボレー初の2シーターオープン スポーツカーとして発売されました。量産車として初めてボディにFRPパネルを採用していました。初期のC1型は6気筒3.9L(150HP)エンジン搭載で2段自動変速機仕様しかなく、本格的なスポーツカーと言うよりも見た目重視の車でした。

 

 初期のC1型の不評に対応して、1955年にはV型8気筒4.3L(195HP)エンジンと手動変速仕様がオプション追加され、その後もエンジンは4.6Lに拡大され燃料噴射で300HP以上まで強化されていきました。またボディも1956年にフロントとリアのデザインが一新されました。その後様々なオプションが追加されたことで、C1型は本格派スポーツカーとして認められるようになっていきました。

 C1型はレースカーとしてアメリカの国内レース(SCCA:スポーツカークラブ オブ アメリカなど)でクラス優勝するなど活躍しています。ジャガー D タイプなどと互角に勝負していたそうですから、エンジンがハイパワーだっただけではなく操縦性もそこそこの実力があった?と思われます。1963年に2代目のコルベット C2にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1990年頃に発売されたフランクリン ミント製です。コルベットの各世代を1/24でモデル化したコルベット コレクションの1台で、当時フランクリン ミント製ミニカーは通信販売で販売されていました。C1が登場した初年度の1953年式をモデル化していて、フロントやリアの独特のデザインが良く分かります。ヘッドライトカバーにストーンガード(金網)が付いているのは初期型の特徴です。ボンネット/ドア/トランクが開閉し、エンジンやサスペンションなどのメカ部分や室内もリアルに再現されています。 以下はフロント/リアの拡大画像とボンネット/トランクの開閉ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET CORVETTE C1 1
GM CHEVROLET CORVETTE C1 2

 以下は室内と底板のシャーシやサスペンションなどのメカ部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C1 3
GM CHEVROLET CORVETTE C1 4

 以下は1990年頃に発売されたフランクリン ミントのコルベット C1 1956年(1/24 型番RI21)の画像です。前述したコルベット コレクションの1台でこれは1956年式をモデルしています。ギミックや細部のつくりは1953年式と同じです。脱着できるハードトップが付いています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C1 5
GM CHEVROLET CORVETTE C1 6

 以下はフロント/リアの拡大画像とボンネットを開いたエンジンルーム/底板のエンジンやサスペンション部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C1 5
GM CHEVROLET CORVETTE C1 6

 以下は1988年頃に発売されたフランクリン ミント製のコルベット C1 1956年(1/43 型番KC58)の画像です。こちらは1/43ですが、ボンネット/ドアが開閉し、1/24同様にエンジンやサスペンションなどのメカ部分や室内がリアルに再現されています。脱着できるハードトップが付いています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C1 3
GM CHEVROLET CORVETTE C1 4

 以下はフロント/リアの拡大画像とボンネットを開いたエンジンルーム/底板のエンジンやサスペンション部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET CORVETTE C1 5
GM CHEVROLET CORVETTE C1 6

 以下は1999年頃に発売されたニューレイ(NEW RAY)のコルベット C1 コンバーチブル 1957年(1/43 型番48526)の画像です。ニューレイは中国のメーカーで1/43や1/24の安価なミニカーを作っています。これは1950-1960年代のアメリカ車を1/43で20種類ほどモデル化している「CITY CRUISER COLLECTION」というシリーズの1台です。1500円ほどの安価なミニカーですが、そこそこの出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C1 7
GM CHEVROLET CORVETTE C1 8

 以下は1984年頃に発売されたビテスのコルベット C1 コンバーチブル 1960年(1/43 型番113)の画像です。ビテス初期のミニカーなので、かなり雑な作風であまり出来が良くありませんが、4灯式ヘッドライトを採用した1958年式以降のコルベット C1の1/43ミニカーは最近までこれぐらいしかありませんでした。(マッチボックスやダンバリーミント の1/24がありましたが) 最近ではアーテル(ERTL)やスパーク(レジン製)などがモデル化しています。なお初期のビテスのミニカーにはデカールやバックミラーなどが添付されていて、これにも付いていましたが、取り付けていません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C1 9
GM CHEVROLET CORVETTE C1 10

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GM CHEVROLET BEL AIR 1955 USA

GM CHEVROLET BEL AIR 画像をクリック/タップすると画像が変わります
FRANKLINMINT KE18 1/43 123mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.3m 全幅約1.9m
エンジン 変速機: V型8気筒 4.3L 162HP 2段自動変速
性能: 最高速 157km/h
データーベースでシボレー ベル エアのミニカー検索

 

GM シボレー ベルエア アメリカ 1955

 

 シボレー セダン 1950年の解説に記載したように、1953年にシボレーは210(Two-Ten)/150(One-Fifty)と呼ばれる世代にモデルチェンジしました。デザイン的には先代のデラックス世代と同じようなデザインでしたが、それまではの4ドアセダン、2ドアクーペに加えてコンバーチブル、ステーションワゴンなどボディ形式が増えました。エンジンは6気筒3.5L/3.9Lが搭載され、3段変速/2段自動変速で最高速137km/h(3.9L)の性能でした。なお先代では1950年にベルエアという名前で上級グレードの2ドアハードトップが設定されました。

 

 1953年には210/150のフロント/リアの意匠が変更され、ベルエアは210/150よりも上級な車という設定になり4ドアセダン/ハードトップや2ドアクーペ/コンバーチブルも設定されました。1955年にベルエア/210/150は外観が一新され、ベルエアは2代目となりました。リアフェンダーが完全にボディと一体化しその後流行となるテールフィンがまだ控え目ですが採用されていました。エンジンはV型8気筒4.3Lが追加され、1957年にはコルベットと同じ高性能なV型8気筒4.6L(185HP-燃料噴射270HP)が追加されました。1958年にベルエアは3代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ シボレー ベルエア 1958)

 

 

 ミニカーは1990年頃に発売されたフランクリンミント製の1/43で1950年代シリーズの1台です。ベル エアの2ドアコンバーチブルをモデル化してます。メッキパーツによるヘッドライトやクロームモールなどはこのシリーズ独特のレトロな作風ですが、この作風は1950年代のクラシックカーの雰囲気に良くマッチしていて、全体的に良く出来ています。ボンネット/ドアの開閉ギミック付で、V型8気筒エンジンと補器類がリアルに再現されています。室内も紙シールながらメータなどがそこそこ再現されています。以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET BEL AIR 1
GM CHEVROLET BEL AIR 2

 以下は1990年代に発売されたと思われるアルゼンチンのブービー(BUBY)製の シボレー ベルエア 1955 (1/43 型番09880)の画像です。ブービーは1950年代から1/43や1/64のダイキャスト製ミニカーを製造していた老舗メーカーで、日本国内では流通しなかったのであまり知られていません。1990年代に1950-1960年代のアメリカ車を「COLLECTORS CLASSICS」シリーズとして数十種類モデル化しています。このベルエアもその「COLLECTORS CLASSICS」シリーズの1台で、1955年式の2ドアハードトップをモデル化しています。ブービーはフロントグリルやバンパーなどに金属製パーツを使っているのが特徴です。昔のアメリカ車のイメージを再現するのに金属製パーツは効果的で、重厚な雰囲気のミニカーに仕上がっています。フロントグリルとクロームモール、室内などの細部もうまく仕上げてあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET BEL AIR 1
GM CHEVROLET BEL AIR 2

 以下は2002年に発売されたデルプラド製の世界の名車コレクション シボレー ベル エア コンバーチブル 1957 (1/43 No.55)の画像です。1957年式の2ドアコンバーチブルをモデル化しています。メーカーは不明ですが、アーテル(ERTL)ではないかと思います。1957年式なので上記1955年式に比べると、ヘッドライトの上にヒサシが追加され、テールフィンが大きくなっています。安価な雑誌付きミニカーですが、プロポーションが良くこのシリーズとしてはかなり良く出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET BEL AIR 1
GM CHEVROLET BEL AIR 2

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GM CHEVROLET NOMAD 1957 USA

GM CHEVROLET NOMAD 画像をクリック/タップすると画像が変わります
YATMING 94203 1/43 116㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.1m 全幅約1.9m
エンジン 変速機: V型8気筒 4.6L 283HP 3段変速
性能: 最高速202km/h
データーベースでシボレー ノマドのミニカー検索

 

GM シボレー ノマド アメリカ 1957

 

 シボレー ノマド 初代はシボレーの上級モデル ベルエアの2ドアワゴンとして1955年に登場しました。当時の標準的なワゴンよりもスタイリッシュなデザインは、1954年にコンセプトカーとして発表されたスポーツカーのようなワゴンをベースにしていました。(実車画像→ シボレー ノマド コンセプト 1954) ノマドのフロントの造形はベルエアそのままでしたが、ルーフやリアエンドの造形はコンセプトカーのイメージを残していました。ノマドはその独特のデザインで販売店のショールームに人を呼び寄せる車「Halo Model」(要するに人寄せパンダの意) という位置付けでもありました。ノマドのポンティアック版としてフロントグリルの意匠が異なるポンティアック サファリがありました。

 

 V型8気筒4.3L(162-195HP)エンジンを搭載し3段変速で最高速187km/h(195HP)の性能でした。1956年にベルエアのモデルチェンジに合わせてフロントグリルが変更されました。1957年にはエンジンが4.6Lに拡大され、燃料噴射方式の高性能版(283HP)もオプション設定されました。ただこの頃になると目新しさがなくなって販売は低調になりました。1958年にノマド 2代目がベルエアをベースにした4ドアステーションワゴンとして登場しました。(実車画像→ シボレー ノマド 1958)

 

 

 ミニカーは2007年頃に発売されたヤトミン製のビンテージ アメリカ車シリーズの1台です。ノマドの1957年式をモデル化しています。定価1400円の安価なミニカーでしたが、ノマドの特徴的なルーフとリアエンドのデザインがうまく再現されていて良く出来ています。この当時のアメリカ車に多用されていたクロームモール類も値段相応にうまく再現されています。ノマド 初代のミニカーはフランクリンミントの1/43と1/24、ビテスの1/43、ホットホイールの1/64、オックスフォードの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET NOMAD 1
GM CHEVROLET NOMAD 2

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GM CHEVROLET IMPALA 1959 USA

GM CHEVROLET IMPALA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE 390 1/43 125mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.5m 全幅約2m
エンジン 変速機: V型8気筒 5.7L 250HP 3/4段手動/2段自動変速
性能: 最高速183km/h
データーベースでシボレー インパラのミニカー検索

 

GM シボレー インパラ アメリカ 1959

 

 1958年にシボレー ベルエアの高級仕様としてインパラ スポーツパッケージ(インパラ初代 クーペとコンバーチブルのみ)が設定されました。1959年に登場したシボレー インパラ 2代目はベルエアよりも上級なシボレーの最上級車として設定され、4ドアセダン/ハードトップも追加されました。このインパラ 2代目の最大の特徴はリアの大きく派手なテールフィンで、後方から見るととても印象に残る車です。前述したシボレー ノマドの跡を継ぐ「Halo Model(客寄せパンダの意)」の役割があったこともうなずけます。エンジンは6気筒3.9Lとこの頃からGMの大衆車でも一般的になったV型8気筒4.6L/5.7L(250HP)が搭載されました。

 

 派生車として1959年に登場したシボレー エルカミーノは荷台のあるピックアップながら、派手なテールフィンのデザインとなっていました。(実車画像→ シボレー エルカミーノ 1959) インパラは1960年のマイナーチェンジで、フロントとテールライトのデザインが変更されました。インパラ 2代目の総生産台数は約49万台で1961年に3代目にモデルチェンジしました。なおその頃には売り物だったテールフィンは飽きられていましたので、3代目ではその面影は残っていたものの大人しいデザインとなりました。(実車画像→ シボレー インパラ 1961)

 

 

 ミニカーは1988年に発売されたビテス製のアメリカ車シリーズのひとつで、インパラ コンバーチブル 1959年式をモデル化しています。このシリーズはビテスとしては初期の物で、1950-1960年代のアメリカ車を10数車種ぐらいモデル化していました。(一部は少しリファインされて現在でも販売されています) いずれも当時としてはかなり良い出来ばえで、このインパラも特徴的なフロントとリアの造形が良く再現されていて赤いカラーリングが似合っています。これはコンバーチブルですが、バリエーションで幌を立てたもの、ハードトップ、ハードトップのレース仕様などが数種類あります。ビテス以外のインパラ 2代目のミニカーはコーギーの当時物、国産のミクロペットの当時物、ビテス系のカルツォ(QUARTZO)のレース仕様、ダンバリー ミントの1/24、レーシングチャンピオンやジョニーライトニングの1/64、スパーク(レジン製)など非常にたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET IMPALA 1
GM CHEVROLET IMPALA 2

 以下は1995年頃に発売された上記ビテス製のバリエーション(後から追加されたリミッテド エディション)で GM シボレー インパラ コンバーチブル ランチェロ (RANCHERO) (1/43 型番L080)の画像です。ボンネットに野牛(バッファロー)の角が据え付けてあり、RANCHERO(農場主)という名前が付いています。実車があるのかどうかは別にして、このいかにもアメリカ車らしいところが気に入って購入しました。初期のビテスにはこんな感じの遊び心があるバリエーションがありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET IMPALA RANCHERO 1
GM CHEVROLET IMPALA RANCHERO 2

 以下は1965年に発売されたコーギー製の当時物 GM シボレー インパラ ポリス (1/50 型番481)の画像です。コーギーは型番220でインパラ 4ドアセダンを1960年に発売していて、これは後から追加されたそのポリス仕様でパトライト/アンテナと警察官のフィギュアが追加されています。当時のコーギーでは大きなサイズのアメリカ車をモデル化するにあたり、アメリカ車以外のミニカー(約1/43)とサイズを揃える為に1/50でモデル化することが多く、このインパラも1/50となっています。テールフィンなどのインパラの特徴がうまく再現されていて当時のミニカーとして良く出来ていました。バリエーションでタクシーや消防指令車仕様もありました。インパラの4ドアセダンのミニカーはあまりモデル化されていないので、その点で興味深いミニカーでもあります。なお昔のミニカーは子供のおもちゃでスケールモデルではないのですが、素朴で捨て難い味わいがあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET IMPALA POLICE 1
GM CHEVROLET IMPALA POLICE 2

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GM CHEVROLET CORVAIR 1960 USA

GM CHEVROLET CORVAIR 画像をクリック/タップすると画像が変わります
FRANKLINMINT PU75 1/43 106mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.6m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: 空冷水平対向6気筒 2.3L 80HP 3段手動変速 2段自動変速
性能: 
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GM シボレー コルベア アメリカ 1960

 

 1950年代にヨーロッパ製の小型乗用車が輸入され、セカンドカーとして使われました。この小型車需要への対応ではアメリカンモーターズ(AMC)が先行していましたが、ビッグ3も小型車(といっても3Lクラス)の開発に着手します。フォード(ファルコン)、クライスラー(プリムス バリアント)は単に大型車を小さくしただけでしたが、GMから登場したコルベアは空冷水平対向6気筒エンジン(2.3-2.7L)をリアに搭載とかなり変わっていました。

 

 当時人気があったVW ビートルに大いに影響されたようで、スタイルもヨーロッパ風でアメリカ車らしくありません。2ドア、4ドア、クーペ、コンバーチブル、ワゴンのフルラインアップでオプションも豊富でした。

 この車はその独創性で人気があったようで、当時のコーギー、ディンキーをはじめとしてかなりたくさんミニカーが作られています。画像はフランクリンミント製でリアエンジンが再現されているなど良くできてます。

 

 

 以下はフロント/リアの拡大画像とリアパネルを開いたエンジンルームの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET CORVAIR 1
GM CHEVROLET CORVAIR 2

 以下は4ドア開閉ギミックと室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVAIR 3
GM CHEVROLET CORVAIR 4

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GM CHEVROLET CORVAIR MONZA GT 1962 USA

GM CHEVROLET CORVAIR MONZA GT 画像をクリック/タップすると画像が変わります
TEKNO 930 1/43 105㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.2m? 全幅約1.7m
エンジン 変速機: 空冷水平対向4気筒 2.3L ターボ 102HP 4段変速
性能: 最高速 不詳
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GM シボレー コルベア モンザ GT アメリカ 1962

 

 シボレー コルベア モンザ GTは1962年に発表されたデザインを目的とした実験車でした。ベースとなったのはGMのリアエンジンのコンパクトカーシボレー コルベアで、エンジンをミドシップ配置に変更し未来的なスポーツカーに仕立てたものでした。オープンのロードスター仕様のモンザ SSも同時に公開されました。デザイナーはコルベット スティングレイ(C3型)をデザインした日系人のラリー シノダ氏で、コルベット スティングレイに通じる非常に魅力的なデザインです。通常のドアはなく戦闘機のようにキャノピー部分を大きく開くことで乗り降りを行います。また尖ったボディ先端にあるヘッドライトのカバーが開いてヘッドライトが露出する構造は独創的でかっこいいです。

 

 1965年に登場したコルベアの2代目は、モンザ GTのイメージを実用車に落とし込んだスポーティな美しいデザインでした。GMはコルベアをフォード マスタングに対抗するスポーティカーに仕立てるつもりだったようです。ただハイパワーエンジンを搭載したコルベアは、リアエンジン車特有のオーバーステアでコントロールを失い横転する事故が多発して問題となり1969年に生産中止となりました。

 

 

 ミニカーは1964年に発売された北欧デンマークのメーカーだったテクノの当時物です。(現存するテクノはオランダのメーカーです) 流線形デザインが見事に再現されていて非常に素晴らしい出来ばえです。屋根がないオープン仕様(モンザ SSとは違う)もあり、カラーバリエーションが非常に多くありました。見た目がかっこいいことからかなり人気があったミニカーでした。当時のテクノのミニカーの最大の特徴は、初期の物は違いますが、分解/組立ができる構造となっていたことでした。(その為、その分だけ高価でした) このモンザ GTにもこの分解/組立ギミックが付いています。当サイトのギミックのページでその詳細を紹介していますので、是非そちらもご覧ください。→ テクノ モンザ GTのギミック紹介ページ これ以外のモンザ GTのミニカーは、このテクノ製をコピーしたオートピレンやジョアルの物、エーダイ グリップの1/28がありました。最近ではオートカルト(レジン製)がモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像とキャノピーを開いた室内とエンジン部の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET CORVAIR MONZA GT 3
GM CHEVROLET CORVAIR MONZA GT 4

 以下はバリエーションのモンザ GT スパイダー(1/43 型番931)の画像です。屋根がないだけであとは上記と同じです。これは光沢のある厚いクロームメッキがされていて、半世紀経過した今でもきれいな状態です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVAIR MONZA GT 1
GM CHEVROLET CORVAIR MONZA GT 2

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