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メルセデス ベンツ 300CE-24 クーペ (C124) ドイツ 1992年
W124シリーズのクーペ(C124)は先代(C123)同様の2ドアピラーレスハードトップで、1987年に追加されました。ホイールベース/全長が85㎜短縮されていて、シンプルなデザインでスポーティな感じになっています。当初の300CEは6気筒3L(185HP)エンジンを搭載していましたが、1990年のマイナーチェンジでクーペのエンジンがDOHC化され300CE-24(225HP)に変わりました。
1991年に500SL(R129)のDOHC V型8気筒5L(320HP)エンジンを搭載する高性能版の500Eが追加されました。この車の開発と生産にはポルシェが協力していました。1992年にはDOHC 6気筒4.2L(275HP)エンジンを搭載する420Eも追加されました。このモデルは主に北米市場向けでで競合する日本製高級車に対抗したものでした。W124は品質と安全性の高さが世界中で支持され、1995年まで生産されました。1995年にEクラスの2代目W210にモデルチェンジしました。
ミニカーは1993年に発売されたミニチャンプス初期の当時物です。前述したセダンの260Eと同じように実車のイメージがうまく再現された良い出来ばえです。このクーペはセダンとは全く別の金型が起こされていて、ミニチャンプスとしては珍しくボンネットとトランクが開閉するギミックが付いていました。当時のミニカーはまだギミックが付いているのがありましたので、それへの対抗上ミニチャンプスにもギミック付ミニカーがこの当時には少しですがありました。C124/A124の当時物ミニカーではガマの300CE、ヘルパのE320C、コンラートの300CEがありました。最近の物ではノレブの1/18、ヘルパの1/87、OTTO MOBILE(レジン製)の1/18などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/リアカウルを開いたエンジン部の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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メルセデス ベンツ 300CE-24 カブリオレ (A124) ドイツ 1992年
W124のカブリオレ 300CE-24(A124)は1992年に追加されました。クーペをベースにしたフルオープンのカブリオレで、1980年代に安全規制で消えていったフルオープンのカブリオレが復活してきた時代でした。このクラスのカブリオレは豪華な内装の高級車で、この300CEは見た目もかっこいいです。当初はDOHC 6気筒3L(225HP)エンジンを搭載していました。
W124は1993年のマイナーチェンジでにフロントウインカーとバンパーモールの色などが変更されました。それと同時にエンジンも全てDOHC化されて、排気量が4気筒2.3L、6気筒2.8L/3.2Lに変更されました。その際にモデル名がE230、E280、E320とEクラスの新しい名前に変わりました。W124は品質と安全性の高さが世界中で支持され、1995年まで生産されました。1995年にEクラスの2代目W210にモデルチェンジしました。
ミニカーはミニチャンプスの当時物で、1993年に発売されたW124シリーズのバリエーションです。前述したクーペとほぼ同じ造形なのでカブリオレも良い出来ばえです。クーペの型を流用しているのでクーペと同じ開閉ギミックが付いています。(この当時のミニチャンプスは定価が約4000円と少し高かったですが、出来ばえからするとリーズナブルでした) W124カブリオレの当時物ミニカーではヘルパのE320がありました。最近の物ではノレブの1/18があります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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メルセデス ベンツ C220 クラシック (W202) ドイツ 1993年
190E(W201)の後継車としてW202が初代Cクラスとして1993年に登場しました。190Eより全長が70㎜大きくなり、居住性が向上していました。上級車のEクラス(W124)の設計が流用されており、デザインも上級車Sクラス(W140)をコンパクトにしたようなスタイルで、うまくデザインを統一していました。当初のエンジンはDOHC 4気筒2L/2.2L、DOHC 6気筒2.8L、4気筒2.5Lディーゼルでした。AMGによるスポーツ仕様で6気筒エンジン搭載のC280 AMGやC36 AMGなどもありました。
1996年にステーションワゴンが追加され、電子制御式5段自動変速が採用されました。1997年のマイナーチェンジではバンパーの意匠が変更され、V型6気筒2.4L/2.8LとV型8気筒4.3L/5.4Lが追加され、4気筒エンジンは2Lだけとなりました。同時にV型8気筒4.3L/5.4L(347HP)エンジン搭載の高性能版C43/C55 AMGも追加されました。190EはDTMで活躍しましたが、W202もC36 AMGベースの車でDTMに参加しています。W202は2000年まで生産され、後継車のW203にモデルチェンジしました。
ミニカーは1994年に発売されたミニチャンプス初期の当時物です。C220の一番下のグレードであるクラシックをモデル化しています。ミニチャンプスはメルセデス ベンツをモデル化するといい仕事をしますが、このC220も手堅い作りで良く出来ていて、室内もリアルに再現しています。ミニチャンプスはC36 AMGやDTM仕様などW202系を20種類ほどモデル化しています。その他のW202のミニカーはトミカの当時物、スパークのAMG セダン/ワゴンなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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メルセデス ベンツ E280 エレガンス (W210) ドイツ 1995年
Eクラスの2代目W210が1995年に登場しました。ボディは大きくなり、より豪華になりました。楕円形の4灯式ヘッドライトはお堅いベンツのイメージを変えて、親しみ易さやスポーティさが感じられました。フロントサスペンションをストラットからダブルウィッシュボーンに変更しラック&ピニオン式ステアリングの採用で、足回りもスポーティになっています。ボディは4ドアセダンと5ドアワゴンのみで、クーペはCLKクラス(C208)に移りました。当初のエンジンは4気筒2.3L、6気筒2.8L/3.2L、4気筒2.2L/6気筒3Lディーゼルなどでした。
1996年にはV型8気筒4.2L(279HP)エンジンを搭載するE420が追加され、1997年に電子式5段自動変速が採用されました。その後4気筒ガソリンエンジンが無くなり、6気筒はV型6気筒に変わり、1999年のマイナーチェンジではバンパーなどの外観が変更されました。V型8気筒5.4L(354HP)エンジン搭載の高性能版E55 AMGなどが追加され、2003年まで生産され3代目Eクラス(W211)にモデルチェンジしました。2代目Eクラスはヘッドライトの奇抜なデザインであまり人気がなかったように思います。ただこのデザインはその後洗練されて、新しいメルセデスの顔となっていきました。
ミニカーはヘルパの当時物で1996年に発売されました。E280の一番下のグレードであるクラシックをモデル化しています。現在のヘルパは1/87のプラスチック製ミニカーが主流ですが、1990年代には1/43のダイキャスト製ミニカーも手がけていました。特徴的なヘッドライトがやや大きめにデフォルメされていて、実車に似ていないわけではないですが、全体的な雰囲気が微妙に違うような気もします。ヘルパはワゴン(Tモデル)もモデル化しています。実車の人気のせいなのか、これ以外の当時物はないです。(ミニチャンプスが手掛けていないのはヘルパにモデル化の権利を取られたからでしょうか?) 最近の物では、サンスターの1/18、アンソンのワゴン(1/18)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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メルセデス ベンツ SLK 230 コンプレッサー (R170) ドイツ 1996年
SLKはCクラス(W202)をベースにした2シーターライトウェイトオープンカーで1996年に登場しました。全長4mとコンパクトなサイズで、メルセデス ベンツとしては珍しい威圧感を感じさせない軽快な車です。スイッチを押すだけでハードトップがトランク内に格納される電動格納式ハードトップ(バリオルーフ)をメルセデス ベンツとして初めて装備しました。エンジンはDOHC 4気筒2L/2.3L(136HP)で2.3Lにはスーパーチャージャー付の高性能版(193HP)がありました。車名のコンプレッサーはスーパーチャージャーの意味です。
2000年にマイナーチェンジして、Cクラスと共通のV型6気筒3.2L(218HP)エンジン搭載のSLK320とそれにスーパーチャージャーを付けて353HPにパワーアップしたSLK32 AMGが追加されました。なおダイムラー クライスラーが2003年に販売したクロスファイアはSLKベースの派生車でドイツのカルマン社が生産しました。SLK(R170)は2004年まで生産され、2代目SLKクラス(R171)にモデルチェンジしました。R170の総生産台数は約31万台でした。
ミニカーは1997年に発売されたヘルパ製の当時物です。現在のヘルパは1/87のプラスチック製ミニカーが主流ですが、1990年代には1/43のダイキャスト製ミニカーも手がけていて、それらは実車のプロモーション用に使われたものもありました。このSLK230は実車の雰囲気がうまく再現され灯火類や室内もリアルで、当時のミニカーとしてかなり良い出来ばえです。ドアなどの開閉ギミックはありませんが、サイドビュー画像のようにハードトップを脱着することができます。当時物ミニカーはこれしかないようです。最近の物ではシュコー ジュニアの1/87、ハイスピード、ミニチャンプス、オートアートの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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