ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

CRYSLER DODGE VIPER CABRIORET 1993 USA

CRYSLER DODGE VIPER CABRIORET
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CRYSLER DODGE VIPER CABRIORET


MINICHAMPS 430144032 1/43 104㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.45m 全幅約1.92m エンジン 変速機: V型10気筒 8L 394HP 6段変速
性能: 最高速266km/h (0-400m 12.9s)  データーベースでクライスラー ダッジ バイパーのミニカー検索

クライスラー ダッジ バイパー カブリオレ アメリカ 1993年

 

 バイパーはダッジのマッスルカーの名声を取り戻す車として企画され、1992年に登場しました。1960年代のシェルビー コブラのような車をイメージしており、開発にはコブラを開発したキャロル シェルビーや当時クライスラー傘下であったランボルギーニが関与していました。デザインはコブラのような雰囲気を持つノスタルジックな感じのロードスターとなっています。エンジンはピックアップトラック用のV型10気筒8L(当時の市販車最大の排気量)を、ランボルギーニがブロック/ヘッドをアルミ化してチューン(394HP)したもので、4輪独立の足回りもランボルギーニがチューンしています。ボディは鋼管フレームにFRP製パネルを載せたレースカー的な構造になっています。

 

 当初は3年間の限定生産の予定で、ボディは軽量化を目的としたオープンボディのRT/10だけでした。市場の反響が大きかったので継続販売することとなり、1996年に後期型(PHASE II)が登場し、エンジンが415HPにパワーアップしました。1997年にはクーペ仕様のGTS(450HP)が追加されました。またレース仕様のGTS-Rが開発されルマンなどの耐久レースに出場し、1999年のニュルブルクリングで優勝するなど活躍しています。2003年に2代目にモデルチェンジしました。2008年には3代目が登場し、2010年まで生産されました。2012年に4代目が登場し、名前がダッジ バイパーからSRT バイパーに変更されましたが、2014年以降はダッジ バイパーに戻されています。

 

 

 ミニカーはミニチャンプス製で、1997年に発売されました。プロポーション、フロントの造形、室内の造形などすべてそつがない良い出来ばえです。(室内の仕上げがやや簡素ですが) ミニチャンプスはクーペやレース仕様など30種類以上をモデル化しています。その他では、オートアートの1/18、ブラーゴ、イクソのレース仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とキャビン部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CRYSLER DODGE VIPER CABRIORET 1
CRYSLER DODGE VIPER CABRIORET 2

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CHRYSLER DODGE RAM 2500 V10 PICKUP  1994 USA

CHRYSLER DODGE RAM 2500 V10 PICKUP
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER DODGE RAM 2500 V10 PICKUP


UNIVERSAL HOBBIES (EAGLE'S RACE) 3656 1/43 135mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.7m 全幅約2m エンジン 変速機: V型10気筒 8L 300HP 5/6段変速/4段自動変速
性能: 最高速 不明  データーベースでクライスラー ダッジ ラムのミニカー検索

クライスラー ダッジ ラム 2500 V10 ピックアップ アメリカ 1994年

 

 ダッジは1917年にアメリカの自動車産業として初めて陸軍に輸送用トラックを供給し、その後ダッジは軍用トラックの主要な供給先となりました。またそのノウハウを生かして生産した民間向けの商用車(ピックアップやバン)も高い評価がされました。1948年にダッジは戦前のトラックを一新してBシリーズのピックアップを登場させました。Bシリーズは6気筒エンジンを搭載し積載量1/2tから3/4tまで様々なバリエーションがありました。1954年にダッジ BシリーズはCシリーズに、1961年にDシリーズにモデルチェンジしました。アメリカでは大型ピックアップの人気が高く、フォードのFシリーズ、シボレーのCシリーズなどがあります。

 

 ダッジの大型ピックアップ Dシリーズは1981年のモデルチェンジでダッジ ラムという名前に代わりました。ラムという名前は1930年代のダッジ車のボンネット先端に付いていたラム(羊)のマスコットにちなんだものでした。ダッジ ラムは全長約4.9m-5.4mの2/4ドアピックアップで、エンジンは6気筒3.7L、V型6気筒3.9L、V型8気筒5.2L/5.9L、6気筒5.9Lディーゼルなどが搭載されました。(実車画像→ ダッジ ラム 初代 実車画像→ ラム(羊)のマスコット)

 

 

 ダッジ ラム 2代目が1994年に登場しました。平凡なデザインの初代から一転して大きなグリルを持つ個性的でマッチョなデザインに変わりました。このデザインが好評で、トラック部門で北米カー オブ ザ イヤーを受賞し、初代の4倍の販売実績をあげました。(ただそれでもフォードやシボレーにはかなわなかったとのこと) 全長約5.7mと巨大なボディにV型6気筒3.9L、V型8気筒5.2L/5.9L、V型10気筒8L、6気筒5.9Lディーゼルなどの大排気量エンジンを搭載した良い意味でも悪い意味でもアメリカ的な車でした。2002年にダッジ ラム 3代目に、2009年にダッジ ラム 4代目にモデルチェンジしました。なお2010年からダッジ ブランドは乗用車だけとなったので、ダッジ ラムはダッジの名前が外れてトラック専用ブランドのラムとなりました。(実車画像→ ダッジ ラム 2002) (実車画像→ ラム 2014)

 ミニカーは2000年頃に発売されたユニバーサルホビー製のEAGLE'S RACE シリーズの一台です。V型10気筒エンジンを搭載するダッジ ラム 2代目 2500をモデル化しています。実車は全長約5.7mとでかいので、ミニカーも全長約135mmと大きなサイズになっています。定価2500円ほどの比較的安価なミニカーでしたが、特徴的なフロントの雰囲気がうまく再現されていて当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。室内インパネや床下部分のサスペンションなどもリアルに再現されています。これ以外のダッジ ラム 2代目のミニカーはアンソンの1/18、ジョニー ライトニングの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHRYSLER DODGE RAM 2500 PICKUP V10 1
CHRYSLER DODGE RAM 2500 PICKUP V10 2

 以下は俯瞰/床下部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER DODGE RAM 2500 PICKUP V10 3

 フォードのピックアップのミニカー→ データーベースでフォード Fシリーズのミニカー検索
シボレーのピックアップのミニカー→ データーベースでシボレー ピックアップのミニカー検索"

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CHRYSLER PLYMOUTH PROWLER 1998 USA

CHRYSLER PLYMOUTH PROWLER
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CHRYSLER PLYMOUTH PROWLER


UNUVERSALHOBBIES E3702 1/43 92mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.2m 全幅約1.94m エンジン 変速機: V型6気筒 3.5L 214HP 4段自動変速
性能: 最高速190km/h (リミッター付)   データーベースでクライスラー プリムス プロウラーのミニカー検索

クライスラー プリムス プロウラー アメリカ 1998年

 

 プリムス プロウラーは1993年のデトロイト モーターショーで公開されたコンセプトカーで、1930年代のホットロッドのようなレトロなデザインのロードスターでした。当初は市販される予定ではなかったようですが、人気が高かったので1998年に市販化されました。市販化にあたり、安全装備として前後バンパーが追加されリアデザインが変更されましたが、サイクルフェンダーを持つホットロッド風ロードスターの基本スタイルはそのままでした。V型6気筒3.5L(214HP)エンジンをフロントに搭載する後輪駆動車で、軽量故に加速が良く最高速230㎞/h以上(ただし190km/hのリミッター付)と高性能でした。(実車画像→ プリムス プロウラー コンセプトカー 1993)

 

 プロウラーは見た目はレトロですが、リアに小さなトランクが付いていたので最低限の実用性があり、ソフトトップ、エアコン、オーディオが装備され乗り心地も悪くなかったそうです。一般向けではないですが、ホットロッド好きのマニアックなアメリカ人には人気があったようです。2001年にプリムス ブランドが廃止されたので、以後はクライスラー プロウラーに名前が変更され2002年まで生産されました。総生産台数は約1.1万台でした。実質的な後継車は2004年に登場したクライスラー クロスファイアー (ロードスター仕様)でした。(実車画像→ クライスラー クロスファイアー 2006

 

 

 ミニカーは2002年頃に発売されたユニバーサルホビー製のEAGLE RACE シリーズの1台です。プリムス プロウラー 初期型をモデル化ています。特徴的な尖ったノーズとヘッドライト周りとバンパー、サイクルフェンダー、太いリアタイヤなどがうまく再現されていて、とても良く出来ています。定価2400円ほどの安価なミニカーでしたが、室内や床下部分の造形も結構リアルに出来ています。ユニバーサルホビーには幌付きなどのバリエーションが数種類あります。これ以外のプロウラーのミニカーはマッチボックス、ダンバリー ミントの1/24、アーテルの 1/24、アンソンの1/18、ジョニーライトニングの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHRYSLER PLYMOUTH PROWLER 1
CHRYSLER PLYMOUTH PROWLER 2

 以下は室内の画像と俯瞰/床下部分の画像です。室内はインパネの5連メーターやオーディオまで再現されています。床下部分はエンジンとリアに搭載された変速機をトルクチューブで接続している構造が再現されていて結構リアルに出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER PLYMOUTH PROWLER 3
CHRYSLER PLYMOUTH PROWLER 4

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CRYSLER PT CRUISER GT 2003 USA

CRYSLER PT CRUISER GT
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CRYSLER PT CRUISER GT


MAISTO 21001 1/39 107㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.29m 全幅約1.7m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2.4L ターボ 215HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速192km/h (リッミッター有)  データーベースでPT クルーザーのミニカー検索

クライスラー PT クルーザー GT アメリカ 2003年

 

 クライスラーのコンパクトカー PT クルーザーが2001年に登場しました。PT クルーザーの最大の特徴は、1930年代の車を思わせるフロント周りのデザインでした。このデザインはクライスラーの1930年代の名車エアフローを現代風にアレンジしたものだったそうです。奇抜なデザインでしたが、当時はレトロなデザインの車(フォルクスワーゲン ニュー ビートルなど)が流行っていたことから人気を呼びました。当初は5ドアハッチバックのみで、現在のSUV的な車高の高いボディは室内空間が広く実用性も優れていたので、2001年の北米カー オブ ザ イヤーを受賞しています。

 

 4気筒1.6L/2L(140HP)エンジンとメルセデス ベンツ製の4気筒2.2Lターボディーゼルエンジンを搭載する前輪駆動車でした。2003年に2.4Lターボ(215HP)エンジンを搭載する高性能版のGTが追加されました。2005年には2ドアコンバーチブルが追加されました。。2006年のマイナーチェンジで、ヘッドライトとフロントグリルの意匠が変更されました。2006年頃にGMのシボレー HHRなど似たようなレトロなデザインの車が登場したことで、PT クルーザーの人気は下降しました。2010年まで生産され、総生産台数は約105万台でした。なおPT クルーザーのPTとは「Personal Transportation」の略でした。(実車画像→ GM シボレー HHR)

 

 

 ミニカーは2004年頃に発売されたマイスト製です。2003年に登場したGTをモデル化しているようです。縮尺が1/39と中途半端で、プルバックモーターで走行させることが出来るので、やや玩具的なミニカーです。ただプロポーションはきちんとしていて、フロントグリル周りの造形は結構リアルで実車の雰囲気が良く再現されています。ボンネットに「NORTH AMERICAN CAR OF THE YEAR (北米カー オブ ザ イヤー)」と表示されているので、その受賞を記念したノベルティ的なミニカーでもあったようです。ドア開閉ギミック付きです。これ以外のPT クルーザーのミニカーはオートアートの1/64と1/43と1/18、ブッシュの1/87、ジョニーライトニングの1/64、マッチボックスの1/64、シュコーの1/24などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と運転席の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CRYSLER PT CRUISER GT 1
CRYSLER PT CRUISER GT 2

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