ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

LAMBORGHINI AVENTADOR LP700-4 2011 ITALY

LAMBORGHINI AVENTADOR LP700-4
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LAMBORGHINI AVENTADOR LP700-4


MATTEL MT7429V 1/43 112㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.78m 全幅約2.03m エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 6.5L 700HP 7段半自動変速 フルタイム4WD
性能: 最高速350km/h 0-100km/h 2.9秒    データーベースでランボルギーニ アヴェンタドールのミニカー検索

ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 イタリア 2011年

 

 2011年にランボルギーニ ムルシエラゴの後継車として、アヴェンタドールが登場しました。カーボンファイバーモノコック構造のボディ構造で、先行試作車のレヴェントンとほぼ同じボディデザインです。エンジンは新設計のV型12気筒(700HP)を搭載し、前後の駆動力を自動配分する4WDを採用し、マニュアル変速はなくすべて7段セミオートのみでした。車名はスペイン闘牛場において活躍した雄牛の名前にちなんだ物で、ランボルギーニの従来通りの命名でした。

 

 2012年に1台だけのオープン仕様の特注車アヴェンタドール J (イオタ)が制作され、その量産型であるLP700-4 ロードスタが同年に発表されました。2013年に創業50周年記念モデルのLP720-4 50°アニヴェルサリオが200台限定されました。2015年に750HPにパワーアップしたLP750-4 スーパーヴェローチェ(SV)が600台限定生産され、そのロードスターが500台限定生産されました。2016年にかつての名車ミウラをイメージさせるアヴェンタドール LP700-4 ミウラ オマージュが50台限定生産されました。(実車画像→ ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 ミウラ オマージュ)

 2016年にアヴェンタドール Sにモデルチェンジしました。外観の一部が変更され、エンジンが740HPにパワーアップし、4輪操舵システム「LRS」、コクピットの見た目をカスタマイズできる「TFTデジタルダッシュボード」などの最新技術が採用されていました。(実車画像→ ランボルギーニ アヴェンタドール S)

 

 

 ミニカーは2011年に発売されたマテル製で、エリートシリーズと称するマニア向けのものです。レヴェントンのミニカーの解説で記載したように原型はMRコレクションが担当しているらしいので、このミニカーもまずまずの良い出来ばえです。ただしレヴェントンほど凝った作りにはなっていません。室内の画像を見るとステアリングホイールらしき物が見当たりません。これは欠品だと思いますが、見難いとはいえ検品していればすぐわかるような欠品があるということは、製造工場におけるマテルの品質管理が雑なことがわかります。(価格が何千円もする商品でこんな欠品があるのはミニカーぐらいかも) これ以外では、トミカ、ブラーゴの1/43と1/18、オートアートの1/18と1/43、京商の1/18、レジン製ではアイドロンやルックスマートなどがあります。ミニカーではないですが、最近復活した精密組立てキットのポケールが600点以上のパーツを組立てるアヴェンタドールの超精密モデル(1/8)を発売していて、これは一見の価値があります。(WEB動画→ ランボルギーニ アヴェンタドール 超精密モデル) 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LAMBORGHINI REVENTON LP700-4 1
LAMBORGHINI REVENTON LP700-4 2

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LAMBORGHINI VENENO 2014 ITALY

LAMBORGHINI VENENO
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LAMBORGHINI VENENO


KYOSHO K05571GR 1/43 117㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.02m 全幅約2.08m エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 6.5L 750HP 
 7段半自動変速 フルタイム4WD
性能: 最高速355km/h 0-100km/h 2.5秒    データーベースでランボルギーニ ヴェネーノのミニカー検索

ランボルギーニ ヴェネーノ イタリア 2014年

 

 ランボルギーニヴェネーノはランボルギーニ創業50周年記念車として2013年に登場しました。とがったノーズや「シャークフィン」と称する飛行機の垂直尾翼のようなテールフィンなど、複雑な形状で非常に迫力のあるデザインです。(個人的にはやや奇をてらい過ぎだと思いますが) 4台が製造され、3台は価格は約3億6千万円で販売され、1台はランボルギーニ社が保管しています。4台とも灰メタリックのボディカラーで、販売された3台はホイールやリアディフューザーを縁取るアクセントラインがそれぞれ緑、白、赤(イタリア国旗の色)となっていました。

 

 ヴェネーノはアヴェンタドールをベースとしており、V型12気筒エンジン、カーボンファイバーモノコック構造、前後の駆動力を自動配分する4WD、7段セミオートなどメカ的にはほぼ同じですが、アヴェンタドールより125㎏軽量化されているので、その分高性能でした。またルーフのない完全なオープンのロードスターが価格約4億4千万円で9台製造されたようです。

 

 

 ミニカーは京商製で、2014年に発売されました。定価約1万円で京商の1/43としてはややお高いですが、フロント/リアの造形など複雑なボディ形状を良く再現しています。これはアクセントラインが赤ですが、緑と白の色違いもありました。京商は1/43だけではなく1/64、1/18でもヴェネーノとヴェネーノ ロードスターをモデル化しています。京商以外では、オートアートの1/18、トミカ、ルックスマート(レジン製)などがあります。なおヴェネーノの実車のカラーは灰メタリックだけなので、赤や白のヴェネーノのミニカーは実車がありません。(ロードスターは別ですが) 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LAMBORGHINI VENENO 1
LAMBORGHINI VENENO 2

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LAMBORGHINI HURACAN LP610-4 2014 ITALY

LAMBORGHINI HURACAN LP610-4
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LAMBORGHINI HURACAN LP610-4


KYOSHO KS05600RM 1/43 103㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.46m 全幅約1.92m エンジン 変速機: DOHC V型10気筒 5.2L 610HP 
 7段半自動変速 フルタイム4WD
性能: 最高速325km/h 0-100km/h 3.2秒    データーベースでランボルギーニ ウラカンのミニカー検索

ランボルギーニ ウラカン LP610-4 イタリア 2014年

 

 ランボルギーニ ガヤルドの後継車としてウラカンが2014年に登場しました。上級車アヴェンタドールと同じようなデザインですが、派手なサイドインテークがないのでおとなしく見えます。アルミニウムとカーボン樹脂を組み合わせた軽量なハイブリッドシャシーを採用、V型10気筒エンジンとフルタイム4WD方式はガヤルドを踏襲していますが、エンジンは500HPから610HPに大幅にパワーアップしています。LDF(Lamborgini Doppia Frizione)と称するデュアルクラッチ式半自動変速機を初採用し、4WDはANIMA(Adaptive Network Intelligent Management)と称する電子制御式駆動システムを採用していました。

 

 2015年に電動油圧開閉式ソフトトップを持つオープン仕様のLP610-4 スパイダーと後輪駆動方式のLP580‐2(580HP)が追加されました。レース仕様としてランボルギーニのワンメイクレース用のLP620-2 スーパートロフェオと耐久レース用のGT3が設定されました。なお車名のウラカンとはスペイン語でハリケーンを意味し、他のランボルギーニの車名と同様にスペインの闘牛の名前に由来しているとのことです。

 

 

 ミニカーは2015年に発売された京商製です。プロポーションが良くフロントノーズやヘッドライトなどの造形がシャープで、1/43としてはかなり良い出来ばえです。ただエンジンやサスペンション等の再現を全くしていない底板部分は手を抜き過ぎで、室内の仕上げもやや物足りないレベルですので、定価約1万円は高すぎると思います。この値段ならエンジンやサスペンション等を再現して、室内にもう少し手をかけることができると思うのです。(少なくとも数年前の京商はそれをやっていましたが) これ以外のウラカンのミニカーとしては、京商の1/18と1/64、オートアートの1/18、ブラーゴの1/18と1/43、アイドロン(レジン製)の1/18と1/43などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LAMBORGHINI HURACAN LP610-4 1
LAMBORGHINI HURACAN LP610-4 2

 以下は床下分の画像です。エンジンやサスペンションなどの表現が全くない「のっぺらぼー」です。これは明らかに手抜き設計です。
LAMBORGHINI HURACAN LP610-4 3

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