ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

FIAT X1/9 1972 ITALY

FIAT X1/9 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOREV 836 1/43 89㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.9m 全幅約1.57m
エンジン 変速機: 4気筒 1.3L 75HP 4段変速
性能: 最高速170km/h
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フィアット X1/9 イタリア 1972

 

 フィアット 850 スパイダーの後継車として。フィアット 128の駆動ユニットをリアにミドシップ配置したスポーツカー X1/9が1972年に登場しました。X1/9は1969年に発表されたアウトビアンキ ランナバウトのコンセプトを発展させた車で、ベルトーネのマルチェロ ガンディーニが全体的なデザインを決定しました。シャーシやサスペンションが全て新設計され、本格派スポーツカーの実力がありました。4気筒1.3L(75HP)エンジンを搭載し4段変速機で最高速170km/hと高性能でした。

 

 屋根を取り外してフロントのトランクに格納することが出来て、リアのトランクに荷物も詰めるなど実用的なこともあってこの車は大ヒットしました。1979年には1.5L(85HP)エンジンが追加され、1982年にはベルトーネが販売権を買い取りベルトーネ X1/9となり、1989年まで生産されました。総生産台数は約17万台でした。1995年に登場したフィアット バルケッタが後継車でした。(実車画像→ フィアット バルケッタ 1995)

 

 

 ミニカーは1974年に発売されたノレブ製の当時物です。初期のノレブはプラスチック製の安っぽい物が多かったのですが、この頃になるとダイキャスト製がメインとなり、安価ながらも出来のよいミニカーを作るようになりました。このX1/9(ダイキャスト製)の当時の定価は800円(少しだけ安いプラスチック製も併売されていました)で、同時期のソリド製のX1/9の定価950円より少し安かったです。しかしこのX1/9のミニカーについては、コストダウンで手抜きが目立つソリド製よりも良く出来ていました。ソリド製では省略していたテールライトの塗装処理や室内の造形がきちんとされていて、ドア開閉ギミックだけではなくリアパネルの開閉ギミックもついているなど、当時のミニカーとしてはレベルの高い出来ばえでした。ノレブ以外のミニカーでは、ソリドの当時物、国産のダイヤペットの1/30、トミカ ダンディのレース仕様、コーギーの当時物の1/36、ミニチャンプスの1/43と1/18、ヘルパの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とリアパネルを開いたエンジンルーム/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT X1/9 1
FIAT X1/9 2

 以下は1972年に発売されたソリド製の当時物 フィアット X1/9 (1/43 型番33)の画像です。ソリドのシャープな作風はこの様な直線的デザインの車にマッチするのですが、このミニカーの場合は塗装が少し厚ぼったい感じがします。メタリック塗装だともう少し見ばえが良くなると思います。この当時のソリドのミニカーは室内造形の簡略化やテールライトの塗装処理の省略などコストダウンする為の手抜きが目立ち、ソリドのミニカーとしては物足りない出来ばえになっていました。ドア開閉ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT X1/9 3
FIAT X1/9 4

 以下は1978年に発売されたトミカ ダンディ製の当時物 フィアット X1/9 ダラーラ 1975 (1/43 型番DF18)の画像です。ダラーラがチューンした少量生産のGr.5 レース仕様をモデル化しています。1975年のパリ オートサロンに出展された際の実車名はダララ ベルトーネ イクスノノーヴェ(Dallara Bertone Icsunonove)でIcsunonoveとはイタリア語でX(ics)1(uno)9(nove)の意です。大きなテールウィングとオーバーフェンダーを備えたFRP製ボディはベルトーネ製でした。ダラーラが設計した機械式燃料噴射装置付4バルブツインカム4気筒1.3L(192HP)/1.6L(210HP)エンジンを搭載し、最高速230km/h(1.6L)の性能でした。トミカ ダンディのミニカーは国際規格の1/43サイズが多く、当時の海外のミニカー並みにレベルの高い出来ばえでした。このX1/9 ダラーラも大きなテールウィングとオーバーフェンダーのボディがうまく再現されていて良く出来ています。カラーリングとタンポ印刷も綺麗に仕上がっています。(ゼッケンはシールです) ただフィギュアの出来ばえは今一つです。。。フロントパネルとドアの開閉ギミック付です。(実車画像→ フィアット X1/9 ダラーラ 1975) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT X1/9 DALLARA 1
FIAT X1/9 DALLARA 2

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FIAT 126 1972 ITALY

FIAT 126 画像をクリック/タップすると画像が変わります
POLITOYS S17 1/25 139㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.05m 全幅約1.38m
エンジン 変速機: 空冷2気筒 594cc 23HP 4段変速
性能: 最高速105km/h
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フィアット 126 イタリア 1972

 

 フィアット 126はフィアット 500の後継車として1972年に登場しました。同時期にフィアット 127や128など前輪駆動車が立て続けに発表されましたが、この126は空冷エンジン搭載の後輪駆動車で500の構造を継承していました。500の2気筒エンジンは594cc(23HP)に拡大され、最高速は105km/hに向上しました。デザイン的には上級車128のような角張ったボディで居住性も改善されていました。1977年にエンジンが652㏄に拡大され馬力はそのままでトルクがアップしました。

 

 ただフィアット 126が発売された後もフィアット 500の人気は衰えず、126は500のユーザーにはあまり歓迎されなかったようです。その為500の実質的な後継車の役目は1980年代になって登場したフィアット パンダが担いました。フィアットとして最後のリア エンジン車となった126は、イタリアでは約135万台が1980年頃まで生産されました。その後もポーランドで生産が続けられ、エンジンの排気量拡大などの改良が加えられ約330万台が2000年頃まで生産されました。

 

 

 ミニカーは1977年に発売されたポリトーイの当時物です。当時ポリトーイが先鞭をつけていた縮尺1/25の大スケールミニカー Sシリーズの1台です。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現され、サイズが大きいので当然ですが、結構細かいところも再現されています。フロントトランク/ドア/リアパネルが開閉するギミック付で、エンジンルーム内のエンジンや室内の造形などもリアルに仕上げられています。これ以外の126の当時物ミニカーではメーベトイとポリトーイの1/43もあるのですが、どちらも廉価版ミニカーなので今ひとつの出来です。当時物以外ではスターライン、ブレキナの1/87、ミニカー付雑誌「FIAT STOY COLLECTIO」のNo.47などがあります。 以下はフロント/トランク開閉の画像とリアパネルを開いたエンジンルーム/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT 126 1
FIAT 126 2

 以下は1976年に発売されたポリトーイ製の当時物 フィアット 126 (1/43 型番EL47)の画像です。ポリトーイのELシリーズは当時の廉価版ミニカーの類でしたので、安っぽいホイールが付いているなど仕上レベルは今一つですが、全体的なプロポーションは悪くないです。ドア開閉ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 126 3
FIAT 126 4

 以下は1972年に発売されたメーベトイ製の当時物 フィアット 126 (1/43 型番A62)の画像です。これも上記のポリトーイ製と同様に塗装処理を省略するなどしてコストダウンしていますので、出来ばえは今一つです。ただこちらも全体的なプロポーションは悪くなく、普通のホイールが付いているのでポリトーイ製より少しはましです。ドア開閉ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 126 5
FIAT 126 6

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FIAT 131 MIRAFIORI 1974 ITALY

FIAT 131 MIRAFIORI 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MATTEL MEBETOYS A85 1/43 100㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.26m 全幅約1.65m
エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 75HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速160km/h
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フィアット 131 ミラフィオーリ イタリア 1974

 

 フィアット 131はフィアット 124の後継車で1974年に登場しました。サブネームのミラフィオーリとは生産工場の名前です。124は平凡な設計ながらスポーティな味付けの車でしたが、131はごくオーソドックスな乗用車に変わりました。124に装備していた4輪ディスクブレーキは後輪がドラム式に代わり、クーペやスパイダーの設定は無くなり代わりに2ドアセダンが設定されました。ボディはシンプルなセダン スタイルで、エンジンは4気筒1.3L(65HP)と1.6L(75HP)の2種類、1.6L搭載車は丸型4灯式ヘッドライト、1.3L搭載車は角形2灯式ヘッドライトとなっていました。

 

 ミラフィオーリは1978年のマイナーチェンジで、大型の角形2灯式ヘッドライトを採用し内装などが高級な物に変わりました。また4ドア版にエンジンをDOHC化した高性能版のスーパーミラフィオーリが追加され、2ドア版にはフィアット 132用のDOHCエンジン(2L 115HP)を搭載したレーシング(最高速180km/h)が追加されてスポーティさも加わりました。131は大衆車として大成功し、1983年に登場した前輪駆動のレガータを後継車として生産中止となりました。総生産台数は約150万台でした。

 

 

 ミニカーは1975年に発売されたメーベトイ(マテル)製の当時物です。この頃はミニカーの簡素化(玩具化)が進んでいた時期でしたので、この131もコレクションの対象として見ることは出来ますが、あまり良くない出来ばえです。プロポーションは良いのですが、バンパーと一体化したヘッドライトのフロントグリル造形や、安っぽいホイールなどがいただけません。ただし当時ほとんどの量産ミニカーはこんな感じでした。ドア開閉ギミック付です。これ以外の当時物ミニカーはマーキュリーのセダンとブレーク、ポリトーイの1/25と1/43、Bブラーゴの1/24などがありました。当時物以外ではスターライン、ブレキナの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT 131 MIRAFIORI 1
FIAT 131 MIRAFIORI 2

 以下は1977年に発売されたポリトーイ製の当時物 フィアット 131 ミラフィオーリ 2ドア (1/43 型番EL76)の画像です。ポリトーイの型番EL**も廉価版ミニカーでしたので、これもコストダウンでフロントグリルとバンパーを一体化していて、ホイールも安っぽいです。ただプロポーションは悪くないので、131のミニカーとしては許容できるレベルの出来ばえです。ドア開閉ギミック付です。ポリトーイは1/25でも131をモデル化していて、そちらはサイズが大きいのでまずまずの出来ばえでした。ただ私は1/43サイズを収集対象としていたので特別に出来が良くなければ1/25は買いませんでした。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 131 MIRAFIORI 3
FIAT 131 MIRAFIORI 4

 以下は2009年に発売されたスターライン製のフィアット 131 ミラフィオーリ 2ドア (1/43 型番511124)の画像です。初期の角形2灯式ヘッドライトの1.3Lエンジン搭載車をモデル化しています。最近のミニカーですから、室内などの細部まで良く仕上げてあって良い出来ばえです。昔のミニカーは最上級車をモデル化するのが一般的なので、当時物ミニカーには角形2灯のものはありません。多分その辺を分かった上で、この車種を選定したのでしょう。(うまい選定です、買ってしまいました) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 131 MIRAFIORI 5
FIAT 131 MIRAFIORI 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 131 MIRAFIORI 7
FIAT 131 MIRAFIORI 8

 以下は1976年に発売されたマーキュリー製の当時物 フィアット 131 ファミリアーレ (1/43 型番304A)の画像です。これもコストダウンでフロントグリルとバンパーを一体化していて、ホイールも安っぽいですが、当時のミニカーはどれもこんな具合でした。ドアとテールゲートが開閉するギミック付です。マーキュリーは4ドアセダンもモデル化していて、タクシー、ポリス、ブレークの商用車仕様など数種類をモデル化していました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 131 MIRAFIORI FAMILIARE 1
FIAT 131 MIRAFIORI FAMILIARE 2

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FIAT 131 ABARTH STRADALE 1976 ITALY

FIAT 131 ABARTH STRADALE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
TOMICA DANDY F20 1/43 98㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.19m 全幅約1.72m
エンジン 変速機: 4気筒 2L 140HP 5段変速
性能: 最高速190km/h
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フィアット 131 アバルト ストラダーレ イタリア 1976

 

 フィアット グループのラリーカーとして1974年からランチア ストラトスが活躍していましたが、ストラトスはラリー専用車故にフィアットの乗用車販売には貢献しませんでした。そこでフィアットのスポーツイメージを高める為に、大衆車フィアット 131をWRCカーに仕立てることになりました。車両開発はアバルトが行いベルトーネがボディ製作を担当し、131 アバルトが1976年に登場しました。FRP製のフェンダー/ボンネットなどで軽量化したボディに機械式燃料噴射式エンジン(4気筒2L 140-215HP)を搭載し専用設計の後輪サスペンションとなっていました。WRC グループ4の認証用に400台のストラダーレ(ストリート仕様)が市販され、総生産台数は約1000台でした。

 

 初戦は1976年のモロッコ ラリーで結果は12位(#8)でした。1000湖ラリーで初優勝しましたが、この年はランチア ストラトスがマニファクチャラータイトルを獲得しました。(フィアット グループ内でも競争していたのです) 1977年はポルトガル、ニュージーランド、サンレモなどで5勝し、マニファクチャラータイトルを獲得しました。1978年にはストラトスのワークス活動が終了し、131 アバルトがポルトガル、アクロポリス、1000湖などで5勝し、マニファクチャラータイトルを連覇しました。

 

 

 1979年は1000湖での1勝しかできず、マニファクチャラータイトルはフォード エスコート MK IIが獲得しました。1980年はモンテ カルロ、ポルトガル、1000湖などで5勝し、3回目のマニファクチャラータイトルを獲得しました。1981年はポルトガルの1勝しかできず、1982年にはWRCのレギュレーションに追加されたグループB(ラリー専用車)として開発されたランチア ラリー 037が後を引継ぎました。

 ミニカーは1978年に発売されたトミカ ダンディ製の外国車シリーズです。このシリーズはほとんどが縮尺1/43でモデル化され当時としては出来の良い物が揃っていました。この131 アバルトも派手なオーバーフェンダーで迫力のある実車の雰囲気がうまく再現されていてよく出来ています。ボンネット/ドアの開閉ギミック付きです。131 アバルトのラリー仕様はたくさんモデル化されていますが、ストラダーレ(ストリート仕様)でのモデル化は私のような乗用車仕様が欲しいコレクターにはうれしいものでした。これ以外の131 アバルトのミニカーはBブラーゴの1/43と1/24、メーベトイのラリー仕様、ポリトーイの1/24 ラリー仕様、ノレブのストラダーレ、ソリドのラリー仕様、デルプラドの世界の名車シリーズのストラダーレ、イクソのラリー仕様、京商のラリー仕様 1/18、トミカのストラダーレとラリー仕様、トロフューのストラダーレとラリー仕様(50種類以上もある)などたくさんあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT 131 ABARTH 1
FIAT 131 ABARTH 2

 以下は1977年に発売されたソリド製のフィアット 131 アバルト ラリー (1/43 型番54)の画像です。1976年のモロッコ ラリー出場車(#5はリタイア)をモデル化しています。これも派手なオーバーフェンダーやスポイラーを付けた迫力あるボディやラリー仕様車につきもの室内のロールゲージが再現されているなど良く出来ています。ただヘッドライトをメッキパーツで表現するやり方(この頃のソリドの標準)での少し小さめのヘッドライトはいまひとつです。この当時のソリドはレース仕様車に特化していて、このフィアット 131も乗用車仕様ではモデル化していません。なおこのミニカーはデカールが最初から貼られていました。(この当時ははまだ自分では貼るのが普通だったのですが) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 131 ABARTH RALLY 1
FIAT 131 ABARTH RALLY 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 131 ABARTH RALLY 3
FIAT 131 ABARTH RALLY 4

 以下は2001年に発売されたデルプラドの世界の名車シリーズ フィアット 131 アバルト (1/43 No.32)の画像です。メーカーは不明ですが、これもストラダーレをモデル化しています。安価な雑誌付きミニカーですが、上記の2台とほぼ同等レベルの出来ばえとなっています。世界の名車シリーズはしょぼいボディカラーが多いのですが、この131 アバルトは実車に忠実なカラーリングでシリーズのなかでも出来の良い部類に仕上がっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 131 ABARTH 3
FIAT 131 ABARTH 4

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FIAT RITMO 75 1979 ITALY

FIAT RITMO 75 画像をクリック/タップすると画像が変わります
JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 301 1/43 92㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.94m 全幅約1.65m
エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 75HP 5段変速
性能: 最高速160km/h
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フィアット リトモ 75 イタリア 1979

 

 フィアット リトモがフィアット 128の後継車として1978年に登場しました。(RITMOとはイタリア語でリズムの意) 小さなフロントグリルと一体化したフロントバンパーを持つやや角ばったデザインはベルトーネによるもので、それまでのフィアットとは一味違っていました。ボディは3/5ドアハッチバックの2タイプでした。ダンテ ジアコーサ方式の横置エンジンの前輪駆動車で、当初のエンジンは4気筒1.1L(タイプ60 60HP)/1.3L(タイプ65 65HP)/1.5L(タイプ75 75HP)でした。

 

 1980年に4気筒1.7L(54HP)ディーゼルエンジンが追加され、1981年に1.3L/1.5LエンジンをパワーアップしたスーパーとDOHC 4気筒1.6L(105HP)エンジンを搭載した高性能版の105TCが追加されました。さらに105TCをベースにしてアバルトがチューンしたDOHC4気筒2L(125HP)エンジンを搭載したアバルト 125TC(後に130TCに発展)も登場しました。またベルトーネが製造するロールバー付のカブリオレがベルトーネ ブランドで1981年から販売されました。(実車画像→ ベルトーネ リトモ カブリオ 1981) 1982年のマイナーチェンジで丸形4灯式ヘッドライトで独立したフロントグリルを持つ後期型に変わりました。(実車画像→フィアット リトモ 1982) 1988年に後継車のティーポにモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2017年に発売された国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、リトモ タイプ75をモデル化しています。特徴的なフロントの顔つきや樹脂製バンパーがうまく再現され、ホイールやドアハンドルなどの細部もリアルです。室内もそこそこ再現されていますが、彩色を省いているのはこの名車コレクションシリーズの標準的な仕上げです。当時物ミニカーではソリド、メーベトイ、マーキュリー、ポリスティル(1/25)、ブラーゴなどがありました。当時物以外ではノレブ、プロゲットKの60と125TC、エジソン(EDISON GIOCATTOLI)の60Lとカブリオ、イタリアのミニカー付雑誌ミニカー付雑誌「FIAT STOY COLLECTIO」のNo.56(60L エジソン製のようです)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT RITMO 75 1
FIAT RITMO 75 2

 以下は1982年に発売されたソリド製の当時物 フィアット リトモ (1/43 型番1303)の画像です。これはラリー仕様に仕立てた廉価版ミニカーでしたので、あまり仕上げレベルは良くありません。ただ基本的なプロポーションは悪くなく、実車の雰囲気はそれなりに再現されていますので、リトモのミニカーとしてコレクションの対象にはなります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT RITMO 3
FIAT RITMO 4

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FIAT PANDA 30 1980 ITALY

FIAT PANDA 30 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM R386-01 1/43 80㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.41m 全幅約1.51m
エンジン 変速機: 空冷2気筒 652cc 30HP 4段変速
性能: 最高速117km/h
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フィアット パンダ 30 イタリア 1980

 

 126の後継車としてパンダが1980年に登場します。パンダという名前は動物のパンダに因んでもので、中国市場を意図したものだったそうです。この車のボディとインテリア開発はイタル デザイン(G.ジウジアーロ)がフィアットから委託されて行い、シトロエン 2CVのような簡素で安価な車を目指したそうです。コストダウンの為にボディは平面パネルだけで構成され全ての窓は平面ガラスです。内装もハンモック式シートなど実用本位です。ボディ形式は3ドアハッチバックのみで、簡素ながらも機能的な美しさを感じさせるのはジウジアーロ デザインのなせる業でしょう。前輪駆動車で、当初のエンジンは縦置きの空冷2気筒652cc(30HP タイプ30)と横置きの水冷4気筒903cc(45HP タイプ 45)でした。

 

 1982年には4気筒843㏄(34HP)エンジンを搭載する34と、45を普通のシートなどで豪華に仕立てたスーパーが追加されました。。1993年にはシュタイア プフ社と共同開発したパートタイム4WDシステムを45に採用した4X4が追加されました。1986年のマイナーチェンジでは、エンジンが新型の4気筒769cc/1L(45HP)に切り替わり、1.3Lディーゼルエンジンが追加されました。スーパーで採用した豪華仕様が標準装備化もされました。1991年のマイナーチェンジで、1.1Lエンジンが追加され、ベルト式無段変速機(CVT)を装備したセレクタが登場しました。パンダは歴代の500同様にヒットし、2003年まで長期にわたり生産され、フィアットの財政状況改善に寄与しました。

 

 

 ミニカーはブルム製で、2005年に発売されました。それまでのブルムの出来にはアバウトな部分がありましたが、このパンダはプロポーションが良くリアルなワイパー/ドアミラー/底板の造形などそれまでとはレベルの違う出来映えになっています。ブルムは得意のバリエーション展開で、約40種類ほどのパンダをモデル化しています。なお当時物ミニカーは、メーベトイ、ポリスティル、ブラーゴなどがありますが、いずれも廉価版であまり出来が良くありません。最近の物では、ミニチャンプスやノレブがあります。

FIAT PANDA 30 1
FIAT PANDA 30 2

 以下は2005年に発売された同じブルム製のバリエーション フィアット パンダ 45 (1/43 型番R387)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT PANDA 45 1
FIAT PANDA 30 2

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FIAT REGATA 1983 ITALY

FIAT REGATA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BBURAGO 4121 1/43 101㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.26m 全幅約1.65m
エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 82HP 5段変速
性能: 最高速170km/h
データーベースでフィアット レガータのミニカー検索

 

フィアット レガータ イタリア 1983

 

 フィアット レガータがフィアット 131の後継車として1983年に登場しました。フィアット リトモをベースにしており、リトモにリアのトランクを追加したような構造でした。ただ車格はリトモより上で、全く異なるスラントノーズで別の車のようにデザインされていました。当初は4ドアセダンのみで、エンジンはリトモと同じ4気筒1.3L/1.5Lと、リトモ 105TC用をディチューンしたDOHC 4気筒1.6L(100HP)と4気筒1.7Lディーゼルでした。

 

 1984年に4気筒1.9L(65HP)ディーゼルエンジンが追加され、エステートワゴンのウイークエンドが追加されました。1986年のマイナーチェンジで、フロントグリル、バンパー、ドアハンドルなどが変更されました。(4本斜線のフィアット エンブレムがより目立つデザインになりました)その後、1.9LターボディーゼルやDOHC 4気筒2Lエンジンが追加され、1990年に後継車のテムプラにモデルチェンジしました。総生産台数は約82万台でした。(実車画像→ フィアット テムプラ)

 

 

 ミニカーは1986年に発売されたBブラーゴ製の当時物です。定価500円ほどの廉価版ミニカーでしたので、お世辞にも良い出来とは言いにくいですが、実車のイメージはある程度再現されています。ブラーゴの1/43は安価故にこのような簡素な作りなのでコレクション対象から少し外れるのですが、この当時のイタリア車にはブラーゴだけが廉価版の量産ミニカーを作っているものが結構あります。このレガータも当時物ミニカーではポリスティルの1/43と1/25、このBブラーゴぐらいしかありません。最近になってレジン製の少量生産品(ELITE MODEL)やイタリアのミニカー付雑誌「FIAT STOY COLLECTIO」のNo.107でモデル化されました。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。なお室内のハンドルは省略されているようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT REGATA 1
FIAT REGATA 2

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FIAT UNO 1983 ITALY

FIAT UNO 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BBURAGO 4120 1/43 92㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.64m 全幅約1.55m
エンジン 変速機: 4気筒 1.1L 56HP 5段変速
性能: 最高速155km/h
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フィアット ウーノ イタリア 1983

 

 大ヒットしたフィアット 127の後継車としてフィアット ウーノが1983年に登場しました。イタル デザインによる背の高いボディはシンプルで機能的でした。高い車高はクラス最大の広い室内を実現し、フラッシュサーフェイス化されたボディは空力的にも優れていました。このパッケージングなどが評価されて1984年のヨーロッパ カー オブ ザイヤーを受賞しています。ダンテ ジアコーサ式前輪駆動車で、3/5ドアハッチバックがありました。当初のエンジンは4気筒900㏄(タイプ45 45HP)/1.1L(タイプ55 56HP)/1.3L(タイプ70 68HP)でした。

 

 1985年に1.3L(105HP)ターボ エンジンを搭載し最高速200km/hの高性能版ターボ IEが追加されました。1986年に1.4L(70HP)ターボ ディーゼルも追加されました。1989年のマイナーチェンジで、前後のデザインがより空力に優れた形状に変更された後期型に変わりました。その後1Lエンジンの変更や1.4Lエンジンの追加が行われ、ウーノはこのクラスでは圧倒的な大ヒットとなり、1993年までに700万台以上も販売されました。1993年に後継車のプントが登場しました。

 

 

 ミニカーは1986年に発売されたBブラーゴ製の当時物です。定価500円ほどの廉価版ミニカーだったのでコスト重視の簡素な作りですが、プロポーションは悪くありません。ラリー車仕様になっているのは、人目を引くデコレーションとしてデカールを使っているからでしょう。実際にデカールが付いていないとかなり地味です。同じような理由で当時の廉価版ミニカーはこのようなラリー車仕様となっているものが多かったのです。ウーノは実車が大ヒットしたのに、当時物ミニカーはこれぐらいしか無いようで、地味な実用車はミニカーにはならないことが多いです。最近になってノレブとプレミアムX(イクソ)などがモデル化しました。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。なお室内のハンドルは最初からついていなかったようですので、前述した同じBブラーゴ製のフィアット レガータ同様に省略されているようです。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT UNO 1
FIAT UNO 2

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FIAT CROMA 1986 ITALY

FIAT CROMA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
POLISTIL E2045 1/43 105㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.50m 全幅約1.76m
エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L 120HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速194km/h
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フィアット クロマ イタリア 1986

 

 フィアット クロマがフィアット アルジェンタ(132)の後継車として1985年に登場しました。直線基調のシンプルなボディはイタル デザイン(G.ジウジアーロ)が担当しました。フィアット、アルファ ロメオ、ランチア、サーブで共同開発した「TIPO 4プロジェクト」の車で、アルファ ロメオ 164ランチア テーマサーブ 9000とは姉妹車でした。TIPO 4プロジェクトの車は各ブランドの最上級車でしたが、クロマはそれほど車格が高くはありませんでした。ノッチバックセダンに見えますが、リアハッチを持つ5ドアハッチバックで、このクラスとしてはフィアット初の前輪駆動車でした。

 

 当初のエンジンは4気筒1.6L/DOHC 2L/2Lターボ(153HP)と4気筒2.4Lターボディーゼル(100HP)/2.5Lディーゼルでした。1991年のマイナーチェンジで、フロントグリル/ライトなどの意匠が変更されました。1993年にはアルファ ロメオのDOHC V型6気筒2.5L(160HP)エンジンが追加されました。1996年に生産中止となり、フィアットのこのクラスの車は無くなりました。総生産台数は約43万台でした。なおクロマという名前は2005年に登場した中型ワゴン車で復活しています。(実車画像→ フィアット クロマ 2005)

 

 

 ミニカーは1986年頃に発売されたポリスティル製の当時物です。どちらかというと廉価版ミニカーの類ですが、プロポーションは悪くなくまともなホイールが付いているなど値段相応にきちんと作ってありました。ポリスティルは1/25でもクロマをモデル化しており、クロマのミニカーは最近までポリスティル製しかありませんでした。2005年になってノレブがモデル化し、イタリアのミニカー付雑誌「FIAT STOY COLLECTIO」のNo.14でもモデル化されました。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT CROMA 1
FIAT CROMA 2

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FIAT TIPO 1988 ITALY

FIAT TIPO 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BBURAGO 125 1/24 168㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.96m 全幅約1.70m
エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 86HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速174km/h
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フィアット ティーポ イタリア 1988

 

 1988年にフィアット リトモの後継車としてティーポが登場しました。(TIPOとは英語でTYPE 原型の意) フィアット グループの小型車プロジェクトで開発された前輪駆動車で、その名が示すようにグループ内の小型車のベースとなりました。大成功したフィアット ウーノのスタイルを発展させたボディはイタリアのデザイン会社 I.DE.A(イデア)によるものでした。ウーノ同様に広い室内が売りもので、1989年のヨーロッパ カー オブ ザ イヤーを受賞しています。当初は5ドアハッチバックのみで、エンジンは4気筒1.1L(56HP)/1.4L/1.6L、4気筒1.7L/1.9Lターボ ディーゼルでした。

 

 1989年にDOHC 4気筒1.8L(138HP)エンジン搭載の高性能版が追加されました。1990年にはその2L仕様(148HP)が追加され、最高速207km/hはこのクラスでは最速でした。ティーポの4ドアセダン版であるテムプラが1990年に追加されました。1993年のマイナーチェンジでフロントグリルが小変更され、3ドアハッチバックが追加されました。ウーノ同様に成功し1995年まで生産され、後継車は3ドアがブラーボ、5ドアがブラーバでした。 (実車画像→ フィアット テムプラ 1990)

 

 

 ミニカーは1990年に発売されたBブラーゴの当時物で、当時の大スケールミニカーの標準であった1/24サイズです。当時の大スケールミニカーはサイズが大きくても、現在の1/18サイズのミニカーのようなリアルな出来ばえではありませんでした。このティーポも当時の定価が1800円ほどでサイズを考えると安価なミニカーでしたので、プロポーションは良いのですが細部の仕上げは値段相応です。タイヤ径が小さいのとドアミラーが無いのが今一つですが、当時物としては良くできていました。ドアが開閉し前輪操舵ギミックが付いています。ティーポの当時物ミニカーは同じBブラーゴの1/43しかないようですので、その点では貴重な存在です。最近のものではノレブ、イクソのプレミアムX、イタリアのミニカー付雑誌「FIAT STOY COLLECTIO」のNo.60でもモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT TIPO 1
FIAT TIPO 2

 以下はドアを開いた室内の画像と前輪操舵ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT TIPO 3
FIAT TIPO 4

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