ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

VOISIN C27 AEROSPORT 1934 FRANCE

VOISIN C27 AEROSPORT 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SPARK S2706 1/43 109㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.6m
エンジン 変速機: 6気筒 3L 104HP 4段変速
性能: 最高速150km/h
データーベースでヴォアザンのミニカー検索

 

ヴォアザン C27 アエロスポルト フランス 1934

 

 上述したC25のバリエーションとしてC26とC27が1934年に発表されました。C26は1台だけ作られたC25のホイールベース拡張版で、C27はホイールベースを短縮したスポーティ版で2台作られました。その1台がこのモデルで、C25 アエロディーヌのクーペ仕様のような車です。5角形のサイドウインドーに円弧を描いたキャノピーといった変わったデザインで、アエロディーヌ同様に屋根は後方にスライドして、オープントップ状態になります。直列6気筒3L(104HP)スリーブバルブ式エンジンを搭載し、4段変速で最高速150km/hの性能でした。

 

 もう1台のC26はフィゴーニ製のオープンカーでした。C26はたった2台しか作られていませんが、ベースとなったC25も数十台しか作られていないようです。このような希少な車がレストアされて現存しているのは、ヴォアザンの独特なキャラクター故のことでしょう。

 

 

 ミニカーはスパーク製です。レジン製少量生産モデルであるが故に、グリルの上についたマスコット(「Cocotte」と呼ばれる鳥のオブジェ)やそこから左右に伸びているステーなどが非常に繊細なパーツで再現されています。ただその反面ボディ下部全周に付いているモールが最初から剥がれかけているなど市販製品としての完成度はいまひとつです。なおミニチャンプスがC26のオープンカーをモデル化しています。

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HISPANO SUIZA J12 T68 FERNANDEZ & DARRIN 1934 SPAIN/FRANCE

HISPANO SUIZA J12 T68 FERNANDEZ & DARRIN 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ALTAYA VOITURES CLASSIQUES 26 1/43 136㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.8m
エンジン 変速機: V型12気筒 9.4L 220HP 3段変速
性能: 最高速150km/h
データーベースでイスパノ スイザのミニカー検索

 

イスパノ スイザ J12 T68 フェルナンデス & ダリン スペイン/フランス 1934

 

 イスパノ スイザ J12はV型12気筒エンジンを搭載した当時の高級車でした。モデル化された実車は、当時の大富豪ロスチャイルド家がコーチビルダー フェルナンデス & ダリンに2台セットで発注したものです。一台は後席だけが密閉されたフォーマルなクーペ デビル形式(上述の車と同じ)で、シェーファドリブンでフォーマル用途に使われました。

 

 画像はもう一台のプライベートな用途に使われたほうのモデルです。ハードトップを付けたカブリオレ的なクーペですが、プライバシーが保てるようにハードトップには窓がついていません。このモデルではリアに小さな窓が付いていますが、この窓も最初は付いていなかったらしいです。この特別な造形がこの車の最大の特徴です。ロスチャイルド家で50年以上も使われました。V型12気筒9.4L(220HP)エンジン搭載 3段変速で最高速150km/hの性能でした。

 

 

 ミニカーはフランスのミニカー付き雑誌「VOITURES CLASSIQUES」の物でイクソ製です。(イクソでは型番MUS028で販売) 実車と同じ黒とシルバーのカラーリングが魅力的で、特徴的なハードトップなど実車のイメージがよく再現されています。コウノトリのマスコットもうまくできています。

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HISPANO SUIZA H6C 1934 SPAIN/FRANCE

HISPANO SUIZA H6C 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ALTAYA VOITURES CLASSIQUES 2 1/43 123mm

 

イスパノ スイザ H6C スペイン/フランス 1934

 

 この車はビンテージ期に登場した6気筒車レースカー H6Cをベースにした4ドア カブリオレです。前述した12気筒車のJ12より一回り小さく、同じ高級車イスパノ スイザでも性格が異なります。赤/黒のカラーリングと小さめなフロントスクリーンでかなりスポーティな性格の車に見えます。ホワイトリボン タイヤを使っているので、多分アメリカで使われた車をモデル化しているのでしょう。200HPの高性能エンジンを搭載し3段変速で最高速160km/hの性能でした。

 

 このミニカーもフランスのミニカー付雑誌「VOITURES CLASSIQUES」シリーズの物で製造はイクソです。(イクソではMUS005で発売) MUSシリーズではボディカラーが黒に変わっていますが、この赤の方が魅力的だと思います。クラシックカーのミニカーで重要なパーツであるフロントのマスコットとその下のエンブレムがそれらしく再現してあり、室内もそこそこ作りこんであります。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.3m
エンジン 変速機: 6気筒 8L 200HP 3段変速
性能: 最高速160km/h
データーベースでイスパノ スイザのミニカー検索
 

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PEUGEOT 402 SEDAN 1935 FRANCE

PEUGEOT 402 SEDAN 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOREV 474203 1/43 113mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m 全幅約1.6m
エンジン 変速機: 4気筒 2L 55HP 3/4段変速
性能: 最高速120km/h
データーベースでプジョー 402のミニカー検索

 

プジョー 402 セダン フランス 1935

 

 1935年に最初のプジョー 02シリーズとして発表されたのが、画期的な流線型ボディで有名な402でした。前年に発表された革新的なデザインのシトロエン 7CVに対抗してこのようなデザインを採用したのだと思います。中身は01シリーズの発展型シャーシに新設計の4気筒2Lエンジンを搭載していました。このデザインは同時期のアメリカのクライスラー エアフローによく似ていますが、ヘッドライトがグリル内に格納されている点が異なります。奇抜なデザインでしたが、フランス人には好まれたようで商業的に成功しました。

 

 1936年に402と同じフロントグリルで、ボディを一回り小さくして1.7Lエンジンを搭載した302が登場しました。また302のボディに402のエンジンを搭載した高性能車 402 レジュール(legere:lightの意)も登場しました。この402 レジュールには世界初のハードトップ(センターピラーのない2ドア)モデルもありました。また402 コンバーチブルには電動でハードトップを出し入れできるエクリプスがありました。この電動格納ハードトップも世界初で、当時のフランス車は時代の最先端を走っていました。402は1942年まで生産され総生産台数は約75000台でした。

 

 

 ミニカーは2006年に発売されたノレブ製です。特徴的なフロントグリルと流線形ボディがうまく再現されていて、室内などの細部もリアルで良く出来ています。ただこのスケールでフロントグリルの格子部分をプラスチック製で再現したので、格子が太すぎて肝心のヘッドライト(ちゃんと内蔵しているのですが)がよく見えないのが残念です。このグリル内格納式ヘッドライトについては後述しているイクソ製の202の再現方法が秀逸です。ノレブは402 エクリプスもモデル化しています。ノレブ以外の402のミニカーはデュブレイ(DUBRAY)製とフランスのミニカー付雑誌「PEUGEOT COLLECTION」のNo.3でモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PEUGEOT 402 1
PEUGEOT 402 2

 以下は1970年代に発売されたデュブレイ製のプジョー 402B (1/43 型番1?)です。フランスのデュブレイはハンドメイドのプラスチック(レジン)製少量生産ミニカーのブランドで、主に1930年代のフランス車をモデル化していました。402Bは1938年にエンジンを2.1L(60HP)に変えた改良版で、ミニカー全長が119mmと長いのでロングホイールベースのタイプL(リムジン仕様)をモデル化しているようです。こちらは透明プラスチックでフロントグリルを表現していますので内蔵した黄色のヘッドライトが透けて見えますが、もう少し透明度があるともっと良くなるのですが。。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 402B 3
PEUGEOT 402B 4

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PEUGEOT 402 ECLIPSE 1935 FRANCE

PEUGEOT 402 ECLIPSE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOREV 474201 1/43 120mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.1m 全幅約1.6m
エンジン 変速機: 4気筒 2L 55HP 3/4段変速
性能: 最高速120km/h
データーベースでプジョー 402のミニカー検索

 

プジョー 402 エクリプス フランス 1935

 

 1935年のパリ サロンで発表された402 エクリプス(eclipse:仏語で日食(陰り)の意)はハードトップを電動で出し入れする機能で話題を呼びました。大きなハードトップをトランクに格納する為に、ボディ後半がかなり長くなっています。(この電動式ハードトップの構造はフランス人のカーデザイナーが1931年に特許を取得しています) 402の解説で前述したようにプジョーは世界初のハードトップを考案しただけではなく、それを電動で出し入れする機能までも実現させました。この手の派手な仕掛けはアメリカ車が最初のように思いがちですが、当時の自動車技術はフランス車が一番進んでいたのです。
(実車YouTube動画→ プジョー 402 エクリプス)

 

 ミニカーは2005年に発売されたノレブ製です。このミニカーも前述した402 セダンと同様に良く出来ていますが、このミニカーはエクリプスが実現した世界初のハードトップ格納機能をギミックとして忠実に再現しています。ギミックはうまく出来ていてスムーズに動作します。この手のギミックは繊細で壊れやすい物が多いのですが、これはかなりしっかりした作りです。トランク内にスペアタイヤがあるなど室内の造形も良く再現してあります。ノレブは1/18でも402 エクリプスをモデル化しています。なおこれ以外の402 エクリプスの量産ミニカーはフランスのミニカー付雑誌「PEUGEOT COLLECTION」のNo.11でモデル化されています。

 

 

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PEUGEOT 402 ECLIPSE 1
PEUGEOT 402 ECLIPSE 2

 以下はハードトップ収納ギミック動作と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 402 ECLIPSE 3
PEUGEOT 402 ECLIPSE 4

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DELAHAYE 135M 1935 FRANCE

DELAHAYE 135M 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RIO 63 1/43 128mm

 

ドライエ 135M フランス 1935

 

 初期のドライエ以降の経緯ですが、1903年に4気筒車を発表しこのモデルはドイツでライセンス生産されたりアメリカのホワイト社に模倣されるなどそこそこでした。続く1920年代のドライエはぱっとしない存在でしたが、1933年に6気筒の高性能車「スーパー リュクス」を発表します。

 その派生モデルの「18スポーツ」がスピード記録を数多く達成し、ドライエは注目を浴びる存在となります。1935年にはドライエとして最も有名なタイプ135(6気筒 3.6L)が発表されます。

 

 ミニカーはリオ製です。クーペボディの大柄なモデルですが、プロポーションが良く細部も良くできていてリオの傑作の一つです。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.5m
エンジン 変速機: 6気筒 3.6L 90HP 4段変速
性能: 最高速158km/h
データーベースでドライエのミニカー検索
 

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PANHARD LEVASSOR 6CS FAUT-CABRIOLET 1935 FRANCE

PANHARD LEVASSOR 6CS FAUT-CABRIOLET 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MUS035 1/43 117mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.72m 全幅約1.68m
エンジン 変速機: 6気筒 2.9L 82HP 4段変速
性能: 最高速120km/h
データーベースでパナールのミニカー検索

 

パナール ルヴァッソール 6CS フォ カブリオレ フランス 1935

 

 パナール ルヴァッソールは旧式なスリーブバルブ方式ながら6気筒エンジンを新規開発し、1930年代にはパナールのエンジンはこの6気筒に統一されていきました。1929年に登場したDSシリーズは6気筒3.5Lエンジンを搭載し、4ドアセダン、クーペ、カブリオレなどがあり、当時のルノーの高級車よりも高価な車だったようです。DSシリーズの小型版がCSシリーズで、6気筒2.3Lエンジンを搭載していました。

 

 そのCSシリーズの最終仕様が6CSでした。6気筒2.9L(82HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速120km/hの性能でした。この時代にはコーチビルダーが製作する華麗なボディを架装したモデルがありましたが、この6CSは鋼鉄製のメーカー標準ボディを架装したモデルのようです。フロントピラーを2本にして間に曲面ガラスを組み込んだ「パノラミク」と呼ばれるフロントウィンドーが特徴です。このウィンドーは1936年登場のディナミクにも継承されていました。なお名前のフォ カブリオレとは「偽物のカブリオレ」と言う意味で、見た目がカブリオレ風のハードトップという意味です。

 

 

 ミニカーは2011年に発売されたイクソ製です。このミニカーは元々はフランスのミニカー付き雑誌「VOITURES CLASSIQUES」シリーズのNo.40として作られたもので、これはそれの仕上げレベルを変えてイクソのMUSEUMシリーズとして発売されたものです。フロントグリルのパナール ルバッソールとSIX(6気筒の意)の赤色のロゴ、グリル上のマスコット、ボンネット側面のスリット部分など細かいところがリアルに再現されています。カラーリングが綺麗で、室内もそこそこ再現され良い出来ばえに仕上がっています。この時代のパナールは量産ミニカーとしてほとんどモデル化されていないので、貴重な存在のミニカーです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PANHARD 6CS FAUT-CABRIO 1
PANHARD 6CS FAUT-CABRIO 2

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BUGATTI T57 GALIBIER 1935 FRANCE

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IXO MUS058 1/43 111mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: DOHC 8気筒 3.3L 135HP 4段変速
性能: 最高速153km/h?
データーベースでブガッティ T57のミニカー検索

 

ブガッティ T57 ギャリビエ フランス 1935

 

 T57は1934年に発表された3Lクラスのツーリングカーで、約700台が生産され、ブガッティとして最もたくさん販売されたモデルでした。エンジンはレースカー T59でも使われたDOHC 直列8気筒 3.3L(135HP)を搭載しています。4ドアセダンや2ドアクーペのボディが架装され、デザインはE.ブガッティの長男ジャンが担当し芸術的才能を発揮しています。なおギャリビエ(GALIBIER)とはセダンタイプにつけられた名前です。

 

 T57の発展型としてT57C、T57S、T57SCなどがあります。T57Cはレース仕様で、エンジンをスーパーチャージャーで160HPにパワーアップしています。T57Cに流線型のカバーをつけたレーシングカー T57Gは「タンク」という名前で呼ばれルマンで優勝しています。T57Sはホイールベースを短くしたスポーツ仕様で、T57SCはT57Sをスーパーチャージャーで175-200HPにパワーアップしています。また自動車デザインに多大な影響を与えた特徴的なスタイルのアトランティックやその発展型アトランテなども有名です。

 

 

 ミニカーはイクソ製で、2015年に発売されました。T57のセダン(クーペではない)をモデル化したのは量産ミニカーでは初めてのはずで、その意味で非常に貴重なミニカーです。プロポーションがよく、実車の雰囲気をうまく再現しています。スポークホイール、フロントグリルの赤いエンブレム、リアのライセンスプレート、内装など細部もそこそこよくできています。

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BUGATTI T57S 1936 FRANCE

BUGATTI T57S 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM R170-03 1/43 105mm

 

ブガッティ T57S フランス 1936

 

 T57Sはシャーシが短いT57のスポーツモデルで、オープンやクーペタイプのボディが載せられました。この車もそれらの一つですが、前後のホイールがフルスパッツで覆われています。当時のフランス車によく見られるデザインですが、私はこの優雅な感じが好きです。(実用的にはタイヤ交換などが大変だったと思いますが)

 

 ミニカーはブルムの初期物です。白のボディと赤く塗られたリアのスペアタイヤカバーのカラーリングが魅力的です。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: DOHC 8気筒 3.3L 170HP 4段変速
性能: 最高速200km/h
データーベースでブガッティ T57のミニカー検索
 

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BUGATTI T57S ATLANTIC 1936 FRANCE

BUGATTI T57S ATLANTIC 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MUS023 1/43 106mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: DOHC 8気筒 3.3L 170HP 4段変速
性能: 最高速200km/h
データーベースでブガッティ アトランテ/アトランティックのミニカー検索

 

ブガッティ T57S アトランティック フランス 1936

 

 T57は1934年に発表された3Lクラスのツーリングカーで、約700台が生産され、ブガッティとして最もたくさん販売されたモデルでした。エンジンはレースカー T59で使われたDOHC 直列8気筒 3.3L(135HP)を搭載しています。4ドアセダンや2ドアクーペのボディが架装されました。 T57Sはシャーシが短いスポーツタイプで、それに一風変わったデザインの流線型クーペボディを載せたのがアトランティックでした。エンジンは170HPにパワーアップされていて、最高速200km/hを越える当時のスーパーカーでした。

 

 アトランティックのボディの中央にある背びれのような部分は、左右のボディパネルをリベット止めしている接合部で、この部分のデザインが独特の迫力を生み出しています。現在の車も側面と屋根の接合部が左右に2カ所あり見えないように隠していますが、この車は接合部を外部に出して独特の迫力あるデザインとして成立させています。フロントスクリーンも2分割されていますので、ワイパーも変わった配置になっています。

 

 

 ミニカーはイクソのミュージアムシリーズで、2009年に発売されました。特徴的なボディの雰囲気が良く再現されていて、リアルなワイヤースポークホイール、エッチングパーツを使ったボンネットのルーバーやワイパー、そこそこ再現した室内など細部も良く仕上げてあります。最近までアトランティックの量産ミニカーはブラーゴの1/24、ブルムの1/43と後述するリオぐらいしかありませんでした。最近になってこのイクソ(ホワイトボックスも同じ)やオートアートの1/18、CMCの1/18、レジン製ではミニチャンプス、ルックスマート、マトリックスなどでモデル化されました。

 以下はイクソのアトランティックのフロント/リアの拡大画像とリアパネル/室内の拡大画像です。リアウインドー下の丸いカバー部分はスペアタイヤ収納部です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BUGATTI T57SC ATLANTIC 1
BUGATTI T57SC ATLANTIC 2

 以下はブルムのアトランティック(型番R087)の画像です。1983年に発売されたブルム初期の少し古いミニカーですので、最新のイクソ製に比べるとやや見劣りしますが、それでも実車の雰囲気はうまく再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T57SC ATLANTIC 3
BUGATTI T57SC ATLANTIC 4

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