ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

MASERATI COUPE CAMBIOCORSA 2002 ITALY

MASERATI COUPE CAMBIOCORSA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MOC028 1/43 106㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.89m 全幅約1.62m
エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 4.2L 390HP 
 6段変速/6段半自動変速
性能: 最高速285km/h
データーベースでマセラティ クーペ系のミニカー検索

 

マセラティ クーペ カンビオコルサ イタリア 2002

 

 デ トマソはマセラティの株をフィアットに売却し、1993年にマセラティはフィアット傘下となりました。1997年にはフェラーリ傘下となり、ギブリ IIやシャマルを後継する車として3200GTが1998年に登場しました。それまでのビトルボをベースにした車とは異なり本格的なスーパースポーツカーとして設計されました。曲面で構成された現代風の2ドアクーペのボディはイタルデザインによるもので、ブーメランと呼ばれた円弧状のリアライトが特徴でした。エンジンはシャマル用のツインターボ DOHC V型8気筒3.2L(370HP)で、最高速280km/hの性能でした。

 

 3200GTの後継車としてクーペが2001年に登場します。デザインは先代の特徴だったリアライトが変更されていますが、それ以外はほぼ同じです。シャーシは3200GTがベースで、エンジンはフェラーリ F430用をベースにしたDOHC V型8気筒4.2L(390HP)が搭載され、パドルシフトの6段半自動変速仕様はカンビオコルサと命名されました。2002年にホイールベースを短縮した2シータのオープンカー スパイダーが追加され、2004年に400HPにパワーアップしエアロパーツを付けたグランスポルトが追加されました。レース仕様のトロフェオも2003年から設定されました。2007年に後継車のグランツーリスモにモデルチェンジします。

 

 

 ミニカーはイクソ製で、2003年に発売されました。イクソは2001年頃にビテス系の新ブランドとして登場し、当初からビテス後期物と同等のハイレベルな出来映えでした。このクーペもフロントグリル周りが実車をうまく再現しており、メータなどの内装もよく再現されています。イクソはクーペ、グランスポルト、トロフェオなど18種類ほどをモデル化しています。イクソ以外ではシュコー ジュニア、マイスト(1/18)などがあります。

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MASERATI QUATRROPORTE V PRESIDENZIALE 2003 ITALY

MASERATI QUATRROPORTE V PRESIDENZIALE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MOC046 1/43 117㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.05m 全幅約1.9m
エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 4.2L 400HP 
 6段変速/6段半自動変速
性能: 最高速275km/h
データーベースでマセラティ クワトロポルテのミニカー検索

 

マセラティ クワトロポルテ V 大統領車 イタリア 2003

 

 マセラティの最上級車 クワトロポルテはシトロエン傘下の1974年に2代目 クワトロポルテ IIが発表されました。シトロエン SMのシャーシにベルトーネデザインの4ドアボディを載せたもので、シトロエンのハイドロニューマチックシステムを採用した前輪駆動車でした。ただこの車はほんの10台ほどが受注生産されただけで1978年に生産中止となりました。

 

 クワトロポルテの3代目 クワトロポルテ IIIがデ トマソ傘下の1979年に発売されました。デ トマソの4ドアセダン ドーヴィルをベースにした車で、デザインはイタルデザインのG.ジウジアーロが1976年に発表されたコンセプトカー メディチ IIのイメージを具体化したものでした。エンジンはDOHC V型8気筒4.1L(255HP)/4.9L(280HP)、4輪独立サスペンション、最高速232km/h(4ドアセダン最速)の性能でした。1986年にはエンジンを4.9L(300HP)に一本化し名前をロイヤルに変更しました。全長を5.56mに伸ばしたリムジンも設定され、約4000台が1990年まで生産されました。

 

 

 クワトロポルテの4代目 クワトロポルテ IVはフィアット傘下の1994年に登場しました。ビトルボの4ドアをベースにしているので、先代よりサイズが小さくなりました。エンジンはギブリ II用のツインターボ DOHC V型6気筒2L(イタリア国内向 287HP)/2.8L(284HP)を搭載し、最高速260km/h(2L)と性能は先代を上回りました。ラ サール製のアナログ時計をコンソールに配した豪華な内装は独特の雰囲気で有名です。1997?にはシャマル用のツインターボ DOHC V型8気筒3.2L(336HP)エンジンが追加され、さらに1998?にフェラーリの技術によりサスペンションなどがリファインされたエヴォルツイオーネにマイナーチェンジされました。2001年まで約2400台が生産されました。

 2003年に5代目のクワトロポルテ Vが登場しました。デザインはピニンファリーナ(日本人デザイナー奥山清行氏)によるもので、イタリア車らしいスポーティな4ドアセダンになっています。エンジンはフェラーリ F430用をベースとしたDOHC V型8気筒4.2L(400HP)で、変速機をリアアクスル部分に置くトランスアクスル方式で前後輪重量配分を最適化し優れた操縦性を得ています。スポーツ仕様のGT/GT S、豪華なエグゼクティブ GTなどが追加されました。2008年のマイナーチェンジでフロントノーズ/グリルや内装の意匠が変更されました。スポーツ仕様として4.7L(430HP)エンジン搭載のS、4.7L(440HP)のGT Sが追加されました。豪華な内装と最新の電子機器を備え、フェラーリの技術でエンジンだけではなく性能/信頼性が向上した5代目は市場から高く評価され、2012年までに約25000台が生産されました。2013年に6代目が登場しました。

 クワトロポルテ IIのミニカーは無かったようですが、イタリアのミニカー付雑誌「Maserati 100 years Collection」がモデル化するようです。クワトロポルテ IIIはミニチャンプス、KESS MODEL、NEOがモデル化しています。クワトロポルテ IVはシュコー ジュニア、NEOがモデル化しています。画像のクワトロポルテ Vはイクソ製で、これは大統領専用車をモデル化しています。(通常仕様やエグゼクティブ GTなどもあります) 全体的には良くできているのですが、ヘッドライトの形状が実車と微妙に違うように見えます。イクソ以外では、ミニチャンプスがマイナーチェンジ後をモデル化しています。

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ISO RIVOLTA GT 1962 ITALY

ISO RIVOLTA GT 画像をクリック/タップすると画像が変わります
POLITOYS 515 1/43 112㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m 全幅約1.75m
エンジン 変速機: V型8気筒 5.4L 300HP 4段変速
性能: 最高速210km/h
データーベースでイソ リボルタのミニカー検索

 

イソ リボルタ GT イタリア 1962

 

 戦後スクーターを生産していたイソ社は、1952年に自社初の4輪車イセッタを発表しました。イセッタは従来の車とかけ離れたデザインの先進的な超小型車でしたが、イタリア国内では需要がなく約1500台が生産されただけでした。イソ社はこの車のライセンスをフランスのVELAM社やBWM社などに販売しましたが、BMWが改良したBMW イセッタは10万台以上生産され一番良く知られています。(イギリスのトロージャン バブルカーもイセッタのコピーです)

 

 1962年には本格的なスポーツカー リボルタ GTを発表し、高級スポーツカー市場へ参入しました。フェラーリの技術者ビッザリーニが設計したシャシーにシボレー製のV型8気筒5.4L(300HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速は210km/hと高性能でした。ジウジアーロ(ベルトーネ)のデザインによる落ち着きのある2+2座クーペ ボディが架装され、約800台が1970年まで生産されました。

 

 

 ミニカーはポリトーイ製で、当時物としては唯一のモデルのはずです。(ジョアル製はポリトーイのコピー) 実車が知られていないので人気が無いですが、実車の雰囲気が良く再現されているポリトーイの秀作です。

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ISO GRIFO 7L 1968 ITALY

ISO GRIFO 7L 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 436128220 1/43 105mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.43m 全幅約1.77m
エンジン 変速機: V型8気筒 7.4L 440HP 4段変速
性能: 最高速300km/h
データーベースでイソ グリフォのミニカー検索

 

イソ グリフォ 7L イタリア 1968

 

 リボルタの販売が順調だったので、さらなる高性能モデルとしてグリフォが1965年に追加されました。リボルタをベースにしてホイールベースを短縮し、同じジウジアーロのデザインによる魅力的な2座クーペが架装されました。当初はシボレー製のV型8気筒5.7L(300HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速は250km/hでした。1968年にはコルベット用の7.4L(440HP)エンジンを搭載した高性能版が追加され、最高速は300km/hと当時の最速車でした。1970年にヘッドライトが半格納式となったシリーズIIに発展し、1975年までに約400台が生産されました。

 

 1967年にはリボルタのホイールベースを延長した4ドア セダンのS4 フィディア(FIDIA)、1969年にはリボルタのボディを一新したレーレ(LELE)が登場しました。ただこの頃からイソ社の経営は下り坂となり、オイルショックによる販売不振もあって1974年に倒産して自動車生産を終えました。

 

 

 S4 フィディアのミニカーはメーベトイ製で、この車のミニカーは多分これしかありません。グリフォのミニカーはミニチャンプス製で、ボンネット上のエアスクープが7Lエンジン搭載の証です。通常のプラ箱ではなく大きな紙箱に入った特別仕様品で、ボンネットを開くことが出来ます。(内部にエンジンが再現してありますが、あまりたいした出来ではない) グリフォは人気があって当時物としてはポリトーイ、エディルトイ、コーギーがモデル化しています。

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DE TOMASO MANGUSTA 1967 ITALY

DE TOMASO MANGUSTA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 166 1/43 100mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.28m 全幅約1.83m
エンジン 変速機: V型8気筒 4.7L 305HP 5段変速
性能: 最高速250km/h
データーベースでデ トマソ マングスタのミニカー検索

 

デ トマソ マングスタ イタリア 1967

 

 デ トマソ アウトモビリ社は、レーサーであったアルゼンチン出身のアレハンドロ デ トマソが1959年にイタリアのモデナに設立しました。当初はF1マシンのシャーシ製作を行っていましたが、1963年に2座の市販スポーツカー ヴァレルンガ 1500を発表しました。鋼管バックボーンフレームにチューンしたフォードの4気筒1.5L(102HP)エンジンをミドシップ搭載し、FRP製ボディを載せるというレーシングカー技術を盛り込んだ車で、最高速208km/hの性能でした。この車は50台ほど製作されました。

 

 1967年にはフォードと共同開発した2台目の市販車マングスタが登場します。シャーシはヴァレルンガをベースにして強化した物で、フォー ド製V型8気筒4.7L(305HP)エンジンを搭載し、全輪独立懸架、5段変速で最高速は250km/hでした。ボディはジウジアーロのデザインによる低い車高の迫力あるスタイルで、カロッツェリア ギアが製作しました。ランボルギーニやフェラーリなどより安価なスーパーカーとして人気を博し、約400台が生産されました。ただテールヘビーで操縦性には難があったようです。

 

 

  マングスタのミニカーとしては今でも当時物のソリド製がベストでしょう。迫力のあるスタイルを見事に再現し、さらに最大の特徴であるリア フードのガルウイング式開閉ギミックを極めて精密な鋳造技術で実現しています。ミニチャンプスのモデルでもソリド同様のギミックを付けていますが、プラスチック製のリア フードの出来映えはソリド以下で、なおかつ内部のエンジンがよく見えないという代物です。

 エンジンが見えにくいのは実車に即しているという理由がありますが、リア フードを開くのならソリドのようにエンジン(しょぼいですが)を見せるというのがミニカーとしては正解だと思います。マングスタの当時物としては、バックボーンフレームが取り外せるコーギー、1/25のポリトーイ、ディンキー、オートピレンなどがあります。

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DE TOMASO PANTERA 1971 ITALY

DE TOMASO PANTERA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MATTEL MEBETOYS 6627 1/43 100mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.25m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: V型8気筒 5.8L 330HP 5段変速
性能: 最高速265km/h
データーベースでデ トマソ パンテーラのミニカー検索

 

デ トマソ パンテーラ イタリア 1971

 

 ミドシップを売り物にしていたデ トマソでしたが、ランボルギーニやフェラーリがミドシップを採用するようになったことで新しい戦略を打ち出します。それはフォードと提携しフォードの販売網を使ってミドシップ スポーツカーを量販するというものでした。この為に開発されたのがパンテーラで、1971年に登場します。量産性を考慮してバックボーンフレームがモノコックに変えられましたが、基本的なところはマングスタがベースとなっています。

 

 フォー ド製V型8気筒5.8L(330HP)を搭載し、5段変速で最高速は265km/hでした。やや大人しくなったデザインはジウジアーロの後任トム ジャーダーによる物で、カロッツェリア ギアが製作しました。1973年には350HPにチューンした最高速280km/hのGTSが追加されました。オイルショックの影響でフォードでの販売は1973年まででしたが、約6000台が販売されました。その後も1990年代まで長い間生産が続けられました。

 

 

 デ トマソ社は1975年にマセラティやイノチェンティを買収し、事業を拡大しています。デ トマソとしては高級4ドア サルーンのドーヴィル、2ドアクーペのロンシャンなど、マセラティではビトルボ、イノチェンティではミニ デ トマソなどを販売していました。2003年に創業者のアレハンドロが亡くなり、デ トマソ社は2004年に解散しました。

 ミニカーはマテル傘下のメーベートイ製で当時物です。当時のメーベトイの作風はシャープでなかなか良い出来映えです。走行性重視の初期のスピードホイールとなっていますが、そんなに見苦しいタイプではないのが幸いしています。パンテーラはスーパーカーブーム時代の車でしたので、ダイヤペット、サクラ、エーダイ(永大)、シンセイなど国産メーカーが多くモデル化しています。

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