ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

BUGATTI T41 ROYALE BERLINE DE VOYAGE 1933 FRANCE

BUGATTI T41 ROYALE BERLINE DE VOYAGE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
FRANKLINMINT PW07 1/43 145mm

 

ブガッティ T41 ロワイヤル ベルリーヌ ド ヴォワイヤージュ (6号車) フランス 1933

 

 6号車は長男ジャンがデザインした格調高いクラシックなボディが載せられました。この車も5号車同様ブガッティ家からアメリカのカニンガム氏が購入し、その後ハラーコレクションなどを転々とし今はアメリカのコレクターが保有しているそうです。

 

 ミニカーはフランクリンミントのもので同じ車種をモデル化したリオ製よりボンネットが短くなっているなど感じが違います。(実車の写真をみるとフランクリンミントのほうが雰囲気がでています)

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6m 全幅約2m 車重約3t
エンジン 変速機: 8気筒 12.7L 290HP 4段変速
性能: 最高速180km/h?
データーベースでブガッティ T41のミニカー検索
 

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CITROEN 8CV ROSALIE 1933 FRANCE

CITROEN 8CV ROSALIE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ELIGOR 1005 1/43 99mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.2m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 32HP 3段変速
性能: 最高速90km/h
データーベースでシトロエン ロザリーのミニカー検索

 

シトロエン 8CV ロザリー フランス 1933

 

 シトロエンは1931年から1937年にかけてフランスのモンレリーサーキットで耐久走行試験の世界記録に挑戦していました。最初に使われた車はロザリーという名前が付けられたC6で、ボディを流線形に変えて1.6Lエンジンをチューンして搭載していました。この車は1931年に22日間の耐久走行の世界記録を達成し、1932年にロザリー IIが13万6083kmを54日間で走破して世界記録を達成しました。さらに1933年には1.4Lエンジンを搭載したロザリー III(プチ ロザリー)が平均時速93.4km/hで30万kmを133日間で走破して世界記録を達成しました。(実車画像→ 速度記録車 ロザリー 1933年)

 

 1932年にシトロエンは8CV、10CV、15CVの3シリーズの新型車を発表しました。この3シリーズは前述した耐久走行記録を達成した車の名前に因んで「ロザリー」の愛称で呼ばれ、シトロエンとしては最後の後輪駆動車となりました。8CV、10CVは4気筒1.5L/1.8Lエンジンを搭載したC4の後継車で、少しサイズの大きい15CVは6気筒2.7Lエンジンを搭載したC6の後継車でした。ハート型のフロントグリルに山形のダブル シェブロンのエンブレムがついたフロントデザインはこのシリーズから始まりました。1934年に8/10CVはエンジンを変更して7/11CVとなり、1938年まで生産されました。

 

 

 ミニカーは1978年頃に発売されたエリゴール製です。ロザリー(プチ ロザリー)と呼ばれた一番小さい8CVをモデル化しています。先代のC4に比べると少し愛嬌のあるデザインの小型車ですが、ミニカーは実車の雰囲気をうまく再現していて良い出来ばえです。エリゴールにはタクシー仕様のバリエーションもありました。これ以外のロザリーのミニカーはノレブ初期のプラスチック製がありましたが、このエリゴール製のロザリーはそのノレブ製のロザリーをベースにしているようです。最近の物ではノスタルジーが耐久走行記録車と15CV ファミリアーレ、ノレブが耐久走行記録車をモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN ROSALIE 1
CITROEN ROSALIE 2

 以下は1979年頃に発売された上記のバリエーションのロザリー タクシー (1/43 型番1035)の画像です。左側ドアの手前に付いている四角い箱がタクシーメーターです。やや見難いですが箱の上には「FARE(運賃)」と表示されています。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN ROSALIE TAXI 1
CITROEN ROSALIE TAXI 2

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BUGATTI T59 1933 FRANCE

BUGATTI T59 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM R041 1/43 101mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.2m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: DOHC 8気筒 3.3L スーパーチャージャー 250HP 4段変速
性能: 最高速240km/h?
データーベースでブガッティ T51/T54/T59のミニカー検索

 

ブガッティ T59 フランス 1933

 

 1920年代のレーシングカーT35の後継車として、T51が1931年に登場します。T51のエンジンはT35BのOHC 3バルブ8気筒2.3Lスーパーチャージャー(150HP)エンジンをDOHC 2バルブに変えて160-180HPにパワーアップしたものでした。外観的には、T51はT35とほぼ同じでした。1932年に排気量を4.97L(250HP以上)に拡大し、ホイールベースを長くしたT54が登場します。なおT51/T54は単座ではなく助手席の付いた2座のマシンでした。

 

 1934年から始まる750㎏フォーミュラーに向けて、ブガッティ最後のグランプリカーとなったT59が開発されました。1933年のスペインGPには改良したT54のシャーシにDOHC 8気筒2.8Lスーパーチャージャー エンジンを搭載したT59が登場しています。(結果は4位) 1934年には排気量を3.2L(250HP)に拡大し、フランスGPで4位となっています。T59は美しいデザインのマシンでしたが、強いドイツ勢に対して総合的な競争力で劣っていました。

 

 

 そこで単座化などシャーシを軽量化し、T50の5Lエンジンをベースとする4.7L(402HP)/4.4L/3L(275HP)エンジンを搭載した3タイプの改良型T59/50Bが1936年から作られました。(外観も大幅に変わっています) ただ基本設計が古いシャーシでは、このハイパワーを生かすことができませんでした。当時のブガッティは財政的に困窮しており、レースの予算は主にT57G(タンク)を有するスポーツカーレースに向けられてました。その為T59はこれ以上改良されることはなく、あまり活躍できませんでした。

 ミニカーはブルム製で、1981年頃発売されました。1933年式とゼッケンからたぶんスペイン GPに出場した車(クラッシュしている)をモデル化しているのだと思われます。1981年当時のミニカーとしては良くできています。コクピットが2座仕様で、左側にはカバーが掛かっていますのがわかります。ブルムは5種類ほどのバリエーションを作っています。T51は古いマッチボックスのモデルがあり、T54はミニチャンプスのロードスターがあります。

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RENAULT REINASTELLA RM2 1934 FRANCE

RENAULT REINASTELLA RM2 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 4097 1/43 123mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.3m 全幅約1.9m
エンジン 変速機: 8気筒 7.1L 130HP 3段変速
性能: 最高速140km/h
データーベースでルノー ステラ シリーズのミニカー検索

 

ルノー レナステラ RM2 フランス 1934

 

 ルノーの最上級車であった40CVは、1928年にルノー初の8気筒エンジン(7.1L)を採用したレナステラ(RM型)に変わりました。レナステラはロールス ロイスやパッカードなどの高級車をライバルとするルノーの高級車ステラ シリーズの最初のモデルで、大統領専用車にもなりました。ラジエーターがフロントに移されたので、特徴であった「象の鼻」がなくなり、当時のアメリカ車によく似たラジエーターグリルを持つようになりました。なおステラ(STELLA)とはラテン語でSTAR(星)の意味で、ステラ シリーズにはフロントグリル上部に星形のマスコットが付いていました。

 

 1930年に8気筒4.2L(100HP)エンジンを搭載した廉価版のネルヴァステラ(NERVASTELLA)が登場しました。1933年にレナステラを軽量化してパワーアップしたスポーツ仕様のレナスポーツが登場しました。レナステラは1933年頃に生産中止となり、総生産台数は数百台でした。後継車はネルヴァステラでした。なおレナスポーツは左ハンドル仕様でこの車以前のルノーは全て右ハンドルでしたが、この時期から左ハンドルに移行していきました。(この時代以前のルノー車のミニカーをみると全て右ハンドルです) なお自動車以前の馬車では御者が右手でムチを扱いやすいように右側に座っていたので、その名残で初期の自動車はほとんどが右ハンドルでした。

 

 

 ミニカーは1970-1980年代に発売されたソリド製です。レナステラの後期型RM2の重厚なリムジーンをモデル化しています。現代的な観点で見ると特別にリアルという訳ではないですが、当時としては良い出来ばえのミニカーでした。ボディ側面の籐細工模様やルーフに貼った布で高級な雰囲気に仕立てています。(模様の付いていない仕様もありました) なおこの車はまだ右ハンドルです。これ以外のレナステラのミニカーは最近のノレブのリムジンや大統領車などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT REINASTELLA RM2 1
RENAULT REINASTELLA RM2 2

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RENAULT VIVASPORT CABRIOLET 1934 FRANCE

RENAULT VIVASPORT CABRIOLET 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DUBRAY 35 1/43 112mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m
エンジン 変速機: 6気筒 3.6L 80HP 3段変速?
性能: 最高速135km/h
データーベースでルノー ヴィヴァ シリーズのミニカー検索

 

ルノー ヴィヴァスポール カブリオレ フランス 1934

 

 1930年代前半のルノーのラインナップは、前述した8気筒エンジン搭載の最上級大型車のネルヴァステラ、その下に6気筒エンジン搭載の中型車でヴィヴァステラ(VIVASTELLA)/プリマステラ(PRIMASTELLA)、その下の4気筒エンジン搭載の小型車にヴィヴァカトル(VIVAQUATRE)/プリマカトル(PRIMAQUATRE)/モナカトル(MONAQUATRE)がありました。(QUATREとはフランス語で4の意味で4気筒エンジンを意味しています) 1929年に登場したヴィヴァステラは6気筒3.2L(52HP)エンジンを搭載した、全長約4.5m-4.9mの4ドアセダンの高級中型車でした。ラジエーターはまだエンジン後方に配置されていましたが、フロントグリルが付いていました。(実車画像→ ルノー ヴィヴァステラ 1930)

 

 1934年にエンジンが3.4L(85HP)に拡大され、1935年にはボディ全体が丸みを帯びた新型に変更されました。1933年に上級車として6気筒3.6L(80HP)エンジンを搭載したヴィヴァスポール(VIVASPORT)が登場しました。このスポール(SPORT)という名前は高性能の上級グレート車に付けた名前のようです。ヴィヴァスポールは1934年にはエンジンが4L(95HP)に拡大されました。2ドア/4ドアセダンやスタイリッシュな2ドアクーペ/カブリオレなどがありました。ヴィヴァスポールは1938年まで生産され総生産台数は約5000台でした。

 

 

 ミニカーは1970年代に発売されたフランスのデュブレイ(DUBRAY)製です。デュブレイはフランスのプラスチック(レジン?)製ミニカーの老舗ブランドで、フランス車のクラシックカーを1/43でモデル化していました。これはヴィヴァスポールの2ドア4座カブリオレをモデル化しています。1970年代のミニカーとしてはリアルな造形で、かなり良い出来ばえです。なお材質はプラスチック製で塗装されていますが、ボディ変形などの経年変化がほとんどないので、現在使われているレジン製とは材質が違うようです。これ以外のヴィヴァスポールのミニカーはユニバーサルホビー、ノレブなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT VIVASPORT 1
RENAULT VIVASPORT 2

 上記のヴィヴァスポールの上級車として1934年に6気筒4.1L(95HP)エンジンを搭載したさらに上級なヴィヴァ グラン スポール(当初の名前はヴィヴァステラ グラン スポール)が登場しました。この車も4ドアセダン以外に派手な2ドアクーペ/カブリオレがありました。1937年のマイナーチェンジでアメリカ車風の派手なフロントグリルが採用され、ヘッドライドがフェンダーと一体化しました。1939年の生産中止までに約1万台ぐらいしか生産されていないので、当時としてはかなり高級な車だったのでしょう。ヴィヴァ グラン スポールは戦前の最後に登場した6気筒エンジン搭載車で、戦後のルノーでは1975年の30まで6気筒エンジン搭載車が登場しませんでした。

 以下は2008年頃に発売されたユニバーサルホビー製のヴィヴァ グラン スポール カブリオレ(ACX2) 1935 (1/43 型番7711421913)の画像です。もともとはフランスのミニカー付き雑誌「RENAULT COLLECTION」のNo.73として作られたものです。同じ型を使ったと思われる物がノレブとノスタルジー(NOSTALGIE)からも発売されていますが、設計はノレブが担当したと思われます。1930年代のフランスのスポーティな高級車の洒落た雰囲気がうまく再現されています。フロントグリル/灯火類/室内などの細部もリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT VIVA GRAND SPORT CABRIOLET TYPE ACX2 1
RENAULT VIVA GRAND SPORT CABRIOLET TYPE ACX2 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT VIVA GRAND SPORT CABRIOLET TYPE ACX2 1
RENAULT VIVA GRAND SPORT CABRIOLET TYPE ACX2 2

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RENAULT CELTAQUATRE 1934 FRANCE

RENAULT CELTAQUATRE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOREV 519153 1/43 105mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 29HP 3段変速
性能: 最高速99km/h
データーベースでルノー カトル シリーズのミニカー検索

 

ルノー セルタカトル フランス 1934

 

 1930年代前半のルノーのラインナップは、前述した8気筒エンジン搭載の最上級大型車のネルヴァステラ、その下に6気筒エンジン搭載の中型車でヴィヴァステラ(VIVASTELLA)/プリマステラ(PRIMASTELLA)、その下の4気筒エンジン搭載の小型車にヴィヴァカトル(VIVAQUATRE)/プリマカトル(PRIMAQUATRE)/モナカトル(MONAQUATRE)がありました。(QUATREとはフランス語で4の意味で4気筒エンジンを意味しています) 1931年に登場したモナカトルは4気筒1.3L(25HP)エンジンを搭載した全長約3.9mの小型車で、2ドア/4ドアセダンと2ドアクーペ/カブリオレがありました。1932年にエンジンは1.5L(30HP)に拡大され、ボディも丸みを帯びたデザインに変わりました。それと同時期にモナカトルより上級のプリマカトルとヴィヴァカトルが登場しました。(実車画像→ ルノー モナカトル 1931) 

 

 モナカトルの後継車として1934年にセルタカトルが登場しました。セルタカトルは4気筒1.5L(34HP)エンジンを搭載した小型車で、当時のルノーでは一番安いモデルでした。ボディは当時流行った流線型を取り入れていましたが、同時期のライバルであったシトロエン 7CVに較べると今ひとつ古くさい感じがします。中身も独立でない前輪サスペンションやフレーム構造など技術的にはライバルから遅れていましたが、値段が安いことでそこそこ成功したようです。1937年に後継車のジュバカトルが登場し、1939年まで生産されました。総生産台数は約4.4万台でした。

 

 

 ミニカーは2005年に発売されたノレブ製です。プロポーションが良く、フロントグリルと灯火類、ワイパー、リアの荷物棚などの細部までよく作りこんでいます。特にフランス車の特徴である黄色のヘッドライトが付いたフロント周りの造形は、実車の雰囲気がうまく再現されています。セルタカトルの量産ミニカーはノレブ製しかないようです。なお同じフランスのビンテージ ミニカーメーカー CIJのプリマカトル(1/2 ブリキ製玩具)の復刻版を、ノレブがNOREV CIJブランドで発売しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT CELTAQUATRE 1
RENAULT CELTAQUATRE 2

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PEUGEOT 601 COACH FUSELE 1934 FRANCE

PEUGEOT 601 COACH FUSELE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 4148 1/43 117mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m 全幅約1.6m
エンジン 変速機: 6気筒 2.1L 60HP 3段変速
性能: 最高速108km/h

 

プジョー 601 コーチ FUSELE フランス 1934

 

 プジョーの新しい命名法で登場した201から始まる初代01シリーズには、1932年に登場した201より少し大きいサイズの301(4気筒1.5L(34HP)エンジン搭載)、1934年に登場した中型車の401(4気筒1.7L(44HP)エンジン搭載)、1934年に登場した大型車の601(6気筒2.1L(60HP)エンジン搭載)の4モデルがありました。この01シリーズには201で採用された前輪独立懸架サスペンション、油圧ダンパー、シンクロメッシュ式変速機などの先進技術が採用されていました。1934年にはシリーズ全体で3万台以上を生産していました。

 

 601は戦前のプジョーとしては最後の6気筒エンジン搭載車でした。長短2タイプのホイールベースがあり、4ドアセダン/リムジン、2ドアクーペ/カブリオレなどがありました。カブリオレには電動で収納できるハードトップを備えたエクリプスというモデルもありました。(401にも同じ仕様のエクリプスがありました) この601は2ドア4座セダンで、名前の「FUSELE」とはフランス語で「先細り」の意ですから、細長いデザインのボディ形状のことを示していると思われます。601は1935年までの1年半に約4000台が生産されました。

 

 

 ミニカーは2005年に発売されたソリド製です。ソリドの型番4000-4100番台のシリーズはビンテージ期のクラシックカーをモデル化しているのですが、これはその4100シリーズとしては最近の物(といっても15年前ですが)となります。ソリドらしいシャープな造形で、実車の雰囲気が良く再現されています。当時の定価2100円と安価ながら、フロントグリルや灯火類はリアルで、室内もそこそこ再現され、空/青のツートンカラーも綺麗でとても良い出来ばえです。 601の量産ミニカーはこれしかないようですので、その点でも貴重なミニカーです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PEUGEOT 601 COACH FUSELE 1
PEUGEOT 601 COACH FUSELE 2

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CITROEN 22CV 1934 FRANCE

CITROEN 22CV 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOREV 型番不明 1/43 109mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m
エンジン 変速機: V型8気筒 3.8L 99HP 変速機不詳
性能: 最高速140km/h (カタログ記載値)
データーベースでシトロエン 22CVのミニカー検索

 

シトロエン 22CV フランス 1934

 

 1934年にシトロエンの名前を不動のものとし、自動車の歴史を大きく変えた画期的な車トラクシオン アヴァン(7/11CV)が発表されました。トラクシオン アヴァンとはフランス語で前輪駆動のことですが、この方式を最初に実用化しそれを低重心のモノコック構造ボディと組み合わせることで全く新しいタイプの車として完成させたことから、7/11CVは前輪駆動車の元祖という意味でトラクシオン アヴァンと呼ばれています。

 

 そのトラクシオン アヴァンの最上級(プレステージ)モデルとして企画されていた22CVは1934年のパリ サロンに展示されました。後述する11CV ファミリアーレと同じロングホイールベース版で室内が広く、大型のヘッドライトが埋め込まれたフロントは高級車らしい堂々としたデザインでした。エンジンは11CV用の4気筒エンジンを2つ繋げたV型8気筒3.8L(99HP)エンジンを採用する予定でした。しかしエンジンの開発がうまくいかずシトロエン社の財政事情が悪化したので、製品カタログまで準備されていながら発売中止となった幻の車でした。

 

 

 22CVの実車は発売されませんでしたが、ノレブ製のミニカーではクーペやファミリアーレまでもがモデル化されています。ミニカーはオークションで入手したので発売時期が分からないのですが、たぶん1992年頃に発売されたようです。埋め込み式ヘッドライトのフロントなどの細部がリアルで、高級車の雰囲気がうまく再現されていて良く出来ています。底板部分は金属製ですがボディは軽いのでプラスチック製のようです。セダン以外にクーペやファミリアーレなどもモデル化しているので、これはシトロエン社の何らかの記念モデルとして作られたものだと思います。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN 22CV 1
CITROEN 22CV 2

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VOISIN 17CV (C23) 1934 FRANCE

VOISIN 17CV (C23) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 144 1/43 108mm

 

ヴォアザン 17CV (C23) フランス 1934

 

 ブガッティと並び称される鬼才ガブリエル ヴォアザンは航空機の設計で有名となり、その後自動車設計に転じ1919年に最初のC1(4L4気筒 80HP)を発表します。C1は洗練されたパワフルな車で上流階級に愛用されます。その後1927年に6気筒 2.4LのC11、1929年にフランス初のV型12気筒! 3.8LのC17、1931年に6気筒 3LのC23など独創的な高級車を発表していますが、1939年に消滅しています。

 

 ミニカーはソリド製のC23(17CV)です。独特のフロントグリルとマスコットが忠実に再現されています。左フェンダーにある箱は据付式のトランクです。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m
エンジン 変速機: 6気筒 3L 85HP 4段変速
性能: 最高速126km/h
データーベースでヴォアザンのミニカー検索
 

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VOISIN C25 AERODYNE 1934 FRANCE

VOISIN C25 AERODYNE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MUS049 1/43 125㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.87m 全幅約1.6m
エンジン 変速機: 6気筒 3L 104HP 2段変速(オーバードライブ付)
性能: 最高速130km/h
データーベースでヴォアザンのミニカー検索

 

ヴォアザン C25 アエロディーヌ フランス 1934

 

 C25はヴォアザン後期のモデルで、アエロディーヌはヴォアザンが流線型デザインを最初に適用した車でした。角ばったフロントグリルと円弧を描いた屋根を持つキャビンが同居する奇抜なデザインのボディで、本格的な流線型というよりはデザイン的な遊びと考えられます。直列6気筒3L(104HP)スリーブ バルブ式エンジンを搭載し、3段変速で最高速130km/hの性能でした。

 

 この車の屋根は円弧に沿って後方にスライドしてオープントップ状態になり、その際に屋根の丸窓がリアウインドーの役目をします。(屋根のスライドはトランク内の吸引ポンプによる負圧で駆動されます)

 

 

 ミニカーはイクソ製で、2013年の発売です。左の画像参照リンク先の実車をかなり忠実にモデル化しています。ヴォアザンの特徴である鳥のマスコット、ボディ下部を一周するクロームのトリム、丸い窓のついた屋根などよく出来ています。赤と黒のカラーリングも見栄えがします。ただ何故か縮尺が1/43よりかなり大きめにできています。(プロモーション用などの理由があるのでしょうか?) 別の車台番号の車をミニチャンプスがモデル化しています。

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