ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

CHRYSLER PLYMOUTH BELVEDERE 1964 USA

CHRYSLER PLYMOUTH BELVEDERE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER PLYMOUTH BELVEDERE


UNIVERSAL HOBBIES 1458 1/43 122mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.3m 全幅約1.9m エンジン 変速機: V型8気筒 5.9L 265HP 3段変速
性能: 最高速 不詳  データーベースでプリムス ベルヴェデア/フューリーのミニカー検索

クライスラー プリムス ベルヴェデア アメリカ 1964年

 

 プリムスはクライスラーの大衆車クラスで、1960年代前半のラインナップとしては、コンパクトカーのバリアント、フルサイズのサヴォイ、ベルヴェデア、フューリー、スポーティカーのバラクーダなどがありました。ベルヴェデアの初代は1951年に登場したプリムスとしては初の2ドアハードトップで6気筒3.6Lエンジンを搭載していました。その後当時のプリムスの最上級車としてコンバーチブル、ワゴン、4ドアセダンが設定されました。1959年にベルヴェデアの姉妹車でV型8気筒5.2Lエンジンを搭載するフューリーがベルヴェデアの上級車として登場しました。

 

 1962年のモデルチェンジでベルヴェデアは小型化されました。1964年のマイナーチェンジでベルヴェデアのハードトップクーペは、Bピラーが逆三角形のハードトップが設定されました。この車には6気筒3.7LとV型8気筒5.2L/5.9L/6.3Lエンジンなどが搭載できました。このハードトップにV型8気筒7L(425HP)ヘミエンジンを搭載したレース仕様車は、NASCARで総合優勝するなどレースで活躍しましたので、ベルヴェデア 1964年式はマッスルカーとして有名でした。1965年のモデルチェンジでフューリーがサイズを拡大してフルサイズカーとなり、ベルヴェデアは中級車となりました。ベルヴェデアは1968年に最後のモデルチェンジをし1970年に生産中止となりました。

 

 

 ミニカーは2002年に発売されたユニバーサルホビー製です。同ブランドのEAGLES RACEシリーズの一台で、ベルヴェデアとしては一番有名であった1964年式ハードトップをモデル化しています。変わった形状のハードトップ、側面からみると中央が突き出たフロントグリルとそれに呼応したサイドモールなど、シンプルながら尖ったこの車のデザインを良く再現しています。ノーズ先端のエンブレムや室内などの細部も良く再現されています。これ以外のベルヴェデアのミニカーはデルプラドの世界の名車コレクション(このユニバーサルホビー製と同じ物)、アーテルの1/24と1/18などがあります。なお1964年式以外では姉妹車であった上級車フューリーのミニカーの方がベルヴェデアより多いです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHRYSLER PLYMOUTH BELVEDERE 1
CHRYSLER PLYMOUTH BELVEDERE 2

 以下は2002年に発売されたデルプラド製の世界の名車シリーズ No.79 クライスラー プリムス ベルヴェデア 1964 (1/43)の画像です。一見しただけで上記ユニバーサルホビー製と同じ物であることがわかります。車名ロゴとサイドモールはコストダウンで省略されていますが、カラーリング以外は上記とユニバーサルホビー製とほぼ同じで、底板にはUNIVERSAL HOBBIESとメーカー名が銘記されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER PLYMOUTH BELVEDERE 3
CHRYSLER PLYMOUTH BELVEDERE 4

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AMC RAMBLER MARLIN 1964 USA

AMC RAMBLER MARLIN
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AMC RAMBLER MARLIN


CORGI 263 1/50 100㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m 全幅約1.9m エンジン 変速機: 8気筒 5.4L 250HP 3段変速/3段自動変速
性能: 最高速180km/h  データーベースでAMC ランブラーのミニカー検索

AMC ランブラー マーリン アメリカ 1964年

 

 AMC(アメリカンモータース)社はナッシュ社がハドソン社を吸収合併して1954年に発足しました。AMCがBIG3(GM/フォード/クライスラー)に対抗するには、中型/小型車に特化するしかありませんでした。1950年代には数モデルあったフルサイズカーはアンバサダーだけとなり、それ以外はランブラーに統一されました。ランブラーにはコンパクトカー(小型車)のアメリカン、ミッドサイズカー(中型車)のクラシック、マリーンがありました。なお当時のアメリカのコンパクトカーは現在のトヨタ プリウスぐらいの大きさ(全長4.5mほど)でしたから、そんなに小さい訳でもありませんでした。

 

 実用的なランブラーにも、アメリカ車らしい派手なデザインの車もありました。1965年に登場したランブラー マーリンは1964年に発表されたコンセプトカー ランブラー ターポン(TARPON)をベースにした大胆なファーストバック スタイルのかっこいいパーソナルカーでした。この車はAMCのブランドイメージを高めるイメージリーダー的な車(Halo Carと呼ぶ)でもありました。(実車画像→ ランブラー ターポン 1964) エンジンは6気筒3.8Lと8気筒4.7L/5.4L(250HP)などがあり、3段変速で最高速180km/h(5.4L)となかなかスポーティでした。1967年にボディが少し大きくなりヘッドライトが縦型4灯式に変更された2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ランブラー マリーン 1967)

 

 

 ミニカーは1966年に発売されたコーギー製の当時物です。アメリカ車は欧州車よりサイズが大きいので、ミニカーの大きさを揃える為にコーギーはアメリカ車を少し小さめにモデル化することが多く、これも縮尺約1/50でモデル化されています。そのためアメリカ車のミニカーとしては少し小ぶりなのですが、特徴的なファーストバック スタイルがうまく再現され、実車に即した赤/黒の大胆なカラーリングもきれいで、当時のミニカーとしては良く出来ていました。ドア開閉ギミック付きで室内もそこそこ再現されています。リアに牽引用フックが付いていますが、これは別売りのトレーラーを接続する為の物で、この車の屋根にカヤックを載せて荷物運搬用トレーラーを接続したセット物も発売されていました。2020年現在でもランブラー マーリンのミニカーはこのコーギー製しかないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

AMC RAMBLER MARLI 1
AMC RAMBLER MARLI 2

 以下は1968年に発売されたコーギーのAMC ランブラー マーリン ルーフラック付 カヤック積載 (1/50 型番GA10)の画像です。これが上述した屋根にカヤックを載せて荷物運搬用トレーラーを接続したセット物になります。屋根に載せたカヤックとは別にフィギュアが付いたカヤックも付いていました。荷物運搬用トレーラーは蓋を開くことができます。(何も入っていませんが) このマーリンの青/白のカラーリングも実車に即したものです。なおこのマーリンのリアの牽引用フックは破損しています。フックが破損した原因はプラスチックの経年劣化による硬化で、上述の物が壊れずこちらだけが破損したのは、トレーラーを接続していたことで負荷がかかった為です。(要するに強度が落ちた部分を触ると壊れるということです) 1960-1970年代当時のコーギーにはこんな具合の面白いセット物が100点以上ありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AMC RAMBLER MARLIN WITH KAYAK 1
AMC RAMBLER MARLIN WITH KAYAK 2

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GM CADILLAC SUPERIOR RESCUER (AMBULANCE) 1965 USA

GM CADILLAC SUPERIOR RESCUER (AMBULANCE)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC SUPERIOR RESCUER (AMBULANCE)


DINKY (UK) 267 1/43 153mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6.5m 全幅約2m エンジン 変速機: V型8気筒 7L 340HP 3段変速
性能: 最高速 不詳  データーベースでキャディラック 救急車のミニカー検索

GM キャディラック 高規格救急車 アメリカ 1965年

 

 現在のアメリカの救急車はピックアップトラックや1ボックスタイプのバンを使った専用車が主流ですが、かつては日本と同じように乗用車ベースのワゴンタイプの救急車もありました。救急車は後部に広いスペースが必要なので、大型車が使われました。これは1960年代の縦型4灯式ヘッドライトを採用したキャディラックの救急車です。年式は縦型4灯式ヘッドライトが採用された1965年でほぼ間違いないと思います。当時のキャディラックの一番大きなリムジーンは全長が6.2mでしたが、この救急車はそれよりも全長が長くホイールベースを延長しているようです。

 

 ミニカーはディンキー(英)製の当時物で1967年に発売されました。実車が大きいので全長が150mmを超える大きなサイズのミニカーになっています。フロントグリルやサイレンなどが金属製パーツで作られたディンキー(英)らしい重厚な出来ばえです。室内には患者を乗せたストレッチャーがあり、テールゲートから出し入れできます。 また屋根のライトは豆電球で底板部分に収納した単4電池で点灯させるようになっています。本来は後輪の回転で回路が断続されて点滅する構造なのですが、残念ながら現在は回路の接触不良で点灯しません。

 

 

 これ以外のキャディラックの救急車としては、ソリドの1930年代のV16 救急車、ブッシュの1950年代/1970年代の救急車、コーギーの1961?年式のスーペリア 救急車などがあります。変わり種としては映画「ゴーストバスターズ」に使われた1959年式のキャディラック 救急車がマテルやジョニーライトニングから出ています。 以下はフロント/リアの拡大画像とテールゲートを開いてストレッチャーを収納するギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CADILLAC SUPERIOR RESCUER (AMBULANCE) 1
GM CADILLAC SUPERIOR RESCUER (AMBULANCE) 2

 以下は室内の画像とルーフ/底板部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC SUPERIOR RESCUER (AMBULANCE) 3
GM CADILLAC SUPERIOR RESCUER (AMBULANCE) 4

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SHELBY MUSTANG GT350 1965 USA

SHELBY MUSTANG GT350
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SHELBY MUSTANG GT350


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) No.205 1/43 107㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.6m 全幅約1.7m エンジン 変速機: V型8気筒 7L 306HP 4段変速
性能: 最高速222km/h  データーベースでシェルビー マスタングのミニカー検索

シェルビー マスタング GT350 アメリカ 1965年

 

 1964年にフォード マスタングが登場し、フォードはマスタングの販売を促進する為にSCCA(Sports Car Club of America)レースへ参戦することを決定し、レース仕様車の開発をキャロル シェルビーが率いるシェルビー アメリカンに委託しました。1965年にマスタング クーペをベースにしたシェルビー マスタング GT350が登場しました。オリジナルとの外観の違いはボンネットに追加されたエアスクープとリア給油口に付いたシェルビーのブランド名コブラのロゴでした。ボンネットはFRP製で、サスペンションはレース用に強化され、シェルビーがチューニングしたV型8気筒4.7L(306HP)エンジンを搭載していました。室内は後席が取り外されメータパネルがタコメータ付に変更され、ヒーターやパワステが外されていました。(1965年の生産台数は約500台)

 

 GT350はフォードの思惑通りSCCAのレースで上位を独占して活躍しました。その反面レース志向のGT350は、市販車としては評判が良くありませんでした。そこで1966年以降は自動変速、エアコン、ラジオなどがオプション設定されレース志向が弱まっていきました。1967年にマスタングのマイナーチェンジに合わせて外観が変更され、V型8気筒7L(355HP)エンジンを搭載したGT500が追加されました。1968年にテールライトが横長に変更され、エンジン(400HP)やサスペンションを強化した最強モデルのGT500KR(King of Road)が追加されました。コブラの商標がシェルビーからフォードに売却されたので、1968年以降のシェルビー マスタングはフォード ブランドのカタログモデルとなり、コンバーチブル仕様も追加されました。1969年に製造中止となりましたが現在でもマニアの人気が高く、2007年にフォードの懐古路線でシェルビー GT500の名前が復活しました。(実車画像→ フォード シェルビー GT500 2007)

 

 

 ミニカーは2013年に発売された国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソは型番CLC136でGT350をモデル化しているので、それを流用しているようです。プロポーションが良く実車に即した白に青ストライプのカラーリングで良く出来ています。フロントグリル、給油口に付いたコブラののロゴ、リアシートが外された室内など細部も良く仕上げてあります。これ以外のシェルビー マスタングのミニカーは前述したイクソのGT350とそのレース仕様、京商の1/18と1/43、フランクリン ミントの1/24、ジョエフの1/18、ヤトミンのGT500KR、ジョニーライトニングの1/64などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SHELBY MUSTANG I GT350 1
SHELBY MUSTANG I GT350 2

 以下は2007年に発売されたヤトミン製のシェルビー マスタング I GT500-KR 1968 (1/43 型番94214)の画像です。最強モデルのGT500KRをモデル化しています。定価が1500円ほどの廉価版ミニカーですが、実車の雰囲気がうまく再現されていて結構よく出来ています。1967年のマイナーチェンジで少し大きくなったボディ(全長111㎜)、意匠変更されたフロントグリル、ボンネット上の大きくなったエアスクープ、ボディ側面に追加されたエアスクープ、横長のテールライトなどGT500KRがそこそこリアルに再現されています。(実車画像→ シェルビー GT500KR 1968) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SHELBY MUSTANG COBRA GT 500-KR 1
SHELBY MUSTANG COBRA GT 500-KR 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。ボディ側面に表示されたコブラのロゴもきちんと再現されています。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SHELBY MUSTANG COBRA GT 500-KR 3
SHELBY MUSTANG COBRA GT 500-KR 4

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MACK R SERIES SEMI-TRAILER TRUCK 1965 USA

MACK R SERIES SEMI-TRAILER TRUCK
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MACK R SERIES SEMI-TRAILER TRUCK


CORGI 1100 1/48? 257mm (トラクター単体185㎜)
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約12m? 全幅約2.5m エンジン 変速機: 6気筒11L-8気筒16.4L ガソリン/ターボ ディーゼル 200-400HP 10段変速/自動変速など
性能: 最高速 不詳  データーベースでマック トラックのミニカー検索

マック R シリーズ セミトレーラー トラック アメリカ 1965年

 

 ビンテージ期のマック AC型 トラックの欄に記載したように戦前のマック トラックはその頑丈さでベストセラーのトラックでした。戦後になるとピータービルト、ケンウォース、フレイトライナーなどのアメリカ新興メーカーやボルボダイムラーなどの欧州メーカーが北米市場に参入し、マックを取り巻く環境は厳しくなりました。1980年代にはボルボがアメリカの老舗トラックメーカー ホワイトと提携するなど、トラック メーカーの世界的な再編が起こりました。その流れでマックもフランスのルノーが資本参加し、1990年にルノー トラック傘下となりました。また2001年にはそのルノー トラックもボルボ トラックの傘下となりました。

 

 以下 マック トラックの主要なモデルの概要メモです。

  • 1940年に登場したLシリーズは1956年まで生産されました。
  • 1953年にLシリーズの後継となるBシリーズが登場し、マックとして最も成功したモデルとなりました。(実車画像→ マック Bシリーズ 消防車)
  • 1962年にキャブオーバー型のFシリーズ 2代目が登場し、1981年まで生産されました。(その後もMHシリーズなどのキャブオーバー型がある) (実車画像→ マック Fシリーズ)
  • 1965年にBシリーズを後継するRシリーズが登場し、Rシリーズには全輪駆動のRMや軽量型のRLなどバリエーションがあり、改良型のRBは2005年まで生産されました。
  • 1977年にRシリーズの豪華版?のスーパーライナーが登場し、1993年まで生産されました。(実車画像→ マック スーパーライナー)
  • 1988年に高速道路用のCHシリーズが登場しました。
  •  

     

     ミニカーはコーギーの当時物で、1971年に発売されました。1965年に登場したマック Rシリーズのセミトレーラーをモデル化しています。縮尺が1/48ですが、それでも全長257㎜の大きなサイズとなっています。トラクターはRシリーズの角ばったデザインがうまく再現されています。トレーラもトラクター同様に良く出来ていて、トラクターとの連結動作もうまく出来ています。トラクターのボンネット開閉/トレーラの扉開閉など実車に即したギミックを盛り込んだ、コーギーらしい面白いミニカーに仕上がっています。(当時このミニカーは約65000台も売れました) コーギーはバリエーションでクレーン車仕様、コンテナ積載仕様、タンクローリー仕様も出していました。 以下はトラクター単体の拡大画像とボンネットを開いたエンジンルームの画像です。キャブの左下にある赤いレバーを押すとボンネット全体が大きく開きます。エンジンルームにはラジエータ/エンジンが結構リアルに再現されていて、キャブの右側には垂直に配置されたエアクリーナー/排気管があります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

    MACK R SERIES SEMI-TRAILER TRUCK 1
    MACK R SERIES SEMI-TRAILER TRUCK 2

     以下はトレーラー単体の扉開閉動作の画像とトラクタとトレーラーの接続動作の画像です。トレーラーは側面のスライドドアとリアドアが開閉できます。トラクターとトレーラーの連結動作はトレーラーを押し込むだけでロックされ、トレーラーの前輪は後方に跳ね上がることができます。ロックはトレーラー前端左下にあるレバーを引くことで解除できます。全体的にとても頑丈に出来ていますが、これは子供が乱暴に扱っても簡単には壊れないよう設計されているのです。(この簡単に壊れないことは当時のミニカーの優れたところでした) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
    MACK R SERIES SEMI-TRAILER TRUCK 3
    MACK R SERIES SEMI-TRAILER TRUCK 4

     以下は1972年に発売されたコーギー製のマック クレーン車 (1/48 型番1154)の画像です。上記のバリエーションで、トラクターの後部に回転台座付クレーンを備えています。クレーンの操作室には作業員のフィギュアが乗っています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
    MACK R SERIES WRECKER 1
    MACK R SERIES WRECKER 2

     以下はフロント/リアの拡大画像とクレーン回転/吊り下げフック操作の画像です。トラックのフロント前面にはガードが追加され、クレーンが組み込まれた後部には転倒防止用のアウトリガーが付いていて張り出すことが出来ます。クレーンは360度回転することができ、クレーン柱の傾き調整と吊り下げフックの巻き上げがクレーン後方の操作ダイヤルで操作できます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
    MACK R SERIES WRECKER 3
    MACK R SERIES WRECKER 4

     以下はクレーン柱の傾き調整と吊り下げフックの巻き上げを行う操作ダイヤルの画像です。左側ダイヤルを回すことでクレーン柱の傾き調整、右側ダイヤルを回すことで吊り下げフックの巻き上げを行います。巻き上げたダイヤルが緩まないよう、通常は突起の付いた円盤が外側のハウジングにスプリングで押さえつけられ拘束されています。左右の操作ダイヤルを押し込むと突起の付いた円盤による拘束が外れ、ダイヤルを回すことができます。昔のミニカーのギミックにはこんな具合に良く考えられたメカ設計がされていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
    MACK R SERIES WRECKER 5

    データーベースでピータービルトのミニカー検索
    データーベースでケンウォースのミニカー検索
    データーベースでフレイトライナーのミニカー検索

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