ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

TOYOTA CELSIOR (F30) 2000 JAPAN

TOYOTA CELSIOR (F30)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CELSIOR (F30)


KYOSHO J COLLECTION JC05041K 1/43 118㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m 全幅約1.83m エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 4.3L 280HP 6段変速/5段自動変速
性能: 最高速260km/h (レクサス)   データーベースでトヨタ セルシオ/レクサスのミニカー検索

トヨタ セルシオ (F30) 日本 2000年

 

 1994年にトヨタ レクサス LSは2代目(F20)にモデルチェンジしました。国内版のセルシオも同時に2代目となりました。ボディサイズの変更はなく外観のデザインも初代とほとんど同じでした。ホイールベースが少し長くなったので室内は少し広くなり、ボディの剛性強化と遮音性能向上、サスペンションとブレーキの改良などが行われました。エンジンは初代と同じDOHC V型8気筒4L(260HP)で少しパワーアップしました。1997年のマイナーチェンジで後期型となりエンジンが290HPにパワーアップし、4段自動変速が5段自動変速に変わりました。外観はフロントグリルが少し大きくなってヘッドライトから独立したデザインとなり、ホイールの意匠も少し変更されました。レーダークルーズコントロールなどの先進装備が追加されました。(実車画像→ トヨタ レクサス LS 1994)

 

 2000年にトヨタ レクサス LSは3代目(F30)にモデルチェンジしました。国内版のセルシオも同時に3代目となりました。ボディサイズの変更はなく外観は基本的なスタイルは同じながら、ヘッドライト形状が変更され全体的に丸みが付いたデザインになりました。エンジンはDOHC V型8気筒4.3L(290HP)に変更されました。音声制御式ナビ、ドアを自動でロックするイージークローザー、スマートキーなどの先進電子機器が追加されました。2003年のマイナーチェンジで後期型となり、ヘッドライト、ボンネット、トランクリッドなどの意匠が変更されました。同時に5段自動変速が6段変速に変わり、レーダーを使った衝突被害軽減ブレーキがオプション設定されました。2005年に国内にもレクサス ブランドが展開されたので、セルシオは2006年に生産中止となり、レクサス LSに移行しました。なおレクサス LS 4代目が2006年に登場しました。

 

 

 ミニカーは2003年に発売された京商Jコレクション製です。セルシオ 3代目の前期型をモデル化しています。全体的なプロポーションは良いのですが、サイドビューを見るとキャビンの形状が実車とやや違う感じがします。灯火類や室内の造形などの細部はリアルでかなり良い出来ばえです。(特に彩色されたインパネのナビ画面など凝ってます) 京商は2003年のマイナーチェンジ後の後期型もモデル化しています。これ以外のレクサス LS/セルシオ 3代目のミニカーはダイヤペットのセルシオ、トミカのセルシオ、ハイスピードのレクサス、国産名車コレクション、国産名車コレクションの色違いであるFIRST43、WIT'S(レジン製)の後期型などがあります。なお2代目 レクサス LS/セルシオ 2代目のミニカーは京商、アオシマのセルシオ(ジャンクションプロデュース仕様)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA CELSIOR (F30) 1
TOYOTA CELSIOR (F30) 2

 以下は2011年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製のトヨタ セルシオ 2001年 (1/43 No.143)の画像です。メーカーはイクソで、上記の京商 Jコレクション製を流用して内装仕上げを簡素化したものとなっています。(2010年あたり?から京商の1/43サイズのミニカーはイクソの中国工場が製作しているようです) その為コストダウンで内装が少し簡素化されていますが、それでも全体的にはそこそこの良い仕上げとなっています。安価な雑誌付きミニカーとしては良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CELSIOR (F30) 5
TOYOTA CELSIOR (F30) 6

 以下は2001年に発売されたダイヤペット(アガツマ)製のトヨタ セルシオ 2000年 (1/43 型番DK-1003)の画像です。アガツマ傘下のダイヤペットで製作された1/43のミニカーで、従来のダイヤペットよりスケールモデル的な作風で結構良い出来ばえになっています。プロポーションが良くサイドビューのキャビン部分は上記の京商 Jコレクション製よりも実車に近いように思います。(ただこれも微妙に違う気がしますが) ドアが開閉するギミック付で、彩色された室内も良い出来ばえになっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CELSIOR (F30) 3
TOYOTA CELSIOR (F30) 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CELSIOR (F30) 5
TOYOTA CELSIOR (F30) 6

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TOYOTA ARISTO S300 WALNUT PACKAGE (JZS160) 2000 JAPAN

TOYOTA ARISTO S300 WALNUT PACKAGE (JZS160)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA ARISTO S300 WALNUT PACKAGE (JZS160)


TOSA COLLECTION (J-COLLECTION) 300056 1/43 113㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m 全幅約1.8m エンジン 変速機: DOHC 6気筒 3L 230HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速230km/h (レクサス GS300)   データーベースでトヨタ アリストのミニカー検索

トヨタ アリスト S300 ウォールナット パッケージ JZS160型 日本 2000年

 

 1991年にトヨタ アリスト 初代が登場しました。クラウン マジェスタ(S140)とシャーシを共有する姉妹車で、高性能を売りにした高級セダンでした。 デザインはイタル デザインが関与していたとのことで、欧州風のしゃれたデザインでした。DOHC 6気筒3L(203HP/ツインターボ 280HP)エンジンを搭載する後輪駆動車で、1992年にはセルシオと同じDOHC V型8気筒4L(260HP)エンジンを搭載する4WD仕様が追加されました。サスペンションは4輪ダブルウィッシュボーンでショックアブソーバー減衰力を電子制御するピエゾTEMSを装備し、4輪ABSやTRCなど先進技術が採用されていました。1994年のマイナーチェンジでフロントグリル、テールライトなどの意匠が変更されました。北米で1993年からレクサス GSとして販売されました。(実車画像→ トヨタ アリスト 1991年)

 

 1997年にトヨタ アリスト(レクサス GS) 2代目が登場しました。後輪駆動セダンの基本モデルとして開発されたプラットフォームが採用され、クラウン系から独立した車となりました。自社デザインで先代の基本的なスタイルを踏襲していましたが、フロント/リアのライト形状を統一した造形は個性的でした。エンジンは先代と同じでしたが、国内版のアリストにはV型8気筒エンジンの設定がなくなりました。2000年のマイナーチェンジでフロントとリアの意匠が変更されました。レクサス ブランドの国内展開でアリストは2005年に販売中止となり、レクサス GSに移行しました。(実車画像→ トヨタ レクサス GS 450h 2006)

 

 

 ミニカーは2002年に発売されたトサ コレクション製です。トサ コレクションは「面白部品倉庫」(トヨタ系)のブランドで、トヨタ車の特注品を企画して販売していました。これは京商 Jコレクションの特注品で、京商製のV300(ターボ仕様)をベースにしてS300(後期型 ノンターボ仕様)のウォールナット パッケージというグレードに仕上げたものです。V300とS300の外観上の違いは、V300にはリアスポイラーが付いているのですがS300には付いていません。オリジナルのJコレクションの出来が良いので、これも細部の仕上げがリアルで実車の雰囲気がうまく再現された良い出来ばえとなっています。なおトサ コレクションはリアスポイラーが付いたV300 ベルテックス エディションもモデル化しています。これ以外のアリストののミニカーはベースとなった京商 Jコレクション、Jコレクションの物を流用した国産名車コレクション、国産名車コレクションの色違いであるFIRST43、オートアートの1/18、WIT'S(レジン製)などがあります。アリスト 初代のミニカーはハイストーリー(レジン製)とWIT'S(レジン製)があります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA ARISTO S300 (JZS160) 1
TOYOTA ARISTO S300 (JZS160) 2

 以下は2010年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製のトヨタ アリスト 2001 (1/43 No.128)の画像です。メーカーはイクソで、京商 JコレクションのV300を流用して室内の仕上げなどを簡素化したものです。V300をベースにしていますので、リアスポイラーが付いています。細部の仕上げ以外はオリジナルの京商 Jコレクション製と同じですから、安価な雑誌付きミニカー(定価1790円)としては上々の出来ばえとなっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA ARISTO V300 (JZS160) 3
TOYOTA ARISTO V300 (JZS160) 4

 トヨタ レクサス GSのミニカーは京商 Jコレクションやオートオートの1/18などがあります。 → データーベースでトヨタ レクサス GSのミニカー検索

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HONDA CIVIC (EU) 2000 JAPAN

HONDA CIVIC (EU)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CIVIC (EU)


EBBRO 43147 1/43 101mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.29m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 105HP 4段自動変速/CVT無段変速
性能: 最高速175km/h (輸出仕様)  データーベースでホンダ シビック 2000年以降のミニカー検索

ホンダ シビック EU型 日本 2000年

 

 ホンダ シビック 7代目(EU型)が2000年に登場しました。外観は先代(EG型)よりおとなしいデザインになりました。国内は5ドアハッチバック(EU型)と4ドアセダンのフェリオ(ES型)だけでしたが、アメリカ向けには2ドアクーペ(EM型)、欧州向けには3ドアハッチバック(EP型)がありました。ボディは大きくなりウォークスルーが可能なフラットフロアを採用し、室内はミニバン並みに広くなりました。当初のエンジンは4気筒1.5L(105HP)を横置き搭載し、前輪駆動と4WDがありました。2000年の日本 カー オブ ザ イヤーを受賞しています。

 

 2001年に欧州向けに設定された3ドアハッチバックにDOHC 4気筒2L(215HP)エンジンを搭載した高性能版タイプ R(イギリス仕様)が国内に輸入されて発売されました。タイプ Rは欧州では人気が高くBTCCなどのレースで活躍していました。2001年にフェリオに1.3Lエンジンと電気モーターを併用するIMAシステムを採用したハイブリッドが追加されました。2003年のマイナーチェンジで、内外装のデザイン変更が行われ、エンジンが4気筒1.7L(130HP)に変更されました。2005年にシビック 8代目(FD型)にモデルチェンジしました。シビック 7代目は全世界でヒットしましたが、国内では2001年に登場したフィット 初代が大ヒットしたことの影響で販売が低迷しました。

 

 

 ミニカーは2001年に発売されたエブロ製です。5ドアハッチバック 前期型をモデル化しています。エブロらしい正確な造形で実車の雰囲気がうまく再現されていてかなり良い出来ばえです。着色ガラスのリアウインドーや室内インパネなどの細部も良く再現されています。これ以外のシビック 7代目のミニカーはほとんどがタイプ Rですが、ハイストーリー(レジン製)のタイプ R、ニューレイのタイプ R 1/32、WIT'S(レジン製)のタイプ R、PARAGONのタイプ R 1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA CIVIC (EU) 1
HONDA CIVIC (EU) 2

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DAIHATSU YRV 2000 JAPAN

DAIHATSU YRV
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DAIHATSU YRV


M-TECH T-17-B 1/43 91㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.77m 全幅約1.63m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.3L ターボ 140HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速176km/h  データーベースでダイハツのミニカー検索

ダイハツ YRV 日本 2000年

 

 2000年にダイハツの小型トールワゴン YRVが登場しました。ダイハツ シャレード 4代目の後継車として1998年に登場したストーリア(STORIA)をベースにして開発されました。この車は欧州市場での販売を計画していたことと、国内ではこのクラスで後発であったので、「軽快な走り」というコンセプトで他社との差別化をはかったようです。DOHC 3気筒1L(64HP)/DOHC 4気筒1.3L(90HP)/1.3Lターボ(140HP)エンジンを搭載する前輪駆動車で、足回りもスポーティに設定されていました。この1.3Lターボエンジンはこのクラス世界最強でしたので、このエンジン搭載車のパワーウエイトレシオはスポーツカー並みでした。

 

 外観も前後ドアのサイドウィンドーのウェッジラインを繰り返す独特のデザイン(ダブルウェッジスタイル)や運転席上のガラスサンルーフなどスポーティなデザインでした。2002年にターボエンジン搭載車に4WD仕様が設定されました。月間2000台ほどの販売状況で2005年まで生産されました。車名のYRVとは「Youthful style(?々しく)」「Robust body(たくましく)」「Vivid performance(イキイキと)」の頭文字を並べたそうです。現在のダイハツはトヨタの子会社ながらエンジン開発技術や小型車開発技術は優れています。このYRVは現在ではほとんど知られていない車ですが、当時のダイハツの意欲作でした。

 

 

 ミニカーは2001年頃に発売されたMテック製の当時物です。これはダイハツの販促用ノベルティとして作られた物を一般市販したのだと思われます。当時の定価が1000円と安価なミニカーでした。Mテックの安価なミニカーは玩具的な作風の物が多いのですが、これはリアルな造形でかなり良く出来ています。室内などの細部もそこそこ良く仕上げてあります。ドア開閉などのギミックはありませんが、プルバックモーター付きで玩具的な要素も残っています。(プルバックモーターとはミニカーを持って手前に引き、手を離せば走り出すゼンマイ仕掛けのことです) 2023年現在でもYRVのミニカーはこれしかありません。(チョロQ的なミニカーならありますが) 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DAIHATSU YRV 1
DAIHATSU YRV 2

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MERCEDES-BENZ SL 500 (R230) 2001 GERMANY

MERCEDES-BENZ SL 500 (R230)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ SL 500 (R230)


MINICHAMPS 400032031 1/43 108㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.53m 全幅約1.82m エンジン 変速機: V型8気筒 5L 306HP 5段自動変速
性能: 最高速250km/h  データーベースでメルセデス ベンツ R230のミニカー検索

メルセデス ベンツ SL 500 (R230) ドイツ 2001年

 

 SLクラスの5代目(R230)が2001年に登場します。2代目Cクラスで採用された2灯が連なった形状のヘッドライトを使っています。先代と同じ2シーターロードスターで、SLK(R170)と同じ電動格納式ハードトップを採用しています。当初のエンジンはV型8気筒5L(306HP)で、2002年にスーパーチャージャー付V型8気筒5.4L(476HP)エンジンを搭載しサスペンションを強化した高性能版SL55 AMGが追加されます。2003年にV型6気筒3.7L(245HP)エンジン搭載のSL 350とツインターボV型12気筒5.5L(500HP)エンジン搭載のSL 600、2004年にツインターボV型12気筒6L(612HP)エンジン搭載のSL65 AMGが追加されました。

 

 2006年のマイナーチェンジで、V型6気筒3.5LとV型8気筒5.4Lの新型エンジンが追加され、7段自動変速が採用されました。2008年のマイナーチェンジで、ヘッドライトが吊り目の角形2灯式に変更され、SL55 AMGがV型8気筒6.2L(525HP)エンジン搭載のSL63 AMGに変わりました。同年にカーボン材のボンネットやルーフを固定したクローズドボディで軽量化し、エンジンを670HPまでパワーアップしたSL65 AMG ブラック シリーズが追加されています。2011年に5代目(R231)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2004年に発売されたミニチャンプス製です。ミニチャンプスのメルセデス ベンツはどれも良い出来ばえですが、このSL 500も素晴らしい出来ばえです。さらにこのミニカーには電動ハードトップの動作を再現する凝ったギミックが付いています。実車に忠実で緻密なギミックなのですが、付属する操作説明書の出来が悪いので扱い方がわかりにくく、気を付けて扱わないと華奢な可動部を壊す恐れがあります。なおこのギミックはノレブがプジョー 206 CCのミニカーで採用したものと同様の構造で、ノレブが特許使用権を持っているようです。ミニチャンプスはヘッドライトが変更された後期型、SL65 AMG ブラック シリーズなどもモデル化しています。それ以外のR230のミニカーではノレブやシュコーなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/ハードトップ開閉ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ SL 500 (R230) 1
MERCEDES-BENZ SL 500 (R230) 2

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