ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

ALFA ROMEO GIULIA TI 1600 1962 ITALY

ALFA ROMEO GIULIA TI 1600 画像をクリック/タップすると画像が変わります
POLITOYS 523 1/43 101㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.14m 全幅約1.56m
エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 92HP 5段変速
性能: 最高速165km/h
データーベースでアルファ ロメオ ジュリアのミニカー検索

 

アルファ ロメオ ジュリア TI 1600 イタリア 1962

 

 ジュリエッタの後継車として、戦後のアルファ ロメオを代表する傑作車ジュリアが1962年に登場しました。ジュリアとは1.3Lのジュリエッタの姉という意味で、最初に登場したセダンのジュリア TIはDOHC 4気筒1.6L(92HP)エンジンを搭載し、5速変速、4輪ディスクブレーキ(初期型は除く)、最高速165km/hの高性能小型車で人気がありました。

 

 当初はベルリーナ(セダン)のTIだけでしたが、1963年にその高性能版(112HP)のTI スーパーが限定生産されました。1964年には1.3L(78HP)エンジンを搭載し2灯式ヘッドライトとした廉価版1300が追加され、1965年に1.3L(82HP)エンジンを搭載した1300 TIが追加されました。1972年にベルリーナ系はスーパー1.3とスーパー1.6の2モデルになりました。1974年のマイナーチェンジでボンネットやフロントグリルが変更され、1977年まで生産されました。1977年に登場したジュリエッタ 2代目が後継車となりました。ジュリアにはクーペのスプリント、オープンのスパイダーなどの派生車がありました。(後述を参照されたし)

 

 

 ジュリアのミニカーはたくさんありますが、これはポリトーイの当時物で、1966年に発売されました。サイドに走るプレスライン、ラップラウンドしたリアウインドーなど、ジュリアのイメージを実によく再現してあります。ポリトーイのMシリーズの中でも特に出来が良い秀作だと思います。 以下はポリトーイのジュリアのフロント/リアの拡大画像とボンネット/ドア/トランクを開いた状態の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALFA ROMEO GIULIA 1600 TI 1
ALFA ROMEO GIULIA 1600 TI 2

 以下はポリトーイのジュリア TI GAZZELLA(型番531)の画像です。上と同じ型を使ったバリエーションでCARABINIERI(憲兵隊)仕様です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIA 1600 TI 3
ALFA ROMEO GIULIA 1600 TI 4

 以下は1966年に発売されたディンキー(仏)のジュリア TI(型番514)の画像です。ヘッドライトとテールライトにダイヤカットしたガラスを使っていて、これは当時としては豪華な仕上げでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIA 1600 TI 5
ALFA ROMEO GIULIA 1600 TI 6

 以下は1966年に発売されたエディルトイ(EDILTOYS)のジュリア TI(型番04)の画像です。エディルトイはわずか十数種類しかモデル化していませんが、いずれも結構よい出来ばえでした。このジュリア TIはボンネット/4ドア/トランクが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIA 1600 TI 7
ALFA ROMEO GIULIA 1600 TI 8

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ALFA ROMEO GIULIA SPRINT GT 1963 ITALY

ALFA ROMEO GIULIA SPRINT GT 画像をクリック/タップすると画像が変わります
POLITOYS 500 1/43 96㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.98m 全幅約1.54m
エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 105HP 5段変速
性能: 最高速180km/h
データーベースでアルファ ロメオ ジュリア スプリントのミニカー検索

 

アルファ ロメオ ジュリア スプリント GT イタリア 1963

 

 ジュリエッタを後継するジュリア TIの登場で、ジュリエッタ シリーズの2ドア4シーター クーペのジュリエッタ スプリント、2シーター オープンのスパイダー、2シーター クーペのSSはジュリアと同じ1.6Lエンジンのパワーアップ版を搭載して(外観はほとんど変わらず)マイナーチェンジされ、車名がジュリアに変更され1964年まで生産されました。ジュリア(旧ジュリエッタ) スプリントの後継車として、ジュリア シリーズ一番の人気モデルであった、スプリント GTが1963年に登場しました。人気の理由はG.ジウジアーロがデザインした美しいベルトーネ製のクーペボディで、4人が無理なく乗ることができました。またエンジンは105HPにパワーアップされ、軽量化された車体の最高速は180km/hに向上していました。

 

 1964年にオープンカーのスプリント GTC、1965年に高性能版(109HP)のスプリント GTV(ヴェローチェ)とレース用にアルミ製ボディで軽量化したGTA(115HP)が追加されました。スプリント GTVはその後1750 GTV/2000 GTVと発展し、4灯式ヘッドライトが採用されました。GTAは1966年から1969年まで4年連続でヨーロッパ ツーリングカー選手権のチャンピオンになるなど活躍しました。また1965年に1.3L(88HP)エンジンを搭載した廉価版のGT 1300 ジュニアが追加され、1968年にはレース仕様のGTA 1300 ジュニアが追加されました。

 

 

 ミニカーはポリトーイ初期のMシリーズの第1作目で、1965年に発売されました。Mシリーズ最初のモデルに選ばれたことが、スプリント GTの人気を物語っていると思います。あまりデフォルメせず、素直にモデル化されています。(ただタイヤが少し大きめですが) ドア/ボンネット/トランクが開閉するギミック付きです。これ以外のスプリント GTの当時物ミニカーはマーキュリーとエディルトイがありました。最近の物では、ディテールカー、プロゲットK、ミニチャンプス、ソリド、M4などがあります。 以下はポリトーイのスプリント GTのフロント/リアの拡大画像とエンジン/室内部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALFA ROMEO GIULIA SPRINT GT 1
ALFA ROMEO GIULIA SPRINT GT 2

 以下は1990年に発売されたプロゲットKのスプリント GTA(型番PK062)の画像です。プロゲットKはあまり良い出来ばえではないですが、スプリント GT系をたくさんモデル化しています。これはツーリング仕様のGTAですが、バンパーが付いていないレース仕様もあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIA SPRINT GT 3
ALFA ROMEO GIULIA SPRINT GT 4

 以下は1990年に発売されたプロゲットKのスプリント GTC(型番PK071)の画像です。オープンカーのGTCは、プロゲットKとシュコーぐらいしかモデル化していないようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIA SPRINT GTC 1
ALFA ROMEO GIULIA SPRINT GTC 2

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ALFA ROMEO GIULIA TZ1 1963 ITALY

ALFA ROMEO GIULIA TZ1 画像をクリック/タップすると画像が変わります
POLITOYS 516 1/43 95㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.98m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 130HP 5段変速
性能: 最高速225km/h
データーベースでアルファ ロメオ TZのミニカー検索

 

アルファ ロメオ ジュリア TZ1 イタリア 1963

 

 TZ(TZ1)はジュリエッタ SZの後継車としてレース用に約120台が限定生産されたGTカーです。このTZとはTubolare Zagatoの略で、チューブラ フレーム(鋼管で組んだ車体)にザガートのデザインしたボディを載せたという意味です。SZのスタイルをさらに突き詰めて無駄が無く美しい流線型ボディはアルミ製で、車重はわずか660kgでした。この車のテールを途中で切り落としたようなデザイン処理はコーダ トロンカ(カムテール)と呼ばれています。これは長く伸ばして絞り込んだテールが最も空気抵抗が少ないという従来の理論に対して、テールを途中でカットしてもその空力的効果は変わらないというカム理論を応用したものでした。

 

 当初のエンジンはジュリア TIの1.6Lを130HPにチューンした物で、最高速は225km/hでした。(レース用ではさらに高度なチューンがされていたはずです) 1965年にはFRP製ボディで軽量化し、さらにダイナミックなデザインとなったレース専用車のTZ2が登場しました。エンジンは170HPにパワーアップされ、最高速245km/hでした。TZ1は1964年ルマンでクラス優勝しています。TZ2も1965年ルマンに参戦していますがリタイアしています。

 

 

 ミニカーはポリトーイのMシリーズで、1966年に発売されました。特徴的なリアのコーダ トロンカがうまく再現されていて、実車よりもかっこよく?できています。当時のミニカーとして素晴らしい出来ばえですが、フェンダーミラーが少し目立ち過ぎです。これ以外のTZ1の当時物ミニカーではソリド(べレム)のTZ1がありました。最近のものでは、ベストモデル、イクソなどがあります。TZ2はベストモデル、ミニチャンプス、オートアートなどがあります。 以下はポリトーイのTZ1のフロント/リアの拡大画像とエンジン/室内部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALFA ROMEO GIULIA TZ1 1
ALFA ROMEO GIULIA TZ1 2

 以下は1967年に発売されたソリドのTZ1 ポリス(型番221)の画像です。これは高速道路のポリス仕様ですが、型番148でノーマル仕様もあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIA TZ1 POLICE 1
ALFA ROMEO GIULIA TZ1 POLICE 2

 以下は1993年に発売されたベストモデルのTZ1(型番9059)の画像です。これもポリトーイ同様にかっこよく?デフォルメされてます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIA TZ1 3
ALFA ROMEO GIULIA TZ1 4

 以下は1995年に発売されたベストモデルのTZ2(型番9087)の画像です。TZ1との違いがよくわかる素晴らしい出来ばえですが、凝った形状のワイパーが少し目立ち過ぎです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIA TZ2 1
ALFA ROMEO GIULIA TZ2 2

ALFA ROMEO GIULIA TZ2 1
ALFA ROMEO GIULIA TZ2 2

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ALFA ROMEO GIULIA SS 1963 ITALY

ALFA ROMEO GIULIA SS 画像をクリック/タップすると画像が変わります
POLITOYS 506 1/43 100㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.12m 全幅約1.66m
エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 112HP 5段変速
性能: 最高速200km/h
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アルファ ロメオ ジュリア SS イタリア 1963

 

 ジュリエッタ シリーズの高性能版として、SZ(スプリント ザガート)とSS(スプリント スペチアーレ)がありました。SZはスプリントのレース仕様、SSはスプリントの特別仕様の2シータークーペで1960年に追加されました。ベルトーネがデザインした、古典的な美しさと優れた空力特性を持つ流線形ボディが特徴でした。エンジンはSZと同じDOHC4気筒1.3L(100HP)で、軽量で空力に優れたボディのせいもあって、最高速は200km/hでした。

 

 1962年にジュリエッタがジュリアにモデルチェンジし、1963年にジュリエッタ SSはボディはそのままでジュリアの1.6Lエンジンを112HPにパワーアップして搭載し、名前がジュリア SSに変わりました。(内装は豪華に変更されたようです) ジュリア シリーズでは、TZの次に高価なモデルで、1966年まで生産されました。ジュリエッタ SSとジュリア SSはどちらも約1400台が生産されました。

 

 

 ミニカーはジュリア SSをモデル化したポリトーイの当時物で、1965年に発売されました。フェンダーの膨らみ具合などがポリトーイ流でややオーバーにデフォルメされていますが、美しい曲面で構成されたボディスタイルを良く再現しています。スケールモデル的な観点では少しやりすぎのデフォルメですが、このポリトーイ流のセンスが好きなので、このジュリア SSはポリトーイのMシリーズの中で一番好きなモデルです。(もう1台 金色の色違いも持ってます) 当時物ミニカーは同じポリトーイのペニー(1/66)とポリトーイをコピーしたスペインのジョアル(JOAL)の物しかありません。最近の物では、M4、テクノモデル(1/18 レジン製)、ルックスマート(レジン製)などがあります。 以下はポリトーイのジュリア SSのフロント/リアの拡大画像とトランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALFA ROMEO GIULIA SS 1
ALFA ROMEO GIULIA SS 2

 以下はドア開閉ギミック/室内とボンネット開閉ギミック/エンジンの画像です。室内のシートはシートバックが可動します。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIA SS 3
ALFA ROMEO GIULIA SS 4

 以下は1973年頃に発売されたジョアルのジュリア SS(型番112)の画像です。ジョアルは当時のディンキー、コーギー、ポリトーイなどをコピーしたミニカーを発売していました。これはポリトーイの完全なコピーで、違っているところは底板(自社の表記に変更)、塗装、ホイール、室内のシート(シートバックの可動省略)ぐらいです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIA SS 5
ALFA ROMEO GIULIA SS 6

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ALFA ROMEO GIULIA CANGURO BERTONE 1964 ITALY

ALFA ROMEO GIULIA CANGURO BERTONE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
POLITOYS 529 1/43 92㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.67m 全幅約1.56m
エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 112HP 5段変速
性能: 最高速240km/h
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アルファ ロメオ ジュリア カングーロ ベルトーネ イタリア 1964

 

 アルファ ロメオ ジュリア カングーロは1964年のパリ サロンで公開されたデザイン コンセプトカーです。無駄な空間を切り取って美しい流線形ボディにまとめたデザインは、ベルトーネ時代の若かりしG.ジウジアーロによるものです。レースカーのアルファ ロメオ TZをベースにした公道仕様を提案したもので、ボディはファイバーグラス製でTZのアルミニウム製ボディより軽量でした。

 

 カングーロは当時そのデザインが大絶賛されましたが、TZのシャーシの供給不足などの理由で生産化されませんでした。ただこのデザインはその後のアルファ ロメオの量産車デザインに生かされました。代表的な車としては1970年に登場したアルファ ロメオのスーパーカーであったモントリオールがありました。なお車名のカングーロ(イタリア語)は、英語のKANGAROO(カンガルーの意)のことです。

 

 

 ミニカーはポリトーイの当時物です。 実車と比べると、ライトが小さ目で全体的なボリューム感が少し抑え気味に感じますが、その辺がポリトーイ流のデフォルメです。このミニカーの見どころは大きく開くフロントカウルとその中にあるエンジン等のメカ部分のリアルな再現です。このようにエンジン等をリアルに再現するのが当時のポリトーイの特徴でした。また50年も前に作られたミニカーながら塗装の艶などはまだ新品のようで、ポリトーイの塗装品質が優秀だったことがわかります。このミニカーは私がミニカーを集めるきっかけになった1台ですので、今でも大切にしています。これ以外のカングーロの当時物ミニカーとしては、同じポリトーイのペニーシリーズの1/66、ポリトーイのコピー物のジョアル、マーキュリーがありました。最近ではNEOがモデル化しています。 以下はポリトーイのカングーロのフロント/リアの拡大画像とエンジン部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALFA ROMEO GIULIA CANGURO BERTONE 1
ALFA ROMEO GIULIA CANGURO BERTONE 2

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ALFA ROMEO 2600 SZ 1965 ITALY

ALFA ROMEO 2600 SZ 画像をクリック/タップすると画像が変わります
POLITOYS 530 1/43 102㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.55m 全幅約1.65m
エンジン 変速機: DOHC 6気筒 2.6L 165HP 5段変速
性能: 最高速215km/h
データーベースでアルファ ロメオ 2600 SZのミニカー検索

 

アルファ ロメオ 2600 SZ イタリア 1965

 

 アルファ ロメオの最上級車として、6気筒2.6Lエンジンを搭載した2600が1962年に登場しました。2600にはセダン、クーペのスプリント、オープンのスパイダーがありました。1965年に2600 シリーズに追加されたのが、少量生産された2600 SZ(スプリント ザガート)でした。ザガートのデザインによるクーペで、2600 シリーズでは一番高価なモデルでした。空気抵抗が少ない軽量なボディで、スプリントのエンジン(145HP)を165HPにチューンし、最高速215km/hと高性能でした。前述したジュリエッタ SZはレース専用車でしたが、この2600 SZは高級GTカーという位置づけでした。フロント部分の造形が実に未来的な雰囲気でかっこよく、ザガートのデザインですので、ランチア的な雰囲気も感じられます。

 

 2600 シリーズは1968年まで生産され、総生産台数は約12000台だったようです。(後継車は1750) その中でもSZはたった100台ほどしか生産されていません。日本にも1台輸入されたことがあり、当時の価格で500万円以上(現在価格にすると3000万円以上?)もした超高級車でした。自動車メーカーがシャーシを供給し、それにカロッツェリアがボディを架装するといった少量生産の特注モデルが戦前のアルファ ロメオにはたくさんありましたが、戦後はこのSZあたりぐらいが最後となったようです。

 

 

 ミニカーはポリトーイの当時物で、1967年に発売されました。ポリトーイ流のデフォルメがされていますが、実車の雰囲気がうまく再現されています。ドア、ボンネット、トランクが開閉するフルギミックで、エンジンや室内もそこそこ再現されています。2600 SZの当時物ミニカーはこれしかなく、当時物以外では最近のレジン製でネオとテクノモデルがあるだけです。 以下はポリトーイの2600 SZのフロント/リアの拡大画像とトランクの開閉画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALFA ROMEO 2600 SZ 1
ALFA ROMEO 2600 SZ 2

 以下はボンネットを開いたエンジンの画像とドアを開いた室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO 2600 SZ 3
ALFA ROMEO 2600 SZ 4

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ALFA ROMEO GRAND SPORT QUATTRORUOTE ZAGATO 1965 ITALY

ALFA ROMEO GRAND SPORT QUATTRORUOTE ZAGATO 画像をクリック/タップすると画像が変わります
POLITOYS 532 1/43 87㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.67m 全幅約1.62m
エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 106HP 5段変速
性能: 最高速155km/h
データーベースでアルファ ロメオ 1750のミニカー検索

 

アルファ ロメオ グラン スポルト クアットロルオーテ ザガート イタリア 1965

 

 この車はクラシックカーのように見えますが、戦前の名車6C 1750を模して1965年に作られたレプリカです。イタリアの自動車雑誌「QUATTRORUOTE」(クアットロルオーテ)誌が提案したプロジェクトで、アルファ ロメオがジュリア TIのシャーシを提供し、オリジナルの6C 1750と同じザガートがボディを担当して約100台が限定生産されました。レプリカですので見た目は6C 1750に似せていますが、近代的なタイヤとハンドルの位置(6C 1750は右ハンドル)から戦前の6Cとは別物であることが分かります。 、

 

 ボディはアルミニウム パネルを使い、ザガートが伝統的な方法で架装しています。またブレーキはジュリア TIのディスクブレーキをあえてドラム ブレーキに変えています。ただエンジンは6気筒ではなくジュリア TI用の4気筒1.6L(106HP)エンジンを搭載し、車重は750kg、5段変速機で155km/hの性能でした。この動力性能はオリジナルの6C 1750 GS(グラン スポルト)と同じような性能になってます。

 

 

 ミニカーはポリトーイ製で、1967年に発売されました。ポリトーイが当時の技術力の全てを注ぎ込んで作った、ギミック満載の傑作ミニカーです。ドア、ボンネットが開閉可で、ボンネット内には精密に再現されたエンジンが収まっています。ポリトーイは足回りのメカを再現するのも特徴ですが、このグラン スポルト ザガートでは実車に即した構造のコイルスプリングで吊ったリアサスペンションと、実車と同じ構造のラック & ピニオン方式で可動する前輪操舵を再現しています。このラック & ピニオン方式の前輪操舵ギミックは現在の1/18クラスのミニカーでもほとんど採用していない構造で、実に凝っています。ミニカーコレクターなら是非オークション等で入手してその素晴らしさを実感してもらいたいミニカーです。なおグラン スポルト ザガートのミニカーはこのポリトーイの物しかありません。 以下はフロント/リアの拡大画像と付属品の幌を取り付けた状態の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALFA ROMEO GRAND SPORT QUATTRORUOTE ZAGATO 1
ALFA ROMEO GRAND SPORT QUATTRORUOTE ZAGATO 2

 以下はボンネットを開くギミックの画像と、ドア開閉/ウインドスクリーンを倒すギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GRAND SPORT QUATTRORUOTE ZAGATO 3
ALFA ROMEO GRAND SPORT QUATTRORUOTE ZAGATO 4

 以下は前輪操舵ギミックの画像とリアサスペンション部分の拡大画像です。ハンドルの付いたステアリング シャフト先端のピニオンギヤで前輪操舵ロッドのラックを駆動します。(ハンドルを回すと前輪が操舵されます) 後輪はコイル スプリングでリア車軸を吊った構造で、デフやロッドも実車に準じています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GRAND SPORT QUATTRORUOTE ZAGATO 5
ALFA ROMEO GRAND SPORT QUATTRORUOTE ZAGATO 6

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ALFA ROMEO OSI SCARABEO 1966 ITALY

ALFA ROMEO OSI SCARABEO 画像をクリック/タップすると画像が変わります
POLITOYS 575 1/25 155㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.72m 全幅約1.6m
エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 113HP 5段変速
性能: 最高速200km/h
データーベースでアルファ ロメオ OSI スカラベオのミニカー検索

 

アルファ ロメオ OSI スカラベオ イタリア 1966

 

 OSI(Officine Stampaggi Industri)は、ギアの社長であったルイジ セグレ(Luigi Segre)が1960年にトリノに設立したカロッツェリア(コーチビルダー)でした。主にフィアットから委託された量産車のボディを製造していました。OSIが製造していた車としては、フィアット 2300S クーペフィアット 1300/1500 ファミリアーレ、フィアット OSI 1200、フォード タウヌス 20M TSなどがありました。後にギヤから独立して独自デザインの車も製造しましたが、1967年に自動車生産から撤退しています。

 

 量産車以外でOSIがデザインしたプロトタイプとしては、フォード マスタング、アルファ ロメオ OSI スカラベオ、DAF シティカーなどがありました。特にスカラベオはその独創的なデザインで有名でした。ジュリアのエンジンを使ったレースカーのプロトタイプで、ドライバーの着座位置を車体中央に置き、操作性/操縦性に優れたコクピットを提案したものでした。このデザインを実現するためにエンジンを横置きミドシップ搭載していますが、これは当時としては珍しいエンジン搭載方式でした。(現在のミドシップカーのデザインの先取りといえます) スカラベオはこのクーペ以外に、もう少し一般的なデザインのクーペとオープンのスパイダーがありました。

 

 

 ミニカーはポリトーイの当時物で、1969年に発売されました。私の知る限りでは、1/43よりサイズの大きい1/25の量産ミニカーはこれが最初の物でした。エンジン等のメカを再現したことで人気のあった1/43のMシリーズを発展させ、サイズを大きくしてより精密にメカを再現したポリトーイの意欲作でした。独創的なボディが良く再現され、大きく開くキャノピー、メーターのカバーガラスまで再現したコクピット、コイルスプリング式サスペンションと横置きエンジンのメカ部分、ハンドルと連動させた前輪操舵など素晴らしい出来ばえです。当時このミニカーを入手したときはその精密さに驚きました。ただこの1/25シリーズは最初の数車種はレベルの高い出来ばえでしたが、その後は単に1/43を大きくしただけの並みの出来ばえになってしまいました。これ以外の当時物ではディンキー(英)がありました。最近の物では、ALEZANのレジン製があるようです。
データーベースでOSI(カロッツェリア)のミニカー検索

 以下はフロントの拡大画像とキャノピー/リアフードを開いた状態の画像、室内とエンジン部分の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO OSI SCARABEO 1
ALFA ROMEO OSI SCARABEO 2

 以下はディンキー(英)のOSI スカラベオの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO OSI SCARABEO 3
ALFA ROMEO OSI SCARABEO 4

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ALFA ROMEO 1600 SPIDER (DUETTO) 1966 ITALY

ALFA ROMEO 1600 SPIDER (DUETTO) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MEBETOYS A18 1/43 100㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.25m 全幅約1.63m
エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 109HP 5段変速
性能: 最高速187km/h
データーベースでアルファ ロメオ スパイダーのミニカー検索

 

アルファ ロメオ 1600 スパイダー (デュエット) イタリア 1966

 

 アルファ ロメオ 1600 スパイダー (デュエット)にはジュリアという名前が付いていませんが、ジュリアの派生モデルで、1966年に発表されました。デュエットというサブネームは一般公募で決められた愛称で、正式の名前ではありませんでした。ピニンファリーナ製の個性的なスタイルの2シータースパイダーボディにスプリント GTV(ヴェローチェ)用の109HPエンジンを搭載し、最高速は187km/hと高性能でした。

 

 前述したスプリント GTより高価でしたが、ピニンファリーナ製ボディの魅力でこの車も人気がありました。エンジンは1967年に1.8L(118HP)、1971年に2L(133HP)と大きくなっていきました。1969年にリアオーバーハングを切り落として少しモダンなスタイルとなりました。(実車画像 → 2000 スパイダーのリア このようなテール処理をコーダ トロンカ(CODATRONCA)と呼びます) 1983年には前後のバンパーが安全規制対応で大型化され、テールライトも大型化されました。1990年の最終型ではノーズとテールのデザインが変更されエンジンが燃料噴射式となりました。スパイダーは北米市場で根強い人気があり、1993年まで生産され、27年間の総生産台数は約12万台でした。

 

 

 ミニカーは1960年代に発売されたメーベトイ製の当時物です。初期のメーベトイ流の柔らかな感じのデフォルメがされていていますが、実車の雰囲気は良く再現されています。(テールがやや下がりすぎていますが) ボンネット/ドア/トランクの開閉ギミック付で、脱着出来るハードトップも付属していました。 アルファ ロメオ スパイダーの当時物ミニカーはこれしかないようです。最近の物ではビテス、オートアートの1/18、ミニチャンプス、ブレキナの1/87、ARS モデル、ジョエフの1/18などたくさんあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とトランク開閉/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALFA ROMEO 1600 SPIDER (DUETTO) 1
ALFA ROMEO 1600 SPIDER (DUETTO) 2

 以下は1993年に発売されたARS モデル製のスパイダー 2.0 1990年 (1/43 型番102)の画像です。イタリアのメーカー ARS モデルは1/43のダイキャスト製で、元々はアルファ ロメオ ディーラー向けのプロポーション用モデルとして作られたとのことです。(中国製ではなくイタリア製です) 出来ばえとしてはあまり細かいところまでは作りこまれていないので、1990年代のミニカーとしてはあまり良い出来ばえではありません。ボンネット/ドア/トランクの開閉ギミック付です。ARS モデルは当時のアルファ ロメオ車を数種類モデル化していたので、他社でモデル化していない車種もありました。このスパイダーの最終型もARS モデルしかモデル化していないようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO 2000 SPIDER 1
ALFA ROMEO 2000 SPIDER 2

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ALFA ROMEO 1750 BERLINA 1967 ITALY

ALFA ROMEO 1750 BERLINA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
cover 510967 1/43 105mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.39m 全幅約1.57m
エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1779cc 122HP 5段変速
性能: 最高速176km/h
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アルファ ロメオ 1750 ベルリーナ イタリア 1967

 

 上級車2600 シリーズの後継として、1967年に1750 ベルリーナが登場しました。ジュリアのホイールベースを延長して室内を拡大し、排気量を1779cc(122HP)に拡大したエンジンを搭載、最高速176km/hの性能でした。 1779ccなのに1750というのは戦前の名車6C 1750に因んだ名前です。ボディはジュリアをシンプルにしたようなスタイルで、ベルトーネのデザインだそうです。

 

 なお1750 シリーズには2ドアクーペのGTV、2シーター オープン仕様のスパイダーもありましたが、それらはジュリア シリーズのボディを流用していました。1971年にはエンジンを2L(132HP)に拡大した2000 ベルリーナに発展し、アルファ ロメオの最上級車として1977年まで生産されました。アルフェッタの内外装を豪華にし2Lエンジンを搭載した高級版のアルフェッタ 2000が1977年に登場し、この車が2000 ベルリーナの後継車となりました。2000 ベルリーナはの総生産台数は約9万台でした。

 

 

 ミニカーは2009年頃に発売されたスターライン製です。スターラインはドイツのメーカーですが、1960-1970年代のアルファ ロメオやフィアットなどのイタリア車もたくさんモデル化しています。プロポーションは良いのですが、肝心のフロントグリルの顔つきがいまひとつという感じがします。ただ1750 ベルリーナは当時物のミニカーがなく、今でもこれぐらいしかミニカーがないので、車種的には貴重なミニカーです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALFA ROMEO 1750 1
ALFA ROMEO 1750 2

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