ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

MAZDA LUCE ROTARY COUPE 1969 JAPAN

MAZDA LUCE ROTARY COUPE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA LUCE ROTARY COUPE


JAPANESE CAR COLLECTION 30 1/43 108㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.59m 全幅約1.64m エンジン 変速機: 2ローター 655X2cc 126HP 4段変速 前輪駆動
性能: 最高速190km/h  データーベースでマツダ ルーチェのミニカー検索

マツダ ルーチェ ロータリー クーペ 日本 1969年

 

 3台目のロータリーエンジン搭載車としてルーチェ ロータリークーペが1969年に登場しました。この車は1967年の東京モーターショーで展示されたプロトタイプ マツダ RX87をベースにした市販車でした。(実車画像→ マツダ RX87) ルーチェ 初代のイメージを踏襲していますが、中身は全くの別物でした。この車のために新設計された13A型ロータリーエンジン(655ccX2 126HP)を搭載し、サスペンションは4輪独立で、マツダとして初めて前輪駆動方式を採用した特別設計の高性能スペシャルティーカーでした。4段変速で最高速190km/hの性能でした。

 

 エアコン、パワステ、レザートップといった豪華装備を備えたスーパーデラックスは175万円とコスモ スポーツ (ロータリー)を凌ぐ高価格でした。(同時期のトヨタ クラウン ハードトップは約120万円でした) 高価格であった上にマツダ初の前輪駆動/パワステなどに熟成不足による問題があったので販売は芳しくなく、1972年には生産中止となりました。3年間で約1000台ほどしか生産されていませんので、実車は数回ほどしか見たことがありません。当時のマツダのイメージリーダーカーとして実に上品でかっこいい車でした。

 

 

 ミニカーは2007年に発売された国産名車コレクション製でメーカーはノレブです。少し車高が高いところが今一つですが、実車の雰囲気がうまく再現されてます。フロントグリル、フェンダーミラー、ホイールなどの細部もリアルに仕上げられていて非常に良い出来ばえです。ノレブは自社ブランドでもほぼ同じ物を発売しています。当時物ミニカーはダイヤペットが異なる協力工場が製作した2種類を発売していました。当時物以外ではでは2005年頃にコナミの絶版名車コレクション(1/64)でモデル化され、トミカではまずメーカー特注非売品として作られ、その後2006年にトミカ リミッテドでも発売されました。2020年にはENIF(レジン製)でもモデル化されました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA LUCE ROTARY COUPE 1
MAZDA LUCE ROTARY COUPE 2

 以下は1971年に発売されたダイヤペット製の当時物 ルーチェ ロータリークーペ(1/40 型番198)の画像です。車高が高くフロント先端部分がやや尖りすぎているのがいまいちですが、当時物ミニカーとしては良くできていました。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。型番224でクロームメッキ仕様もありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA LUCE ROTARY COUPE 3
MAZDA LUCE ROTARY COUPE 4

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA LUCE ROTARY COUPE 4
MAZDA LUCE ROTARY COUPE 4

 以下は1971年に発売されたダイヤペット製の当時物 ルーチェ ロータリークーペ(1/40 型番220)の画像です。上述した型番198とは別の協力工場が全く別の型を起こして製作したもので、少し遅れて発売されました。型番198との差別化でレザートップを模した結晶塗装を採用していて、さらにドアの下に見える底板部のボタンを押すとドアがバネ仕掛けで開くというギミックを追加しています。フロントの造形が今ひとつですが、それ以外の全体的な出来ばえはこちらのほうが良いように思います。ただしドアを開くギミックは強度的にやや無理のある設計ですので壊れやすいです。(当方の手持ちの1台は破損しました) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA LUCE ROTARY COUPE 5
MAZDA LUCE ROTARY COUPE 6

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA LUCE ROTARY COUPE 7
MAZDA LUCE ROTARY COUPE 8

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MITSUBISHI COLT GALANT AII GS 1969 JAPAN

MITSUBISHI COLT GALANT AII GS
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI COLT GALANT AII GS


DIAPET 196 1/40 107㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.08m 全幅約1.56m エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 105HP 4段変速
性能: 最高速175km/h  データーベースで三菱 ギャランのミニカー検索

三菱 コルト ギャラン AII GS 日本 1969年

 

 三菱の意欲的な新型車コルト ギャランが1969年に登場しました。シンプルな平面構成の斬新なボディは、それまでの三菱車の地味なイメージを一新しました。これはイタルデザインのG.ジウジアーロのデザイン案がベースになっていたそうで、当時はそのことは知りませんでしたが、三菱車のデザインが急にセンスが良くなった理由が今になって納得できました。

 

 エンジンは4気筒1.3L(87HP)/1.5L(105HP)G型の2本立てで、4段変速で最高速175km/h(1.5L)の性能でした。4ドアセダン、バンに加えて1970年に2ドアハードトップが追加されました。1971年のマイナーチェンジで角形ヘッドライトが丸型4灯式になり、エンジンが1.4L/1.6Lに拡大されました。斬新なデザインが人気を呼んでギャランは大ヒットし、三菱車の小型車市場での基礎を固めました。

 

 

 1973年にギャラン 2代目にモデルチェンジし、名前がコルト ギャランからギャランとなりました。(実車画像→ 三菱 ギャラン 1973) ボディが大きくなり、初代のイメージを引き継ぎながら全体的に角を丸めたデザインでした。エンジンは新規の1.8L/2Lが追加されました。しかしこのイメージ継承策が裏目にでて、見た目があまり変わっていない2代目の販売は芳しくありませんでした。1976年に3代目 ギャラン シグマにモデルチェンジしました。

 ミニカーは1970年に発売されたダイヤペット製の当時物です。1.5Lエンジン搭載のAII GSをモデル化しています。プロポーションが良く出来ているだけではなく、フロントグリルの造形も当時としては凝っていて当時のダイヤペットの秀作のひとつでした。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。ギャランは人気があったので、ダイヤペットはハードトップもモデル化していました。当時物ではトミカもハードトップをモデル化していました。当時物以外ではトミカ リミッテドで4ドアセダン、国産名車コレクション 1/24で4ドアセダンがモデル化されています。なお2023年現在でギャラン 2代目の量産ミニカーは無いようです。(実車の人気を反映しています) 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MITSUBISHI COLT GALANT AII GS 1
MITSUBISHI COLT GALANT AII GS 2

 以下は1971年に発売されたダイヤペット製の当時物 三菱 ギャラン AII ハードトップ (1/40 型番256)の画像です。1971年のマイナーチェンジを反映してヘッドライトが丸形4灯式に変更されています。スタイリッシュなハードトップボディがうまく再現されていて、これも良く出来ていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI COLT GALANT HARDTOP 1
MITSUBISHI COLT GALANT HARDTOP 2

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。テールライトに塗装処理が追加されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI COLT GALANT HARDTOP 3
MITSUBISHI COLT GALANT HARDTOP 4

 以下は1973年に発売されたダイヤペット製の当時物 三菱 ギャラン ハードトップ AII スポーツタイプ (1/40 型番D-2)の画像です。上記のバリエーションで、ボンネットにエアインテークが追加されボディ側面にストライプが追加されています。これ以外にも型番276でリアスポイラーを付けたバリエーションもあり、このようなバリエーションがモデル化されたということから、当時のギャランの人気が高かったことが分かります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI COLT GALANT HARDTOP 5
MITSUBISHI COLT GALANT HARDTOP 6

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MITSUBISHI FUSO (B906R) JAPAN NATIONAL RAILWAY HIGHWAY BUS 1969 JAPAN

MITSUBISHI FUSO (B906R) JAPAN NATIONAL RAILWAY HIGHWAY BUS
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MITSUBISHI FUSO (B906R) JAPAN NATIONAL RAILWAY HIGHWAY BUS


DIAPET 266 1/50 230mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約11.23m 全幅約2.49m エンジン 変速機: V型12気筒 20L ディーゼル 350HP 4段変速 + OD
性能: 最高速140km/h  データーベースで三菱 ふそう バスのミニカー検索

三菱 ふそう (B906R) 国鉄ハイウェイバス 日本 1969年

 

 戦前の1932?に当時の三?重工神戸造船所でガソリンエンジンの大型バスB46型が製造されました。このバスに「ふそう」(中国での日本の別名「扶桑」に由来)というブランド名がつけられ、これが三菱 ふそう グループの始まりで、国産車としては一番古いブランド名となります。1946?に戦後初のふそう 大型バス B1型が登場しました。

 

 その後のふそう バスの歴史を簡単にメモしておきます。(三? ふそうバスのWEBサイトから抜粋させていただきました)
 1950年 R1型 日本最大の縦置きリヤエンジンバス 登場
 1960? B10型 ローザ 小型バス 登場
 1962年 AR820型 高速バス 登場
 1968年 B906R型 高速バス 登場 1969年東名高速道全線開通でB906R型国鉄専用バスによる東京-名古屋間の東名ハイウェイ運行開始
 1974年 中型バス MKシリーズ 登場
 1983年 大型観光バス エアロバス 登場
 1984年 大型路線バス エアロスター 登場
 1985年 2階建て観光バス エアロキング 登場
 1988年 豪華な観光バス エアロクイーン 登場

 

 

 ミニカーは1972年に発売されダイヤペット製の当時物です。1969年に登場した国鉄専用高速バス B906R型をモデル化しています。箱には1/40と明記されていますが、実車の寸法から逆算すると1/50で作られているようです。(それでも230㎜と大きいですが) フロントの雰囲気や窓のレイアウトなど当時のミニカーとしてはリアルに作ってあり、良い出来ばえです。 室内のシートは起毛(静電植毛)仕上げされています。ギミックとしては折り戸ドア/リアパネルが開閉し、ボディを傾けることで前輪の操舵ができます。側面のJRロゴや白いラインなどは紙のシールなので、長期保存すると剥がれてしまうことが多いです。当方の物もフロントのパネル上に貼られていた「東京駅」やドア横に貼られていた「ワンマン」などのシールが剥がれて行方不明です。なお本来はリアだけにナンバープレートが付いていたようですが剥がれてしまったようで、当方の物に付いているナンバープレートは自作したものです。 以下はフロント拡大画像/ドア開閉動作とリア拡大画像/リアエンジンカバー開閉動作の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MITSUBISHI FUSO (B906R) JAPAN NATIONAL RAILWAY HIGHWAY BUS 1
MITSUBISHI FUSO (B906R) JAPAN NATIONAL RAILWAY HIGHWAY BUS 2

 以下は前輪操舵動作と乗用車トヨタ カローラ 30 (1/40 ダイヤペット製 型番G21)と並べてみた画像です。縮尺が違うのでカローラが少し大きめに見えますが、バスのミニカーのサイズがわかると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI FUSO (B906R) JAPAN NATIONAL RAILWAY HIGHWAY BUS 3
MITSUBISHI FUSO (B906R) JAPAN NATIONAL RAILWAY HIGHWAY BUS 4

 ダイアペットは同じ型を使って東名急行バス、はとバス、全日空バス、日本航空 サービスバス、静岡鉄道バスなどのバリエーションを作っています。またTV中継バスやキャンピング バスのベースとしても使われていました。1980年代以前のふそう バスのミニカーは少ないですが、エアロ**というブランド名が付いた最近のバスのミニカーはトミーテック、アドウイングなどでたくさんモデル化されています。"

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HONDA 1300 COUPE 9 1969 JAPAN

HONDA 1300 COUPE 9
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA 1300 COUPE 9


DIAPET 216 1/40 104㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.14m 全幅約1.5m エンジン 変速機: 空冷4気筒 1.3L 115HP 4段変速
性能: 最高速170km/h  データーベースでホンダ 1300のミニカー検索

ホンダ 1300 クーペ 9 日本 1969年

 

 1969年にホンダ初の小型車ホンダ 1300が登場しました。デザインはオーソドックスな3ボックススタイルの4ドアセダンでした。横置エンジンによる前輪駆動、強制空冷エンジン、4輪独立懸架など独創的な技術が採用されていました。特にDDACと呼ばれた強制空冷方式はエンジンブロックやシリンダーヘッドに冷却用ダクトを設けて通風するといった特殊なもので、冷却性能は水冷並みながら構造が複雑で重いという問題がありました。エンジンはオールアルミ製の空冷4気筒1.3L(100-115HP)で、4段変速/3段ATで最高速170km/h(115HP)は当時圧倒的に高性能でした。高性能版(115HP)の99は丸形ヘッドライト、標準(110HP)の77は角形ヘッドライトと外観を変えていました。(実車画像→ ホンダ 1300 77)

 

 1970年に個性的なフロントグリルを持つ2ドアクーペが追加されました。(高性能版はクーペ 9、標準はクーペ 7) クーペの内装はインパネがドライバーを囲む専用設計となっていました。1970年のセダンのマイナーチェンジでヘッドライトが丸形に統一され、名前から1300が外れました。1300シリーズは高性能でしたが、当初からエンジン性能とサスペンション設定の不適合によるFF車特有の操縦性の問題がありました。エンジンのデチューンやサスペンション設定変更が行われましたがあまり改善されませんでした。1972年に総生産台数約10万台で生産中止となり、後継車はエンジンを水冷化し1.4Lに変更した145/145クーペでした。1300シリーズが商業的に失敗したことでホンダの4輪車エンジンは空冷から水冷へ転換しました。(実車画像→ ホンダ 145)

 

 

 ミニカーは1971年に発売されたダイヤペット製の当時物です。一番高性能であったクーペ 9をモデル化しています。プロポーションが良く、特徴的なフロントグリルやホイールなどが当時のミニカーとしてはリアルで、全体的によく出来ていました。ボンネットとドアの開閉ギミック付です。これ以外の当時物ではトミカのクーペ 9があり、特注品でパトカーやレース仕様がありました。当時物以外ではトミカ リミッテドの1300 セダン(99S/77S)、エブロのクーペ 9、国産名車コレクションのクーペなどがあります。国産名車コレクションのクーペにはNo.39とNo.94の2種類があり、No.39はノレブ製、No.94はイクソ製です。国産名車コレクションは少しだけ仕様を変えて同じ車をモデル化している物がいくつかありますが、この1300 クーペも何らかの大人の事情があって同じ車をモデル化したのでしょう。(出来ばえに違いがあって面白いですが) 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA 1300 COUPE 9 1
HONDA 1300 COUPE 9 2

 以下は2007年に発売された国産名車コレクション製のホンダ 1300 クーペ (1/43 No.39)の画像です。国産名車コレクションのNo.90号までの初期物はノレブ製です。良く出来たフロントグリルや小さなフェンダーミラーなど、ノレブらしいそつのない良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA 1300 COUPE 1
HONDA 1300 COUPE 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA 1300 COUPE 1
HONDA 1300 COUPE 2

 以下は2009年に発売された国産名車コレクション製のホンダ 1300 クーペ 9 (1/43 No.94)の画像です。こちらはレザートップ仕様のクーペ 9のモデル化ということで上記ノレブ製と差別化しています。どこにもメーカー名を表示していませんが、イクソ製であると思われます。上記のノレブ製と比較すると全体的な出来ばえではフロントグリルのクロームの枠が少し太いのが今一つです。ただしホイールセンターやインパネの彩色などのタンポ印刷処理はイクソ製がすこしだけ優れています。2017年に色違いがFIRST43のブランドでも発売されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA 1300 COUPE 9 3
HONDA 1300 COUPE 9 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA 1300 COUPE 9 5
HONDA 1300 COUPE 9 6

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SUBARU R-2 1969 JAPAN

SUBARU R-2
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SUBARU R-2


DIAPET 195 1/40 77㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3m 全幅約1.3m エンジン 変速機: 空冷2ストローク2気筒 360cc 30HP 4段変速
性能: 最高速115km/h  データーベースでスバル R-2のミニカー検索

スバル R-2 日本 1969年

 

 1967年に登場したホンダ N360の大ヒットに続き、スズキ フロンテやダイハツ フェローなどが登場しスバル 360は時代遅れになり、後継として1969年に登場したのがR-2でした。360の基本構造を継承しながら、ホイールベースを120mm延長し居住性を向上させ、フロントにトランクスペースを追加していました。ボディは全鋼製のモノコックで、360のイメージを近代的にしたセンスの良いデザインでした。エンジンは360のシリンダーをアルミ合金製に変更して30HPにパワーアップしていました。4段変速、最高速度115km/hの性能でした。

 

 1970年に36HPにチューンしたエンジンを搭載したスポーツ仕様のSSが追加されました。1971年のマイナーチェンジでは標準エンジンが32HPにパワーアップされ、さらにエンジンを水冷化したLシリーズや、豪華で高性能なGSSが追加されました。発売当初のR-2は結構売れたものの新車効果がなくなると販売が鈍り、エンジンのパワーアップや水冷化で盛り返そうとしたようですが、効果はあまりなかったそうです。そんな訳でR-2は3年間生産されただけで、1972年に水冷エンジンの後継車レックスに切り替わりました。

 

 

 ミニカーは1970年に発売されたダイヤペットの当時物です。プロポーションが良いので実車のイメージがうまく再現されていて、当時のミニカーとしてかなり良い出来ばえです。ドア開閉ギミックが付いています。その他の当時物ミニカーとしてはトミカもありました。当時物以外では、京商のポリストーン製 1/43、エブロなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SUBARU R2 1
SUBARU R2 2

 スバル R-2の後継車のレックスも含めて、1970-1972年に発売された当時の軽自動車をダイヤペットが廉価版チェリカ100シリーズ(1/30)でモデル化していたので、それらの画像を以下にまとめてみました。(ダイハツ フェローはミニカーが無いので、実車の画像です)  現在の軽自動車とは隔世の感がありますが、 当時の軽自動車はいずれも実に個性的で、非常に懐かく思い出しました。
SUBARU REX 1972

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