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LEYLAND ATLANTEAN LONDON DOUBLE DECKER BUS 1972 UK |
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![]() DINKY(UK) 295 1/76 124㎜
実車諸元 画像参照
レイランド アトランティアン 2階建てバス イギリス 1972
ロンドンバスとしては前述したルートマスターが有名ですが、それ以外にも2階建てバスのメーカーはありました。ルートマスターとほぼ同時期に登場したレイランド社のアトランティアンは、エンジンを後方に配置し車両の前部に出入り口があります。この構造は料金の精算を運転手が行うことが出来ることから、車掌のいないワンマン運行が可能となりました。全長が9.1m(又は10m)とルートマスターよりも長く、その分定員が78人と多くなっています。初期のアトランティアン (PDR型)はレイランドのO.600型ディーゼルエンジン(6気筒 9.8L 125HP)を搭載し、最高速50km/h程の性能でした。
2階建てバスとしては他にブリストル社のフリートラインとディムラー社のVRがありましたが、これら3社は1968年にブリティッシュ レイランド社として統合されました。アトランティアンは1986年までに約15000台が生産され、様々な車体が架装されました。
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ミニカーはディンキー(英)製で、1973年に発売されました。1972年に登場した2代目アトランティアンのAN68型(全長9.4m O.680型ディーゼルエンジン搭載)をモデル化しているようで、車体は直線的なラインの近代的な物となっています。最後部の出っ張った部分にエンジンが横置きに搭載されています。ボディカラーも伝統的な赤でなく、ボディ全面を「YELLOW PAGES」の広告にした派手なカラーリングになっています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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TRIUMPH DOLOMITE SPRINT 1972 UK |
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![]() VANGAURDS VA05309 1/43 98㎜
実車諸元 画像参照
トライアンフ ドロマイト スプリント イギリス 1972
トライアンフ 1300は前輪駆動車ということもあって、スポーティな車を好むヘラルドのユーザー層を取り込めませんでした。新型車を開発する余裕の無かったBL(ブリティッシュ レイランド)は、1300を後輪駆動に変更した1300の廉価版トレドを1970年に登場させました。このトレドの上級車として4気筒1.85L(97HP)エンジンを搭載したドロマイト 1850HLが1972年に登場しました。トレドをベースにしてヘッドライトを4灯式にし、トランク部分を延長しています。4段変速で最高速は160km/hと高性能でした。
1973年にはDOHC 4気筒2L(127HP)エンジンを搭載し最高速192km/hという高性能版スプリントが追加され、BMW 2002などのライバルよりも安価であったので人気がでました。この人気を利用すべく、1976年からはトレドと1500もドロマイト1300、ドロマイト 1500に改名されました。1980年の生産中止までに約10万台が生産されました。なおドロマイトという名前は1930年代の高性能スポーツカー ドロマイトの名前を復活させたものでした。
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当時技術提携していたホンダのバラードをベースとしたトライアンフ アクレイム(1981年登場)がドロマイトの後継車となったので、ドロマイトはトライアンフ自社設計としては最後の車となりました。さらに1984年にはアクレイムが生産中止となり、トライアンフという名前の車がなくなりました。1994年にはBLのローバー グループがBMWに売却され、現在トライアンフ ブランドはBMWが保有しています。 |
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BLMC MINISSIMA 1973 UK |
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![]() CORGI 288 1/36 63㎜
実車諸元 画像参照
BLMC ミニッシマ イギリス 1973
シティカーのコンセプトカー ミニッシマは1973年のロンドン モーターショーで公開されました。アストンマーチン ラゴンダを設計したことで有名なカーデザイナーのウイリアム タウンズ(William Towns)の設計で、ミニをベースにしています。全長はミニより75cm短い2.3mで歩道上に直角に駐車できるように設計されています。サイズは小さいですが4人乗りで、後席の2座は向かい合わせの対面シートになっていて、乗り降りはリアのドアから行います。この車のデザインは現在でも魅力的で、こんなスタイルの小型の電気自動車があれば欲しいです。
この車は数年後に、車椅子利用者がリアドアからスロープを使って乗り降りする障害者用プロトタイプとして再度発表されました。その際に通常のドアを追加するなどの設計変更がされました。このデザインは自転車メーカー エルスウィック社(ELSWICK)が権利を購入し、ELSWICK ENVOYとして1981年から1987年まで少数が販売されました。
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ミニカーはコーギーの当時物で、1975年に発売されました。「Whizzwheels」と称する良く回ることが取り柄の安っぽいホイールがやや目障りですが、それ以外はかなりリアルにモデル化されています。リアドアが開閉し、室内もある程度再現されています。ビンテージ物のコーギーとしては後期のモデルで、あまり人気がなかったようですが、それでも約16万台が売れています。なおミニッシマのミニカーはこれしかありません。 以下はフロント/リアの拡大画像とリアドア開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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BL (MORRIS) PRINCESS 1800HL 1975 UK |
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![]() VANGUARDS VA10200 1/43 104㎜
実車諸元 画像参照
BL (モーリス) プリンセス 1800HL イギリス 1975
1975年に登場したプリンセスは発売当初はオースチン/モーリス/ウーズレーの3ブランドの名前が付いていましたが、すぐにブランド名無しのプリンセスという名前に統一されました。(この時点でウーズレー ブランドが消滅) このプリンセスという名前はオースチンの高級車プリンセスを継承したものでしたが、実質的にはオースチン 1800(ADO17)の後継車でした。エンジンやサスペンションはオースチン 1800と同じで、4気筒1.8L(84HP)/6気筒2.2L(110HP)エンジンを搭載し、4段変速(3段AT)で最高速170km/h(2.2L)の性能でした。
個性的なウエッジ シェィプのボディは、似たイメージのトライアンフ TR7をデザインしたハリス マンによるもので、賛否両論がありました。もともと5ドアハッチバックだったのを、一般受けするトランク付に変えたらしいですが、このクラスの車としては大胆なデザインでした。
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ミニカーは2006年に発売されたヴァンガーズ製です。ヴァンガーズはイギリスの老舗コーギーのブランドで、主に古き良き時代のイギリス車をモデル化しています。1/43のダイキャスト製でミニチャンプス並みのリアルな造形ながら値段はリーズナブル(当時の定価4000円ほど)なので、個人的には好きなブランドです。このプリンセスは丸型4灯なので4気筒エンジンを搭載したモーリス系のプリンセスをモデル化しています。プロポーション/細部の仕上げのどちらも優れていて、非常に良い出来ばえです。当時物のミニカーはディンキー(英)しかありませんでしたが、最近ではこのヴァンガーズや、オックスフォードがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は1977年に発売されたディンキー(英)の当時物オースチン プリンセス(1/35 型番123 全長129㎜)の画像です。矩形ライトを持つオースチン ブランドのプリンセスで、6気筒2.2L(110HP)エンジンを搭載する2200HLをモデル化しています。この当時のイギリスでは1/35サイズの低コストのミニカーが主流となっていました。これもその類の物で、単に大きいだけの大味な作りで上安っぽいホイールが付いています。プロポーションもあまり良くないですが、特徴的なウエッジ シェィプのボディの雰囲気はおおよそ分かると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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BENTLEY T1 BERLINE 1975 UK |
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![]() ELIGOR 1048 1/43 120㎜
実車諸元 画像参照
ベントレー T1 ベルリーナ イギリス 1975
1965年にベントレー S3はシルバー シャドウの兄弟車として、T1にモデルチェンジしました。これ以前のベントレーはロールス ロイスよりも少しスポーティという違いがありました。しかしこの世代から性能的な違いはなくなり、ロールス ロイスとベントレーの違いはフロントグリルとそこに付くエンブレム(マスコット)だけとなりました。実質的な違いが無くなったので、それまではベントレーの生産台数の方が多かったのですが、T シリーズではシルバー シャドウの1/5以下となってしまいました。なおこの頃にはコーチビルダーがボディを架装することはほとんどなくなりました。
1971年にベントレー T1の2ドアサルーンとコンバーチブルは内装を豪華にしてコーニッシュの名前で発売されました。ロールス ロイスでも同時にロールス ロイス コーニッシュが発売されました。1977年のマイナーチェンジでシルバー シャドウはII型となり、全自動エアコン、フロントのエアダム スカート、安全基準対応の5マイルバンパーを標準装備するようになりました。ベントレーにも同じ変更が行われてT2となりました。1980年にロールス ロイス シルバー シャドウがシルバー スピリットへモデルチェンジし、ベントレー T2はミュルザンヌにモデルチェンジしました。ベントレー Tシリーズの生産台数は約2400台でした。
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ミニカーはエリゴール製で1981年頃に発売されました。特別に凝ったところはありませんが、当時のミニカーとしてはリアルな造形で良く出来ていました。右ハンドルながらライトはフランス車仕様で黄色になっています。エリゴールにはフロントグリルを変えたシルバー シャドウ(型番1047)もありました。なお初期のエリゴールのミニカーはノレブのプラスチック製ミニカーの型を流用したものが多いのですが、これもノレブの型番33を流用したものだと思われます。(ただしエリゴールはダイキャスト製です) これ以外のベントレー Tシリーズのミニカーはコーギーの当時物、オックスフォードの1/76、スパーク(レジン製)のT1/T2などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/トランク/エンジンルームの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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ROLLS ROYCE CAMARGUE 1975 UK |
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![]() BBURAGO 3001 1/22 235㎜
実車諸元 画像参照
ロールス ロイス カマルグ イギリス 1975
ロールス ロイスのパーソナルカー(2ドアクーペ) カマルグが1975年に登場しました。ロールス ロイスのパーソナルカーとしてはコーニッシュがありましたが、カマルグはシルバー シャドウのイメージを引きずるコーニッシュと差別化し、さらにスペシャルなパーソナルカーとして開発されました。ボディは2ドアクーペのみでオープンカー仕様はありませんでした。デザインはピニンファリーナ、コーチワークはH.J.マリナー パーク ウォードが担当しました。ピニンファリーナ流のシンプルながら絶妙なバランスがとれた美しいデザインで、直線的なボディラインが従来のロールス ロイスと明らかに違っていました。
コーニッシュをベースにしていますが、全長は少し大きく幅は90mm広く高さは20mm低くなっていました。ボディの大型化で車重が重くなりましたが、エンジン(V型8気筒6.8L)はツイン エグゾーストでパワーアップされ、最高速はコーニッシュと同じ190km/hのままでした。価格はシルバー シャドウの約2倍で注文生産されるファントム VIを除くとロールス ロイスの最高級車で、当時としては世界で最も高価な車でした。(1985年の日本での販売価格は4800万円でした) 1986年までの11年間で約500台が生産されました。なおカマルグという名前はフランス南部の地域名に由来しています。
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ミニカーはイタリアのBブラゴー製で、1977年に発売された当時物ミニカーです。Bブラゴーは前身のマートイ(MARTOYS)が1976年に名称変更した大スケールミニカーのパイオニア的なブランドで、これはBブラゴーの初期物でした。1970年代当時の大スケールミニカーの縮尺は1/24や1/25が一般的でしたが、これはそれより少し大きい1/22を採用しており、ブラゴーとしてかなり意欲的な取組みをしたミニカーでした。(この1/22サイズはダイヤモンド シリーズと称していました) プロポーションが良く、実車の美しいスタイルがうまく再現されています。フロントグリルや灯火類、メッキパーツを使った凝った作りのメーターパネルなど当時のミニカーとしてはかなり良く仕上げてありました。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。これ以外のカマルグの当時物ミニカーはウエスタンモデル(ホワイトメタル製)と朝日通商のシグマ143(SIGMA143)があり、シグマ 143と同じ物がカドーからも販売されました。最近のミニカーではNEO(レジン製)とBOS MODEL(レジン製)の1/18があります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像と良く出来たマスコット(Spirit of Ecstasy)の画像です。「ROLLS ROYCE」のロゴが付いたエンジンは結構リアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下はリア(トランク開閉)の画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は1979年に発売されたカドーのロールス ロイス カマルグ (1/43 型番KA01)の画像です。これは朝日通商のシグマ 143でモデル化した物をカドー ブランドで販売したものでした。シグマ 143と同じ物ですが、カドーの物はツートンカラーで仕上げてありました。このワインレッド/コーラルピンクのツートンカラーは実車に即したもので、綺麗に出来ています。プロポーションは良いのですが、フロントの造形がやや雑なのでロールス ロイスらしい雰囲気が足りないのが今ひとつです。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。フロントグリル上のマスコットはすこし大き過ぎます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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JAGUAR XJ12C SERIES II 1975 UK |
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![]() MINICHAMPS 400130460 1/43 113㎜
実車諸元 画像参照
ジャガー XJ12C シリーズ II イギリス 1975
ジャガー XJシリーズは1973年のマイナーチェンジで、シリーズ IIとなりました。(フロントのウインカーがバンパー下に移動しました) 1975年のマイナーチェンジでXJ6は2.8Lエンジンが廃止されて3.5L(163HP)エンジンに切り替わりました。それと同時にピラーレスハードトップの2ドアクーペ XJ6C/12Cが追加されました。優雅で美しいスタイルのクーペボディには、セダンのXJシリーズにはない魅力がありました。エンジンはXJ6Cが6気筒4.2L、XJ12CがV型12気筒5.3Lを搭載していました。
XJシリーズのディムラー版にもクーペが追加され、そちらは6気筒がソブリン クーペ、12気筒がソブリン ダブルシックス クーペでした。1975年にXJ-Sが発売され、XJ クーペは1977年に早々と生産中止となりました。ディムラー版も含めて約1万台しか生産されていないXJ クーペは希少な車でした。なおXJ クーペはすべてレザートップ風のビニールレザー処理がされていました。(1970年代の日本車にもビニールレザー処理が流行ったことがありました) これはBピラーがないXJクーペの大きな屋根が変形しやすく、当時の塗装だけではクラックが発生したからだそうです。またこの屋根は水漏れや風切り音の問題もあったそうです。
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ミニカーは2005年に発売されたミニチャンプス製です。独特のフロントと美しいクーペスタイルがうまく再現され、室内などの細部もリアルでかなり良い出来ばえです。(2005年頃のミニチャンプスの1/43ミニカーは第一級品の出来ばえでした) ただこれはビニールレザートップになっていないのでそこが今一つです。 ミニチャンプスはセダンのXJ12もモデル化しています。XJクーペの当時物としてはコーギーの1/36とディンキーの1/36ぐらいしかありません。最近の物でもネオ(レジン製)のXJ6C 1/18とスパーク(レジン製)のレース仕様ぐらいで、実車同様にミニカーも少ないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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LAND ROVER SERIES III 109 1975 UK |
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![]() DELPRADO 1-58 1/43 109㎜
実車諸元 画像参照
ランドローバー シリーズ III 109 イギリス 1975
ランドローバーは1971年にシリーズ IIIにモデルチェンジしました。外観はほとんど同じですが、金属製のフロントグリルがプラスチック製に変わりました。エンジンはシリーズ IIと同じ4気筒2.3L(73HP)、6気筒2.6L(86HP)、4気筒2.3L(62HP)ディーゼルで少しパワーアップし、変速機がフルシンクロになりました。内装もプラスチックパネルの採用など時代に見合った物に変更され、その後も高級なオプション仕様が設定されていきました。
シリーズ IIIが登場した前年の1970年には、従来の4WD車の概念を変えた画期的な高級車レンジローバーが登場しました。オフロード性能はランドローバー並みで、オンロードでも快適に使えるレンジローバーは、発売されるとすぐに高い評価を得ました。1975?にローバー社はBLグループに組み込まれ、国営企業となりました。その後BLの民営化に伴い1978年には独?採算のグループ企業ランドローバー社が設?されました。
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ミニカーはデルプラドの世界の名車シリーズで、2002年に発売されました。メーカーはユニバーサルホビー(EAGLE'S RACE 型番1523)です。名車シリーズの雑誌にはミニカーがディフェンダーである旨の記載がありますが、実際にはシリーズ IIIのモデルです。(名車シリーズにはこの類の誤記が結構あります) プロポーションが良く、底板にはサスペンションや駆動メカがそこそこ再現されていて、世界の名車シリーズのなかでも良い出来ばえの部類です。これ以外のシリーズ IIIのミニカーとしては、ソリド、コーギーの1/36、ポリスティルの1/43と1/25、メーベトイの1/25などがありました。最近の物では、ホンウェル(カララマ)の1/72、ユニバーサルホビー、オックスフォードなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/底板の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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TRIUMPH TR7 1975 UK |
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![]() DINKY(UK) 211 1/42 98㎜
実車諸元 画像参照
トライアンフ TR7 イギリス 1975
1960年代にはトライアンフやMGなどイギリスのスポーツカーが主流であったアメリカのスポーツカー市場は、1969年に登場した日産のフェアレディ 240Zにシェアを奪われていきました。トライアンフ TR7はこの状況に対応すべく1975年に登場しました。伝統のオープンカーではなくクーペボディを採用したのは、安全基準の強化でオープンカーが禁止されるという噂があったからでした。(居住性を重視した240Zの影響も大きかった)
大胆なウエッジ シェイプを採用したデザインは斬新でしたが、ややアクが強すぎて好き嫌いが分かれました。4気筒2L(92HP)エンジンを搭載し、4/5段変速で最高速172km/hの性能でした。(ちなみに240Zの最高速は190km/hでしたので、しっかり負けていました) パワー不足を解消する為に1978年にはローバー SDI用のV型8気筒3.5L(135HP)エンジンを搭載したTR8が追加されました。1979年にはオープン仕様のドロップヘッドが追加されました。TR7/8は1981年までに約11万台(TR8は約2800台)が生産され、商業的にはそこそこ成功しました。(ちなみに240Zは約55万台でした)
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ミニカーはディンキー(英)製で1975年に発売されました。フリーホイール化されているホイールの見た目が悪いですが、プロポーションは良くTR7の独特なデザインがうまく再現されています。また安全基準対応のバンパーが実車さながらに前後に伸縮するといった変なギミックも付いています。ディンキー(英)のミニカーはこの時期まではまだコレクション対象でしたが、この後に出てくる1/36サイズの物はコレクション対象から外れていきました。(今となっては貴重な物もありますが) TR7の当時物量産ミニカーはこれしかないようです。最近の物ではトロフューのラリー仕様、イクソのラリー仕様、バンガーズ、オックスフォードなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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FORD ESCORT MK II L 1975 UK |
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![]() SOLIDO 45 1/43 94㎜
実車諸元 画像参照
フォード エスコート MK II L イギリス 1975
イギリス フォードとドイツ フォードが共同で開発したフォード エスコート 2代目のMK IIが1975年に登場しました。基本構成はエスコート MK Iを踏襲し、個性的であったフロントグリル周辺が平凡なデザインになり、ボディ全体が直線的なデザインに変わりました。ボディ形式は2/4ドアセダンと3ドアワゴン/2ドアバンがありました。当初のエンジンはMK Iと同じ4気筒1.1L(48HP)/1.3L(54HP)とスポーツ仕様のRSメキシコ用の4気筒1.6L(84HP)があり、4段変速/3段自動変速で最高速162km/h(1.6L)の性能でした。
1976年に4気筒2L(110HP)エンジンを搭載しフロントをスラントノーズ化して4灯式ヘッドライトを装備した高性能版のRS2000が追加されました。またコスワース製DOHC4気筒1.8L(115HP)エンジンを搭載したレース仕様のRS1800はラリーで大活躍し、RACラリーでは1975年から1979年まで連続優勝しました。1978年のマイナーチェンジで上級仕様に使われていた角型ヘッドライトがほとんどのグレードに採用されました。エスコート MK IIはMK I同様に人気が高く商業的に成功し、1980年まで生産されました。1980年に3代目のエスコート MK IIIにモデルチェンジしました。
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ミニカーは1976年に発売されたソリド製の当時物です。2ドアセダンで標準より高級なL仕様をモデル化しています。プロポーションは良いのですが、メッキ処理で表現したヘッドライトが小さすぎるのでフロント部分があまり似てません。またコストダウンでリアライトの塗装処理が省略され、室内のインパネの造形も簡素化されているなど今一つな出来ばえです。ソリドはRAC ラリー仕様もモデル化していますが、ソリドはこの頃からレース仕様のミニカーに注力するようになり、このエスコート MK IIもラリー仕様の方が本命だったような感じです。これ以外のエスコート MK IIのミニカーはマッチボックスの当時物 RS2000、シュコーの当時物 1/66、Bブラーゴの当時物 1/24、トロフューのラリー仕様、ビテスのラリー仕様、イクソのラリー仕様、ミニチャンプス、バンガーズなどラリー仕様車が多いですがたくさんモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は1977年に発売された同じソリド製のフォード エスコート MK II 1800RS RAC ラリー 1976 (1/43 型番61)の画像です。1976年のRAC (LOMBARD) ラリーに参戦した#15(ナンバープレート POO 489R)をモデル化しています。この#15はエンジントラブルでリタイアしていて、優勝したのは#6(ナンバープレート POO 505R)でした。(何故優勝車をモデル化しないのか、その理由はわかりません) 当時のミニカーは箱に添付されているデカールを自分で貼る必要がありました。このエスコートも購入した段階では屋根と左側ドア部分だけ(箱の透明フィルムから見える部分)しかデカールが貼られておらず、残りは自分で貼りました。デカール貼りは結構面倒なので、今はあまりやりたいとは思いませんが、当時は楽しい作業でした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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