ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

JAGUAR F TYPE S 2014 UK

JAGUAR F TYPE S 画像をクリック/タップすると画像が変わります
WHITE BOX WB116 1/43 104mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.47m 全幅約1.92m
エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 3L スーパーチャージャー 380HP 
6段変速/(8段自動変速) RW/AWD
性能: 最高速275km/h
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ジャガー F タイプ S イギリス 2014

 

 1960年代の名車E タイプの後継車 F タイプは何度かプロトタイプが開発されていました。1975年に登場したXJ-Sは、サイズが大きすぎて重いことで真の後継車とはなれませんでした。次に1986年にF タイプのコンセプトカー XJ41(クーペ)/XJ42(オープン)が開発されました。この車は製品化が進められましたが、フォードが1989年にジャガーを買収した際に新経営陣の判断で開発が中止されました。最終的にこの車は後に1994年にフォード傘下で登場したアストン マーチン DB7と1996年に登場したジャガー XK8として製品化されました。

 

 2011年にコンセプトカー C-X16が公開され、この車のデザインを踏襲したF タイプが2013年に発売されました。最初にソフトトップを持つコンバーチブルが登場し、すぐにクーペが追加されました。全長4.47mはジャガーとしては小型で、E タイプとほぼ同じサイズの2シータなのでE タイプの真の後継車と言えるでしょう。(E タイプのようなロングノーズではなく現代的なデザインではありますが) エンジンは4気筒2Lスーパーチャージャー(300HP)、V型6気筒3L スーパーチャージャー(340/380HP)、V型8気筒5L スーパーチャージャー(495-575HP)で、最強のSVR(575HP)は全輪駆動のAWDで最高速322km/hの性能でした。V型8気筒(500HP)エンジン搭載車でも約1300万とのことで、性能を考えると安いと思います。(もちろん一般人には高値の花ですが)

 

 

 ミニカーはイクソの廉価版ブランドのホワイト ボックス製です。ホワイト ボックスは廉価版ミニカーなので内装の彩色が省略されているのが物足りませんが、プロポーションなどの基本的なところは悪くありません。内装などの仕上げの良いプレミアムXでは、ソフトトップ仕様やクーペもモデル化されています。本当はたいして定価が変わらないプレミアムX製が欲しかったのですが、最近のプレミアムXはすぐに売り切れてしまって、オークションなどで法外な値段が付いているのは困ったものです。これ以外のF タイプのミニカーとしては、オートアートの1/18、オックスフォードの1/76、WELLYの1/24などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

JAGUAR F TYPE S 1
JAGUAR F TYPE S 2

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JAGUAR XE 2015 UK

JAGUAR XE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
PREMIUMX PRD410 1/43 109㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.67m 全幅約1.85m
エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 3L スーパーチャージャー 335HP 8段自動変速
性能: 最高速249km/h
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ジャガー XE イギリス 2015

 

 量販車(年間10万台クラス)として開発されたX タイプが2001年に登場しましたが、ほとんど売れず2008年に生産中止となりました。(8年間の総生産台数約35万台でした) ジャガーは経営不振となり、ジャガー/ランドローバーブランドを保有していたフォードは、2008年にブランドをインドのタタ社に売却しました。タタ社傘下でX タイプの後継車XEが開発され、2014年に登場しました。XEはメルセデス ベンツ CクラスやBMW 3シリーズなどをライバルとする中型高級車でした。

 

 アルミ使用率75%の軽量アルミ複合ボディで、デザインは上級車XF(S タイプの後継車)と同じジャガーの新しいスタイルを採用していました。エンジンはXF用のV型6気筒3Lスーパーチャージャー(335HP)、4気筒2Lターボ(240HP)、「インジニウム」と称する超低燃費の4気筒2Lターボディーゼル(180HP)の3タイプで、8段自動変速の後輪駆動車でした。2016年に4WD(AWD)仕様が追加されました。伝統的なジャガーの路線とは異なり低燃費ディーゼルを売り物にする良くも悪くも現代流の高級車です。

 

 

 ミニカーはイクソ プレミアムX製で、2015年に発売されました。出来ばえはイクソの標準的なレベルで良く出来ています。フロントグリル/リアのロゴや室内などもそこそこ良く再現してあります。XEのミニカーは現時点(2019年)でプレミアムXとオックスフォードしかモデル化していないようです。上級車のXFのミニカーはミニチャンプス、イクソ、オックスフォードなどがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

JAGUAR XE 1
JAGUAR XE 2

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ROVER P5 MK II 1962 UK

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VANGUARDS VA06905 1/43 110mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.74m 全幅約1.78m
エンジン 変速機: 6気筒 3L 106HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速160km/h
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ローバー P5 MK II イギリス 1962

 

 自転車メーカーとして起業したローバー社は、1904年に自動車の生産を始めました。1911年に発表したローバー トゥエルブは4気筒2.3Lエンジンを搭載した中型車で、安価ながら優れた品質で大ヒットしました。その後空冷2気筒1Lエンジン搭載の小型車から6気筒2.5Lエンジンの中型車までラインアップを広げましたが、業績は振るいませんでした。そこで1933年に車種を削減して生産合理化を行い、品質の向上をはかりました。その結果ローバーは高品質の中型車としての名声を確立していきました。第2次世界大戦中は軍用車のエンジン生産に専念しました。

 

 戦争が終わるとすぐに戦前型の生産が再開され、1948年には戦後型のローバー 60/ローバー 75(コードネーム P3)が発売されました。前輪独立懸架を採用したシャーシは60/75に共通で、60は4気筒1.6L、75は6気筒2.1Lエンジンを搭載していました。 1949年にはボディを新しくしたローバー 75(コードネーム P4)が登場し、1953年には2.6Lに排気量が拡大された90に発展しました。

 

 

 さらに1958年には6気筒3L(106HP)エンジンを搭載したP5が追加されました。P5はイギリス車らしい落ち着いたデザインの上質な中型車で、4速手動/3速オートマティック変速機で、最高速160km/hの性能でした。P5は歴代首相の公用車に採用されるなど、政府の公用車として非常に人気が高かったそうです。1962年にMK II、1965にMK IIIに発展し、最終型のP5Bは1973年まで生産されました。

  ミニカーは2003年に発売されたバンガーズ製です。コーギーのブランドであるバンガーズはラインストーンを埋め込んだヘッドライトなど昔のコーギーを思わせるレトロな作風のミニカーが多いですが、プロポーションなどの基本はしっかりしています。このローバーも実車の雰囲気が良く再現されていて、なかなか良い出来ばえです。また壊れやすいフェンダーミラーは添付されたパーツをユーザーが後付けするようになっているのも個人的には好ましく思います。P5の当時物ミニカーはスポットオンなどがありました。最近の物ではネオ(レジン製)のクーペやMATRIX(レジン製)のセダンがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROVER P5 MK II 1
ROVER P5 MK II 2

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ROVER P6 2000TC 1966 UK

ROVER P6 2000TC 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 275 1/46 99㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.57m 全幅約1.68m
エンジン 変速機: 4気筒 2L 103HP 4段変速
性能: 最高速175km/h
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ローバー P6 2000TC イギリス 1966

 

 ローバーの主力中型車P5の後継車としてP6が1963年に登場しました。P5は保守的な設計でしたが、P6は高剛性の近代的なボデを持ち、ド ディオンアクスル、全輪ディスクブレーキと高度な足回りで、操縦性と乗り心地を両立させた先進的な車でした。4気筒2L(90HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速167km/hの性能でした。1964年には最初のヨーロッパ カー オブ ザ イヤーを受賞しており、商業的にも成功しました。

 

 1966年には103HPにパワーアップした2000TCが追加され、1968年にはGMが開発したV型8気筒3.5L(144HP)の製造権を買い取り、そのエンジンを搭載した3500が追加されました。1970年にMK IIに発展し、1977年まで生産されました。P6の総生産台数は約32万台でした。なおローバー社は1967年にトライアンフを有するレイランド社に買収され、その後国有化されたBL(ブリティッシュ レイランド)社に統合されました。

 

 

 ミニカーは1968年に発売されたコーギー製です。1966年式の2000TCをモデル化していて、実車の雰囲気をうまく再現しているビンテージ コーギーの傑作です。コーギーは1963年にP6を型番252で最初にモデル化していて、それには「TRANS-O-LITE」と称するライト点灯ギミックが付いていました。→ TRANS-O-LITEの参照ページ  この型番275の2000TCはその型番252を変更したもので、スペアタイヤ(ホイール)が交換出来る「GOLDEN JACKS」と称するギミックが採用されました。 → GOLDEN JACKSの参照ページ なおリアに搭載したケースの中にスペアタイヤが入っていますが、このスペアタイヤの搭載方法は実車にもあったようです。 さらにこのミニカーは1971年に型番281に変わり、コーギーのフリーホイールである「WHIZZWHEELS」が採用されました。P6の当時物ミニカーは何故かコーギーの物しかないようです。最近の2000TCのミニカーはバンガーズ、オックスフォード、ブレキナなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とタイヤ交換ギミック/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROVER P6 2000TC 1
ROVER P6 2000TC 2

 以下は1971年に発売されたコーギーの2000TC (1/46 型番281)の画像です。タイヤ交換ギミックが取り外され、タイヤ/ホイールが「WHIZZWHEELS」と称するフリーホイールに変更されています。フロントグリルを変更してブラックアウトしているのは、1970年式のMK IIの仕様に対応したものです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROVER P6 2000TC 1
ROVER P6 2000TC 2

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ROVER SD1 3500 VITESSE 1982 UK

ROVER SD1 3500 VITESSE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VANGUARDS VA09007 1/43 111㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.77m
エンジン 変速機: V型8気筒 3.5L 193HP 5段変速/3段自動変速
性能: 最高速217km/h
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ローバー SD1 3500 ビテス イギリス 1982

 

  ローバー P6の後継車でイギリスを代表する高級車として1976年に登場したのがローバー SD1でした。基本設計は保守的でしたが、外観は同時期のシトロエンのような雰囲気の4ドア ハッチバックと斬新で、これはピニンファリーナのデザイン実験車BMC 1800を参考にしたデザインでした。エンジンはP6と同じV型8気筒3.5L(155HP)を搭載し、3段AT/5段MTで、最高速200km/hの性能でした。先進的なデザインが評価されて1977年のヨーロッパ カー オブ ザ イヤーを受賞しています。

 

 1977年に6気筒2.3L/2.6Lエンジンが追加され、1979年に4気筒2Lと4気筒2.4Lディーゼルエンジンが追加されました。1982年にマイナーチェンジされ、V型8気筒に燃料噴射を採用して190HPにパワーアップした高性能版のビテスや豪華版のヴァンデン プラなどが追加され、1986年まで生産されました。SD1の総生産台数は約30万台で、後継車はホンダと共同開発したローバー 800 (ホンダ レジェンド初代の姉妹車)でした。この後ローバーはホンダ車をベースとした車を作るようになりました。SD1は当初高く評価されましたが、当時のイギリス車は製造品質の問題があり信頼性が低かったことから、商業的にはあまり成功しませんでした。シトロエンに似ているので個人的に好きな車ですが、実車は不運でした。

 

 

 ミニカーは2005年に発売されたバンガーズ製です。高性能版のビテスをモデル化しています。コーギーのブランドであるバンガーズは昔のコーギーを思わせるレトロな作風のミニカーが多いですが、このSD1はそのようなレトロな要素はなくリアルな作風になっています。実車の雰囲気が良く再現されていて、灯火類などの細部もそこそこリアルで良い出来映えです。SD1の当時物のミニカーはコーギーの1/36、ディンキーの1/36、ポリスティルの1/25などがありましたが、何れも中途半端なサイズでした。最近の物ではミニチャンプス、オックスフォードなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROVER SD1 3500 VITESSE 1
ROVER SD1 3500 VITESSE 2

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ROVER 75 1999 UK

ROVER 75 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SCHUCO 4592 1/43 109㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.75m 全幅約1.78m
エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 2L 150HP 5段変速/5段自動変速
性能: 最高速210km/h
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ローバー 75 イギリス 1999

 

 品質が低下し販売が低迷していたローバーは1979年にホンダと資本提携しました。1980年代にはホンダ車をベースにした車がローバーグループから発売されました。バラードをベースとしたトライアンフ アクレイム(後継は200シリーズ)、シビックをベースにした400シリーズ、アコードをベースにした600シリーズ、レジェンドをベースとした800シリーズ(北米仕様はスターリング)などがありました。ブリティッシュ レイランドは1986年にローバー グループに改名され、1988年にはブリティッシュ エアロスペース(航空会社)に売却されました。

 

 その後1994年にブリティッシュ エアロスペースはローバーをBMWに売却しました。(ホンダとの提携は解消) BMWはローバーグループを解体し、ミニとトライアンフのブランドを自社で保有し、ランドローバーは米国フォードに売却し、残りのMGなどのブランドは英国の投資家グループ フェニックス コンソーシアムに売却されました。そのフェニックス コンソーシアムが2000年に立ち上げたMG ローバー グループも経営不振で2005年に倒産しました。現在ローバー ブランドはインドのタタ自動車が保有しています。

 

 

 600と800の後継車としてBMW傘下で新規に設計された75が1998年に登場しました。75という名前は1950年代のP5時代の名前を復活させたもので、デザイン的にも丸型4灯式ヘッドライトなどレトロな雰囲気に仕上げています。横置きエンジンの前輪駆動車で、当初はセダンのみで2001年にワゴン(ツアラー)が追加されました。エンジンはDOHC 4気筒1.8L(120HP)、DOHC V型6気筒2L/2.5L(177HP)、4気筒2L(116HP)ターボディーゼルなどがありました。

 2001年にエンジンやサスペンションをチューンしたスポーツ仕様の姉妹車が、MGブランドのMG ZT(ツアラーはZT-T)として登場します。ZTにはフォード製 V型8気筒4.6Lエンジンを搭載したZT Xパワーなどの高性能版が設定されました。2004年のマイナーチェンジで、75/MG ZTはヘッドライトが変更されてスポーティなイメージのフロントに変わりました。75は多くが政府公用車として使われストレッチリムジンも設定されるなど、保守的な層には評判が良かったようです。2005年のMG ローバー グループの倒産で生産が終了しました。(75の総生産台数は約21万台でした)

 ミニカーは2001年に発売されたシュコー製です。シュコーらしいしっかりした塗装で、プロポーションが良く細部もリアルに再現された良い出来ばえです。この時期のシュコーとしては珍しいイギリス車ですが、親会社BMWの意向でプロモーション用として作られたのではないかと思います。これ以外の75のミニカーはバンガーズがモデル化しています。1980年代後半から1990年代前半のローバー車(200、400、600、800など)はミニカーがほとんどありません。ミニカーがあまり作られなかった時期なのですが、実車も人気がないようです。最高級車のローバー 800はコーギーの1/36、ウエスタンモデルの1/43でモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROVER 75 1
ROVER 75 2

姉妹車 MG ZTのミニカーはバンガーズがモデル化しています。→ データーベースでMG ZTのミニカー検索

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