ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

MATRA M530 1967 FRANCE

MATRA M530
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MATRA M530


DINKY(FR) 1409 1/43 96㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.2m 全幅約1.62m エンジン 変速機: V型4気筒 1.7L 72HP 4段変速
性能: 最高速172km/h  データーベースでマトラ M530のミニカー検索

マトラ M530 フランス 1967年

 

 前述したマトラ ジェットの後継車としてマトラ M530 (初期型530A)が1967年に登場しました。M530はマトラ社自身が設計した車で、レース仕様で実用性の低かったジェットより一般向けの仕様で廉価に仕上げていました。ミッドシップ レイアウトは同じでしたが、2+2座とリアのトランクで実用性を高めていました。ドイツ フォードの前輪駆動車15M用のV型4気筒1.7L(72HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速172km/hの性能でした。

 

 航空機メーカーがデザインしただけあってFRP製ボディは空力的でユニークなデザインで、ルーフは脱着してトランクに収納できました。本格派スポーツカーとしてはやや物足りない性能ながら、ユニークなスタイルとライバルのアルピーヌ ルノーより安価であったことで商業的に成功しました。 1970年にエンジンを78HPにパワーアップし、リアウィンドーをハッチバックに変更した530LXが追加されました。1971年にはルーフを固定式にしてヘッドライトも固定式とした廉価版530SXが追加されました。1973年に生産中止となり総生産台数は約9600台でした。後継車は1973年に登場したバゲーラでした。

 

 

 ミニカーは1967年に発売されたディンキー(仏)の当時物です。ディンキー(仏)らしいスケールモデル的なリアルな造形で、ユニークなボディが実にうまく再現されています。またこの車の特徴であるリトラクタブルヘッドライトと脱着可能なルーフを、良く出来たギミックで再現しています。これ以外のマトラ M530のミニカーは、ノレブの当時物(プラスチック製)、メルクリンの当時物があり、最近の物ではビザール(レジン製)のレース仕様やスペイン?のミニカー付雑誌「Voitures Françaises d'Autrefois」のNo.12などがあります。なおM530をベースにしたコンセプトカー M530 ビニャーレをメーベトイとポリトーイがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MATRA M530 1
MATRA M530 2

 以下は1970年に発売されたノレブ製のマトラ M530 (1/43 型番143)の画像です。ノレブ初期のプラスチック製で、これも当時のミニカーとしては良く出来ていました。これもリトラクタブルヘッドライト/フロントパネル/リアパネル/ドアが可動するフルギミックとなっています。ただしプラスチックの経年変化でフロントウィンドーやルーフなどが少し変形しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MATRA M530 3
MATRA M530 4

 以下はフロント(ヘッドライト開閉)/フロントパネル開閉の画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MATRA M530 5
MATRA M530 6

 以下は1969年に発売されたメーベトイ製の当時物 マトラ M530 ビニャーレ(ヴィニャーレ) (1/43 型番A38)の画像です。この車は1968年にM530のシャシーにイタリアのコーチビルダー、ビニャーレがボディを架装したコンセプトカーでした。メーベトイ流のデフォルメがされていますが、結構リアルな作風で、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。リトラクタブルヘッドライト/フロントパネル/ドア開閉のギミック付です。あまり知られていない車ですが、ポリトーイもEXPORTシリーズ 型番571でモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MATRA M530 VIGNALE 1
MATRA M530 VIGNALE 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MATRA M530 VIGNALE 3
MATRA M530 VIGNALE 4

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RENAULT 6 1968 FRANCE

RENAULT 6
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 6


DINKY(FR) 1416 1/43 90㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.85m 全幅約1.54m エンジン 変速機: 4気筒 845cc 35HP 4段変速
性能: 最高速120km/h  データーベースでルノー 6のミニカー検索

ルノー 6 フランス 1968年

 

 ルノー 6はルノー 4の上級車として1968年に登場しました。ルノー 4の上級車にはリアエンジンのルノー 8がありましたが、ルノー 6はフロントエンジンの前輪駆動車で1965年に登場したルノー 16によく似たデザインのボディをルノー 4のシャーシに載せたものでした。 内装もルノー 4より豪華で、エンジンはドーフィンのゴルディーニ仕様の845cc(35HP)を搭載し4段変速で、最高速120km/hの性能でした。 操縦性も改善されていて、全てにおいてルノー 4の上級仕様でした。

 

 1970年にはアンダーパワーとの不評に対応してルノー 8用の1.1L(45HP)エンジンが追加され、フロントディスクブレーキが採用されました。1974年にはヘッドライトが角形になりリアライトとフロントグリル/バンパーが変更されました。1978年にフロントグリルが黒い樹脂製に変わりました。1976年に後継車のルノー 14が登場し、1980年に生産中止となりました。ルノー 6をベースにしてサンパールの4輪駆動システムを採用したジープ形式のロディオ 6という4輪駆動車もありました。(実車画像→ ルノー ロデオ 6 1973)

 

 

 ミニカーは1969年に発売されたディンキー(仏)製の当時物です。前述したディンキー(仏)製のルノー 4、8、16などと同様にこのルノー 6もプロモーションモデル的な作風で、素朴ながら当時のミニカーとしては良く出来ています。ディンキー(仏)は当時のフランス車のほとんどをモデル化していたので、ルノー車だけを並べてみると同じ作風のミニカーでルノーのラインアップができあがります。(これが同じ縮尺のミニカーをコレクションすることの楽しみの一つなのです) なお同じフランスのブランドでもソリドはあまり実用車をモデル化していませんので、ソリドでラインアップを揃えることはできません。これ以外のルノー 6のミニカーはオートピレン、ポリトーイの1/55、ノレブなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT 6 1
RENAULT 6 2

 以下は1976年頃に発売されたオートピレン製のルノー 6 1974 (1/43 型番204)の画像です。これは上記ディンキー(仏)製のルノー 6をコピーした物です。ただしフロントグリルとバンパーを1974年式に変更してあり、オートピレンなりの一工夫が見られます。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 6 3
RENAULT 6 4

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CITROEN DS 21 1968 FRANCE

CITROEN DS 21
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 21


VITESSE 23561 1/43 113mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m 全幅約1.79m エンジン 変速機: 4気筒 2.2L 115HP 4段変速
性能: 最高速178km/h  データーベースでシトロエン DS 21のミニカー検索

シトロエン DS 21 フランス 1968年

 

 シトロエン DS 19は改良が続けられ、1966年にはエンジンが新設計の2175cc(106HP)と1985cc(90HP)に切り替わり、DS 21とID 19aとなりました。このパワーアップでDS 21の最高速は175km/hに向上しました。さらに1970年にはボッシュの電子制御式燃料噴射を採用しDS 21は139HPにパワーアップし、最高速は188km/hに向上しました。1967年にはフェンダー先端のライトカバー内に4灯式ヘッドライトを組み込むフェイスリフトを行い、フロント部分の見た目が新しくなりました。

 

 追加された外側のライトはサスペンションと連動することで常に水平を保ち、内側のライト(ハイビームで点灯するドライビングライト)はステアリングと連動して進行方向に首を振るようになっていました。このヘッドライト光軸制御は全て機械式で、ここまで徹底したやり方はシトロエンならではのものでした。なおDSの廉価版のIDは1970年から、名前がD スペシャル(D SPECIAL)又はD シュペール(D SUPER)に変わりました。1972年には排気量を2347ccに拡大したDS 23となりました。

 

 

 ミニカーは2004年に発売されたビテス製です。前述したビテス製のDS 19の型を流用してDS 21に仕立ててあります。特徴的な黄色のヘッドライト、リアの細かな灯火類、ドアミラー、1本スポークのステアリングホイール、メータを印刷したインパネなど細部までかなり良く再現されています。最新のノレブ製に比べるとやや大ざっぱなところもありますが、2004年頃に発売されたミニカーとしてはレベルの高い出来ばえで、個人的に気に入ってるミニカーです。DS 21の当時物ミニカーとしてはポリトーイやノレブ(プラスチック製)などがあり、そのノレブの型を使って1980年代にエリゴールがDS 21をモデル化しています。1990年代にはリオがDS 19からDS 23まで20種類ほどをモデル化しています。その中にはDSの生産100万台記念モデルと最終生産記念モデル(1330775台目)がありました。DS/IDのミニカーは非常にたくさんあり、現在でも新製品がでています。最近の物ではビテス、ノレブの1/43、1/18、ブッシュ、ブレキナ、国産名車コレクション(イクソ製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN DS 21 1
CITROEN DS 21 2

 以下は1995年に発売されたリオ製のシトロエン DS 21 (1/43 型番123)の画像です。リオのDSはルーフ後端の絞リ込みと傾斜がややオーバーにデフォルメされていますが、これはDSの特徴的な部分ですからあまり違和感はありません。1990年代のミニカーとしては良い出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 21 3
CITROEN DS 21 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 21 5
CITROEN DS 21 6

 以下は1996年に発売されたリオ製のシトロエン DS 生産100万台記念モデル(金色 1/43 型番SL014)とシトロエン DS 最終生産記念モデル 1330775台目 (青色 1/43 型番SL015)の画像です。上記のバリエーションで、それぞれの生産記念ラベルが実車同様にフロントウィンドーに貼られています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します
CITROEN DS 21 7
CITROEN DS 21 8

 以下は1969年に発売されたノレブ製の当時物 シトロエン DS 21 (1/43 型番158)の画像です。ノレブ初期の物でプラスチック製です。当時のノレブのミニカーはドア/ボンネットが全て開閉するギミック付の物が多かったのですが、ギミックの開閉ヒンジ部もプラスチック製だったのでギミックはあまりスムーズに動作しませんでした。またノレブ初期のプラスチック製ミニカーはボディ全体が経年変化で変形するという問題がありましたので、その関係でギミックの建付けもガタガタになっている物が多いです。このDS 21も各部が少しづつ変形しているので、ドアの建付けがガタガタになっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します
CITROEN DS 21 9
CITROEN DS 21 10

以下は1972年に発売されたノレブ製の当時物 シトロエン DS 21 (1/43 型番806)の画像です。これは上記のプラスチック製の型を流用してダイキャスト製に変更して発売された物です。ノレブは1970年代前半にプラスチック製をダイキャスト製に置き換えるようになりました。(プラスチック製が変形することへの対応策だったと思われます) ダイキャスト製になったことでボディが塗装されるようになり外観の見た目が良くなり、ギミックも比較的スムーズに動作するようになりました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します
CITROEN DS 21 11
CITROEN DS 21 12

 以下は1970年に発売されたポリトーイ製の当時物 シトロエン DS 21 (空色 1/43 型番545)の画像と、1985年に発売されたエリゴール製のシトロエン DS 21 (茶色 1/43 型番545)の画像です。ポリトーイは廉価版のエキスポートシリーズで、前後バンパーを底板と一体化するなどしてコストダウンを図っています。プロポーションは悪くないのですが、廉価版ですので値段相応であまり良い出来ばえではありません。エリゴールは上記ノレブのダイキャスト製を流用しているので、基本的にはノレブと同じ物です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 21 13
CITROEN DS 21 14

 以下は2014年に発売された国産名車コレクション製の シトロエン DS 21 (1/43 No.227)の画像です。メーカーはイクソです。安価な雑誌付きミニカーですが、最近のミニカーですので、それなりのレベルには仕上がっています。ただ細部の仕上げは上記のビテス製に比べると、値段相応で物足りないレベルです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します
CITROEN DS 21 15
CITROEN DS 21 16

 シトロエン DS/IDのミニカー → データーベースでシトロエン DS/IDのミニカー検索"

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CITROEN DS 21 POLICE 1968 FRANCE

CITROEN DS 21 POLICE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 21 POLICE


ELIGOR 530 1/43 110㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m 全幅約1.79m エンジン 変速機: 4気筒 2.2L 115HP 4段変速
性能: 最高速178km/h  データーベースでシトロエン DS/ID ポリス/消防車/救急車のミニカー検索

シトロエン DS 21 ポリス フランス 1968年

 

 シトロエン DS/IDが登場した1950年代から1960年代にかけて、フランスの国産大型乗用車(2Lクラス)でDS/IDに対抗できる車はありませんでした。当時のルノーには1960年に生産中止となったフレガートの後継車が1970年代まで登場せず、プジョーも1968年の504まで大型車がありませんでした。したがって政府/自治体の公用車、ポリスカー、救急車、消防車などをDS/IDが独占していました。また当時のドゴール大統領(1958~69年)がDSを愛用していたことから、DSは大統領専用車としても使われました。

 

 そんな訳でDSは当時のフランス映画にも良く登場しました。ドゴールの暗殺を描いた映画「ジャッカルの日(1973年)」では大統領府にずらりと並んだ黒塗りのDSが壮観でした。(参照画像→ ジャッカルの日の1シーン) また怪盗ファントマの映画 「ファントマ/電光石火(1965年)」には翼が付いて空を飛ぶDSが登場します。(参照動画→ ファントマ/電光石火でDSが飛行するシーン DSは1955年の登場から改良が続けられ1975年まで約20年間生産されました。IDを含めた総生産台数は約146万台(本国生産は約133万台)でした。

 

 

 ミニカーは1985年に発売されたエリゴール製のシトロエン DS 21 ポリス仕様です。当時のエリゴールはノレブの型を流用したものが多かったのですが、これはノレブのシトロエン DS 21 ポリス(プラスチック製 1/43 型番158P)の型を使って細部をリファインしたダイキャスト製です。ヘッドライトがメッキパーツなのは現在の感覚ではやや物足りないですが、当時のミニカーとしては全体的にそこそこ良い出来ばえでした。ボンネット/トランク/4ドア開閉のギミックが付いていますが、建付けはあまり良くありません。セダンや消防車も同じ型でモデル化されていました。これ以外にもDS/IDのポリス/消防車やブレークを使った救急車のミニカーはたくさんあります。 またファントマの空飛ぶDSはノレブがプロバンスムラージュ(レジン製)でモデル化しています。(参照画像→ 空飛ぶ シトロエン DS ファントマ) 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア(トランク開閉)/4ドアを開いた室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN DS 21 POLICE 11
CITROEN DS 21 POLICE 12

 以下は1990年代に発売されたリオ製のシトロエン ID 救急車(1/43 型番116)とシトロエン ID 救急車「フランス赤十字」(青)(1/43 型番SL76)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN ID AMBULANCE 3
CITROEN ID AMBULANCE 4

 以下は1990年代に発売されたリオ製のシトロエン ID 救急消防車(赤 白ルーフ)(1/43 型番117)とシトロエン ID 消防車(1/43 型番111)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN ID AMBULANCE 5
CITROEN DS 21 FIRE BRIGADE

シトロエン DS/IDのミニカー→ データーベースでシトロエン DS/IDのミニカー検索

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CITROEN H 1968 FRANCE

CITROEN H
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN H


TOMICA DANDY F25 1/43 102㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.26m 全幅約1.99m 全高約2.3m エンジン 変速機: 空冷水平対向2気筒 1.6L 45HP 3段変速
性能: 最高速不詳  データーベースでシトロエン Hのミニカー検索

シトロエン H (アッシュ) バン フランス 1968年

 

 商用車ながら自動車の歴史上この車を紹介しない訳にはいきません。シトロエンらしい独創的なデザインで、名前のH(フランス式に発音すると'アッシュ'です)は型式名で、軽荷重用のHZと重荷重用のHY の2タイプがありました。シトロエン十八番の前輪駆動方式で、プラットフォーム型シャーシとトレーリングアーム方式リアサスペンションで、荷室の床は後輪をカバーするだけで完全に平らに出来ました。また車高も高いので、広大な荷室が確保できました。このデザインは後のキャブオーバー型商用車に多大な影響を与えました。

 

 エンジンは当初トラクシオン アヴァン用の4気筒1.6L/1.9L(58HP)などが使われましたが、後に4気筒1.6L/1.9Lディーゼルエンジンも追加されています。ボディーはバンとピックアップの2タイプが原則でしたが、各種貨物車をはじめ救急車、消防車、ポリスカー、マイクロバスなどたくさんのバリエーションがありました。1947年から1981年までの長期間生産されました。

 

 

 この車は人気があるので、ミニカーもたくさんあります。その中から出来の良い国産品ということで、1979年に発売されたトミカ ダンディの外国車シリーズのHを選びました。左ハンドル/両側スライドドアになっているので、イギリスや日本などへの輸出仕様をモデル化しているようです。(日本にも300台ほど輸入されてます) このダンディのHはパトカーや販促品などバリエーションがたくさんあり、カドーのブランドでも販売されました。当時物ミニカーとしては、CIJ、JRD、ディンキー(仏)などのレアな当時物や、マッチボックスのYTFシリーズ、エリゴール、ノレブ(1/43、1/18)、ソリド(1/43、1/18)、ブッシュ(1/87)などでたくさんモデル化されています。また変わり種としてルパン 3世の秘密兵器仕様のH トラックをポピーがモデル化していてこれも結構面白いです。→ 参照 シトロエン H ルパン 3世 ギミックのページ
 以下はフロント/リアの拡大画像と側面のスライドドア/リアハッチの開閉ギミック動作です。なおスライドドアは左右両方とも開閉します。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN H 1
CITROEN H 2

 以下はバリエーションのポリス仕様(型番DF25)とノレブの当時物のプラススチック製(型番81)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN H POLICE
CITROEN H 3

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