ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

ROLLS ROYCE 25/30 THRUPP & MABERLY 1936 UK

ROLLS ROYCE 25/30 THRUPP & MABERLY 画像をクリック/タップすると画像が変わります
OXFORD 43R25002 1/43 118mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: 6気筒 4.3L 115HP 4段変速
性能: 最高速128km/h
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ロールス ロイス 25/30 スラップ & メイバリー イギリス 1936

 

 第1次大戦後の不況で高価なシルバー ゴーストだけでは販売が苦しくなったロールス ロイスは、1922年に「ベイビイ ロールス ロイス」の20HP(TWENTY)を発表します。価格はシルバー ゴーストの約半額で、同じ6気筒ですが半分の排気量の3150cc(約50HP)エンジンを搭載し3段変速機で約100km/hの性能でした。(注:名前の20HPは課税上の馬力を表示したもので、実際のエンジン出力は50HPということです) 外観的にはラジエータの前につくシャッターが横向きになっていることが特徴です。

 

 1929年に20HPはエンジン排気量を3.7L(75HP)に拡大した20/25HPとなりました。この車は自分で運転するユーザーに人気があり大ヒットし、1936年までに約3800台が生産されました。この成功はロールス ロイスの財政状況を改善しました。1936年に20/25HPはエンジン排気量を4.3L(115HP)に拡大した25/30HPとなりました。このパワーアップは20/25HPに大型ボディを架装した場合に問題となったパワー不足を解消するものでした。1938年までに約1200台が生産され、1938年に名前がレイス(WRAITH)に変わりました。なおこの当時の高級車はコーチビルダーがボディを架装していて、名前のスラップ & メイバリーは当時の有名なコーチビルダーの名前です。

 

 

 ミニカーはオックスフォード製で、2018年に発売されました。この車のリアのトランク部の形状はイギリスのこの時代の高級車によくみられる古典的なスタイルで、鋭いナイフで削ったような形状なので「ナイフエッジ」又は「レザーエッジ」と呼ばれます。そのレザーエッジがうまく再現され、フロントグリルの造形も良く出来ており、このオックスフォードの25/30HPは全体的にかなり良い出来ばえです。定価は5400円でしたが、この出来ばえを考えると妥当な金額だと思います。(オックスフォード製1/43ミニカーはお奨めです もっと輸入してもらいたいものです) 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROLLS ROYCE 25/30 THRUPP & MABERLY 1
ROLLS ROYCE 25/30 THRUPP & MABERLY 2

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ROLLS ROYCE PHANTOM III 1938 UK

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DANBURY MINT 821M 1/24 243mmm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.8m
エンジン 変速機: V型12気筒 7.4L 160HP 4段変速
性能: 最高速160km/h
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ロールス ロイス ファントム III イギリス 1938

 

 1935年に新型のV型12気筒7.4Lエンジン(約160-180HP)を搭載し、前輪独立懸架サスペンションを採用したファントム IIIが発表されました。このV型12気筒エンジンは航空機エンジンで培った豊富な経験が生かしていて、非常に優れた静粛性を有していました。動力性能は車重約1.8tのボディを最高速160km/hで走らせ、しかもその速度で普通に話ができるほど静かだったそうです。ロールス ロイスとして初めて採用した前輪独立懸架サスペンションにより乗り心地がソフトになり、スピードに応じて減衰力が制御されるダンパーとも相まってスポーツカー並の操縦性でした。

 

 また前輪独立懸架サスペンションの採用で、ラジエーター位置が前進しエンジンを全車軸より前に配置できるようになり、その分室内の前後長を広くとることができるようになりました。この後1998年にシルバー セラフが登場するまで、V型12気筒エンジンを搭載したロールス ロイスはファントムしかありませんでした。ファントム IIIは1939年に第2次世界大戦の為に生産中止となり、総生産台数は約700台でした。後継車のファントム IV/Vは1950年に登場しました。

 

 

 ミニカーはダンバリー ミント製の1/24で、1994年に購入しました。ダンバリーミントはコレクター向けの商品を扱う会社で、同業のフランクリン ミントと同時期に同じような1/24の精密ミニカーを製作していました。どちらも当時は通信販売でしか購入できませんでした。両社の1/24のミニカーはプラスチック製パーツが少ない重厚な作りで、ドア/ボンネットなどが可動しエンジンやサスペンションなどもリアルに再現され、何れも素晴らしい出来ばえでした。このファントム IIIはロールス ロイスらしい古典的なスタイルが魅力でフェンダー下部につけられたモールが豪華さを感じさせます。12気筒エンジンや室内などがリアルに再現されています。 以下はフロント/リアの拡大画像とです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROLLS ROYCE PHANTOM III 1
ROLLS ROYCE PHANTOM III 2

 以下はボンネットを開いたエンジン部/室内の画像です。12気筒エンジン、インパネのメーター類、足元のペダル、ドライバー用本革シート、オーナー用ファブリック シートなどリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE PHANTOM III 3
ROLLS ROYCE PHANTOM III 4

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ROLLS ROYCE PHANTOM III COUPE DE VILLE 1939 UK

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SOLIDO 71 1/43 129㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.6m
エンジン 変速機: V型12気筒 7.4L 160HP 4段変速
性能: 最高速160km/h
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ロールス ロイス ファントム III クーペ デビル イギリス 1939

 

 前述したようにファントム IIIには前輪独立懸架が採用されました。ロールス ロイスに限ったことではありませんが、前輪独立懸架の採用は車のスタイルを変えています。エンジンが前輪車軸上に搭載できるようになったことで搭載位置が前進し、ボンネットが短くなりラジエータが前車軸より前に移動しました。その分キャビン部分が大きくなり近代的なプロポーションとなりました。ファントム IIIのサイドビューをビンテージ期のファントム Iのサイドビューと較べてみるとそのことが良く分かります。

 

 1939年に第2次世界大戦が始まるとロールス ロイスは乗用車の生産を止め、その技術と生産力を航空機エンジン(ドイツ空軍とイギリス空軍の戦闘「Battle of Britain」に勝利したスピットファイアーのマリーン V型12気筒)に注ぎ込んだ為、ファントム IIIはたったの700台ほどしか作られていません。ファントム IIIは戦前の自動車技術の集大成をロールス ロイス社が丹念に作り込んだ素晴らしい車でした。後継車のファントム IV/Vは1950年に登場しました。

 

 

 ミニカーはソリド製で、1978年に発売されました。前述したダンバリー ミント製の1/24と同じクーペ デビル形式(運転席の屋根だけがオープンになっているフォーマルな用途に使われるセダン)のボディですが、リアのトランク部分の形状がイギリス車特有の鋭いナイフで削ったような形状の「レザーエッジ」デザインになっています。ソリドのクラシックカーは老舗故にプロポーションなど基本的な部分をきちんと押さえて作ってあるので、いずれも良い出来ばえです。(同時期のリオのクラシックカーに比べると、リオほど凝った作りではありませんが) このファントム IIIは渋いツートンのカラーリングで、実に良い雰囲気に仕上がっています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROLLS ROYCE PHANTOM III 1
ROLLS ROYCE PHANTOM III 2

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ROLLS ROYCE PHANTOM III DROPHEAD COUPE 1939 UK

ROLLS ROYCE PHANTOM III DROPHEAD COUPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 46 1/43 129㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.6m
エンジン 変速機: V型12気筒 7.4L 160HP 4段変速
性能: 最高速160km/h
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ロールス ロイス ファントム III ドロップヘッド クーペ イギリス 1939

 

 前述したようにファントム IIIには前輪独立懸架が採用されました。ロールス ロイスに限ったことではありませんが、前輪独立懸架の採用は車のスタイルを変えています。エンジンが前輪車軸上に搭載できるようになったことで搭載位置が前進し、ボンネットが短くなりラジエータが前車軸より前に移動しました。その分キャビン部分が大きくなり近代的なプロポーションとなりました。ファントム IIIのサイドビューをビンテージ期のファントム Iのサイドビューと較べてみるとそのことが良く分かります。

 

 1939年に第2次世界大戦が始まるとロールス ロイスは乗用車の生産を止め、その技術と生産力を航空機エンジン(ドイツ空軍とイギリス空軍の戦闘「Battle of Britain」に勝利したスピットファイアーのマリーン V型12気筒)に注ぎ込んだ為、ファントム IIIはたったの700台ほどしか作られていません。ファントム IIIは戦前の自動車技術の集大成をロールス ロイス社が丹念に作り込んだ素晴らしい車でした。後継車のファントム IV/Vは1950年に登場しました。

 

 

 ミニカーはソリド製で、1976年に発売されました。前述した型番71のクーペ デビルより先に発売されたもので、ドロップヘッド クーペと称するイギリス式のオープンカーをモデル化しています。なおこのようなオープンカー形式はファントム IIIでは少なかったとのことです。ソリドのクラシックカーは老舗故にプロポーションなど基本的な部分をきちんと押さえて作ってあるので、いずれも良い出来ばえです。(同時期のリオのクラシックカーに比べると、リオほど凝った作りではありませんが) 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROLLS ROYCE PHANTOM III 1
ROLLS ROYCE PHANTOM III 2

 以下は上記のバリエーションで幌を下したドロップヘッド クーペ(型番77)の画像です。ソリドのクラシックカー(オープンカー)にはこのようなバリエーションがあります。2台の室内のメーター表示が違っている理由が良くわかりませんが、実車はオーダーメイドで個別に違っていたので、単なるシールの貼り間違いということでもなさそうです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE PHANTOM III 31
ROLLS ROYCE PHANTOM III 4

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