ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

RENAULT COLORALE SAVANE 1950 FRANCE

RENAULT COLORALE SAVANE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE 067C 1/43 103mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.27m 全幅約1.98m
エンジン 変速機: 4気筒 2.4L 46HP 4段変速
性能: 最高速98km/h
データーベースでルノー コロラールのミニカー検索

 

ルノー コロラール サバン フランス 1950

 

 ルノー コロラールは1950年に登場した、中型の乗用/商用車です。コロラールという名前はフランス語の'COLONIALE(植民地)'と'RURALE(田舎)'を組み合わせた造語で、フランスの植民地や田舎で使用する多目的車という意味合いがあるようです。戦後のルノーは復興に必要とされた4CVなどの小型車が主力でしたが、コロラールは中型車市場への参入を目指した車であり、ほぼ同時期に高級中型車のフレガトも登場していました。

 

 コロラールにはプレイリーとサバンの2タイプがありました。プレイリー(PRAIRIE)は4ドア ブレーク(ワゴン)で、3列シートの6-7人乗りでした。(後席を畳んで荷物が積めます) プレイリーにはタクシー専用モデルがあり、室内は運転席と客席の間に仕切りがあり中央に補助席があるリムジーン仕様となっていました。サバン(SAVANE サバンナ(大草原)の意)は2ドアブレークで、主に商用バンとして使われました。後席の窓はキャンバスが張られていて、キャンバスを巻き上げて窓を開けるといった仕様から分かるように熱帯地方(植民地)で使われることを想定していたようです。コロラールは1952年に新型2Lエンジン(58HP)に変わり、4WD仕様まで設定されました。ただ同じような価格の車に比べると性能が低く見た目も良くなかったので、人気が無く商業的には失敗しました。1957年まで生産され、総生産台数は約4万台でした。

 

 

 ミニカーはビテス製で、1997年頃に発売されました。当時のビテスとしては標準的な良い出来ばえで、これはサバンをモデル化しているので前方に開いたウインドスクリーンや巻き上げられたキャンバスなどが再現されていています。ビテスはプレイリーやタクシー仕様など数種類のバリエーションを作っています。コロラールの当時物ミニカーとしてはCIJの古いレア物がありましたが、それの復刻版をノレブが2006年頃に出しています。それ以外のコロラールのミニカーはイクソ系のミニカー付雑誌「世界のタクシー」のタクシー仕様やCOFRADIS ブランドの物がありますが、どちらもビテスの型を使っているようです。最近の物ではソリドとノレブもあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT COLORALE SAVANE 1
RENAULT COLORALE SAVANE 2

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RENAULT FREGATE AMIRAL 1953 FRANCE

RENAULT FREGATE AMIRAL 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOSTALGIE 14 1/43 111mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: 4気筒 2L 56HP 4段変速
性能: 最高速132km/h
データーベースでルノー フレガートのミニカー検索

 

ルノー フレガート アミラル フランス 1953

 

 第2次大戦中に連合軍の空襲で壊滅的に破壊されたルノー社は、戦後フランスの国策で国有化されました。ルノーの復興は戦前型のジュバカトルの生産再開から始まり、1946年の新型小型車4CVの発表と続きました。ルノーは新型車として中型車を企画していたのですが、戦後復興のために小型車4CVの開発を優先しました。その後1951年になって当初予定していた2Lクラスの中型車フレガートが登場しました。フレガートは戦前のヴィヴァステラの後継車で全長4.7mの大柄なボディに4気筒2L(56HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速132km/h の性能でした。

 

 1953年にデラックス仕様のアミラル(AMIRAL)と廉価版のアフェール(AFFAIRES)にグレードが分けられ、1956年に2.1L(77HP)エンジンが追加され豪華仕様のグラン パヴォア(GRAND PAVOIS)とステーションワゴンのドメン(DOMAINE)が追加されました。1959年にトルコン式3段自動変速機が設定されましたが、1960年には生産中止となりました。総生産台数は約16万台でした。ルノーではその後1975年に30が登場するまで中型車が無くなるのですが、これは1955年に登場したシトロエン DSが大ヒットして中型車市場を占有してしまったことが原因のようです。

 

 

 ミニカーは2002年に発売されたコフラディス(COFRADIS)のノスタルジー(NOSTALGIE) シリーズです。コフラディスはフランスの模型ショップで、ノスタルジーという独自ブランドで名前どおりの懐かしい感じのするクラシックカーのミニカーを販売しています。このブランドのミニカーはイクソ製がほとんどで、意図的にややレトロな作風に仕上げているようです。このフレガートも素朴な作風ながら、フロントグリルや室内などの細部は結構リアルで、実車の雰囲気がうまく再現された良い出来ばえです。これ以外のフレガートのミニカーはCIJやノレブの当時物、エリゴールのセダン/ワゴン/カブリオレ、最近のノレブのセダン/大統領車などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT FREGATE AMIRAL 1
RENAULT FREGATE AMIRAL 2

 以下は2006年に発売されたエリゴール製のフレガート カブリオレ 1959 (1/43 型番100996)の画像です。カブリオレは標準ボディではなかったようなので、これは特注ボディだと思われます。フロントグリルは後期型のデザインで、ワイヤスポークホイールとツートンカラーが特注の高級車らしい感じです。上記のノスタルジー シリーズと同様に最近のミニカーとしてはややレトロな作風ですが、クラシックカーはこんな感じに出来ているのが個人的には好きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT FREGATE CABRIOLET 1
RENAULT FREGATE CABRIOLET 2

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RENAULT 4CV  1954 FRANCE

RENAULT 4CV 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ELIGOR 1106 1/43 84mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.7m 全幅約1.43m
エンジン 変速機: 4気筒 747cc 21HP 3段変速
性能: 最高速105km/h
データーベースでルノー 4CVのミニカー検索

 

ルノー 4CV フランス 1954

 

 第2次大戦中に連合軍の空襲で壊滅的に破壊されたルノー社は、戦後フランスの国策で国有化されました。ルノーの復興は戦前型のジュバカトルの生産再開から始まり、1946年の新型小型車4CVの発表と続きました。ルノーは新型車として中型車を企画していたのですが、戦後復興のために小型車4CVの開発を優先しました。4CVは水冷4気筒747ccエンジン(21HP)をリアに搭載し、小型軽量(585kg)ながら4人乗りで、3段変速で最高速105km/h の性能でした。なおCVとはエンジン排気量などから決められるフランス独特の課税上の馬力の単位です。つまり4CVとは課税馬力が4馬力ということを意味しています。

 

 発売当初4CVは小さすぎると不評でしたが、実車が出回るにつれて評価されるようになり、最終的には数年先までのバックオーダーを抱えるほどの大ヒットとなりました。また4輪独立コイル サスペンションによる優れた操縦性を生かして、1950年代のラリーでも大活躍しました。さらに世界各国に輸出(ノックダウン生産)され、日本では日野自動車が国産化して主としてタクシーに使われました。4CVは1961年にまでに110万台以上が生産され、ルノーを戦前のようなフランス第1の自動車メーカーに立て直しました。(ただし大型車はまだラインナップしていませんでしたが) 後継車は1961年登場のルノー 4でした。

 

 

 ミニカーは1980年代に発売された初期のエリゴール製です。フロントノーズの横バーが3本になっているので1953年式以降をモデル化しています。初期のエリゴールは同時期のノレブのプラスチック製ミニカーをコピーしたものが多いのですが、これもノレブの型番17をベースにしています。ノレブのオリジナルはプラスチック製で窓ガラスも室内もついていない「がらんどう」ですが、エリゴールの4CVはダイカスト製で室内なども再現されていて当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。 エリゴールはラリー仕様など20数種類のバリエーションを出しています。これ以外の4CVのミニカーは当時物ではCIJ、テクノがありました。当時物以外ではソリド(べレム)、デルプラドの世界の名車シリーズ、イクソ、ブッシュの1/87、最近のノレブなどたくさんあります。  以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT 4CV 1
RENAULT 4CV 2

 以下は1970年代に発売されたノレブ製の4CV (1/43 型番27)です。ノレブのプラスチック製の4CVは1950年代から発売されていた物なので、窓ガラスも室内もついていない実に素朴なものです。しかし窓ガラス/室内が再現されていないことを別にすれば、4CVのミニカーとしては結構リアルに出来ています。ノレブのプラスチック製ミニカーに良く起こる経年変化によるボディのの変形がほとんど見られないのは、プラスチックの種類が違うからではないかと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 4CV 3
RENAULT 4CV 4

 以下は2002年に発売されたデルプラド製の世界の名車シリーズの4CV (1/43 No.44)の画像です。メーカーは不明ですが、プロポーションが良く、ドアミラーや室内のバックミラーが再現されているなど細部も結構リアルです。当時の雑誌付きミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 4CV 5
RENAULT 4CV 6

 以下は1994年に発売されたソリド製の4CV デクヴェラブル 1954 (1/43 型番4538)の画像です。名前のデクヴェラブル(DECOUVRABLE)とは屋根の側面を残して天井部分を幌で開閉できるようにしたカブリオレ仕様のことを意味します。(欧州車に多く見られる形式です) ソリドの型番45**シリーズは廉価版的なミニカーですので、シンプルな作りですが、4CVの雰囲気はうまく再現されています。大きく開いた屋根から見える室内もそこそこ再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 4CV DECOUVRABLE 1
RENAULT 4CV DECOUVRABLE 2

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RENAULT DAUPHINE 1956 FRANCE

RENAULT DAUPHINE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DELPRADO 47 1/43 92mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: 4気筒 845cc 32HP 3段変速
性能: 最高速115km/h
データーベースでルノー ドーフィンのミニカー検索

 

ルノー ドーフィン フランス 1956

 

 ルノー 4CVの上級車として1956年にドーフィンが登場しました。エンジンをリアに搭載する基本的な構造は4CVを踏襲し、サイズを大型化して装備を充実させていました。ボディは4ドアセダンのみで、デザインは上級車のフレガートをイメージさせるシンプルでオーソドックスな3ボックススタイルで、リアエンジン車なのでフロントにトランクがありました。4CVより大きな4気筒845cc(32HP)エンジンを搭載し、最高速も115km/hに向上しました。

 

 1961年に4段変速を採用した豪華仕様のオンディーヌ(ONDINE)が登場し、1962年まで販売されました。1964年にゴルディーニ社がエンジンを37HPにチューンし、4段変速と4輪ディスクブレーキを採用した高性能版のゴルディーニが登場しました。さらに高性能なレース用のホモロゲーションモデルのゴルディーニ 1093も限定生産されました。ドーフィンは大人しい外観でしたが、1958年のモンテ カルロ ラリーで優勝するなど高性能なツーリングカーでもありました。ドーフィンは国内で大ヒットし、世界各地に輸出(ライセンス生産)されました。アメリカではフォルクスワーゲン ビートルに次ぐ輸入車となりました。1967年まで生産され、総生産台数は200万台を超えました。 後継車は1962年に登場したルノー 8でした。

 

 

 ミニカーは2002年に発売されたデルプラド製の世界の名車シリーズです。メーカーは不明ですがイクソが似たようなものを作っているのでイクソ系のメーカーだと思います。ドアミラーが付いていてリアエンジン車の特徴であるリアの放熱グリルが良くわかる(ややオーバーですが)造形となっているなど、発売された当時の雑誌付きミニカーとしては上々の出来ばえでした。ドーフィンの当時物ミニカーはCIJ、ノレブのプラスチック製、ディンキーなどがありました。当時物以外ではソリド、イクソ、ノスタルジーのオンディーヌ、最近のノレブの1/18と1/43などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT DAUPHINE 1
RENAULT DAUPHINE 2

 以下は1998年頃に発売されたソリド製のドーフィン 1961 (1/43 型版4542)の画像です。サンルーフが開いた仕様をモデル化しています。ソリドの型番45**シリーズは廉価なミニカーですので細部のつくりは簡素ですが、プロポーションなどの基本的なところはしっかり作ってあります。ソリドはレース仕様もモデル化していて、同じ型を使った別ブランドのべレムでもポリス仕様などをモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT DAUPHINE 3
RENAULT DAUPHINE 4

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ALPINE RENAULT A106 MILLE MIGLIA 1956 FRANCE

ALPINE RENAULT A106 MILLE MIGLIA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CIJ 3/50 1/43 81mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.7m 全幅約1.45m
エンジン 変速機: 4気筒 747cc 43HP 5段変速
性能: 最高速153km/h
データーベースでアルピーヌ ルノー A106のミニカー検索

 

アルピーヌ ルノー A106 ミッレ ミリア フランス 1956

 

 フランスのレーシングドライバーでルノーのディーラーを経営していたジャン レデールは、ルノー 4CVをチューンした改造車でラリーなどで活躍しルマンにまで出場しました。彼は1955年にアルプス山脈にちなんだ名前のアルピーヌ社を創設し、アルピーヌのプロトタイプは1955年のミッレ ミリアで750ccクラス優勝を果たしました。翌年にルノー 4CVにFRP製のボディを搭載した軽量スポーツカー A106 ミッレ ミリアが市販されました。

 

 A106には1958年にアルピーヌ自社デザインのカブリオレが追加され、1960年にはカブリオレに屋根を付けたクーペも追加されました。1959年にはルノー ドーフィン用のエンジンを904ccに拡大し60HPにパワーアップし、最高速度170km/hという極めて高性能なA108が追加されました。アルピーヌはエンジン チューナーであるゴルディーニと提携することで、より強力なエンジンを使えるようになりました。1973年にアルピーヌはルノー傘下の会社となりました。

 

 

 ミニカーは1950-1960年代に発売されたフランス CIJ製の当時物です。50年も前に作られた古いミニカーですので、室内は何もないがらんどうです。これは後期型ですので窓ガラスが付いていますが、前期型は窓ガラスもありませんでした。そんな素朴な作りですが、実車の雰囲気は十分感じられるミニカーになっています。CIJのミニカーは当時のミニカーの中ではかなり出来の良い部類でした。これ以外のA106のミニカーはべレム(ソリド)、ノレブ、ノスタルジー、エリゴールなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALPINE RENAULT A106 MILLE MIGLIA 1
ALPINE RENAULT A106 MILLE MIGLIA 2

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RENAULT FLORIDE COUPE 1958 FRANCE

RENAULT FLORIDE COUPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 222 1/46 92㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.26m 全幅約1.57m
エンジン 変速機: 4気筒 845㏄ 37HP 4段変速
性能: 最高速137km/h
データーベースでルノー フロリード/カラベルのミニカー検索

 

ルノー フロリード クーペ フランス 1958

 

 ルノー フロリードはドーフィンをベースにした2+2座のスポーティーカーで、1958年に発表されました。クーペとカブリオレの2タイプがあり、イタリアのピエトロ フルアがデザインした小粋なスタイルで人気がありました。フロリードという名前はアメリカのフロリダ州にちなんだものでしたが、北米とイギリスではカラベル(CARAVELLE)という名前で発売されました。リアに搭載したエンジンはドーフィンのゴルディーニ仕様(37HP)と同じで、走行性能はドーフィンより少しだけスポーティでしたが見た目重視の車でした。

 

 1962年にエンジンがルノー 8用の4気筒1L(48HP)に変更され4輪ディスクブレーキが採用されました。1962年以降は全市場で名前がカラベルに統一されました。1964年にエンジンが1.1L(55HP)に拡大されて最高速が158km/hに向上し、性能的にもスポーツカーらしくなりました。しかし1960年代後半になると見た目的にも時代遅れになり、1968年に生産中止となりました。総生産台数は約12万台でした。

 

 

 ミニカーは1959年に発売されたコーギーの当時物です。1950年代後半のミニカーですのでヘッドライトやバンパーは塗装処理の素朴な作りです。縮尺1/46と1/43より少し小さめに作られていますが、プロポーションが良く実車の雰囲気がしっかり再現されています。なおこのミニカーは室内の造形がされていてスプリング サスペンションのギミックが付いていますが、当時のミニカーにはまだ室内の造形がないがらんどうの物もありました。これ以外でもソリド、CIJ、ノレブ、ディンキー、スポットオン、ガマなど当時の老舗ブランドが揃ってモデル化していますので、実車の人気が高かったことが分かります。最近の物ではノレブの1/18と1/43があります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT FLORIDE 1
RENAULT FLORIDE 2

 以下は1960年に発売されたディンキー(英)製のフロリード クーペ (1/43 No.543)の画像です。上記のコーギーと同じビンテージ物のミニカーで1977年にミニカー専門店で絶版品として入手した物ですが、これもプロポーションはしっかりしていて1960年代のミニカーとしては良い出来ばえです。こちらは室内の造形がなく白いゴム(天然ゴム系)のタイヤを履いているなどかなり初期のミニカーですが、これにもスプリング サスペンションのギミックは付いています。またリアタイヤをよく見てもらうと変形しているのが分かりますが、このタイプの白いゴムタイヤは派手に変形しているものが多いです。(参照ページ→ ミニカーの材質と経年変化 タイヤの変形) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT FLORIDE 3
RENAULT FLORIDE 4

 以下は1962年に発売されたスポットオン製のフロリード カブリオレ (1/42 型番166)の画像です。これも1960年代のビンテージ物のミニカーですが、メッキしたプラスチックパーツが使われているなど、内容的には新しいものです。スポットオンはバスなどの大型車も含めて縮尺を全て1/42で統一していたことで有名なブランドで、マニア向けのミニカーで出来ばえが良いものが多かったです。このフロリードもリアフェンダーのダクトやリアグリルの処理が巧みで当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT FLORIDE 5
RENAULT FLORIDE 6

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RENAULT 4L 1961 FRANCE

RENAULT 4L 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(FR) 518 1/43 85mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.66m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: 4気筒 747cc 32HP 3段変速
性能: 最高速113km/h
データーベースでルノー 3/4のミニカー検索

 

ルノー 4L フランス 1961

 

 1961年にルノー 4CVの後継車としてルノー 4が登場しました。ルノー初の前輪駆動方式を採用し、2ボックスのハッチバックボディなど、ライバルのシトロエン 2CVを意識した設計でした。ボディはセダン以外にフルゴネット(後部がハイルーフの箱形商用車)、ブレーク(バン)、ピックアップなどがありました。エンジンは4CV譲りの747cc(32HP)で3段変速機、最高速113km/h の性能でした。なおエンジンが603ccの廉価版ルノー 3も短期間ですが販売されました。

 

 リアサスペンションは横置きトーションバーを用いたトレーリングアーム方式で、ボディ全幅に渡る長い左右輪用トーションバーが2本前後に並んでいたので、ホイールベースが左右で異なっていました。当初はフロントグリルとヘッドライトが分離していましたが、1968年以降はアルミ製グリルで一体化され、1975年には黒い樹脂製グリルとなりました。1972年にエンジンが800ccに拡大され、1978年には1.1Lエンジンも追加されました。コストを抑えた設計による実用性/経済性が評価され、同じようなコンセプトのシトロエン 2CV以上に大成功し1992年まで生産されました。総生産台数は835万台でこれはモデルチェンジしていない量販車としてはフォルクスワーゲン ビートル(2153万台)、フォード T型(1500万台)に次ぐ第3位でした。(ちなみにシトロエン 2CVは387万台) 後継車はトゥインゴでした。

 

 

 ミニカーは1962年に発売されたディンキー(仏)製の当時物です。豪華仕様の4L(リアクォーター後部に3枚目の窓がある)をモデル化しています。ディンキー(DINKY TOY)はイギリスとフランスに生産拠点があって、フランスのディンキー(仏)は主にフランス車を手掛けていました。ディンキー(仏)のミニカーはプロモーションモデル的なリアルな作風が特徴でした。このルノー 4も1960年代の素朴な作りですが、プロポーションはしっかりしていて細部も結構リアルで良い出来ばえです。スプリングサスペンションのギミックが付いています。これ以外のルノー 4の当時物ミニカーはノレブ、ディンキー(仏)をコピーしたオートピレン、ソリドのフルゴネット、トミカのフルゴネットなどがありました。当時物以外ではビテス、ソリド、ノレブ、ブレキナの1/87など商用車のバリエーションも含めてたくさんあり、最近でも新製品が出されています。以下はディンキー(仏)製のルノー 4のフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT 4L 1
RENAULT 4L 2

 以下は1970年に発売されたディンキー(仏)製のルノー 4L 高速道路(AUTOROUTES) サービスカー (1/43 型番518a)の画像です。上記型番518のバリエーションで、屋根にアンテナを追加して高速道路の保守サービスカーに仕立てています。これ以外にも郵便車などのバリエーションがありました。なおこのミニカーにはナンバープレートが付いていますが、これはミニカーの箱に添付されていたナンバープレート(紙製粘着シール)を貼ったものです。1970年代に発売されていたディンキー(仏)の乗用車ミニカーのほとんどにはナンバープレートのシールが添付されていました。それを貼るとミニカーがリアルになって楽しかったのでしたが、そのことを思い出したことが当サイトのナンバープレート作成ページを作るきっかけとなりました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 4L 3
RENAULT 4L 4

 以下は1976年頃に発売されたオートピレン製のルノー 4L 1968 (1/43 型番202)の画像です。オートピレンは同時期のコーギーやディンキーをコピーした物が多いのですが、単なるコピーではなく一工夫していました。これは上記のディンキー(仏)のコピーですが、フロントグリルを1968年以降のヘッドライトと一体化された物に変更しています。オートピレンはこのような工夫を続けながら技術レベルを上げ、その後オリジナルのミニカーを開発するようになりました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 4L 5
RENAULT 4L 6

 以下は1961年頃に発売されたノレブ製の当時物 ルノー 4L (1/43 型番53)の画像です。ノレブ初期のプラスチック製でテールゲートが開閉するギミック付です。全体的に丸みがついているように感じるのは、プラスチックの経年劣化でボディが少し変形しているのかもしれません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 4L 7
RENAULT 4L 8

 以下は2017年に発売された国産名車コレクション製のルノー 4L (1/43 No.294)の画像です。メーカーはイクソで、最近のミニカーですから灯火類などの細部はそこそこリアルですが、リアエンド周りの造形が微妙に違う感じがします。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 4L 9
RENAULT 4L 10

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RENAULT 8 1962 FRANCE

RENAULT 8 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(FR) 517 1/43 93mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: 4気筒 1L 48HP 4段変速
性能: 最高速125km/h
データーベースでルノー 8のミニカー検索

 

ルノー 8 フランス 1962

 

 前述したルノー ドーフィンの上級車として同じリアエンジン方式のルノー 8が1962年に登場しました。ドーフィンより大きく近代的なボディに、新設計の1L(48HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速125km/hの性能でした。サスペンションの改良で操縦性が向上し、4輪ディスクブレーキを装備するなど当時の1Lクラスの車としてはかなり進歩的な車でした。1964年にはエンジンを1.1L(50HP)に強化したマジョール(MAJOR 最高速134km/h)が追加されました。

 

 ツーリングカーレースやラリー用の高性能仕様として、1964年にゴルディーニが追加されました。シリンダーヘッド改造、ツインチョーク キャブレター化などドーフィンのゴルディーニよりも高度なチューンが施され、エンジンはマジョールの2倍の95HPにパワーアップし、最高速は170km/hでした。さらに1966年には1300ccクラスのライバルBMC ミニ クーパー Sに対抗するため、1255cc(103HP)までエンジンを拡大しました。ルノー 8 ゴルディーニはツール ド コルスで1964年から3年連続で優勝するなど大活躍しました。1973年に生産中止となりました。後継車はルノー 12でした。

 

 

 ミニカーは1962年に発売されたディンキー(仏)製の当時物です。ルノー 4の解説に記載したようにディンキー(仏)のミニカーはプロモーションモデル的なリアルな作風が特徴でした。このルノー 8も素朴な作りですが、実車の雰囲気が良く再現されています。なおこの時代のディンキーのミニカーは底板がまだ鉄板で出来ていて(1960年代後半にはプラスチック製が多くなった)、ホイールも簡単な作りでした。室内の造形が再現されてワイパーがウインド スクリーンにモールドされるようになったのはこの頃からのようです。ディンキー(仏)には高性能版のゴルディーニ仕様もありました。これ以外の当時物ミニカーはノレブのプラスチック製がありました。当時物以外ではソリド(べレム)の1/43と1/18、エリゴール、イクソ、ミニチャンプス、最近のノレブ、スパーク(レジン製)のレース仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT 8 1
RENAULT 8 2

 以下は1968年に発売された上記ディンキー(仏)製のバリエーション ルノー 8 ゴルディーニ 1964 (1/43 型番1414)の画像です。ゴルディーニ仕様の定番カラーであるフレンチブルーの車体に白いストライプで、ヘッドライトと補助灯が黄色のラインストーンで追加されています。さらにヘルメットを被ったドライバーが乗っていて、それらしい雰囲気に仕立ててあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 8 GORDINI 1
RENAULT 8 GORDINI 2

 以下は1990年代に発売されたソリドの別ブランドのべレム製のルノー 8 1967 (1/43 型番V448)の画像です。ソリドは型番が18**のシリーズでルノー 8 ゴルディーニを数点モデル化していますが、これはそれと同じ型を使ったべレム版です。特別に凝ったところはありませんが、ソリドらしいシャープな作風で室内もそこそこ再現してあり良く出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 8 3
RENAULT 8 4

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RENAULT 4 SINPAR 'MICHEL TANGUY' 1962 FRANCE

RENAULT 4 SINPAR 'MICHEL TANGUY' 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(FR) 1406 1/43 87mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.7m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: 4気筒 747cc 32HP 4段変速 4WD
性能: 最高速 不詳
データーベースでルノー サンパールのミニカー検索

 

ルノー 4 サンパール 4X4 'ミシェル タンギー' フランス 1962

 

 ルノー 4 サンパール 4X4はルノー 4をベースにした4輪駆動車で、1962年に登場しました。この当時のフランスの市販車メーカーは自社で4輪駆動車をモデル化しておらず、4輪駆動車の需要には市販車を改造する専門メーカーが対応していました。サンパールもそのような専門メーカーで、主にルノー車の改造を行っていました。ルノー 4 サンパールの標準的なモデルはボディはそのままで車高を上げたもので、屋根が無いジープ的なモデルやこのミニカーのような軍用車もあったようです。またルノー 4 サンパールはパリ-ダカールなどの長距離ラリーにも参戦しています。サンパール社は後にルノーの1部門となりました。(実車画像→ ルノー 4 サンパール)

 

 同じような改造専門メーカーとしてダラス社(DALLAS)とマトラ社(MATRA)がありました。ダラス社はルノー車やプジョー車をベースにしたジープ型の改造車を製造していました。プジョー 205をベースにしたダラス社のジープとしてジープ ダラス グランディン (GRANDIN)がありました。(実車画像→ ジープ ダラス グランディン 1989)
 マトラ社はシムカ車をベースにした改造車を製造していました。代表的なモデルとしてはシムカ 1100をベースにした多目的車マトラ シムカ ランチョがありました。

 

 

 ミニカーはディンキー(仏)の当時物です。ミニカーの名前に付けられた'ミシェル タンギー'とは当時のフランスで絶大な人気があった漫画「タンギーとラヴェルデュール」(TVドラマにもなっている)の主人公の名前です。この漫画は戦闘機パイロットの話で、「トップガン」のフランス版のようなものだそうです。ミニカーはその漫画のキャラクター物として作られたもので、漫画の主人公のフィギュアが付いています。フロントグリルに付けられた砲弾状の物(蓋のついた補助灯か?)、ボンネット上のカメラ、可倒式ウインドスクリーン、変わった形状のアンテナ、インパネから生えたシフトレバーを再現した内装、風変わりな迷彩塗装など細部にこだわった仕上げとなっています。多分迷彩塗装などは漫画(TVドラマ)の設定に忠実にできているのだと思います。ディンキー(仏)はこれ以外にもルノー 4 サンパールの軍用車を2種類モデル化しています。これ以外のサンパールのミニカーとしては、ビテスがルノー 4 サンパールのパリ-ダカール仕様を、エリゴールがトラックや消防車などをモデル化しています。 以下はフロント/リア/室内の画像とジオラマ仕立てのミニカーの紙箱/フィギュアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT 4 SINPAR 'MICHEL TANGUY' 1
RENAULT 4 SINPAR 'MICHEL TANGUY' 2

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RENAULT 10 1965 FRANCE

RENAULT 10 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOREV 9 1/43 97mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.2m 全幅約1.53m
エンジン 変速機: 4気筒 1.1L 43HP 4段変速
性能: 最高速133km/h
データーベースでルノー 10のミニカー検索

 

ルノー 10 フランス 1965

 

 1965年にルノー 8の上級車としてルノー 10が登場しました。前述したルノー 8より全長が205mm長くなりモール類が増えて少し高級な見た目になっていました。ただし延長されたのは前後のオーバーハング部で室内部分はルノー 8のままでした。ノーズが長くなったことでフロントにあるトランク容量が拡大し、リアエンジン車ゆえにトランク容量が小さいというルノー 8の弱点が改善されたとのことです。このようなモデルが設定されるということは、フランスでは荷物がたくさん積めるということが重要なことだったということが分かります。(多分バカンスに出かける時に必須なのでしょう)

 

 フランス人は自動車に対して実用性を重視し見た目は二の次だそうですが、この当時のフランス車にハッチバック スタイルが多いのはそのような合理的な理由があったようです。ルノー 10は1968年に角形ヘッドライトを採用したフロント デザインに変わり、ルノー 8と差別化されました。1969年には後継車となるルノー 12が登場し、1970年にはそのルノー 12用の1.3L(48HP)エンジンを搭載しました。1971年に生産中止となりました。

 

 

 このミニカーは1966年に発売されたノレブ初期の当時物でプラスチック製です。ノレブ初期のミニカーは全体がプラスチック製で塗装されていませんので、ダイキャスト製ミニカーと比べる重量感がなくボディに金属的な艶が無いので安っぽい感じがしました。ただし基本的なプロポーションは良く、ドア/ボンネット開閉などのギミックも意欲的に取り入れたものが多かったです。ノレブも1970年代になるとダイキャスト製に移行していきました。このルノー 8もプロポーションは正確で当時のミニカーとしてはリアルな出来ばえです。フロントのトランクとリアのボンネットが開閉するギミック付で、ボンネット下にはエンジンがモールドされています。ただしプラスチックの経年変化でボディ全体が少し変形していて、これがノレブ初期のミニカーの欠点です。これ以外のルノー 8のミニカーはイクソ、ユニバーサルホビーなどがあります。 以下はフロント/トランク開閉とリアボンネット開閉と上記のディンキー(仏)のルノー 8とならべてみた画像です。ルノー 8のキャビン部分はそのままでボディが延長されていることが判ります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT 10 1
RENAULT 10 2

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