ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

ANFIBIO DI EVANS 1804 USA

ANFIBIO DI EVANS 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM X08 1/43? 170㎜

 

エヴァンスの水陸両用蒸気車 アメリカ 1804

 

 アメリカ最初の自動車 発明家オリヴァー エヴァンスが作った車輪をつけた蒸気駆動の浚渫船。ベルト駆動の車輪で路上を走り、水面ではベルトを架けかえて浚渫用のバケツと後ろに付いている外輪(黄緑色)を駆動したとのことです。ミニカーには浚渫するためのバケツが付いていないので、実際の車(船?)とは少し違うようで、これはその試作機なのかもしれません。いずれにせよ、あまり活躍しなかったようです。

 

 ミニカーはクラシックカーのミニカーを主力にしているイタリアのブルム(BRUMM)製で蒸気車をモデル化している「OLD FIREシリーズ」のものです。水上走行用の外輪が回転します。

 

実車諸元 
外形寸法: 全長約8m
エンジン 変速機: 蒸気機関 
性能: 
データーベースで蒸気車のミニカー検索
 

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OLDSMOBILE CURVED-DASH RUNABOUT 1902 USA

OLDSMOBILE CURVED-DASH RUNABOUT 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINIALUXE 13 1/43 62㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約2.7m
エンジン 変速機: 空冷単気筒 1563cc 7HP 2段変速
性能: 最高速32km/h
データーベースで戦前のオールズモービルのミニカー検索

 

オールズモービル カーブド ダッシュ ランナバウト アメリカ 1902

 

 技術者 ランサム E オールズは「オールズ モーター ビークル」社を1897年に設立し、4輪自動車の生産を始めました。1899年にこの会社は買収されて「オールズ モーター ワークス」社に変わり、デトロイトに自動車製造工場を建てました。これがアメリカ最古の自動車ブランド「オールズモービル」の誕生でした。1901年に自動車としては初のアセンブリーライン大量生産方式を採用したオールズモービル カーブド ダッシュを発売しました。この車は2人乗りの小型車で、水冷単気筒1563cc(5HP)エンジンを後部に搭載し、2段変速で最高速32km/hの性能でした。実用的で安価な車で、1907年まで生産され、総生産台数は約19000台でした。なお名前のカーブド ダッシュとは車体前部の泥除け部分(ダッシュボード)が丸く湾曲していることから付けられた愛称です。(実車諸元の参照画像を見れば納得できます)

 

 「オールズ モーター ワークス」社は1908年にビュイック社をベースにして設立されたGM(ジェネラル モータース)社に売却され、GMの2番目のブランドとなりました。オールズモービルは1957年の88や1966年のトロネードなど名車がありましたが、残念ながら2004年にブランドが廃止されました。 なおオールズモービルの創立者ランサム E オールズは新しい経営者と対立し、1904年に会社を辞めて「レオ(REO)モーター」社を創立しました。レオ社は乗用車/トラック/バスを製造し、1975年まで存続しました。

 

 

 ミニカーは1960-1970年代に作られたフランスのクラシックカー専門メーカーだったMINIALUXE(ミニオール)製で材質はプラスチックです。MINIALUXEはクラシックカーに付き物の灯火類や操作レバーがきちんと別パーツで取付けられているなど、当時のミニカーとしてはリアルに作ってありました。このカーブド ダッシュも赤/黒のカラーリングが綺麗で良く出来ています。この時代のアメリカ車がモデル化されるのは珍しいのですが、アメリカ最初の大量生産車で個性的なデザインなのでモデル化されたのだと思います。 以下はフロント/リアの拡大画像とキャビンの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

OLDSMOBILE CURVED-DASH 1
OLDSMOBILE CURVED-DASH 2

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FORD 999 RACING CAR 1902 USA

FORD 999 RACING CAR 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RIO R015 1/43 98mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.8?m 全幅約1.4m
エンジン 変速機: 4気筒 18.9L 80HP 
性能: 最高速 不詳
データーベースでフォード 999のミニカー検索

 

フォード 999 レーシングカー アメリカ 1902

 

 フォード自動車を設立したヘンリー フォードは個人的な趣味として自宅で自動車を製作していました。彼が33歳の1898年に製作した自動車にほれ込んだ地元の材木商が1899年に「デトロイト自動車」社を創立し、ヘンリー フォードを主任技術者に雇いました。この会社は1901年に「ヘンリー フォード」社に変わりましたが、経営方針で意見が対立しヘンリー フォードは会社を辞めてしまいました。ヘンリーは自分が開発した車が優れていることを示すために、1902年に赤と黄のボディカラーの2台のレーシングカーを製作しました。赤は当時の速度記録を達成した急行蒸気機関車「エンパイヤステート No.999」にちなんで「999」、黄は「アロー(ARROW)」と名付けられました。このレーシングカーは国内レースで勝利し、その活躍をみた石炭商が資金を提供することになり、1903年にヘンリーは「フォード モータ」社を設立しました。

 

 「フォード モータ」社は資金繰りが苦しく、新しい出資者を得るために今度は速度記録に挑戦して自社をアピールすることにしました。そこでレースで破損していたアローを修復して改良し新しい999に仕立て、1904年にセントクレア湖の氷上トラックで時速147.05km/h(91.37mph)の氷上速度記録を達成しました。この速度記録車は国内を宣伝して周り、フォードの名前を知らしめました。これで新しい出資者を得て増資することができた「フォード モータ」社は1908年に発売したT型の成功で大企業に発展していきました。

 

 

 ミニカーは1979年に発売されたリオ製です。1902年の999 レーシングカーをモデル化しています。(2台作られた赤のほうです) 剥き出しのラジエータ、4気筒エンジン、床下の大きなフライホイールなどがリアルに再現され、実に良い出来ばえです。 以下はフロント/リアの拡大画像とエンジン/コクピットの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD 999 1
FORD 999 2

 リオ製以外のフォード 999のミニカーはEXOTOの精密ミニカー 1/18、ブルムの999 レーシングカーと999 速度記録車があります。なお999 速度記録車の量産ミニカーはたぶんブルム製しかありません。以下は1978年に発売されたブルム製のフォード 999 1902年(1/43 型番R015)の画像です。リオと同じレーシングカーのモデル化ですが、ラジエータの形状、運転席床下部分などが違っています。レーシングカーですからレース毎の仕様変更などがあったでしょうから、どちらが正しいということでもないでしょう。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD 999 3
FORD 999 4

 以下はリオ製とブルム製の999を並べて比べてみました。エンジンの細部などが多少違うのは問題ないのですが、肝心の大きさが違っています。999の実車サイズは全長145inch(3.68m)という資料(参照サイト→フォード 999のスペック)がありましたので、これを信用するとサイズはリオ製のほうが正しいようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD 999 5
FORD 999 6

 以下は1981年に発売されたブルム製のフォード 999 速度記録車 1904 (1/43 型番R025)の画像です。999 速度記録車は実車写真が少なくあまりよく知られていないので、ミニカーもこれしかないようです。(参照→ 999 速度記録車 実車写真) 999 レーシングカーとはエンジン排気管の引き回し、エンジン上にある燃料タンク、カバーの付いたラジエーター、風避けのついたコクピットなど外観はかなり異なっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD 999 7
FORD 999 8

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LOCOMOBILE OLD 16 1906 USA

LOCOMOBILE OLD 16 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM R020 1/43 85㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.7m
エンジン 変速機: 4気筒 16L 120HP 3段変速
性能: 最高速160km/h

 

ロコモビル オールド 16 アメリカ 1906

 

 アメリカのロコモビル社は1899年に設立されました。ロコモビル社が最初に製作した蒸気車(→ロコモビル蒸気車 実車画像)は同時期に成功していたスタンレー自動車会社から技術を買い取ったものでした。1902年には2/4気筒ガソリンエンジンを搭載した車を開発し、この車はその性能や信頼性の良さで知られるようになりました。ロコモビル社は高い信頼性の高級車を製造していましたが、1929年に倒産しました。代表的な車としては、1919年に登場した6気筒8.6Lエンジンを搭載したモデル 48がありました。(→モデル 48 実車画像)

 

 ロコモビル社が開発したレーシングカーは、アメリカで開催された1908年の国際レース ヴァンダービルト杯(Vanderbilt Cup)で優勝しました。国際レースで優勝した初めてのアメリカ車ということで、この車は「オールド 16」という名前で呼ばれています。(16はゼッケン番号) 4気筒16L(120HP)エンジンを搭載し3段変速で、最高速160km/hの性能でした。このゴーカートのような車体で160km/hのスピードを出していたのですから、当時のレーサーは命がけの仕事だったのです。

 

 

 ミニカーは1979年に発売された初期のブルム製です。年式が1906年となっているので、1906年のヴァンダービルト杯出場車をモデル化しているようです。むき出しの運転席、リアの燃料タンクとその後ろのスペアタイヤ、後輪駆動チェーンなど、同時代のフィアットのレーシングカーに良く似ています。ボディカラーがこのような色だったのかは疑問ですが、この時代のレーシングカーのミニカーとして良い出来ばえです。ブルムの初期のミニカーにはこのような自動車黎明期のレーシングカーが十数種類ほどモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像とコクピット/後輪駆動部の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LOCOMOBILE OLD 16 1
LOCOMOBILE OLD 16 2

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SEAGRAVE AC53 FIRE ENGINE 1907 USA

SEAGRAVE AC53 FIRE ENGINE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DEL PRADO 06 1/43 118mm

 

シーグレイブ AC53 消防車 アメリカ 1907

 

 消防車に搭載しているポンプなどの備品はとても重いので、馬車から自動車への移行は早くから行われたようです。この車は消防用梯子メーカーのシーグレイブ社が自動車メーカーのフライヤー ミラー社と共同で開発したエンジン式消防車で多くの消防署で採用されたとのことです。(後部に積んでいるのは消火器で放水用のポンプやタンクは装備していないとのこと)シートの下にはガソリンエンジンがあり始動用のクランクハンドルがついています。

 

 ミニカーはデル プラド(DEL PRADO)社のミニカー付雑誌「世界の消防車コレクション」の一台です。(なおこのミニカーは元々はマッチボックス製のようです)

 

実車諸元 
外形寸法: 全長約5m
エンジン 変速機:  
性能: 
 

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FORD T 1908 USA

FORD T 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ZISS 17 1/43 87㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.5m
エンジン 変速機: 4気筒 2895cc 20HP 2段半自動変速
性能: 最高速70km/h
データーベースでフォード T型 のミニカー検索

 

フォード T型 アメリカ 1908

 

 ヘンリー フォードが生み出した自動車史上最も有名な車が1908年に発表されたT型フォードです。ヘンリー フォードは1903年に「フォード モーター」社を設立し、T型以前にもA型から始まる車を開発して販売していました。T型とはその開発番号に由来する名前でした。T型はレールで移動する台車を使った流れ作業による大量生産方式で低価格を達成し、最終的に1500万台が生産されました。初期のT型の標準的なボディは画像のようなオープン4座セダンでした。なお大量生産が始まったのは1912年頃からで、それまでは組立て作業中の車を作業者がロープで引っ張って移動させていたそうです。大量生産が始まるとそれまでは数色あったボディカラーが黒のみになりました。

 

 初期のT型は4気筒2895cc(20HP)の実用的なエンジンを搭載し、半自動式クラッチによる2段半自動変速機を介して最高速70km/hぐらいの性能でした。特筆すべきはこの半自動変速機で、足元の3つのペダルの操作のみで2段変速/後退が行えるもので、運転が簡単になったことが自動車の大衆化に大きく寄与しました。アメリカ車が昔からオートマチック車ばかりなのは、大量に販売されたT型が実績を作ったからなのです。

 

 

 T型のミニカーはたくさんあります。ここでは1960年代に作られたビンテージミニカーのなかで、クラシックカーを主に手掛けていたメーカーの物をまとめてみました。まずはドイツのチィス(ZISS)製です。チィスは1960-1970年代にドイツ車中心で1/43のクラシックカーを作っていました。1960年代に作られたということもあって、あまりプラスチックが使われておらず、幌部分も金属で出来ています。金属製パーツが多いので、頑丈な感じが強調されていますが、T型のイメージには合っています。なおこのミニカーのようにFORDのロゴが大きく正面に付いているフロントグリルは初期のT型の特徴です。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD T 1
FORD T 2

 以下はチィス(ZISS)のT型 ロードスター(1/43 型番16)の画像です。 T型にはこのような2座のロードスターもありました。セダンとは違ってこのロードスターは明るいボディカラーのせいもあって、軽快で楽しい感じの車に見えます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD T ROADSTER 1
FORD T ROADSTER 2

 以下はチィス(ZISS)のT型 ランチ ワゴン(RANCH WAGON)(1/43 型番44)の画像です。これは後部に荷台がついた現在のピックアップのような車です。ランチというのは牧場という意味ですので、乗用だけではなく農作業にも使った車だと思います。アメリカ映画の田舎の風景にはよくこのタイプの車がでてきますが、これはその元祖といったところでしょう。車種的には珍しいミニカーだと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD T RANCH 1
FORD T RANCH 2

 次はフランスのミニカーメーカーJMK社のブランド ラミー(RAMI)です。ラミーは1960年代に主にフランスの自動車博物館に展示されていたクラシックカーを1/43のミニカーにしていました。以下はラミーのT型 セダン(1/43 型番16)の画像です。これもホイール/タイヤ以外はほとんどが金属パーツで、上記のチィスと似ていますが、フランス的な少し柔らかい感じがします。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD T sedan 3
FORD T sedan 4

 以下はラミー(RAMI)のT型 ロードスター(1/43 型番15)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD T ROADSTER 3
FORD T ROADSTER 4

 次はフランスのミニカーメーカー MINIATURE(ミニオールと呼んでいます)です。ミニオールは1960-1970年代に1/43のプラスチック製でクラシックカーのミニカーを作っていました。以下はミニオールのT型 ロードスター 1909年(1/43 型番1)の画像です。車軸以外の全パーツがプラスチック製で、カラフルなプラスチックパーツに加えてメッキパーツも使っているので、前述した金属製ミニカーより華やかです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD T ROADSTER 5
FORD T ROADSTER 6

 以下はミニオールのT型 リジー(LISSIE) 1911年(1/43 型番3)の画像です。上記のミニオールのT型 ロードスターとは年式が異なりますので、こちらのボディにはドアが付いています。不思議なことにこのミニカーは上記ロードスターより一回り小さく作られていてタイヤも小さなサイズの物が付いています。なおリジーとはT型の2座セダンで中央にドアのあるタイプに対する愛称のようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD T COUPE 1
FORD T COUPE 2

 次はフランスのミニカーメーカー サフィール(SAFIR)です。サフィールは1960年代に1/43のクラシックカーのミニカーを作っていました。以下はサフィールのT型 ロードスター 1911年(1/43 型番8)の画像です。サフィールもプラスチック製パーツが多くカラフルなミニカーになっていますが、上述したブランドよりも少しだけレベルの高い仕上げとなっていました。このT型 ロードスターも上述したブランドとよく似ていますが、それでも少しだけ良い出来ばえだと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD T COUPE 3
FORD T COUPE 4

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THOMAS-FLYER NEWYORK-PARIS RACE 1908 USA

THOMAS-FLYER NEWYORK-PARIS RACE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RIO 47 1/43 108mm

 

トーマス フライヤー ニューヨーク-パリ レース優勝車 アメリカ 1908

 

 エドウイン トーマスが1900年に設立したトーマス社は、この車で歴史に名を残しています。このレースは先に記載した北京-パリレースの直後に企画され、ニューヨーク-パリ間32000kmのこれもまた壮大でとてつもないレースでした。(途中のベーリング海峡は船を使用しています)米、独、伊、仏などの代表6台が参加してこのトーマスが170日間で走破して優勝しました。

 

 ミニカーはリオ製です。現在でも困難と思われる壮大なラリーにこんな素朴な車で挑戦した先人の勇気に感心します。リアに掲げられた星条旗が誇らしげです。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m
エンジン 変速機: 4気筒 9375cc 60HP 4段変速
性能: 最高速96km/h
 

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FORD T TOURING (SEDAN) 1909 USA

FORD T TOURING (SEDAN) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO CLC001 1/43 88mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.5m
エンジン 変速機: 4気筒 2895cc 20HP 2段オートマチック変
性能: 最高速70km/h
データーベースでフォード T型のミニカー検索

 

フォード T型 ツーリング (セダン) アメリカ 1909

 

 T型は基本的なデザインを変えずに20年間生産されました。一番生産量が多かった1923年には年間で約200万台が生産され、当時アメリカで生産されていた車の約半数がT型だったそうです。この台数は現在の日本の軽を含めた自動車販売台数(約500万台)の約半数にあたる台数ですから、とてつもない台数であったことが分かります。(しかもほとんどが黒一色だったのです)

 

 1920年代になると、密閉式ボディの採用や装備が充実していくことで増加した車重に対して、エンジン性能が不足してきました。競合他社(GM シボレーなど)は6気筒エンジンを採用していて動力性能で見劣りするようになりました。また安価な大衆車とはいえ、多彩なボディカラーや目新しいデザインを採用する他社に対して商品の魅力という点でも見劣りするようになりました。T型もボディカラーのオプション設定などの対抗策をとりましたが、もはや時代遅れな車であることは明白でした。1927年に生産中止となり、1928年に後継車のA型にモデルチェンジしました。

 

 

 T型フォードのミニカーはたくさんあります。ここでは最近のミニカーで、スケールモデル的にリアルな出来ばえの物をまとめてみました。初めに紹介するのは2001年頃に発売されたイクソ製です。T型フォードの1/43ミニカーとして、私の知る限りでは2019年現在でもこれが最高の出来ばえです。初期のT型を極めて忠実に再現しています。プロポーションは正確で、室内もハンドル下のスロットル操作用の2本のレバー、足下の3つの操作ペダル、ハンドブレーキなどT型フォードの特徴的な操作系がちゃんと再現されています。底板部分のシャーシ/サスペンション、白いタイヤ、幌の張り具合の感じも実車に忠実です。バリエーションで幌を閉じた状態のミニカーもあります。またイクソは2002年に1925/1926年式のT型最終仕様のランナバウトもモデル化しています。以下はフロント/リアの拡大画像と室内/底板部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD T 1
FORD T 2

 以下は幌を立てたバリエーションの(1/43 型番CLC002)の画像です。フロントグリル部分からウインドシールド部分に繋がっている2本のステーがありますが、これはウインドシールド保持用のステーと幌の前端を保持する為のバンドです。こんな細かいパーツを1/43で再現している量産ミニカーは、これとクラシックカー専門であったリオの初期物(1960-70年代の物)ぐらいしかありません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD T 3
FORD T 4

 以下は2002年に発売されたイクソ製のT型 ランナバウト 1926年(1/43 型番CLC013)の画像です。T型としては最終型のランナバウト(安価な2座オープンカー)をモデル化しています。ドアが付きウィンドースクリーンがわずかに前傾しているなど、ボディが少しだけ近代的になっています。室内ではペダルなどの操作系が変わっていないことがわかります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD T RUNABOUT 1
FORD T RUNABOUT 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD T RUNABOUT 3
FORD T RUNABOUT 4

 以下は上記のT型 ランナバウトの幌を閉じたバリエーション(1/43 型番CLC012)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD T RUNABOUT 5
FORD T RUNABOUT 6

 以下は2005年に発売されたミニチャンプス製のT型 セダン 1914年(1/43 型番400082330)の画像です。ミニチャンプスらしい細部にこだわった良い出来ばえです。イクソ製の1909年式と較べるとウインドスクリーンの補強ステーがなくなり前席にドアが付くなどT型のボディが少しずつ変わっていったことが良く分かります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD T 5
FORD T 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD T 7
FORD T 8

 以下は1992年に発売されたフランクリン ミントのT型 セダン 1913年(1/16 型番SB49)の画像です。フランクリン ミントのクラシックカーは1/24が標準なのですが、これは2回りほど大きい1/16です。1/16なのでエンジン/サスペンションなどのメカ部分や本物の布を使った幌(畳むことはできません)など細かいところまでリアルに再現されていますが、実車がシンプルな大衆車ですので、やや面白みのない大味なミニカーになっています。(出来が悪い訳ではありませんが) ダッシュパネルの前に付いている灯火(ランタン)の左側が取れて欠品しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD T 9
FORD T 10

 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/ボンネットを開いたエンジン部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD T 11
FORD T 12

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MAXWELL ROADSTER 1911 USA

MAXWELL ROADSTER 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MATCHBOX Y14 1/49 82㎜

 

マックスウェル ロードスター アメリカ 1911

 

 ジョナサン マックスウェルとベンジャミン ブリスコーが設立したマックスウェル社の第一号車は2気筒エンジンの小型車でした。その後発売した4気筒エンジン車は625ドルと廉価だった為1909年までに9000台も売れたそうです。第一次大戦後まで安価な大衆車メーカーとして独自路線を歩んでいましたが、1923年にクライスラー社に吸収されています。

 

ミニカーはマッチボックス製です。モデルはGA型という二人乗りの軽快なロードスターです

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m
エンジン 変速機: 4気筒 30HP 
性能: 
データーベースでマックスウェルのミニカー検索
 

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GM BUICK MODEL 35 1912 USA

GM BUICK MODEL 35 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ERTL 5 1/43 90mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m
エンジン 変速機: 4気筒 2.7L 23HP 3段変速
性能: 最高速70km/h
データーベースでGM ビュイックのミニカー検索

 

GM ビュイック モデル 35 アメリカ 1912

 

 「ビュイック モーター」社はイギリス系アメリカ人 デイヴィット ダンバー ビュイックが1903年に設立しました。1904年に2気筒エンジン搭載のモデル Bを販売しましたが業績は芳しくなく、馬車製造会社を経営するウイリアム C デュラントに援助を求めました。デュラントの采配でビュイック社は業績が回復しましたが、創業者のビュイックは会社を去りました。フォード社と売上げを競うほどに成長したビュイック社を土台にして、デュラントは1908年にGM(ジェネラル モータース)社を設立しました。GM社はキャディラック、オールズモービル、オークランド(ポンティアック)などを買収して、アメリカ 3大メーカーの一つとなっていきました。

 

 1912年に登場したビュイック モデル 35は、4気筒2.7L(23HP)エンジンを搭載する中型車でした。当時のエンジンは吸排気バルブをピストン側面に配置したサイドバルブ方式が一般的でしたが、ビュイックは現在では当たり前のバルブをピストンの上に配置したOHV方式を採用していることが特徴で、このモデル 35もOHV方式でした。シートは本革張り、タイヤはまだカーボンを使っていない天然ゴムの白タイヤ、ホイールは木製、ヘッドライトは電気式ではなくアセチレンガスを使うランプでした。この車は当時のビュイックのベストセラーカーで、約6000台が売れたそうです。

 

 

 ミニカーは1987年頃に発売されたアメリカのアーテル(ERTL)製です。自動車黎明期のアメリカ車を数点ほどモデル化したアーテルの「VINTAGE VEHICLES」シリーズの1台です。この時代のアメリカの実用車のミニカーはあまりありませんので、その点で貴重なモデルです。時代に合わせた白タイヤやBUICKロゴの付いたフロントグリルなど、スケールモデル的な造形で、結構良く出来ています。ただその白タイヤは箱の中で同じ状態で保管されていたので、タイヤ接地面が扁平に変形しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM BUICK MODEL 35 1
GM BUICK MODEL 35 2

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