ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

FERRARI 348 TB 1989 ITALY

FERRARI 348 TB 画像をクリック/タップすると画像が変わります
HERPA 1010 1/43 100㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.23m 全幅約1.9m
エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 3.4L 300HP 5段変速
性能: 最高速275km/h
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フェラーリ 348 TB イタリア

 

 308/328の後継として、348 TBが1989年に登場します。これもピニンファリーナのデザインで、サイドのフィン付きのインテークやリアライトのスリットなど全体的に上述したテスタロッサとよく似ています。従来フェラーリのボディはレースカーでよく使われる鋼管スペースフレーム構造で構成されていたのですが、348では一般的なモノコック構造を採用しています。(この変更はボディ剛性不足を招いたようですが) エンジンは328と同じDOHC V型8気筒で排気量を3.4L(300HP)に増やし、搭載方式が328の横置きから縦置きに変更されています。

 

 348 TBのTは「TRANSVERSE(横軸)」の意で、変速機を横置き配置していることを示し、Bは「BERLINETTA(クーペ タイプ)」を意味しています。1993年にオープンの348 TS (SはSPIDERの意)が追加されました。1993年のマイナーチェンジで、バンパー/サイドシルの下部が黒からボディ同色となるなど外観が変更されました。またエンジンが320HPにパワーアップし、名称が348 GTB/GTSに変わりました。レース仕様のチェレンジやコンペティション(コンペティツィオーネ)もありました。1994年に後継車F355登場で生産中止となりました。

 

 

 ミニカーはヘルパ製で、プラスチック製です。ヘルパは1/87が主流ですが、その技術を生かして1/43の精密モデルとなっています。ドアやエンジンフードが開閉し、エンジンもかなり本格的に再現されています。また内部に錘をいれてあるようで、適度な重さがあり安っぽい感じはしません。これ以外ではバン(BANG)のTB/TS、ブラーゴの1/24、イクソなどがあります。(左のリンクをクリックするとミニカーを検索できます)

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FERRARI F40 1987 ITALY

FERRARI F40 画像をクリック/タップすると画像が変わります
HERPA 1000 1/43 103㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.43m 全幅約1.98m
エンジン 変速機: DOHC ツインターボ V型8気筒 3L 478HP 5段変速
性能: 最高速324km/h
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フェラーリ F40 イタリア

 

 F40は1987年にフェラーリ創業40周年を記念して、フェラーリの高性能を知らしめるべく、そのままでレースに出られる市販車を目指したものでした。308 GTBのグループB仕様 288 GTO エボルツィオーネがベースとなっており、DOHC ツインターボ V型8気筒3L(478HP)エンジンをリアに縦置きでミッドシップ搭載しています。リアに大きなスポイラーを持つクーペスタイルはピニンファリーナの風洞で空力的な検討がされています。レーシングカーそのものの鋼管スペースフレームに複合素材のボディを載せ、エアコンは標準装備されるものの内装は最低限で、パワステやブレーキアシストはありません。最高速度は324km/h、0-400m加速 11秒台と当時世界最速の市販車でした。

 

 1991年にレースカーのベースとして、シャーシを大幅に強化し780HPにパワーアップした、F40 コンペティツィオーネが限定生産されました。GTカーレース用のF40 GTや、F40 コンペティツィオーネをベースにした耐久レース用のF40 GTE/LM(ルマン用)などのレース用車両が作られました。F40 GTはイタリア国内のスーパーカーGT選手権では対抗する車がなく圧倒的な強さでした。

 

 

 ただ耐久レースではF40 LMで参戦したルマンで勝てず、それ以外のレースでもあまり芳しい成績を収めていません。(F40は基本設計がやや時代遅れだったようです) 1992年の生産中止までに約1300台が生産されました。新車価格は4650万円でしたが、バブル景気の日本では2億5000万のプレミアム価格が付いたこともありました。

 ミニカーはヘルパ製1/43のプラスチック製です。前述した348 TBと同じシリーズのものですが、これも非常によくできています。ドア/前後パネルがすべて開閉し、エンジン部分もリアルに再現されています。なおF40を最初にモデル化したのはブラーゴの1/18で、これの出来が素晴らしかったので、大スケールのミニカーが見直されるようになりました。その他の当時物としては、ポリスティルの1/18、ディテールカーなどがあります。最近の物では京商、イクソなどたくさんあります。(上記で表示した288 GTO エボルツィオーネのミニカーはJOUEF製です)

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FERRARI 456 GT 1992 ITALY

FERRARI 456 GT 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 430072400 1/43 112㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.73m 全幅約1.92m
エンジン 変速機: DOHC 4バルブ V型12気筒 5.5L 436HP 
 6段変速/4段自動変速
性能: 最高速301km/h
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フェラーリ 456 GT イタリア

 

 長く生産された4シーターの豪華GT 412の後継として456が登場しました。V型12気筒エンジンをフロントに積む旗艦として全面的に新設計されました。鋼管スペースフレームにアルミ製ボディを載せたボディはピニンファリーナのデザインで、4シーターの為キャビンが大きめですが、1970年代の365GTB デイトナのイメージを再現させたそうです。エンジンも新設計のDOHC 4バルブ V型12気筒5.5L(436HP)で、最高速は300km/hを超える高性能です。

 

 412より短くなったホイールベースと、トランスアクスル方式による前後重量配分の適正化でスポーツカーとしての操縦性も向上しています。内装は本革張りのシートなど豪華で、後席も+2以上の居住性がありました。当初はM6段変速のGTだけでしたが、1996年に4速自動変速のGTAが追加されました。1998年のマイナーチェンジでフロントグリルやボンネットのエアインテークなどの意匠や内装が変更され、名前が456Mに変更されました。

 

 

 ミニカーは初期のミニチャンプス製です。全体的には良くできていますが、フロントやボンネット周りの雰囲気がいまひとつです。お国柄でしょうか ミニチャンプスはドイツ車を作らせるとベストですが、1990年代以前のイタリア車やフランス車は何となく雰囲気が合わない物があります。これ以外ではブラーゴの1/24、バン、ディテールカーなどがあります。この当時はまだ複数のメーカーがフェラーリを作っていたのですが、現在はライセンス制限でマテルしか作れないようになりました。(競争がない状況は品質や価格で問題が多いのですが)

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FERRARI F355 GT 1994 ITALY

FERRARI F355 GT 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BANG 8027 1/43 98㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.25m 全幅約1.9m
エンジン 変速機: DOHC 5バルブ V型8気筒 3.5L 380HP 6段変速/6段半自動変速
性能: 最高速295km/h
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フェラーリ F355 GT イタリア

 

 348の後継車としてF355が1994年に登場しました。(名前についているFに特に意味はないらしい) デザインはピニンファリーナで、先代の基本的なスタイルを継承し、サイドのフィンが外され、リア後端がスポイラー状になり、テールライトが伝統の丸形4灯式になっています。エンジンは排気量を3.5Lに拡大し5バルブ化され、380HPにパワーアップしています。当初のボディはクーペとタルガトップのGTSがありました。

 

 1995年にフルオープンのスパイダーが追加されました。ハード/ソフトを切り替えられる電子制御可変ダンパー付サスペンション、1997年に追加された2ペダル式半自動変速システム「F1マチック」、標準装備のパワステなどのイージードライブを可能にする装備の充実、本革を使ったダッシュボートやエアコンによる居住性の向上などユーザー志向が功を奏してF355は大成功しました。公道も走れるレース仕様のF355 チャレンジが発売され、ワンメイクレースのF355 チャレンジ レースが行われました。1999年に後継車のフェラーリ 360にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーはイタリアのバン製です。バンはイタリアのスポーツカーでは定評のあるメーカーで、このF355もかなり良い出来映えです。フロントグリルやホイールのエンブレム、サイドウインカーなど細かいところも凝ってます。赤色が少し暗いですが、この色が古典的なフェラーリの赤(血の色)と聞いたことがあります。バンにはGTSもあります。その他の当時物ではディテールカーのGT/GTSとそれのOEMと思われるコーギーのGTS ボンドカー仕様などがあります。最近の物では、京商、イクソ、ミニチャンプスなどがあります。

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FERRARI F50 1995 ITALY

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MINICHAMPS 430075152 1/43 106㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.48m 全幅約1.99m
エンジン 変速機: DOHC 5バルブ V型12気筒 4.7L 520HP 6段変速
性能: 最高速325km/h
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フェラーリ F50 イタリア

 

 F40の後継車として、F50が1995年に登場しました。F40のコンセプトをさらに進めて、「公道を走るF1」を目指したそうです。F1そのものといったコンセプトに従い、エンジンをモノコックフレームにボルトで直接固定 そのエンジンにサスペンションアームを固定するといったF1流の高剛性な車体構造を採用しています。エンジンもF1マシン F92Aに搭載されたV型12気筒エンジンのブロックを流用したDOHC 5バルブ V型12気筒4.7L(520HP)で、変速機は6段変速(F1用のセミオートマチックではない) 最高速325km/hの性能でした。 

 

 ルーフは取り外し可能でスパイダー(バルケッタ)にもなりますが、ルーフの脱着はメカニックの作業が必要だそうです。F40は最低限の内装でしたが、F50はちゃんとした内装でエアコンもついているそうです。ただF1そのものの構造故に振動/騒音もF1並だったそうで、内装が良くなっても居住性はF40よりも悪化していたようです。

 

 

 GT1クラスに参戦する予定だったレース仕様のF50 GTの開発が中止されたことで、F50がレースに出ることはなくなりました。結局レースには出ない本当の「公道のF1」になりました。1997年までに約350台が生産され、新車価格は約5000万円でした。後継車種は2002年登場のフェラーリ エンツォです。

 ミニカーはミニチャンプス製です。ミニチャンプスのイタリア車はいまひとつの物もあるのですが、これは良くできていると思います。ミニチャンプスはバルケッタ仕様もモデル化しています。その他の当時物としてはディテールカーのクーペ/バルケッタ、ブラーゴの1/18 バルケッタ、1/24などがあります。最近の物では京商の1/43、マイスト、タミヤの1/12などがあります。

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FERRARI 550 MARANELLO 1996 ITALY

FERRARI 550 MARANELLO 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 1542 1/43 106㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.55m 全幅約1.94m
エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 5.5L 485HP 6段変速
性能: 最高速314km/h
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フェラーリ 550 マラネロ イタリア

 

 1996年に550 マラネロが登場しました。ピニンファリーナのデザインで、1960年代の名車275 GTB/4を思わせるロングノーズ/ショートデッキの古典的なスタイルです。ボディは全てアルミ製で鋼管スペースフレーム構造です。エンジンは456 GTのDOHC V型12気筒をドライサンプ化し、吸排気系の制御システムを追加、アルミピストンとチタンコンロッドなど最新技術を投入して、485HPにパワーアップしています。456同様にトランスアクスル方式を採用し、最高速度は314km/hと、スパルタンなミッドシップ F40と同等の性能です。

 

 2000年にはオープンのバルケッタ ピニンファリーナが追加されました。このバルケッタは簡単なソフトトップ(110km/h以上では使えない)しか装備されない純粋のロードスターでロールバーが付いています。2002年に排気量を5.75Lに拡大した後継車 575M マラネロにモデルチェンジしています。フェラーリは550のレース参戦には消極的でしたが、イギリスのプロドライブがチューニングした550のGTレースカーがGT選手権へ参戦し、2003年のルマンではクラス優勝しています。この車の活躍を見て、フェラーリも後継車575Mをベースにしたレース仕様車575 GTCを開発しています。

 

 

 ミニカーはソリドの当時物です。ソリドも1990年代になると安価ながらレベルの高いミニカーを作るようになりました。この550もセンスの良いデフォルメが効いた良い出来映です。(ギミックがなくなったのは残念ですが) その他の当時物にはブラーゴの1/24、1/18、ミニチャンプス(雰囲気がいまいち)、マイストなどがあります。575Mのミニカーはイクソ、マテル、京商などがあります。

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