ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

BMW MINI COOPER (R50) 2001 GERMANY

BMW MINI COOPER (R50)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW MINI COOPER (R50)


SOLIDO 1568 1/43 85㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.63m 全幅約1.69m エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 115HP 5段変速/CVT自動変速
性能: 最高速193km/h  データーベースでBMW ミニのミニカー検索

BMW ミニ クーパー (R50) ドイツ 2001年

 

 1959年にオースチン セブンとモーリス ミニ マイナーの名前でBMC製のミニが登場しました。BMCのミニは1976年にMK IV、1984年にMK V、1990年にMK VI、1996年にMK VIIに発展し外観やメカに大きな変更がないままで2000年まで生産され、総生産台数は約530万台でした。ミニを生産していたローバー社は1994年にBMW傘下となり、2001年にBMW製ミニ(R50)が登場しました。

 

 BMC ミニをモチーフにしたデザインですが、ボディは大幅に拡大されました。当初は3ドアハッチバックだけで、4気筒1.6Lエンジンを搭載し標準仕様のワンは90HP、クーパーは116HP、クーパー Sはスーパーチャージャー付で163HPでした。クーパー Sは5段変速/CVTで最高速217㎞/hの性能でした。2004年のマイナーチェンジで前後の意匠/内装が小変更され、電動ソフトトップ付のコンバーチブルが追加されました。

 2006年に2代目BMW ミニが登場しました。外観は初代とほとんど同じで、フロントグリル周りが小変更されました。従来のハッチバックに加えてワゴン仕様のクラブマンが追加されました。エンジンは新型のDOHC 4気筒1.6Lでクーパーが120HP、クーパー Sは直噴ターボ仕様で175HPでした。2007年にワンの1.4L(95HP)と、クーパーDの1.6Lターボディーゼルが追加されました。2009年にはコンバーチブルが2代目に変わり、2010年には4ドアSUV仕様のカントリーマン(日本名はクロスオーバー)が追加されました。2011年には2人乗りでルーフを小さくしたクーペ、そのクーペのオープン仕様であるロードスターが追加されました。同年にカントリーマンをベースにした3ドアクーペのペースマンが追加されました。

 

 

 2013年に3代目BMW ミニが登場しました。外観はほとんど変更されませんでしたが、ボディが少し大きくなりました。室内では特徴だったセンターメータの位置にiPhone対応のセンターディスプレイが採用されました。エンジンはDOHC 3気筒1.2L/1.5Lターボ ガソリン/ディーゼル、DOHC 4気筒2Lターボ ガソリン(221HP)が搭載されました。LEDヘッドライト、電子制御式ダンパーコントロール、自動ブレーキ、アイドルストップなどの先進システムが採用されました。

 ミニカーは2001年に発売されたソリド製で、BMW ミニ 初代をモデル化しています。定価2000円の安価なミニカーですので、あまり細かいところは再現されていませんが、プロポーションなど基本的な部分はきちんとできています。値段を考えると結構良く出来ていると思います。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW MINI COOPER 1
BMW MINI COOPER 2

 BMW ミニ 初代のミニカーはミニチャンプス、イクソ、コーギーの1/43と1/36、ホンウェル、オックスフォードの1/76、Bブラーゴの1/24と1/18、京商の1/18、オートアートの1/43と1/18などたくさんあります。 以下は2005年に発売されたソリドのミニ クーパー カブリオレ (1/43 型番15103)の画像です。上述したミニ クーパーのバリエーションで、ほぼ同じ値段ながらドアミラーが追加され室内や灯火類などの細部がよりリアルに仕上げられています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW MINI COOPER CABRIOLET 1
BMW MINI COOPER CABRIOLET 2

 以下はリアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW MINI COOPER CABRIOLET 3
BMW MINI COOPER CABRIOLET 4

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VOLKSWAGEN POLO IV 2001 GERMANY

VOLKSWAGEN POLO IV
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN POLO IV


AUTO ART 59761 1/43 92㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.9m 全幅約1.65m エンジン 変速機: 4気筒 1.4L 75HP 5段変速
性能: 最高速172km/h  データーベースでフォルクスワーゲン ポロのミニカー検索

フォルクスワーゲン ポロ IV ドイツ 2001年

 

 フォルクスワーゲン ポロの4代目が2001年に登場しました。丸目4灯式ヘッドライトを採用し1998年に登場したルポを大きくしたようなデザインでした。居住性/衝突安全性向上の為に拡大されたボディは初代ゴルフより大きくなっていました。ボディは3/5ドアハッチバックで、南米(ブラジルなど)やアジア向けにはポロ クラシックと呼ばれるノッチバックの4ドアセダンがありました。当初のエンジンはDOHC 3気筒1.2L(64HP)/DOHC 4気筒1.4L、3気筒1.4LL/4気筒1.9L(101HP)ターボディーゼルなどがありました。

 

 2005年のマイナーチェンジで、ヘッドライトが大型の複合ユニットとなり、前後の意匠が変わりました。同年にDOHC 4気筒1.8Lターボ(180HP)エンジンを搭載し、専用のブラックアウトされたフロントグリルを持つ高性能版のGTIが設定されました。またクロスオーバー仕様のクロス ポロ(4WDではない)も設定されました。2009年にポロ 5代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ フォルクスワーゲン ポロ IV GTI 2005)

 

 

 ミニカーは2002年に発売されたオートアート製です。オートアートはエンジンやサスペンションなど内部のメカもリアルに再現した1/18の精密ミニカーがメインですが、1/43も手掛けています。このポロ IVは1/43でのモデル化ですが、灯火類や室内など細部までリアルに再現してあり良く出来ています。またオートアートは1/43でもサスペンションなど下回りのメカをある程度再現していて前輪が操舵可能となっているものが多いです。このポロも前輪操舵が可能でサスペンションも通常の1/43クラス以上にリアルに再現しています。これ以外のポロ IVのミニカーはシュコー ジュニアの1/72、ミニチャンプスとヴェーキングのマイナーチェンジ版などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VOLKSWAGEN POLO IV 1
VOLKSWAGEN POLO IV 2

 以下は前輪操舵ギミックと底板部分の画像です。サスペンションや排気管が再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN POLO IV 3
VOLKSWAGEN POLO IV 4

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MERCEDES-BENZ E-CLASS (W211) 2002 GERMANY

MERCEDES-BENZ E-CLASS (W211)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ E-CLASS (W211)


MINICHAMPS B6 696 1948 1/43 113㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.82m 全幅約1.82m エンジン 変速機: SOHC V型8気筒 5L 306HP 7段自動変速
性能: 最高速250km/h  データーベースでメルセデス ベンツ W211系のミニカー検索

メルセデス ベンツ Eクラス (W211) ドイツ 2002年

 

 メルセデス ベンツ Eクラスの3代目W211が2002年に登場しました。ボディは少し大きくなり、先代で採用された4灯式ヘッドライトはより傾斜した楕円形に変わり見た目が良くなりました。当初はセダンだけで、2003年にワゴン(Tモデル S211)が追加されました。エンジンは4気筒1.8Lコンプレッサー付、V型6気筒2.5L/2.6L/3L/3.5L、V型8気筒5L/5.5L/5.5L スーパーチャージャー(476HP E55 AMG)、4気筒2.2L/5気筒2.7L/6気筒3L/3.2Lディーゼルなど多彩でした。新開発されたSBC(Sensotronic Brake Control ブレーキ制御システム)に不具合がありリコールがおこなわれるなど、アメリカのコンシューマーレポートでは電子システムの信頼性低下が指摘されました。

 

 2006年のマイナーチェンジで、フロントグリル形状など前後の意匠がスポーティに変更されました。不具合があったSBCが廃止されるなど電子システムが改善されました。高性能版のE55 AMGは新開発されたDOHC V型8気筒6.2L(514HP)エンジンを搭載するE63 AMGに変わりました。2009年まで生産され3代目Eクラス(W212)にモデルチェンジしました。2代目Eクラス(W211)は初期の電子システムの信頼性問題で評判を落とし、販売は芳しくなかったとのことです。

 

 

 ミニカーは2003年頃に発売されたミニチャンプス製で、これはディーラー特注品です。(基本的にはカタログモデルの型番400036000と同じものです) この頃のミニチャンプスのベンツの出来ばえには定評があり、このW211も実車のイメージを的確にとらえたフロント造形、リアルな灯火類や室内などかなり良い出来ばえです。なおモデル化された実車が特定できないので、実車諸元はE500のデータを記載しています。ミニチャンプスはワゴン(S211)もモデル化しています。これ以外のW211/S211のミニカーはブッシュのS211 1/87、ヘルパのW211 1/87、京商のW211 1/18、シュコーの1/87、ヴィーキング(WIKING)の1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ E-CLASS (W211) 1
MERCEDES-BENZ E-CLASS (W211) 2

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MERCEDES-BENZ CLK (C209) 2002 GERMANY

MERCEDES-BENZ CLK (C209)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ CLK (C209)


MINICHAMPS B6 696 1945 1/43 109㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.65m 全幅約1.74m エンジン 変速機: V型6気筒 3.2L 218HP 6段変速/5段自動変速
性能: 最高速244km/h  データーベースでメルセデス ベンツ A209/C209のミニカー検索

メルセデス ベンツ CLK (C209) ドイツ 2002年

 

 Eクラスの3代目W211が2002年に登場しました。先代のスタイルを継承していますが、楕円形4灯式ヘッドライトがよりスマートな形状になりました。ボディ形式はセダンとワゴン(Tモデル)で、当初のエンジンは4気筒2L、V型6気筒2.4L/3.2L、V型8気筒5L(306HP)、5気筒2.7Lディーゼルなどがありました。高性能版のE55 AMGはスーパーチャージャー付V型8気筒5.4L(467HP)エンジンを搭載していました。

 

 W211をベースとしたクーペ CLKの2代目C209が2002年に登場しました。こちらも先代を踏襲したスタイルですが、2つのヘッドライトが連なった形状となりました。2003年に電動ソフトトップを持つカブリオレ A209が追加されました。エンジンはセダンのW211と同様です。Eクラスは2009年に4代目のW212にモデルチェンジしました。なおW212のクーペ/カブリオレ C207/A207はCLKクラスではなくEクラスに統合されました。

 

 

 ここでメモとして、メルセデス ベンツの各クラスのクーペの名前についてまとめておきます。(2018年時点)

  • CLクラス  Sクラスのクーペ (現在はSクラスに統合された)
  • CLAクラス A/Bクラスの4ドアクーペ(ハードトップ)
  • CLCクラス Cクラスのハッチバッククーペ 2008年以降のCL203のみ (Cクラスのクーペ C204とは別物)
  • CLKクラス Eクラスのクーペ (現在はEクラスに統合された)
  • CLSクラス Eクラスの4ドアクーペ(ハードトップ)
 ミニカーは2002年に発売されたミニチャンプス製で、メルセデス ベンツのディーラー向け特注品です。ディーラー向け特注品とは紙箱が専用品でカタログモデルより早く発売され値段が高いといった代物で、カラーリングが違いますが出来ばえはカタログモデルと同じです。ミニチャンプスのメルセデス ベンツですので、1/43としてかなり良い出来ばえに仕上がっています。ミニチャンプスはカブリオレやレース仕様もモデル化しています。これ以外ではW211は京商、シュコー ジュニア、ヘルパなど C209/A209では京商、シュコー ジュニア、ヴィーキングなどがあります。以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ CLK (C209) 1
MERCEDES-BENZ CLK (C209) 2

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SMART CITY CABRIOLET (W450) 2002 GERMANY

SMART CITY CABRIOLET (W450)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SMART CITY CABRIOLET (W450)


DELPRADO 2-01 1/43 60㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約2.5m 全幅約1.52m エンジン 変速機: 3気筒 698cc ターボ 60HP 6段自動変速 リアエンジン/後輪駆動
性能: 最高速135km/h  データーベースでスマートのミニカー検索

スマート シティ カブリオレ (W450) ドイツ 2002年

 

 2000年にスマート シティ クーペにオープン仕様のカブリオレが追加されました。ソフトトップは電動で開閉しますが、フルオープンにするにはルーフ左右のガイドレールを手動で取り外してトランクに収納する必要があります。(開閉操作の動画) カブリオレをベースにしてルーフ/ウィンドウ/ドアを取り去ったコンセプトカー クロスブレード(CROSSBLADE)が2001年に公開され、コンセプトカーとほぼ同じものが2000台限定生産されています。こんな小さな車だからこそ、開放感のあるオープン仕様が必要なのかもしれません。

 

 2002年のマイナーチェンジで、ヘッドライトの形状変更など外観が少し変更されました。2004年に4人乗りのフォーフォー(FORFOUR)(4気筒1.3/1.5Lエンジン) が追加されました。この車は三菱 コルトの姉妹車でした。この車に合わせて、シティ クーペはフォーツー(FORTWO)に名前が変わりました。なお初代のフォーフォーは販売不振で2006年に生産中止となりました。

 2007年にフォーツーの2代目が登場しました。外観は似ていますが、ボディは一回り大きくなり、エンジンは三菱製の3気筒1L(71HP)エンジンを搭載していました。この頃にガソリン価格が高騰しユーザーの低燃費車志向が高まり、2007年にスマートは黒字転換しました。初期のスマートは排気量が660cc以下だったので車幅を軽規格内に収めて、スマートK/フォーツーKの名前で日本国内でも2001年まで発売されました。2014年にフォーツーの3代目フォーフォーの2代目が登場しました。この車はルノー トゥインゴの姉妹車で、3気筒1L(70HP)/899㏄ターボ(90HP)エンジンを搭載しています。

 

 

 ミニカーはデルプラドの世界の名車シリーズ IIで、2003年にランボルギーニ ミウラとのセットで発売されました。ヘッドライトが変更されたマイナーチェンジ版をモデル化しています。メーカーは不詳ですが、ミニチャンプスと同じ型を使っているのではないかと思うほど、基本的な造形は良くできてます。ただオープンカーで内装が良く見えるので、仕上げを省略した黒一色の内装はやや興ざめです。(ミニチャンプスは内装がカラフルに仕上げてあります) カブリオレのミニカーは京商(1/18)の初代、ミニチャンプスの初代と2代目、ブッシュ(BUSCH 1/87)の初代、2代目、3代目があります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SMART CITY CABRIOLET 1
SMART CITY CABRIOLET 2

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