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プジョー 106 ローラン ギャロス フランス 1993年
プジョー 104の後継車は205でしたが、205は大きくなり過ぎたのでより小さい車として106が1991年に登場しました。(105は欠番でした) デザインは205のフロントを継承し、キャビン部分を大きく開放的にしたような感じでした。横置きエンジンの前輪駆動車で、当初は3ドアハッチバックのみでした。当初のエンジンは4気筒1L/1.1L/1.4L(75HP)で、高性能版として4気筒1.4L(98HP)エンジン搭載のXSiがありました。
1992年に5ドアハッチバック、4気筒1.5Lディーゼルエンジンが追加されました。1993年に4気筒1.3L、XSi用の1.6L(103HP)エンジンが追加されました。1994年にラリー用のベース車両として1.3L(100HP)(後にDOHC 1.6Lに変わる)エンジン搭載の106 ラリーが設定されました。1996年のマイナーチェンジで、フロント/リアの意匠が変更され、高性能版XSiがDOHC 4気筒1.6L(118HP)エンジン搭載のGTi/S16に変わりました。2004年まで長期にわたり生産され、107にモデルチェンジしました。総生産台数は約280万台でした。
ミニカーは1993年頃に発売されたビテス製の当時物です。ローラン ギャロスというのは全仏オープンテニスが開催される場所で、その名前を付けた限定車をモデル化しています。実車に即したカラーリングでボディ側面のロゴや室内もリアルで、かなり良い出来ばえです。ビテスにはXT(ベーシック仕様)、XSi、ラリー仕様など数種類のバリエーションがありました。これ以外の106のミニカーはノレブの5ドア、イクソのラリー仕様、国産名車コレクションなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ルノー ラグナ V6 TXE フランス 1994年
ルノー 21の後継車としてラグナが1993年に登場しました。ボディは5ドアハッチバックのみで、フロントノーズなど上級車サフランとよく似たデザインとなっていました。ルノー 21ではエンジンの横置き/縦置きがありましたがラグナでは横置きに統一され、当初のエンジンは4気筒1.8L/2.0LとV型6気筒3L、4気筒2.2Lディーゼルがありました。ルノー 21のような4WD仕様は設定されず、1995年にワゴンのスポーツツアラー(ネバダ)が追加されました。
1995年にボルボ製DOHC 5気筒2Lエンジン、1996年にディーゼルターボが追加され、1997年に6気筒エンジンがDOHC化されました。1998年のマイナーチェンジでフロント/リアの意匠を変更した後期型になり、DOHC4気筒1.6L/1.8Lエンジンなどが追加されました。2000年にラグナ 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ルノー ラグナ 2000)
ミニカーは1995年に発売されたビテスの当時物です。前述したサフランと同様にプロポーションが良く室内など細部の仕上げレベルも高く当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。さらにこのラグナにはドア/ボンネットの開閉ギミックが付いていて、エンジンも結構リアルに再現されています。ビテスはこれ以外にもネバダ、BTCCレース仕様、後期型などのバリエーションを出しています。また同じグループ内のオニキスでもレース仕様を出しています。それ以外のラグナのミニカーはヘルパ、ユニバーサルホビーの後期型などがあります。 以下はフロント(ボンネット開閉)/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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シトロエン エグザンティア フランス 1994年
大ヒットしたシトロエン BXの後継車として、エグザンティアが1993年に登場しました。ZXをさらにスタイリッシュにしたデザインで、ノッチバックの4ドアセダン風のスタイルとなっていました。ただトランクリッドはリアウインドーと一体で開くので実際には5ドアハッチバックでした。シトロエン伝統のハイドロニューマティック方式でサスペンション/ブレーキ/ステアリングが油圧制御され、上級車はサスペンションの電子制御付でした。当初のエンジンは4気筒1.6L/1.8L/2L(123HP)、DOHC 4気筒2L(150HP)、4気筒1.9L(90HP)ターボディーゼルでした。
1995年のマイナーチェンジでボンネット上のエンブレムがフロントグリル内に移動し、ハイドロニューマチックにロール制御機能が追加され、1.8LエンジンがDOHC化されました。同年にワゴンのブレークが設定されました。1997年に最上級仕様としてDOHC V型6気筒3L(190HP)エンジンが追加されました。1998年のマイナーチェンジでフロントグリルが変更され、コモンレール式の4気筒2L(109HP)ターボディーゼルエンジンが追加されました。2000年に後継車のC5が登場し、2002年に生産中止となりました。総生産台数は約150万台でした。
ミニカーはフランスの「MINIA-CARS 43」というブランドのレジン製少量生産品で1995年に購入しました。当時は入手可能なエグザンティアのミニカーがこれしかなかったので、レジン製で高価(13000円)でしたが購入しました。プロポーションは悪くないのですが、値段の割には灯火類やバンパーの塗装処理など細部の仕上げがいまひとつです。これ以外のエグザンティアのミニカーはブラーゴの1/43、ジク(SIKU)の1/55、中国製でSEGEMというブランドの1/18、ノレブの1/43などがあります。フランスのミニカー付雑誌「PASSION CITROEN」のNo.30とNo.98でもモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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プジョー 306 カブリオレ フランス 1995年
1993年にプジョー 309(305の実質的な後継車)の後継車306が登場しました。当初は3/5ドアハッチバックのみでしたが、1994年に4ドアセダンが追加されました。デザインはプジョー自身によるもので、プジョーらしいシンプルで品のあるデザインでした。205と同じ横置きエンジンの前輪駆動車で、PSAグループ内のシトロエン ZXとシャーシを共有していました。当初のエンジンは4気筒1.1L(初期) /1.4L/1.6L(100HP)/1.8Lと4気筒1.9L(92HP)ディーゼルでした。(実車画像→ プジョー 306 4ドア 1995)
1994年にピニンファリーナがデザインと生産を担当するフルオープンのカブリオレ、1995年にエステートワゴンのブレークが追加されました。4気筒2L(SOHC/DOHC(135HP))エンジンを搭載する高性能版のXSi/S16/GTIも追加されました。1997年のマイナーチェンジで、フロントの意匠が変わりました。1995年からグループAのラリーに306 マキシで参戦し、フランスラリー選手権などで活躍しています。2001年に307にモデルチェンジしました。ヨーロッパ全体で販売が好調で総生産台数は約280万台でした。
ミニカーは1998年に発売されたミニチャンプス製の当時物です。マイナーチェンジ前の初期型をモデル化しています。ミニチャンプスらしい手堅い造形でリアルな室内など良く出来てます。ミニチャンプスはこれ以外にも3ドア/5ドアでマイナーチェンジ前後両方を作っています。306はミニチャンプスがモデル化のライセンスを独占していたようで、ミニチャンプス以外のミニカーが見当たりません。ただラリーカーはライセンスが別のようで、306 マキシはビテスやCM'Sなどがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ルノー スポール スパイダー (スピダー) フランス 1996年
ルノー スポール スパイダー (スピダー)はルノーのスポーツ部門であるルノー スポールが開発した初の市販車で1995年に発表され1996年に一般市販されました。元々はフランス国内でルノーが開催するワンメイクレース「スパイダートロフィー」用のレースカーとして開発された車でしたので、ボディは屋根のないスパイダー仕様のみでデザイン的にもレースカーそのものの斬新なものでした。ドアは手前に跳ね上げる方式で、公道走行に必要な保安部品しか装備しておらず、パワステやオーディオはおろか当初はフロントウィンドーさえも付いていませんでした。1997年にはフロントウィンドーとワイパーを備えた仕様が追加されました。
シャーシは角断面のアルミ材を溶接して組み上げたスペースフレーム構造で、ボディはFRP製でした。エンジンはメガーヌのDOHC4気筒2L(150HP)を横置きでミドシップ搭載し、サスペンションは前後ともレースカーと同じダブルウィッシュボーン式でした。レース仕様のエンジンは210HPまでチューンされていて、イギリスなどで開催されたヨーロッパのワンメイクレースでも活躍したようです。1999年まで生産され、総生産台数は約1800台でした。
ミニカーは1997年頃に発売されたビテスの当時物です。フロントウィンドーのない初期型をモデル化しています。シンプルなスタイルがうまく再現され、室内もそこそこリアルで良い出来ばえです。ビテスはフロントウィンドーの付いたタイプも型番V98033でモデル化しています。これ以外のスポール スパイダーのミニカーはビテスと同じグループのオニキスのレースカー仕様、アンソンの1/18、デルプラドの世界の名車シリーズ、ノレブなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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