ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

CITROEN 11CV B 1953 FRANCE

CITROEN 11CV B 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE VCC99029 1/43 111mm

 

シトロエン 11CV B フランス

 

 第二次大戦後も11CV、15CV シックスは生産されています。1953年にはトランク部分が外に張り出してスペアタイヤが内部に格納され外観が少しだけ変わりました。23年間に約76万台生産されたこの車もさすがに時代遅れになり、この車同様に画期的な後継車DS19が1955年に発表されます。DS19登場後も生産されていた11CVもDSの廉価版IDが発表された翌年の1957年には生産中止となりました。

 

 ミニカーはビテス製で11CV Bの戦後型です。リアに張り出したトランク、直線的になったバンパーなど戦後型の特徴をきちんと再現してあります。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: 4気筒 1.9L 56HP 3段変速
性能: 最高速117km/h
データーベースでシトロエン トラクション アヴァンのミニカー検索
 

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CITROEN 15CV DECOUVRABLE 1953 FRANCE

CITROEN 15CV DECOUVRABLE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VEREM 1009 1/43 111mm

 

シトロエン 15CV デクヴェラブル フランス

 

 トラクシオン アヴァンは長い間生産されていたので、昔のフランス映画には非常によく出てきます。ギャング物ではギャングとそれを追跡する警察のどちらも11CVを使っているといった場面があります。名前の「DECOUVRABLE(デクヴェラブル)」とは、このように側面部分が残り屋根だけが折りたためるカブリオレのことを示すようでフランス車に多い形式です。

 

 ミニカーはソリドの型を使ってボディ形式などを部分的に変更したモデルを作っているべレム製です。これもカブリオレに改造してあり、トランク部分やバンパーが戦後型に変えてあります。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: 4気筒 1.9L 56HP 3段変速
性能: 最高速117km/h
データーベースでシトロエン トラクション アヴァンのミニカー検索
 

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CITROEN 2CV FOURGONNETTE 1954 FRANCE

CITROEN 2CV FOURGONNETTE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOREV 26 1/43 85㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.6m 全幅約1.48m
エンジン 変速機: 空冷水平対向2気筒 425cc 12HP 4段変速
性能: 最高速78km/h
データーベースでシトロエン 2CV バンのミニカー検索

 

シトロエン 2CV フルゴネット (バン) フランス

 

 2CVの商用車仕様であるフルゴネットが1951年に登場しました。フランス語で小型トラックはカミオネット(CAMIONETTE)と総称され、その中で屋根の付いたものをフルゴネットと呼びます。フルゴネットは小型乗用車ベースで後部にボックス型の荷室を接続した商用車で、荷室が独立していないバンやパネルバンとは厳密には別物です。荷室は室内で運転席とつながっているので、ピックアップトラックに箱型の荷室を積んだ物とも異なります。(ただ日本では一般的に全てバンと呼びますが) なおフランス語で大型トラックの総称はカミオン(CAMION)で、屋根のついた物はフルゴンとなります。

 

 2CV フルゴネットの最初のタイプは2気筒375㏄(9HP)エンジンを搭載したAT型で、1954年に425㏄(12HP)エンジンでパワーアップしたAZU型(最大積載量250㎏)が追加されました。AZU型は1973年にボディを一新し4気筒435㏄(18HP)エンジンを追加、1975年に角形ヘッドライトが採用されるなどして1977年まで生産されました。1963年にはライバルのルノー 4 フルゴネットに対抗して、AZU型の荷室を後方に200㎜延長し2気筒602cc(22HP)エンジンを搭載したAK 350型(最大積載量350㎏)が登場しました。AK 350型は1970年にエンジンを35HPにパワーアップしたAKS 400型(最大積載量400㎏)に切り替わり、1977年まで生産されました。 

 

 

 ミニカーはノレブ製で、材質はプラスチックです。フロントグリルの形状からAZU型の初期をモデル化していると思われます。ボディ全体を一体成型した簡単な作りですが、プロポーションは良くできていると思います。リアドアが開閉するギミックが付いています。(画像をクリックするとリアドアの開閉が見られます) プラスチック製ノレブに良く起こるボディの変形が見られないので、このミニカーは材質などが改良されているのかもしれません。2CV フルゴネットのミニカーは様々なカラーリングでたくさんモデル化されています。特にブレキナ(1/87)は約90種類もモデル化しています。

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CITROEN DS 19 1957 FRANCE

CITROEN DS 19 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE 691 1/43 112mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m 全幅約1.79m
エンジン 変速機: 4気筒 1.9L 75HP 4段変速
性能: 最高速140km/h
データーベースでシトロエン DS 19のミニカー検索

 

シトロエン DS 19 フランス

 

 2CV同様その独特のスタイルと独創的な技術で知られるシトロエンのDSシリーズは1955年に発表されました。2CVは人々を唖然とさせましたが、DSはその未来的なデザインで人々を圧倒しました。当時宇宙船と称されたボディのデザインは2CVをデザインしたシトロエン社のフラミニオ ベルトーニによる物です。特にグリルのない低く尖ったフロントや後ろにいくほど低く狭まったリアの流線型の造形は当時としては最も進んだ空力設計でした。

 

 DS/IDの実車写真を見ると、屋根がボディと異なる色になっている物が多いですが、、DS/IDの屋根は薄い色がついたFRP製でした。したがって屋根の色がボディと異なるのは標準仕様だったようです。(ルーフ後端の赤丸は方向指示器です) この種の進歩し過ぎたデザインの車はそのほとんどが商業的には失敗してしますが、DSは発表当日に1万台以上を受注して大成功しています。2CVの成功もそうですが、これはフランスならではのことだと思います。

 

 

 シトロエンは私の好きな自動車メーカーです。(現在のシトロエンはDSやCXが健在だった頃に比べると、際立った個性がなくなりましたが、これは時代の流れで仕方ないことです) シトロエンのなかでもDSは特に好きな車ですので、ミニカーも結構たくさん持っています。昔のミニカーなので最近の物ほどリアルではないですが、ビテス初期のDSは好きなミニカーです。(50年以上も昔の車のミニカーがあまりリアルなのは、個人的に少し違和感を感じますので) プロポーションが良く、灯火類などの細かいところもそこそこよく出来ています。これ以外にもビテスはDS/IDを40種類ほどモデル化しています。以下でDS/IDの実車とミニカーについて、他の車よりも詳しく説明しています。

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CITROEN ID 19 BREAK 1958 FRANCE

CITROEN ID 19 BREAK 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RIO 99 1/43 117㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.99m 全幅約1.79m
エンジン 変速機: 4気筒 1.9L 75HP 4段変速
性能: 最高速135km/h
データーベースでシトロエン DS/ID ブレークのミニカー検索

 

シトロエン ID 19 ブレーク (ワゴン) フランス

 

 DSの最大の技術的特徴は空気と油を使ったハイドロニューマチック システムによる卓越したサスペンションです。これは密封した窒素ガスを使うエア サスペンションにオイルポンプ油圧による車高調整を加えたようなサスペンション システムで、この油圧はパワー ステアリング、トランスミッション、ブレーキの制御にも使われていました。この複雑なシステムはコンピュータなどない時代ですから、全て機械式のメカで制御されていました。(優れた設計でしたが、複雑な構造でしたので油圧系の故障が付き物だったようです)

 

 1956年にDSの廉価版としてIDが設定されました。IDはエンジン出力がやや低く、クラッチとステアリングの油圧アシストが付いていませんでした。1958年にワゴン形式のブレークが追加されました。(アメリカではワゴン、イギリスではサファリ又はエステートと称する) ブレークのリアゲートは上下2分割式で標準仕様は商用バンで、乗用車仕様で3列シートを持つファミリアーレもありました。またブレークのルーフはルーフラックを取り付ける為に、FRP製からスチール製に変更されていました。

 

 

 ミニカーは1990年代のリオ製で、ルーフラックの付いたブレークをモデル化しています。リオはこれ以外にも消防車、救急車、霊柩車など20数種類のブレークをモデル化しています。リオ以外ではノレブ、ソリド、ブレキナなども多くのブレークをモデル化しています。イギリスのコーギーとディンキーからはサファリ又はエステートの名前でモデル化されています。

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CITROEN DS 19 HEARSE 1958 FRANCE

CITROEN DS 19 HEARSE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RIO SL023 1/43 117㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.99m 全幅約1.79m
エンジン 変速機: 4気筒 1.9L 75HP 4段変速
性能: 最高速135km/h
データーベースで霊柩車のミニカー検索

 

シトロエン DS 19 霊柩車 フランス

 

 昔の話ですが、イギリス人は誰でも一生に一度はロールス ロイスに乗ると言われていました。この一度乗る車とはロールス ロイスの霊柩車のことです。ロールス ロイスはシャーシが長持ちするので、イギリスの霊柩車は古いロールス ロイスを改装したものが多かったとのことです。霊柩車はメルセデス ベンツやキャディラックなどの高級車やそのステーションワゴンを改造したものが多いです。日本の霊柩車も同様ですが、日本には神社や寺院を模した棺室を有する日本独自の宮型霊柩車があります。

 

 霊柩車は縁起が悪いというイメージがありますが、海外ではそのようなこだわりがあまりないようです。そんな訳で海外のミニカーメーカーは霊柩車のミニカーを結構作っています。ただし日本の宮型霊柩車はダイヤペットがリンカーン コンチネタルをベースにして1980年に限定販売した物だけしか作られていません。このミニカーは「神宮寺宮型四方破風大龍造り」という名前で竜が屋根にに載っている本格的なもので、本物の霊柩車製作会社が監修していました。(日本らしい気遣いで厄除けのお守り札が付いています)

 

 

 ミニカーはリオ製のDS 19 ブレークの霊柩車で、1996年に発売されました。リアウインドーに花輪が添えられていて、いかにもそれらしいミニカーに仕上がっています。リオはこのモデルのバリエーションを数種類、全く別物のDSの特別な霊柩車(イタリアのピオ神父の葬儀用 1968年)、メルセデス ベンツ 300Dの霊柩車、フィアット 519の霊柩車など10数種類をモデル化しています。それ以外では、ベレムのキャディラック 霊柩車、オックスフォードのディムラー DS420 霊柩車、ミニチャンプスやシュコーのフォルクスワーゲン T1 霊柩車、NEO(レジン製)のキャディラック 霊柩車などがあります。ダイアペットとベレムの霊柩車は1980年代に作られましたが、それ以外のほとんどは1990年以降にモデル化されたものです。(子供のおもちゃだった頃のミニカーに霊柩車はあまり相応しくないので)

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