ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

ROLLS ROYCE SILVER SERAPH LIMOUSINE 1998 UK

ROLLS ROYCE SILVER SERAPH LIMOUSINE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
PMC PMC200802 1/43 150㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6.4m 全幅約1.93m
エンジン 変速機: V型12気筒 5.4L 326HP 5段自動変速
性能: 最高速225km/h
データーベースでロールス ロイス (1980年以降)のミニカー検索

 

ロールス ロイス シルバー セラフ リムジン イギリス

 

 ロールス ロイス社は航空機エンジン部門の不振により1971年に倒産します。ロールス ロイス社の自動車部門は新しくロールス ロイスとして独立しますが、ベンツなどの新興高級車メーカーに押されて業績が悪化し1992年にはBMWと提携しています。1998年には親会社のビッカース社がロールス ロイスのブランド売却を決定し、BMWとフォルクス ワーゲンがこのブランドの争奪戦を行い最終的にはロールス ロイスのブランド使用権をBMWが取得し、フォルクス ワーゲンはロールス ロイスの会社とベントレーのブランドを取得しました。

 

 1980年にシルバー シャドウ II/シルバー レイス IIの後継車としてシルバー スピリット(1995年からはシルバー ドーンに改名)/シルバー スパーが発表されました。この頃からヘッドライトが丸形4灯から角形に変わっています。BMWと提携後の1998年にシルバードーン/シルバー スパーの後継車として新設計されたシルバーセラフが発表されます。

 

 

 シルバー セラフはまだ伝統的な大型グリルやバンパーを備えたデザインで、ボディ全体に丸みが付いています。ボディはアルミ製からスチールに変更され、ハンドメイドだったボディ製造工程は一部が機械化されたようです。BMW製V型12気筒5.4L(326HP)エンジンを搭載し、電子制御サスペンションなど最新の電子機器を装備していました。姉妹車としてBMW製V型8気筒ツインターボ エンジンを搭載するベントレー アルナージ(後述)があります。

 1980年から1990年代のロールス ロイスはほとんどミニカーがありません。実車が変わり映えしなかったのとロールス ロイスの威光が下落したことが原因でしょうか。画像はシルバー セラフのストレッチド リムジンで、ロールス ロイスの100周年記念ということで2004年に限定品(5000台?)として販売されたものです。(全長150㎜と長いです) メーカーは中国のPMCというブランドですが、前輪がステアするように出来ていることからオートアート系のメーカーが設計したようです。オートアート系が設計したダイキャスト製で、ロールス ロイスが監修していることもあって、かなり良い出来映えです。シルバー セラフのミニカーはフランクリン ミントの1/24ぐらいしかないので、車種的に貴重です。(値段も約1万円ほどで、少量生産レジン製みたいに高くないです)

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1336

   

ROLLS ROYCE PHANTOM EXTENDED WHEELBASE 2005 UK

ROLLS ROYCE PHANTOM EXTENDED WHEELBASE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
KYOSHO K05541DBK 1/43 143㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6.09m 全幅約1.99m
エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 6.8L 460HP 6段自動変速
性能: 最高速240km/h
データーベースでロールス ロイス ファントムのミニカー検索

 

ロールス ロイス ファントム エクステンデド ホイールベース イギリス

 

 前述したシルバー セラフはBMWがエンジンを供給し、フォルクスワーゲン傘下で製造されていました。2003年にロールス ロイスの製造権を入手したBMWは、独自開発の新型車ファントムを登場させます。ファントムという名前は1925年のファントム IからVIまで続いた由緒ある名前です。伝統的なラジエーターグリルを引き継いだ古典的なデザインで、シュートホイールベース仕様でも、全長5.8m 全幅1.99mの大型セダンです。エンジンはBMW製のDOHC V型12気筒6.8L(460HP)で、電子制御6段自動変速、最高速240km/hの性能です。

 

 コーチドアと称するリアシートへの乗降性に優れた観音開き式ドアが採用されていて、このドアは電動で開閉しドアにはエルメスの傘が内蔵されています。内装は総革張りで、音声認識カーナビや温冷機能付カップホルダーなどいたれりつくせりの装備が付いています。フロントグリル上の有名なマスコットは盗難防止/歩行者保護の為、衝撃を感知すると内部に格納されるようになっています。またホイール中央に付いたRRのロゴが走行中も常に正立するようになっているなど普通の車にはない仕掛けが付いています。2009年に一回り車体が小さいゴーストが登場しています。2012年のマイナーチェンジでII型になり丸型ヘッドライトが世界初のフルLED式の角形に変わっています。

 

 

 ミニカーは京商製で2005年に追加されたロングホイールベース仕様 EWB(エクステンディッド ホイールベース)のモデルです。実車がでかいのでミニカーも全長143mmと大きなサイズでずっしりと重いです。出来映えはホイールが大きめなことが今一つですが、それ以外は良い出来映えです。ただ京商の高価なミニカーは大きくりっぱな紙箱に入っていることが多く、これは場所をとるのであまり有難くありません。京商はドロップヘッドクーペ(後述)とクーペもモデル化しています。その他にはイクソもセダン/ドロップヘッドクーペ/クーペをモデル化していますが、これは多分京商と同じ型を使った仕様変更品だと思います。

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1339

   

 

ROLLS ROYCE PHANTOM DROPHEAD COUPE 2007 UK

ROLLS ROYCE PHANTOM DROPHEAD COUPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 436134730 1/43 131㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.61m 全幅約1.99m
エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 6.8L 460HP 6段自動変速
性能: 最高速240km/h
データーベースでロールス ロイス ファントムのミニカー検索

 

ロールス ロイス ファントム ドロップヘッド クーペ イギリス

 

 前述したファントムに全長6.08mのロングホイールベース仕様 EWB(エクステンディッド ホイールベース)が2005年に追加されます。2004年にロールス ロイス 100周年記念として製作された2ドアのコンセプトカー 100EX/101EXが公開されました。その100EXをほぼそのまま市販化したのが、電動ソフトトップを装備するオープンカーのドロップヘッドクーペで2007年に登場しました。さらにハードトップクーペの101EXも2008年にクーペとして追加されます。ドロップヘッドクーペ/クーペはホイールベースが短縮され全長は5.6m、ファントムと同じコーチドアと称する通常とは逆の後ろヒンジで開くドアを採用しています。

 

 全長は短くなっていますが、車重(約2.5t)はセダンとあまり変わりません。エンジンはセダンと同じですので動力性能はほぼ同じですが、ホイールベースが短い分だけ操縦性はスポーティになっています。(クーペの加速性能は0-97km/h 5.8sとのこと) セダンと同じく2013年のマイナーチェンジでII型になりフロントの丸いヘッドライトがLED式の角形に変わっています。

 

 

 ミニカーはミニチャンプス製で、ミニチャンプスとしては初のロールス ロイスのモデル化です。実車発売直後の2008年にモデル化されているので、プロモーション用だったのかもしれません。細部がうまく再現されたミニチャンプスらしい良い出来のミニカーです。ミニチャンプスはドロップヘッドクーペしかモデル化していませんが、2013年から京商がセダン/ドロップヘッドクーペ/クーペ(全て初期型)をモデル化しています。京商のドロップヘッドクーペを保有しているので、ミニチャンプス製と較べてみました。(比較画像1比較画像2)

 外形寸法は全く同じで細かな部分の造形もそっくりなので、ボディは同じ型を使っていると思われます。ただ京商はホイールが大きめにできているので、車高がミニチャンプスより高くなっています。キャビン部分は独自に型を起こしているようで、ミニチャンプスは右ハンドル仕様で京商は左ハンドル仕様です。(個人的にはミニチャンプスのほうが全体的に洗練されているように思います) なおイクソもセダン/ドロップヘッドクーペ/クーペをモデル化していますが、それらは京商と同じ型を使った仕様変更品だと思われます。

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1431

   

 

ページ  « 前へ 1  2  3