ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

CHRISTIE FRONT DRIVE FIRE PUMPER 1912 USA

CHRISTIE FRONT DRIVE FIRE PUMPER
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRISTIE FRONT DRIVE FIRE PUMPER


DEL PRADO 03 1/43 122mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.2m 全幅約1.8m エンジン 変速機: 4気筒 4.5L 60HP 
性能: 最高速 不詳  データーベースで戦前の消防車のミニカー検索

クリスティ 前輪駆動 消防ポンプ車 アメリカ 1912年

 

 アメリカ人の技術者で発明家でもあったJ.W.クリスティ(John Walter Christie)は、自動車創世記の各種発明で馬車から自動車への転換に寄与した人物でした。彼は前輪駆動方式の自動車の設計を行いその車でレースに参戦するなど自車の宣伝活動を行っていましたが、彼の前輪駆動方式は時期尚早で成功しませんでした。その後第1次大戦が勃発し彼は陸軍関係の車両開発を行うようになり、彼の考案したクリスティー式サスペンションは第2次大戦中の戦車に採用されました。

 

 1912年にクリスティは彼の考案した前輪駆動方式を使った消防車を製作しました。この消防車は馬で牽引していた消防トレーラー(蒸気機関で駆動する放水用ポンプを積載していた)に、馬の代わりに4気筒4.5L(60HP)のガソリンエンジンを搭載したトラクターを接続する構造となっていました。車両後部の銀色の煙突がついた筒が蒸気ボイラーで、その前方にあるのがアーレンス フォックス製の放水用ポンプです。この消防車はニューヨーク市消防署に採用されその後国内の消防署に展開され、1918年まで製造されたそうです。

 

 

 ミニカーはデルプラド(DEL PRADO)社のミニカー付雑誌「世界の消防車コレクション」の1台で2003年に発売されました。1912年に製作されたクリスティ消防車をモデル化しています。独特なトラクター駆動輪と灯火類、ボイラー、ホース等の消防用備品などが細部まで忠実に再現されていて、かなりレベルの高い出来ばえです。メーカーは明記されていませんが、これとほとんど同じ物をアメリカのロードチャンプス(ROAD CHAMPS)がモデル化しているのでそれを流用していると思われます。同じデルプラド製の「世界の名車シリーズ」は安価故にあまりぱっとしないミニカーが多かったのですが、この「世界の消防車コレクション」のクラシックな消防車は面白い車種があり、いずれも値段(約2000円)以上の良い出来ばえでした。これ以外のクリスティ消防車のミニカーは上述したロードチャンプス、フランクリン ミントの1/24などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHRISTIE FRONT DRIVE STEAMER 1
CHRISTIE FRONT DRIVE STEAMER 2

 以下は各部の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRISTIE FRONT DRIVE STEAMER 3
CHRISTIE FRONT DRIVE STEAMER 4

 以下は1993年頃に発売されたフランクリン ミント製のクリスティ 前輪駆動 消防ポンプ車(1/24 型番SR07)の画像です。上記と全く同じ消防車を1/24でモデル化しています。縮尺が1/24で全長約215㎜と大きいので、上記のデルプラド製よりもさらに細かい部分までリアルに再現されています。特にボイラー周辺の配管やメーター/補器類などは圧巻の出来ばえです。ボンエットが開閉できエンジンも再現され、前輪操舵ギミックも付いています。このミニカーは当時の定価が約3万円でかなり高価でしたが、当時これだけ精密に作ってあるミニカーは他にはなかったので納得できる値段でした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRISTIE FRONT DRIVE FIRE PUMPER 5
CHRISTIE FRONT DRIVE FIRE PUMPER 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRISTIE FRONT DRIVE FIRE PUMPER 7
CHRISTIE FRONT DRIVE FIRE PUMPER 8

 以下は運転席周り/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とボイラー部分の拡大画像/床下部分の画像とです。エンジンルームにはレトロな4気筒エンジンが再現されています。床下部分もリアルに再現されていてステアリングホイールと連動して前輪を操舵することができます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRISTIE FRONT DRIVE FIRE PUMPER 9
CHRISTIE FRONT DRIVE FIRE PUMPER 10

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GM CADILLAC MODEL 30 TOURER 1913 USA

GM CADILLAC MODEL 30 TOURER
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC MODEL 30 TOURER


MATCHBOX Y06 1/48 85mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m エンジン 変速機: 4気筒 5994cc 48HP 3段変速
性能: 最高速95km/h  データーベースで戦前のキャディラックのミニカー検索

GM キャディラック モデル 30 ツアラー アメリカ 1913年

 

 フォード自動車の創立者のヘンリー フォードは個人的な趣味として自宅で自動車を製作していました。彼が33歳の1898年に製作した自動車にほれ込んだ地元の材木商のウイリアム H マーフィーは、1899年に「デトロイト自動車」社を創立し、ヘンリー フォードを主任技術者に雇いました。この会社は1901年に「ヘンリー フォード」社に変わり、この会社に精密機械エンジニアのヘンリー リーランドが雇われました。高級車を目指していたヘンリー リーランドと大衆車を目指していたヘンリー フォードは意見が対立し、ヘンリー フォードは会社を辞めてしまいました。その後会社は「キャディラック自動車」社に改名され、1902年にキャディラック モデル Aが登場しました。(実車画像→ キャディラック モデル A) 因みにキャディラックという名前はデトロイトの町をひらいた人物の名前に因んでいます。

 

 精密機械エンジニアのヘンリー リーランドが率いるキャディラック社は高い製造品質の自動車を製造しました。1908年には3台の車を分解し部品をバラバラに混ぜあわせてから組立て直して走行させることで部品の互換性を実証する試験を行い有名になりました。1909年にはキャディラック社はGM傘下となり、GMの最上級車となりました。なおヘンリー リーランドはGM首脳とそりが合わなくなり、1917年にGMを退社しリンカーン モーター社を設立しました。リンカーンもフォードの最上級車ですから、アメリカの最上級車2ブランドはリーランドが興したのです。

 

 

 ミニカーがモデル化しているのはキャディラック モデル 30 1913年式のスポーティな2ドア ツアラーです。1909年に登場したモデル 30は4気筒エンジンを搭載したキャディラックとしては最後のモデルで、この1913年式には4気筒6L(48HP)エンジンが搭載されていました。またこの車には世界初の電気式スターターとライトが標準装備となっていました。特に電気式スターターは自動車の取り扱いを極めて簡便にしました。(それまではクランクハンドルを手動で回して始動させていました)

 ミニカーは1968年に発売されたマッチボックス製です。1960年-1980年代に発売されたマッチボックスのクラシックカーは型番がYから始まるのでY シリーズと呼ばれ、それまで専門メーカーが作っていたマニアックなクラシックカーのミニカーを手ごろな値段で一般向けに提供したものでした。ヘッドライトなど細部の造形を簡略化したことで比較的安価(1970年代当時の値段は約1000円)で、クラシックカーらしくないカラフルなカラーリングであったので、マニア以外にも結構売れました。Yシリーズは本格的なクラシックカーとしてはやや物足りない出来ばえでしたが、車種的には貴重なモデルがたくさんありました。このキャディラックはヘッドライトがフロントグリル横から生えているなど細部がマッチボックス流で簡略化されていますが、ボディ全体のプロポーションは実車を良く再現しています。同時期のキャディラックのミニカーはフランクリン ミントの1/24やシグネチャーの1/32などがありますが、1/43相当ではこのマッチボックス製しかなく、車種的に貴重なモデルです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CADILLAC 1
CADILLAC 2

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MERCER TYPE 35 RACEABOUT 1913 USA

MERCER  TYPE 35 RACEABOUT
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCER  TYPE 35 RACEABOUT


MATCHBOX Y07 1/46 81mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.7m 全幅約1.6m エンジン 変速機: 4気筒 4.8L 55HP 3段変速
性能: 最高速 140km/h  データーベースでマーサーのミニカー検索

マーサー タイプ 35 レースアバウト アメリカ 1913年

 

 1883年の開通当時世界最長の吊橋であったニューヨークのブルックリン橋の建設に貢献した富豪ローブリング家のワシントン A.ローブリング II (Washington A. Roebling II)は自動車に興味を持っていました。彼の友人W.ウォルター(William Walter)はウォルター自動車を設立しニューヨークで高性能な自動車を少量生産していました。ウオルターはローブリング IIの勧めで工場をニュージャージー州トレントンに移しました。1908年にウォルター自動車が経営難となったので、ローブリング IIはウォルターの会社を買い取って再建し、1909年に会社名をマーサー自動車(MERCER MOTOR CARS)としました。マーサーとは工場があったニュージャージー州マーサー郡に由来したものでした。

 

 マーサーの代表的なモデルで当時の高性能スポーツカーとして知られているタイプ 35 レースアバウトは1911年に登場しました。ドアのない開放的な2人乗りロードスターで4気筒4.8L(55HP)エンジンを搭載し3段変速で最高速140km/hと高性能でした。マーサー レースアバウトのレース仕様車は当時同じような仕様でライバルであったスタッツ ベアキャットと競い合い、1913年のインディ 500で2位、1914年のアメリカ GPで優勝するなど大活躍しました。ただしレースアバウト以外はあまり売れなかったようで1919年には他社に買収され、その会社も買収され1925年にマーサー車は生産中止となりました。

 

 

 ミニカーは1961年に発売されたマッチボックス製です。歴史的に有名なクラシックカーをモデル化しているYシリーズ(Yesteryear Series)の1台です。1960年代に作られたビンテージ ミニカーですので金属パーツが多い素朴な作りですが、実車の雰囲気がうまく再現されていて当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。Yシリーズは造りを簡素化することで安価となっていましたが、縮尺が一定していないことが並べて楽しむのには不向きでした。このマーサーも縮尺1/46と中途半端に小さいので、1/43サイズと並べるとやや貧弱な感じに見えます。サイズが小さめですが、実車の雰囲気はうまく再現されていて1960年代当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。(昔の安価なミニカーですから無理ですが、この車の特徴であった円形のウィンドースクリーンを再現して欲しかったです) なおマーサーの量産ミニカーは2023年現在でもこれ以外にはないようなので、車種的にはかなり貴重です。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCER RACEABOUT 1
MERCER RACEABOUT 2

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FORD T SEDAN 1915 USA

FORD T SEDAN
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD T SEDAN


CORGI 9012 1/43 85㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.5m エンジン 変速機: 4気筒 2895cc 20HP 2段半自動変速
性能: 最高速70km/h  データーベースでフォード T型のミニカー検索

フォード T型 セダン アメリカ 1915年

 

 フォード T型は1908年に発売され、基本的なモデルチェンジなしで1927年まで生産され、総生産台数は約1500万台でした。この記録を凌ぐのはフォルクスワーゲン ビートルのみで、総生産台数は約2100万台でした。ただし生産期間は1941年から2003年までとフォード T型より長期間でした。

 1920年代には世界中で生産される自動車の半分はフォード T型でした。発売当初の生産台数は年間1万台ほどでしたが、1913年には年間10万台を超え、1922年には100万台を超えました。レールで移動させる台車に車体を載せて作業する流れ作業方式は1912年頃に始まりました。(エンジン単体などもベルトコンベアによる流れ作業で生産されました) これにより1台を完成させるのに必要な時間が初期の12時間から1.5時間に短縮されました。

 

 一台当たりの作業時間が減り生産台数が飛躍的に増えることで、フォード T型の価格は低下していきました。標準的なセダンは発売当初850ドルでしたが、1925年には290ドルまで低下しました。この290ドルは現在(2023年)の価格に換算すると、約200~300万円ぐらいになるようです。ちなみにフォードの生産工場での作業者の日給は5ドルで、これは年収1000ドル以上となり、当時はかなりの高給だったようです。(ただし単純作業の連続できつい職場だったそうです)

 

 

 フォード T型のミニカーはたくさんあります。ここでは1960年代のイギリスの老舗ミニカーブランドであったコーギーとディンキーの物をまとめてみました。コーギーのフォード T型は1964年に発売されました。コーギーの型番9000番台はクラシックス シリーズと呼ばれ、種類は少ないですが、マニア向けの本格的なクラシックカーをモデル化していました。これもそのひとつでT型セダン 1915年式のモデル化です。ラジエータグリル形状や運転席部分へ繋がるボンネット後部形状などがきちんとその年式どおりに再現され、床下の前後サスペンションもリアルに再現されているなどクラシックカーのミニカーとしてかなり良い出来ばえでした。さらにいかにもそれらしい服装をしたフィギュアを乗せているのは、コーギーらしい遊び心が感じられます。バリエーションとして実車とおなじ黒一色のものと幌を立てた状態のものがありました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD T 1
FORD T 2

 以下は同じ型を使ったバリエーションで黒のT型 幌閉じ(1/43 型番9011)と青のT型 幌開(1/43 型番C863)の画像です。本来は型番9011にも上記と同じフィギュアが付いているのですが、欠品しています。型番C863は1979年頃に型番9013を再生産した物で、型番9013には上記とは別のフィギュアが付いていたのですが、型番C863では外されました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD T 3
FORD T 4

 以下は1964年に発売されたディンキーのフォード T型 ロードスター 1908 (1/43 型番475)の画像です。こちらは1908年式の初期型をモデル化しています。クラシックカーのミニカーとしてはやや大ざっぱなつくりですが、ボディカラーを明るくし当時の服装をしたフィギュアを追加する事で楽しいミニカーに仕立てています。現在と違って1960年代にミニカーを買っていたのはほとんどが子供(大人もいましたが)でしたので、T型のような地味なクラシックカーのミニカーは買ってもらうためにこんな具合に工夫していました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD T ROADSTER 1
FORD T ROADSTER 2

 以下はフロント/リアの拡大画像とフィギュアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD T ROADSTER 3
FORD T ROADSTER 4

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STUTZ BEARCAT ROADSTER 1916 USA

STUTZ BEARCAT ROADSTER
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
STUTZ BEARCAT ROADSTER


RENWAL 139 1/43? 93㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.2m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 4気筒 6.4L 60HP 3段変速
性能: 最高速100km/h  データーベースでスタッツのミニカー検索

スタッツ ベアキャット ロードスター アメリカ 1916年

 

 アメリカのハリー C スタッツ(Harry Clayton Stutz)が友人と共同で1911年に「IDEAL MOTOR CAR」社を設立しました。同社が製作したスタッツ 1号車は1911年のインディ 500に出走し11位となり、翌年のインディ 500でも4、6位となるなど活躍しました。1913年に会社は「スタッツ モーターカー」社に改名されました。スタッツのレーシングチームは1915-1916年にもインディなどのアメリカのレースで活躍し高い評価を確立しました。

 

 そのレーシングカーをベースにした市販車ベアキャットが1914年に発売されました。フロントウィンドーやドアがなく、シャシーの上にバケットシート、ガソリンタンク、スペアタイヤを備えただけの硬派仕様のロードスターで人気がありました。小さな丸いフロントウィンドーや一般的なドアを設けたロードスターもありました。エンジンは4気筒6.4L(60HP)が標準で、オプションで6気筒6.5Lエンジンもあったようです。スタッツ ベアキャットは同時代のマーサー レースアバウトを真似たものだったので非常によく似ており、両車は当時のスポーツカー市場を2分する人気がありました。ベアキャットはボディやエンジンの改良などが行われて1924年まで生産されました。1919年に創業者のC.スタッツが会社を去って経営者が変わり、1925年に8気筒エンジンを搭載した高級車スタッツ バーティカル エイトが登場しました。

 

 

 ミニカーは1980年代に購入したレンウォール(RENWAL)製です。レンウォールはアメリカのプラモデル メーカーで、これはプラモデル完成品として販売されたものでした。最も人気のあった硬派仕様のロードスターをモデル化しています。プラモデルの完成品ですので、細かいところまでリアルに再現されていてかなり良い出来ばえです。ただプラスチック製ですので、軽くて安っぽいのと細かいパーツが壊れ易いのが難点です。これ以外のスタッツ ベアキャットのミニカーはフランクリン ミントの1/24、マッチボックスなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

STUTZ BEARCAT 1
STUTZ BEARCAT 2

 以下は1969年に発売されたマッチボックス製のスタッツ ロードスター 1914 (1/48 型番Y08)の画像です。1960年-1990年代に発売されたマッチボックスのイエスタイヤー シリーズ(Yesteryear Series)は型番がYから始まるのでY シリーズと呼ばれ、それまで専門メーカーが作っていたマニアックなクラシックカーのミニカーを手ごろな値段で一般向けに提供したものでした。ドアの付いたキャビンを持つややおとなしい仕様のスタッツ ロードスターをモデル化しています。フロントグリル横から生えるヘッドライトなどマッチボックス流の簡素化がされていますが、それ以外はシート背後のタンクや室内の操作レバーなどがきちんと再現されていて、まずまずの良い出来ばえです。ボディのメタリック塗装はこの車には似合いませんが、マニアではない一般向けに販売する為、このような目立つカラーリングにしていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
STUTZ ROADSTER 1
STUTZ ROADSTER 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
STUTZ ROADSTER 3
STUTZ ROADSTER 4

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