ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

FORD CONSUL CORTINA MK I 1962 UK

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POLITOYS 507 1/43 101㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.27m 全幅約1.59m
エンジン 変速機: 4気筒 1.2L 48HP 4段変速
性能: 最高速124km/h
データーベースでフォード コルチナのミニカー検索

 

フォード コンサル コルチナ (コーティナ) MK I イギリス

 

 大ヒットしたBMCのミニに対抗してフォードが送り出したのが、1962年に登場したコルチナでした。革新的だったミニとは異なり、コルチナは非常にオーソドックスな構成の小型車でした。アングリア用を拡大した4気筒1.2L(48HP)エンジンを搭載する後輪駆動車で、4段変速で最高速124km/hの性能でした。当初は2ドアだけでしたが、4ドアやワゴンが追加され、エンジンも1.5L(58HP)やそれを76HPにチューンした高性能版のGTが追加されました。

 

 コルチナの売りは大柄なボディ、割高なミニに比べて低価格なこと、エンジンやボディの多彩なバリエーションでした。(特にワゴン用途ではミニは対抗できません) この戦略は当たり、4年間で100万台を生産するという大ヒット車となりました。(大衆車では良くあるパターンの勝ち方ですが)

 

 

 ミニカーはポリトーイの当時物です。スポーツカーの多いMシリーズでモデル化されているので、実車の人気が高かったことが伺えます。あまりデフォルメせず素直にモデル化されていて、非常に良い出来映えです。他の当時物としては以下で紹介するディンキーや、コーギーのエステート、ノレブなどがありました。

 
 

FORD ZEPHYR (MK III) 6 1962 UK

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SPOT-ON 270 1/42 111㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.58m 全幅約1.76m
エンジン 変速機: 6気筒 2.55L 98HP 4段変速 3段自動変速
性能: 最高速150km/h
データーベースでフォード ゼファー/ゾディアックのミニカー検索

 

フォード ゼファー (MK III) 6 イギリス

 

 1962年にゼファー/ゾディアックはモデルチェンジし、MK IIIとなります。MK IIIから4気筒1.7L(68HP)エンジンを搭載するゼファー 4が追加され、コンサルの後継となりました。6気筒版のゼファー 6はMK IIのエンジンを98HPまでパワーアップし、最高速は150km/hに向上していました。

 

 ボディは大型のフロントグリルやテールフィンなど、アメリカ車的なデザインを取り入れています。ゾディアックもほぼ同じデザインですがライトが4灯式で全長がやや長く、さらに109HPまでパワーアップしたエンジンで最高速は160km/hでした。

 

 

 ミニカーはスポットオン製で、当時物は多分これしかありません。独特のフロントグリルがうまく再現されています。室内に女性ドライバーと犬のフィギュアが乗っているのは楽しいおまけです。

FORD CONSUL CORTINA MK I SUPER ESTATE 1963 UK

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CORGI 440 1/47 95㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.28m 全幅約1.59m
エンジン 変速機: 4気筒 1.5 58HP 4段変速
性能: 最高速148km/h
データーベースでフォード コルチナのミニカー検索

 

フォード コンサル コルチナ (コーティナ) MK I スーパー エステート イギリス

 

 大ヒットしたBMCのミニに対抗してフォードが送り出したのが、1962年に登場したコルチナでした。革新的だったミニとは異なり、コルチナは非常にオーソドックスな構成の小型車でした。アングリア用を拡大した4気筒1.2L(48HP)エンジンを搭載する後輪駆動車で、4段変速で最高速124km/hの性能でした。当初は2ドアだけでしたが、4ドアやエステート(ワゴン)が追加され、エンジンも1.5L(58HP)やそれを76HPにチューンした高性能版のGTが追加されました。

 

 コルチナの売りは大柄なボディ、割高なミニに比べて低価格なこと、エンジンやボディの多彩なバリエーションでした。ミニにもワゴン仕様がありましたが、ミニのワゴンの全長は約3.3mで、4ドアで全長約4.28mのコルチナ エステートとは室内の広さで勝負になりませんでした。エステートの豪華仕様であるスーパー エステートにはオプションでサイドとリアゲートに木目調パネル(本物の木材ではない)が付きました。ボディに本物の木材を使用したウッディ ワゴンは、アメリカでは高級車として人気がありました。当時のイギリスでもこの手の飾りが同じように人気があったようです。

 

 

 ミニカーはコーギーの当時物です。オプション設定された木目調パネルの付いたスーパー エステートをモデル化しています。リアゲートが開閉し、コーギーお得意のフィギュア2体(ゴルファーととキャディの子供)とゴルフカートが付き、ちょっとしたジオラマ仕立ての楽しい物になっています。この木目パネルは別パーツで、ボディはパネルを挟むように2分割で成型されています。その為パネルは塗装で表現するよりもリアルな仕上がりとなっています。(ただその為に前フェンダー先端に少し隙間ができていますが)コーギーがここまで凝った作りをしたということは、実車の人気が高かったからでしょう。セダンはディンキーなどがモデル化していましたので、コーギーがエステートをモデル化したのは競合を避ける理由もあったのでしょう。後にフィギュア無しの物も発売されています。

 
 

FORD CONSUL CORTINA MK I RALLY CAR 1964 UK

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DINKY(UK) 212 1/42 103㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.27m 全幅約1.59m
エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 106HP 4段変速
性能: 最高速178km/h
データーベースでフォード コルチナのミニカー検索

 

フォード コンサル コルチナ (コーティナ) MK I ラリー イギリス

 

 コルチナの当初の正式名称はコンサル コルチナでしたが、1964年のマイナーチェンジ後にフォード コルチナに変わりました。なお現在はコーティナと書くのが一般的なようですが、私は昔から慣れ親しんだコルチナを使わせてもらいます。

 

 ミニ クーパーはミニのイメージ リーダーでしたが、コルチナにも高性能なロータス コルチナがありました。コルチナをベースにしてレース用モデルの開発から生産までロータスが担当しました。ロータスがチューンした4気筒1.6L(106HP)DOHCエンジンを搭載し、最高速178km/hと高性能でした。フォードの思惑どうりレースやラリーで活躍し、コルチナのスポーツイメージを高めました。ロータス コルチナは3年間で2800台ほどが生産され、ロータスの財政基盤をも安定させました。

 

 

 ミニカーはディンキーの当時物で、1964年の東アフリカ サファリ ラリーで優勝したコルチナ GTをモデル化しているようです。(ゼッケン番号が違うようですが) フロントの補助灯、屋根のスポットライト、ブラックアウトしたボンネットなど当時のミニカーとしてはかなり大幅な変更でラリー車の雰囲気を出しています。

FORD TRANSIT MK I POLICE ACCIDENT UNIT 1965 UK

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DINKY(UK) 287 1/40? 122mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.9m 全幅約1.9m
エンジン 変速機: V型4気筒 2L 86HP 4段変速
性能: 最高速 不詳
データーベースでフォード トランジットのミニカー検索

 

フォード トランジット MK I 交通事故処理車 イギリス

 

 商用車テームズ 400Eの後継車として1965年にトランジット MK Iが登場しました。テームズ 400Eは当時のライバルのベッドフォード CAなどに対して積載量で劣っていた為ボディを大きくし、ベッドフォード CAに似た短いノーズを持つデザインに変わりました。ホイールベースの異なるロングとショートのボディがあり、ピックアップトラックやミニバスもありました。トランジットはドイツとイギリスの両フォードに共通するモデルでした。

 

 当初のエンジンはV型4気筒1.7L/2Lとパーキンス社製4気筒1.6Lディーゼルで、サイズが大きいディーゼルはノーズを前方に延ばして搭載していました。このロングノーズ版には緊急車両用としてV型6気筒3Lエンジンを搭載した高性能モデルもありました。1978年のマイナーチェンジで、フロントのデザインが大幅に変更され、MK IIとなりました。当サイトのデータベースでは車名に世代を意味するMK *を付けています。1965年のモデルをMK I、1978年モデルをMK II、1986年モデルをMK III、1991年モデルをMK IV、1994年モデルをMK Vとしています。(MK Iはマイナーチェンジでフロントのデザインが2回変更されているようで、この変更はa b cを付けて区別しています)

 

 

 ミニカーはディンキー製の当時物(1967年発売の初期型)で、ロングボディの交通事故処理車をモデル化しています。ディンキーらしいがっちりした作りで、当時のミニカーとして良くできています。ポリス仕様として警察官のフィギュアが乗っていて、ルーフには青色灯とレーダースピードガンが付いています。右側スライドドア、左側ドア、リアドアが開閉し、車内には車線規制用の3角コーンと標識が積まれています。それらを取り出して並べると交通事故処理の簡単なジオラマが出来上がります。ディンキーはフロントが変更されたMK IIも含めてバン、救急車、ポリスカーなど十数種類をモデル化しています。(MK Iには縮尺の異なる2タイプがあります) トランジットのミニカーはたくさんあり、特にブレキナはMK I(ドイツではMK IをMK IIと呼ぶのでブレキナの車名表示はMK II)のマイナーチェンジを作り分けていて、様々なタイプを約40種類もモデル化しています。
以下で当時のイギリスの商用車のミニカーが検索できます。
データーベースでフォード テームズのミニカー検索  データーベースでベッドフォード CAのミニカー検索
データーベースでBMC J2のミニカー検索  データーベースでコマーのミニカー検索

 
 

FORD D800 TRUCK 1965 UK

FORD D800 TRUCK 画像をクリック/タップすると画像が変わります
TEKNO 914 1/43 130mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.5m 全幅約2.2m
エンジン 変速機: 6気筒 6L ディーゼル 128HP など 4段変速?
性能: 最高速 不詳  
データーベースでフォード D800のミニカー検索

 

フォード D800 トラック イギリス

 

 イギリス フォードの商用車は1930年代のフォード Y型の商用バン仕様(E83W)から始まりました。この商用車はフォードソン(FORDSON)のブランド名で展開されました。フォードソンはフォードの農業用トラクターのブランドとして知られていますが、イギリス フォードの商用車のブランドとしても使われました。1937年には5t積みの大型トラック フォードソン 7Vが登場しました。

 1949年に大型トラック 7Vを後継するフォードソン テームズ ET6/7が登場、1954年にアングリアをベースにした小型商用バンの300Eが登場しました。1957年にE83Wを後継するキャブオーバー型商用バンのテームズ 400Eと、大型トラック ET6/7を後継するフォードソン テームズ トレーダーが登場しました。なお1957年にフォードソンブランドはなくなり、フォードブランドに戻りました。1965年にテームズ 400Eはトランジットに、テームズ トレーダーはDシリーズに変わりました。

 

 キャブオーバー式商用車はエンジン整備の為にキャブを傾けて(チルトして)開く必要がありますが、Dシリーズはカウンターウエイトを使う方法でほぼ片手でキャブの開閉ができました。このようにDシリーズは、ライバルのベッドフォード TK(1959年登場)などに比べて近代的な構造のキャブオーバー式トラックでした。エンジンは4/6気筒のガソリン/ディーゼルで、1967年にV型8気筒7.7Lディーゼルを積むイギリス フォード最大の大型トラック D1000が追加されました。Dシリーズは1981年に後継のカーゴ(CARGO)シリーズに切り替わりました。

 

 

 ミニカーはテクノ製でブランド表記が「KIRK」に変わった1970年頃に発売されたものです。フォード D800のダンプトラックをモデル化したテクノの傑作です。45年以上も前に作られた昔のミニカーですが、私の知る限りでは、1/43サイズではこれが一番精密で凝ったギミックを持つ商用車ミニカーであると思います。(単なるスケールモデル的な精密さなら、現在のヘルパやブッシュの1/87の商用車も結構精密ですが) もちろんプロポーションも良くできています。ギミックを付けるとプロポーションが悪くなるなどと言われますが、上手にギミックを付ければそんなことはありません。このミニカーのプロポーションの出来ばえを見れば、それが技術力の低いメーカーの単なる言い訳に過ぎないことが分かります。

 そのギミックについて、以下の簡易動画で詳しくお見せします。(画像のマウスオーバーやタップで動画がスタートします) まずはキャブのドアですが内張付きのドアはスムーズに開閉し、室内も良く再現されています。次にテクノお得意の前輪操舵ですが、車体下部のシャーシ、エンジン、サスペンション、ドライブシャフトなどのメカ部分が良く再現されていて、前輪は車体を傾けることで操舵できます。(操舵メカはさすがに実車と同じというわけではありませんが、頑丈な金属パーツでしっかり作られていて、普通の扱いではまず壊れません)

ford d800 door
ford d800 steer

 次は荷台のダンプ操作です。荷台をダンプさせるには、荷台左前にあるレバーを前方にスライドさせて荷台のロックを外してから車体を後退させれば、後車軸の回転と連動して荷台がダンプします。(簡易動画では撮影の都合で後退していませんが) このギミックは非常に良く考えられた仕組みで、ここにも頑丈な金属パーツが使われています。最後にキャブのチルト動作です。実車同様ににキャブ全体が前ヒンジで開き、エンジンや補器類が再現されています。エンジンが左に45度傾けて搭載されていることまでわかります。なお荷台やエンジンなどが白い軟質プラスチックで再現されていて、あまり色合いがリアルでないのは、玩具としての味付けでしょう。(軟質プラスチックは壊れにくいことで採用されているのでしょう)
ford d800 dump
ford d800 tilt

 テクノはこれよりホイールベースが長いトラックもモデル化していて、荷台に企業ロゴを印刷したプロモーション用モデルのバリエーションも多くあります。テクノ以外ではディンキー(ダンプカーや道路清掃車など) やマッチボックスの当時物もあります。(最近のものはないようです) Dシリーズより以前のトラック、テームズ トレーダーやテームズ ET6もスポットオンの当時物などがあります。なお同時期にコーギーも同じようなフォードのトラックを数種類(カートランスポーターなど)モデル化していますが、これはD800ではなく、アメリカ フォードのHシリーズです。
データーベースでフォードソンのミニカー検索
データーベースでフォード テームズのミニカー検索

 

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