ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

VOLKSWAGEN 1500 (TYPE 3) 1961 GERMANY

VOLKSWAGEN 1500 (TYPE 3)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN 1500 (TYPE 3)


VITESSE 621 1/43 98㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.2m 全幅約1.6m エンジン 変速機: 空冷水平対向4気筒 1.5L 45HP 4段変速
性能: 最高速125km/h  データーベースでフォルクスワーゲン 1500/1600のミニカー検索

フォルクスワーゲン 1500 (タイプ3) ドイツ 1961年

 

 フォルクスワーゲン ビートルの後継車として1961年に登場した1500は、ビートルのシャーシのトレッドを拡大し幅広い近代的なノッチバックボディを載せたものでした。空冷エンジン(4気筒1500cc 45HP)をリアに搭載する基本構成は踏襲していました。このモデルはタイプ3と呼ばれました。(ビートルをタイプ1、1ボックストランスポーターをタイプ2と呼びます) 当初は2ドアセダンとカルマン ギア クーペ(タイプ34)だけでしたが、1962年にバリアント(ワゴン)が追加されました。

 

 1965年にエンジンが1600cc(54HP)に強化され、名前が1600に変わりました。同時にファーストバック スタイルを採用した2ドアセダンの1600TLが追加されました。これはアメリカ市場を狙ったモデルで、地味なノッチバックセダンと比べるとなかなか魅了的なスタイルとなっていました。(ノッチバックセダンはアメリカに輸出されませんでした) 1968年には量産車として世界初の電子制御式ガソリン燃料噴射システム(ボッシュ製)を採用するなど改良が加えられました。しかし空冷リアエンジン方式は時代遅れとなり、結局1600はビートルの後継とはならず、水冷エンジンで前輪駆動方式のパサートが登場したことで1973年に生産中止となりました。総生産台数は約250万台でした。

 

 

 ミニカーは1990年頃に発売されたビテスの初期物です。これといった特徴の無いスタイルがうまく再現されています。サンルーフ付で、室内などの細部もそこそこ再現されていて当時としては良い出来ばえでした。サンルーフ無しセダンやポリス仕様など数種類のバリエーションがありました。1500/1600の当時物ミニカーはディンキー、ガマ、ジク、ノレブ、テクノ、メルクリンのバリアント、ポリトーイの1500/1600TL/バリアントなどたくさんありました。当時物以外ではミニチャンプス、ブレキナの1/87、シュコー ピッコロなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VOLKSWAGEN 1500 (TYPE 3) 1
VOLKSWAGEN 1500 (TYPE 3) 2

 以下は1971年に発売されたノレブ製の当時物 フォルクスワーゲン 1500 (1/43 型番604)の画像です。ノレブは1962年にプラスチック製で1500をモデル化していて、これは同じ型を使ったダイキャスト製です。開閉ギミックがないプロモーションモデル的な造形で、細部も結構リアルで当時物ミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN 1500 (TYPE 3) 3
VOLKSWAGEN 1500 (TYPE 3) 4

 以下は1965年に発売されたガマ製の当時物 フォルクスワーゲン 1500 (1/46 型番9490)の画像です。縮尺が1/46なので他の1/43と比べると少し小さいです。ただ小さいながらも前後パネルが開閉するギミック付で、ラインストーンのヘッドライトなど凝った作りです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN 1500 (TYPE 3) 5
VOLKSWAGEN 1500 (TYPE 3) 6

 以下は1968年に発売されたメルクリン製の当時物 フォルクスワーゲン 1600 バリアント (1/43 型番1805)の画像です。メルクリンは鉄道模型の老舗ブランドですが、当時はミニカーも手掛けていました。メルクリンはセダンではなくバリアントを数種類モデル化していますが、模型の老舗ブランドらしい巧みな造形でこれも当時物ミニカーとして良く出来ていました。ボンネット/ドア/テールゲートが開閉するギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN 1600 VARIANT (TYPE 3) 1
VOLKSWAGEN 1600 VARIANT (TYPE 3) 2

 以下は1968年に発売されたポリトーイ製の当時物 フォルクスワーゲン 1600TL (1/43 型番538)の画像です。ポリトーイ初期のスポーツカーが主体のMシリーズの1台で、1600TLはフォルクスワーゲンでもスポーティな車なのでモデル化されたのでしょう。ポリトーイは実車よりかっこよくデフォルメする傾向がありますが、これもその傾向が感じられる造形です。1600TLの当時物ミニカーはノレブとダイアペットもありましたが、このポリトーイ製が一番出来が良いです。ボンネット/ドア/リアパネルが開閉するギミック付で、スペアタイヤ、室内、エンジンが結構リアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN 1600TL (TYPE 3) 1
VOLKSWAGEN 1600TL (TYPE 3) 2

 以下はフロント/トランク開閉の画像とリア/リアパネルを開いたエンジンルームの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN 1600TL (TYPE 3) 3
VOLKSWAGEN 1600TL (TYPE 3) 4

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VOLKSWAGEN T2 (TYPE 2) VAN POST 1967 GERMANY

VOLKSWAGEN T2 (TYPE 2) VAN POST
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN T2 (TYPE 2) VAN POST


GAMA 9527 1/42 108㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.51m 全幅約1.72m エンジン 変速機: 空冷水平対向4気筒 1.6L 48HP 4段変速
性能: 最高速105km/h  データーベースでフォルクスワーゲン T2のミニカー検索

フォルクスワーゲン T2 (タイプ2) 郵便バン ドイツ 1967年

 

 フォルクスワーゲンのトランスポーター(タイプ 2)の2代目T2が1967年に登場しました。空冷エンジンをリアに配置する後輪駆動方式など基本的な構造はT1と同じでしたが、外観が大きく変更されました。大きな曲面ガラスのフロントウインドーとその下のベンチレーターグリルがT2の特徴でした。当初のエンジンは4気筒1.6L(48HP)でした。

 

 T2は前期型T2a(1968-1971年)と中期型T2a/b(1972-1973年)と後期型T2b(1974-1979年)に大別されます。前期型と中期型の外観上の違いはリアライトが大きくなっていることで、後期型はさらにフロントウインカーがヘッドライト上のベンチレータグリル横に移動しバンパーが角ばった形状に変わっています。エンジンは1971年に1.7L、1973年に1.8L、1975年に2L(70HP)と拡大され、最高速度は130km/hに向上しました。1972年には3段自動変速も追加されました。なおブラジルではT2はコンビ(KOMBI)の名前で1975年から最近(2013年)まで販売されていたので、これをT2cと分類することもあるようです。1979年に3代目T3にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーはガマの当時物で1975年頃に購入しました。前期型T1aの郵便車仕様でフロントのウインカーの位置、リアライト形状、バンパー形状などT2の特徴が良く分かります。(ただし底板と一体成型されたバンパーは少し大きすぎますが) テールゲート開閉ギミック付で、ゲートを開くと室内後部床上にエンジン収納スペースがあることが分かります。なお経年変化でリアサスペンションがへたり極端な尻下がりになっていたので、リアにウレタンフォーム(スポンジ)をかました状態で撮影しています。T1ほどではないですがT2のミニカーもシュコー、ブレキナの1/87などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VOLKSWAGEN T2 (TYPE 2) VAN POST 1
VOLKSWAGEN T2 (TYPE 2) VAN POST 2

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VOLKSWAGEN 411 (TYPE 4) 1969 GERMANY

VOLKSWAGEN 411 (TYPE 4)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN 411 (TYPE 4)


GAMA 9491 1/41 113㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.6m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 空冷水平対向4気筒 1.7L 68HP 4段変速
性能: 最高速145km/h  データーベースでフォルクスワーゲン 411/412のミニカー検索

フォルクスワーゲン 411 (タイプ 4) ドイツ 1969年

 

 フォルクスワーゲンとして初の4ドアセダンである411が1968年に登場しました。411はタイプ4と呼ばれ、空冷4気筒1679cc(68HP)エンジンをリアに搭載するという基本方式はビートルを踏襲したものの、モノコックボディ、全輪独立懸架サスペンションなど新技術を取り込んだ意欲的な車でした。4ドア採用でボディが大きくなり、2ドアセダン、3ドアエステートもありました。ただデザイン的にはフロント部分が長すぎてバランスが悪いなど不評でした。1969年に電子式燃料噴射を採用してエンジンが80HPにパワーアップしました。同時に楕円形2灯式ヘッドライトが丸形4灯式ヘッドライトに変更されました。

 

 1972年にフロント周りのデザインを大幅に変更して412となりました。1973年にエンジンが1795㏄(80HP)に拡大され電子式燃料噴射はキャブレターに戻されました。デザインを変更した412でもタイプ4の人気は回復せず、1973年に前輪駆動方式のパサートが登場したことで1974年に生産中止となりました。タイプ4はフォルクスワーゲン最後のリアエンジン車で、総生産台数は約37万台でした。(実車画像→ フォルクスワーゲン 412 1972)

 

 

 ミニカーは1969年に発売されたガマ製です。4灯式ヘッドライトに変更した1969年式をモデル化しています。ボンネットが黒になっているので、実車にあったかどうかは不明ですがスポーツ仕様だと思います。当時物ミニカーとして実車の雰囲気を良く再現していますので、ミニカーを見てもこのデザインが不評だったことが分かる気がします ボンネット/ドア/リアパネルの開閉ギミック付です。これ以外の411/412の当時物ミニカーはメルクリン、ジク(SIKU)、シュコーがありました。最近の物ではミニチャンプス、ヘルパとヴィーキングの1/87などがあります。 以下はフロント/ボンネット開閉の画像とリア/リアパネル開閉/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VOLKSWAGEN 411 (TYPE 4) 1
VOLKSWAGEN 411 (TYPE 4) 2

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VOLKSWAGEN BEETLE 1302 1970 GERMANY

VOLKSWAGEN BEETLE 1302
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN BEETLE 1302


MINICHAMPS 430055006 1/43 97㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.55m エンジン 変速機: 空冷水平対向4気筒 1.3L 40HP 4段変速
性能: 最高速122km/h  データーベースでフォルクスワーゲン ビートル (1965年以降)のミニカー検索

フォルクスワーゲン ビートル 1302 ドイツ 1970年

 

 フォルクスワーゲン ビートルは基本設計を変更しないまま改良および変更が加えられました。1960年代後半のラインナップは1200(1192㏄ 34HP)と1300(1285㏄ 40HP)の2モデルでした。1970年には上級グレードの1302と1.6L(1584㏄ 50HP)エンジン搭載の高性能版1302Sが登場しました。1973年には1302Sの発展型1303が登場しました。1974年には1200もテールライトが1303と同じ大型のものとなり、フロントフェンダー上にあったウィンカーがバンバーに移されました。1974年には生産台数が1800万台に達しました。1970年代に日本国内ではビートルの人気が高まり1200系に1.6Lエンジンを搭載した1200LS、その電子式燃料噴射仕様の1200LSE/LEなどが輸入されました。

 

 ビートルの後継車として1961年には1500が、1968年には411が登場しましたが、その両車とも真の後継車にはなれませんでした。その後1973年にパサートが登場し、シロッコ、ゴルフ、ポロといった新世代の前輪駆動車が揃ったところで、ビートルは役目を終え1978年にドイツ本国での生産が終了しました。しかしその生産設備はブラジルやメキシコ工場に移管され、メキシコでは2003年まで生産が続けられました。さらにビートルのオマージュとして1998年にニュー ビートルが登場しました。

 

 

 フォルクスワーゲン ビートルのミニカーはたくさんあります。当サイトのデーターベースには約1400件がリストアップされています。(ビートルのミニカーは年式が明確にわからない物が多いので半分ぐらいは年式未記載です) 私はビートルのミニカーを約50台ほど保有していますので、それらを年代別に分けて紹介することにします。ここでは1970年代以降のビートルを紹介します。

 最初のミニカーは2004年に発売されたミニチャンプス製です。 1970年式の1302をモデルしています。前述したミニチャンプス製の1951年式初期型と見比べると前後のバンパー、ボンネット形状、フェンダー形状、灯火類、室内のインパネ、ステアリング形状などの変更が正確に再現されています。 ここまで徹底して年式別にモデル化されるのもビートルなればこそですし、またそれを実現しているミニチャンプスもたいしたものだと思います。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VOLKSWAGEN BEETLE 1302 1
VOLKSWAGEN BEETLE 1302 2

 以下は1973年頃に発売されたガマ製の当時物 ビートル 1302 1970 (1/24 型番442)の画像です。1970年式の1302のモデル化で、ガマの「スーパー シリーズ」と称する縮尺1/24の大スケールミニカーの1台です。プロポーションが良く、サイズが大きいのでクロームモールが塗装ではなく別パーツで再現されているなど細部まで良く再現されていて当時物ミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/リアパネルが開閉し、されにスライディングルーフの開閉と前輪の操舵ができます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN BEETLE 1302 5
VOLKSWAGEN BEETLE 1302 6

 以下はフロント/ボンネット開閉の画像とリア/リアパネルを開いたエンジンルームの画像です。エンジンも結構リアルに出来ています。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN BEETLE 1302 7
VOLKSWAGEN BEETLE 1302 8

 以下はスライディングルーフ開閉の画像と底板/前輪操舵ギミックの画像です。ビートルの床下部分は一枚の鋼板で覆われていて気密性が高いのですが、ミニカーの底板部分もそれらしく再現されています。前輪操舵ギミックはハンドルと連動していますので、ハンドルで操舵できます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN BEETLE 1302 9
VOLKSWAGEN BEETLE 1302 9

 以下は1972年に発売されたガマ製の当時物 ビートル 1302 1970 (1/43 型番898)の画像です。上記と同じ1302のモデル化で、こちらは1/43です。当時のガマ製ミニカーに共通して使われていたホイールがビートルらしくないのが今一つですが、こちらも当時物ミニカーとしては良く出来ています。ドア開閉ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN BEETLE 1302 3
VOLKSWAGEN BEETLE 1302 4

 以下は1977年に発売されたポリトーイ製の当時物 ビートル 1300L 1976 (1/43 型番EL55)の画像です。テールライトが大型であることと製作時期から年式を1976年と考えています。ポリトーイのELシリーズは当時の廉価版ミニカーでしたので、安っぽいホイールが付いているなど値段(当時の定価は800円)相応の出来ばえです。ドア開閉ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN BEETLE 1303S 1
VOLKSWAGEN BEETLE 1303S 2

 以下は1974年に発売されたメーベトイ製の当時物 ビートル 1303 1973 (1/43 型番A70)の画像です。上記のポリトーイと同じようなメーベトイの廉価版ミニカーで当時の定価は700円でした。これも安っぽいフリーホイールが付いていて値段相応の出来ばえです。ドア開閉ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN BEETLE 1303S 1
VOLKSWAGEN BEETLE 1303S 2

 以下は1978年に発売されたトミカ ダンディ製の当時物 ビートル 1200LE 1976 (1/43 型番DF11)の画像です。1200LEは日本仕様で1200系のシャーシに電子式燃料噴射1.6Lエンジンを搭載していました。当時のワーゲン人気にあやかって作られたもので、約10数種類のバリエーションがありました。トミカ ダンディは当時の国産ミニカーとしては出来の良い物が多かったのですが、このビートルも1303の特徴である大型のテールライトやバンパーに組み込まれたウィンカー、室内の造形などが結構リアルに再現されていて良く出来ています。ボンネット/ドアの開閉ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN BEETLE 1200LE 1
VOLKSWAGEN BEETLE 1200LE 2

 以下はフロント/ボンネット開閉ギミックの画像とリアの拡大画像です。ボンネット内にはスペアタイヤが再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN BEETLE 1200LE 3
VOLKSWAGEN BEETLE 1200LE 4

 以下は1978年に発売されたトミカ ダンディ製の当時物 ビートル 1200LE 1976 (1/43 型番DF11)の画像です。上記のバリーエーショで、バンパーが黒に変更されボディサイドにBEETLEのロゴが付いているので、これはスポーティ仕様の1200LSEをモデル化しているようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN BEETLE 1200LE 5
VOLKSWAGEN BEETLE 1200LE 6

 以下は1979年に発売されたトミカ ダンディ製の当時物 ビートル 1200LE フォード ルック 1976 (1/43 型番DF11B)の画像です。上記のバリーエーションで、1930年代のフォード車(フォード V8 1936)のフロントに似せたフロントノーズを付けたカスタムカーをモデル化しています。当時実際にこのような改造をしたカスタムカーが実在しました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN BEETLE 1200LE FORD VERSION 1
VOLKSWAGEN BEETLE 1200LE FORD VERSION 2

 以下は1979年に発売されたトミカ ダンディ製の当時物 ビートル 1200LE ロールス ロイス ルック 1976 (1/43 型番DF11A)の画像です。これも上記のバリーエーションで、有名なロールス ロイスのフロントグリルに似せたフロントノーズを付けたカスタムカーをモデル化しています。当時実際にこのような改造をしたカスタムカーが実在しました。なおこの個体は経年劣化で前後バンパーのメッキが剥がれています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN BEETLE 1200LE ROLLS ROYCE VERSION 1
VOLKSWAGEN BEETLE 1200LE2 ROLLS ROYCE VERSION 2

 以下は1979年に発売された朝日通商のシグマ(SIGMA)143シリーズの当時物 ビートル 1303S 1973 (1/43 型番3)の画像です。これも当時のワーゲンの人気にあやかって作られたミニカーで、高性能版の1303Sをモデル化しています。シグマ143シリーズは朝日通商が国産メーカーに作らせたもので数種類しかないですが、いずれも結構良い出来ばえでした。このビートルも上記のトミカ ダンディと同じくらい良く出来ています。トランク/ドア/リアパネルの開閉ギミック付で、トミカ ダンディでは開閉しないリアパネルを開くとエンジンが再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN BEETLE 1303S 1
VOLKSWAGEN BEETLE 1303S 2

 以下はフロント/ボンネット開閉とリア/リアパネル開閉の画像です。フロントのスペアタイヤは省略されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN BEETLE 1303S 3
VOLKSWAGEN BEETLE 1303S 4

 以下は2014年に発売された国産名車コレクション製のビートル 1303 1973 (1/43 No.219)の画像です。メーカーはイクソです。雑誌付きの安価なミニカーながら、ドアミラー、別パーツのワイパー、灯火類など結構リアルに再現され良く出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN BEETLE 1200LE 3
VOLKSWAGEN BEETLE 1200LE2 4

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VOLKSWAGEN K70 1970 GERMANY

VOLKSWAGEN K70
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN K70


MARKLIN 1837 1/43 102mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.4m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 90HP 4段変速
性能: 最高速158km/h  データーベースでフォルクスワーゲン K70のミニカー検索

フォルクスワーゲン K70 ドイツ 1970年

 

 フォルクスワーゲン K70は元々はNSUが開発したロータリーエンジンを搭載したNSU Ro80のレシプロ エンジン版として開発された車でした。しかし1969年にNSUがアウトウニオンと合併したことで、フォルクスワーゲンの傘下となった為、1970年にK70という名前でフォルクスワーゲンから登場しました。従来のフォルクスワーゲン車とまったく違った感じがするのはその為です。 4気筒1.6L(75/90HP)エンジンはNSU式に縦置き搭載されて前輪を駆動し4輪独立懸架サスペンションを採用して、4段変速で最高速158km/hの性能でした。

 

 1972年に角型2灯式ヘッドライトが丸型4灯式ヘッドライトに変更されました。1973年には1.8L(100HP)エンジンを搭載する高性能版K70Sが追加されました。最新のスクエアデザインを採用した前輪駆動車K70で同じ4ドアセダンでデザインが不評であった411の不振を挽回するはずでしたが、何故かこの車も人気が出ませんでした。1975年に生産中止となり、総生産台数は約21万台でした。この当時のフォルクスワーゲンは、前輪駆動車への移行期で色々と試行錯誤していました。

 

 

 ミニカーは1971年に発売されたメルクリン製の当時物です。メルクリンは鉄道模型の老舗ブランドですが、当時はミニカーも手掛けていました。模型の老舗ブランドらしい巧みな造形でシンプルで直線的なデザインの実車のイメージがうまく再現され、当時物ミニカーとして良く出来ていました。特に大きなラインストーンを使った角形ヘッドライトが印象的です。ボンネット/4ドア/トランクが開閉するギミック付で、開閉ヒンジ部に板バネを使っているので開閉動作に節度感があります。これ以外のK70の当時物ミニカーはシュコーの1/66、ポリトーイの1/55があり、最近の物ではノレブ、ヴィーキングの1/87などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VOLKSWAGEN K70 1
VOLKSWAGEN K70 2

 以下は4ドア開閉と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN K70 3

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