ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

AEC ROUTEMASTER LONDON BUS 1959 UK

AEC ROUTEMASTER LONDON BUS 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 468 1/72 115㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約8.4m 全幅約2.4m 全高約4.4m
エンジン 変速機: ディーゼル 6気筒 9.6L 115HP 4段半自動変速
性能: 最高速50km/h
データーベースでロンドン バスのミニカー検索

 

AEC ルートマスター ロンドン 2階建てバス イギリス

 

 前述したタクシーと並んでロンドンの風物詩として有名なのが2階建てバスです。ルートマスターはAEC(Associated Equipment Company)社が製造していた2階建てバスのブランドです。2階建てバスはロンドン市内の路面電車やトロリーバスの代替として開発され、1939年にAEC リージェント III RT 2階建てバスが登場しました。このAEC ルートマスター型2階建てバスはリージェント III RTの後継車で1958年に登場しました。標準のRM型で大きさは全長X全幅X全高が8.4(RML型は9.1)X2.4X4.4mと日本の中型バス程度ですが、高さはやはりかなり高く日本では公道を走れません。

 

  定員は1階28人2階38人の計64人です。6気筒9.6L(115HP)ディーゼルエンジンを搭載し、最高速50km/h程の性能でした。約2800台がロンドン市内で使われたそうです。運転席の左横にエンジンが配置されており、後部にオープンデッキ方式の出入り口があり、昔懐かしい車掌さんが乗車していました。このバスは構造的に運転手が料金精算を行うワンマンバス化が難しいので、車掌さんがずっと付いていたそうです。

 車体の老朽化、排出ガス規制の強化、オープンデッキ方式の安全性の問題などで2005年頃に退役し、現在は一部が記念品として運行されているそうです。2005年頃まで運行していたとは驚きましたが、古い物を大事にするお国柄なんですね。

 

 

 ミニカーはコーギー製で1964年から11年間も作られていたベストセラーで、非常に多くのバリエーションが存在します。室内もそこそこに再現されていて、運転手と車掌さんのフィギュアが付いています。このミニカーの縮尺ははっきりしなくて1/65としているWEBサイトもありますが、全長8.4mで計算してみると1/72ぐらいになり、全幅のサイズもそれぐらいとなっていますので、1/72とするのが正しいと思われます。

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ROLLS ROYCE SILVER CLOUD II 1959 UK

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SOLIDO 115 1/43? 122㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.41m 全幅約1.9m
エンジン 変速機: V型8気筒 6.2L (200HP) 4段自動変速
性能: 最高速(180km/h)
データーベースでロールス ロイス シルバー クラウドのミニカー検索

 

ロールス ロイス シルバー クラウド II イギリス

 

 1955年にシルバー ドーンはシルバー クラウド Iに、ベントレー R タイプはS1 タイプに発展します。これ以前のロールス ロイスとベントレーはホイールベースが異なるなどの明確な違いがありましたが、この時点で両車はグリルとエンブレムだけが異なるだけの同じ車になってしまいました。シルバー クラウドのエンジンは4.6Lのままながら大幅に改良され、シャーシは新設計で最高速は170km/hと、ロールス ロイスとしては初めて100mp/h(160km/h)を越えた車となりました。

 

 1959年に新設計のV型8気筒6.2Lエンジンが搭載され、シルバー クラウドはII型となりました。この変更は6気筒エンジンが排気量拡大の限界に達したことに加えて、V型8気筒エンジンが当たり前となりつつあったアメリカ市場をにらんだものでした。

 

 

 ミニカーはソリド初期の当時物です。50年以上も前の1960年に発売されたミニカーですが、プロポーションが正確でかつ実車の雰囲気を見事に再現した傑作ミニカーです。(ただ1/43より少し小さめ) ワイパーやマスコットなどの細かいパーツは付いていませんが、そのようなパーツが無くても素晴らしいミニカーが成立することが分かっていただけるでしょう。(昔のミニカーなので、基本的にボディは一体鋳造で、そのような細かい部分は再現できなかったということですが)

 古いソリドの型を流用してソリドとは一味違う物を作っていたブランドがベレムです。そのベレムがこのシルバー クラウドの型をリファインして1980年代にシルバー クラウドとベントレー Sを作っています。以下がその画像で、フロントグリル/ヘッドライト/バンパーがメッキされたプラスチック製パーツに変わり、ロールス ロイスとベントレーを作り分けています。なおシルバー クラウドのピンク色はエルトン ジョンの所有していたロールス ロイス ファントム(車種が違いますが)をイメージしているのではないかと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROLLS ROYCE SILVER CLOUD II 1
ROLLS ROYCE SILVER CLOUD II 2

 これ以外のシルバー クラウド I/IIの当時物ミニカーとしては、スポットオン、マッチボックス、マーキュリーなどがあります。最近の物ではミニチャンプス、マトリックスやトゥルースケールのレジン製などがあります。以下は2015年に発売されたミニチャンプスのシルバー クラウド IIの画像です。最近のダイキャスト製ミニカーの代表として、昔のミニカーと見比べてみてください。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) 細かいところのリアルさでは最近のミニカーが優れているのは当たり前ですが、昔のミニカーにも捨てがたい味わいがあると思います。(そう思うのは私だけでしょうか?)
データーベースでロールス ロイス シルバー クラウドのミニカー検索
ROLLS ROYCE SILVER CLOUD II 3
ROLLS ROYCE SILVER CLOUD II 4

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ROLLS ROYCE PHANTOM V LIMOUSINE 1959 UK

ROLLS ROYCE PHANTOM V LIMOUSINE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(UK) 198 1/48 127㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6.1m 全幅約2m
エンジン 変速機: V型8気筒 6.2L (200HP) 4段自動変速
性能: 最高速(165km/h)
データーベースでロールス ロイス ファントムのミニカー検索

 

ロールス ロイス ファントム V リムジーン イギリス

 

 王族や国家元首の公用車としてシルバー レイスよりも大きな車の要望があり、1950年にファントムがファントム IVとして復活します。この車は16台(18台ともいわれる)だけ製作された特別な車でした。シルバーレイスより大きく重厚なリムジーン ボディ(車重2.5t)に、ロールス ロイス初の直列8気筒5.7L(約170HP)エンジンを搭載し、最高速度160km/hの性能でした。ファントム IVの1号車はイギリス王室御料車で、その他も公用車として使われ一般人には販売されませんでした。

 

 1959年にはファントム Vが登場します。シャーシの基本設計はシルバー クラウドと同じですが、ホイールベースとトレッドが拡大されています。エンジンもシルバー クラウド IIと同じ新設計のV型8気筒6.2Lエンジンが搭載され、4段自動変速機とパワステが標準装備でした。なおボディはまだコーチビルダーが架装していましたが、この頃には基本的なデザインは決まっておりかつてのような自由度は無くなっていました。

 

 

 ミニカーはディンキー(英)製で1962年発売の当時物です。1/43では大きくなりすぎるので1/48で製作されたのだと思いますが、それでも結構大きくて堂々としたミニカーに仕上がっています。品の良いツートンカラー、赤いシート、青い制服の運転手さんと、どこかの富豪の私有車といった雰囲気です。

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TRIUMPH HERALD COUPE 1959 UK

TRIUMPH HERALD COUPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 231 1/44 89mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.89m 全幅約1.52m
エンジン 変速機: 4気筒 948cc 35HP 4段変速
性能: 最高速124km/h
データーベースでトライアンフ ヘラルドのミニカー検索

 

トライアンフ ヘラルド クーペ イギリス

 

 2輪車メーカーとして成功したトライアンフ社は1923年に4輪車に進出しました。第二次大戦前はモータースポーツで活躍するなどしてスポーティなブランドとして知られていましたが、1939年に一度倒産しています。その後1945年にスタンダード社がトライアンフ社を買い取り、トライアンフ スタンダード社となりました。

 

 そのスタンダード社は、1903年に設立された自動車メーカーで、戦前はナイン、テン、トゥエルブなど小型車から中型車までを販売していました。名前どうりの堅実で地味な会社で、日本ではあまり知られていません。戦後のスタンダード車としては、中型車のバンガードが一番有名でディンキーやコーギーのミニカーがあります。戦後のトライアンフは小型車やスポーツカーを担当し、親会社のスタンダード社を上回る業績を上げています。

 

 

 スタンダードの戦前型のエイトやテンを刷新する小型車として、1959年に登場したのがヘラルドでした。ミケロッティのデザインによる軽快なボディーに、全輪独立懸架といった先進的な車でした。エンジンは4気筒948cc(35HP)、4段変速で最高速124km/hという性能でした。2ドア セダン、クーペ、コンバーチブル、ワゴンとボディ バリエーションが多く、エンジンも1.2L、1.3Lが追加され、1971年まで12年間も生産されました。

 ミニカーはコーギーの当時物でクーペのモデルです。ツートンカラーで実車の雰囲気が良く出ています。このミニカーの最大の見せ所はボンネットが前方に大きく開くことです。この開閉機構は非常にしっかり出来ていて、この時代のメカ設計のレベルが高いことがよく分かります。なおセダンはディンキーがモデル化しています。

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FORD ANGLIA 1959 UK

FORD ANGLIA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(UK) 155 1/48 82㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.9m 全幅約1.42m
エンジン 変速機: 4気筒 1L 38HP 4段変速
性能: 最高速120km/h
データーベースでフォード アングリアのミニカー検索

 

フォード アングリア イギリス

 

 1959年にアングリアは新型(105E型)に切り替わります。それまでのオーソドックスなデザインから、アメリカ車(スチュードベーカー)的なフロントやクリフカット(リアウインドーが通常とは逆の傾き)のルーフなど、個性的なデザインが採用されました。このクリフカットは当時の流行で、マーキュリー、シトロエン アミ 6、マツダのキャロルなどにも見られるデザインです。新開発の4気筒1L(39HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速120km/hの性能でした。なお姉妹車のプリフェクトはエンジンが新型に切り替わりましたが、ボディはそのままで1961年まで生産されました。

 

 1962年には上級車コルチナの1.2L(48HP)エンジンを搭載した高性能版のスーパーが追加されました。1968年に後継車エスコートに切り替わるまでに約130万台が生産され、ベストセラーの小型車として大成功しました。最近では映画「ハリーポッター」の空飛ぶ車として有名になりました

 

 

 ミニカーはディンキーの当時物で、縮尺が1/48なので小さいです。古いミニカーなので素朴な出来映えですが、実車のイメージは良くとらえています。当時物としてはスポットオンもモデル化しています。また映画で有名になったことで、最近バンガーズなどからたくさんモデル化されています。

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ASTON MARTIN DB4 1959 UK

ASTON MARTIN DB4 画像をクリック/タップすると画像が変わります
JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 302 1/43 106㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.67m
エンジン 変速機: DOHC 6気筒 3.7L 240HP 4段変速
性能: 最高速240km/h
データーベースでアストン マーチン DB4のミニカー検索

 

アストン マーチン DB4 イギリス

 

 アストン マーチン社は1910年代に創立されました。名前の由来は創始者の一人であるライオネル マーティンがアストン クリントンという場所で行われたヒルクライム レースに優勝したことから付けられたそうです。戦前は高性能なスポーツカーやレースカーを製作していたようです。 1947年に実業家デビット ブラウンが経営に乗り出し、車名に彼のイニシャルであるDBが付くようになりました。1948年に試作されたレースカーは初戦のスパ フランコルシャンで優勝し、その性能を知らしめました。この車をベースにした市販車が2L スポーツ(後にDB1と呼ばれた)で、4気筒2L(77HP)エンジンを搭載し、最高速155km/hの性能でした。

 

 1950年にベントレーの設計者として有名なW.O.ベントレーが設計した直列6気筒2.6L(105HP)DOHCエンジンを搭載したDB2が登場しました。ボディはアルミ製で、フェンダーがボディと一体化した戦後型の2ドア クーペで最高速は190km/hと極めて高性能でした。 この車は1950年のルマンで優勝するなどレースで活躍し、高性能車としてのアストン マーチンのブランドを確立しました。DB2にはDB2/4という2+2座のハッチバックが追加され、エンジン排気量は3L(140HP)まで拡大されました。またレース仕様のDB3とその軽量版のDB3Sが各種レースで活躍しました。
データーベースでアストン マーチン DB2/DB3/DBR1のミニカー検索

 

 

 1958年にはDB4が登場しました。直列6気筒3.7L(240HP)DOHCエンジンを搭載し、最高速240km/hと当時世界最速の高級スポーツカーでした。軽量アルミ製ボディはトゥーリングのデザインで、クーペとドロップヘッドクーペ(オープンカー)がありました。1959年にホイールベースを短縮して2座としてエンジンを3.7L(302HP)にチューンした高性能版のDB4GTが追加されています。シリーズ5まで発展し1963年まで生産されました。

 ミニカーは国産名車コレクション製で2017年発売、メーカーはイクソです。イクソは型番CLC144でDB4をモデル化していて、これはその廉価版ですので、内装が省略されワイパーとホイールが簡素化されています。ただプロポーションが良くフロント/リアの雰囲気も実車のイメージをうまく再現していて、DB4のミニカーとしてはかなり良い出来ばえだと思います。DB4の当時物ミニカーとしてはコーギーとソリドの物があります。最近の物では、イクソの前身のビテスがDB4GTの高性能版のザガート仕様など約20種類ほどをモデル化、レジン製ではスパーク、トップモデルなどもあります。

 ちなみに1960年に発売されたコーギーの当時物ミニカー(型番218  1/46)は、ダイキャスト製ミニカーとして初めてボンネットを開閉させるギミックを実現させた画期的なミニカーでした。ボンネットの中には簡単な造形ですがエンジンがモールドされていました。このボンネット開閉ギミックは人気があったようで、5年間で98万台も販売されています。以下はコーギー製DB4の全体とボンネット開閉ギミックの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変わります)
ASTON MARTIN DB4 1
ASTON MARTIN DB4 2

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