ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

AUTO UNION TYPE B 1935 GERMANY

AUTO UNION TYPE B
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AUTO UNION TYPE B


MINICHAMPS 5031300313 1/43 90㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.92m 全幅約1.69m エンジン 変速機: V型16気筒 4.95L スーパーチャージャー 375HP 5段変速
性能: 最高速290km/h  データーベースでアウトウニオン タイプ A-Dのミニカー検索

アウトウニオン タイプ B ドイツ 1935年

 

 アウトウニオンのレーシングカー タイプ Aは1935年にタイプ Bに変わりました。タイプ Bはエンジン排気量を4.4Lから5Lに拡大して295HPから375HPにパワーアップし、ホイールベースを伸ばしトレッドを広げて操縦性を向上させました。またリアサスペンションがリーフからトーションバーに変更されました。タイプ Aとタイプ Bの外観はほとんど同じに見えますが、タイプ Bはコクピット左側のえぐりが深く左右非対称になっていました。

 

 1935年のGPレースではメルセデス ベンツ W25が圧倒的に強かったので、アウトウニオンはあまり活躍できませんでした。主なレース結果は、ドライバー H.スタックがイタリア GPで優勝 ドイツ GPで2位でした。新しいドライバーとしてB.ローゼマイヤーが参入し、彼はスイス GPでは3位となり、シーズン最後のチェコスロバキア GP (マサリク サーキット)で初優勝しました。なおハイパワーエンジンをリアに搭載するアウトウニオン レーシングカーの操縦はきわめて難かしかったとのことです。

 

 

 ミニカーはミニチャンプス製で、前述したタイプ Aと同じくアウディの特注品で、1935年ドイツGPで2位となった車(ゼッケン #1)をモデル化しています。ミニカー画像はアウディのWEBサイトから借用しました。同じ物がミニチャンプスの型番410351900で一般市販されています。これ以外のタイプ Bのミニカーとしては、コクピットやリアタイヤをカバーした流線形の速度記録車をミニチャンプスとブルムがモデル化しています。 以下は1984年に発売されたブルム製のアウトウニオン タイプ B 速度記録車 #4 (1/43 型番R108)の画像です。1935年にドイツのアウトバーンで速度記録320.267km/hを達成した速度記録車をモデル化しているようですが、実際の速度記録車にはゼッケン #4が付いていないようなのでこれはテスト段階の車なのかもしれません。ボディ全体に空力対策の流線形カバーが付いていますが、後輪のカバーがないタイプもありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

AUTO UNION TYPE B RECORD CAR 1
AUTO UNION TYPE B RECORD CAR 2

 以下は1984年に発売された同じブルム製のアウトウニオン タイプ B 速度記録車 #3 (1/43 型番R107)の画像です。こちらはゼッケン #3で後輪のカバーがないタイプになっています。(左側面のゼッケンのデカールが剥がれて分かりにくいですが) 上記の#4とは前輪ホイールと排気管の取り出し部分の形状も少し違っています。このゼッケン #3も同時期に速度記録320km/hを達成したそうです。(実車画像→ アウトウニオン タイプ B 速度記録車 #3 1935 ) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AUTO UNION TYPE B RECORD CAR 3

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AUDI FRONT 225 ROADSTER 1935 GERMANY

AUDI FRONT 225 ROADSTER
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AUDI FRONT 225 ROADSTER


MINICHAMPS  437019130 1/43 113㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.65m エンジン 変速機: 6気筒 2.3L 55HP 4段変速
性能: 最高速105km/h  データーベースで戦前のアウディのミニカー検索

アウディ フロント 225 ロードスター ドイツ 1935年

 

 1906年に創立されたDKW社は第1次世界大戦後に2ストロークエンジンのオートバイの生産を始めて成功し、1928年に小型4輪車市場に進出しました。DKWは当時経営が悪化していたアウディ社を買収し同社の技術を得て、オートバイと小型車のメーカーとして成功しました。1932年にはDKW社が中心となってホルヒ社、アウディ社、ヴァンダラー社の4社が連合してアウトウニオン社が成立しました。ホルヒは高級車、アウディはホルヒに次ぐ上級車、ヴァンダラーは中型車、DKWは小型車という分担でした。

 

 1931年にDKW社傘下のアウディからタイプ Tが登場しました。タイプ Tは6気筒3.8Lエンジンを搭載する中型車でした。タイプ Tの後継車として1933年に6気筒2Lエンジンを搭載するアウディ フロントが登場しました。名前のフロントとは、当時はまだ珍しかった前輪駆動車であることを示していました。前輪駆動技術はドイツ初の前輪駆動車を作ったDKWによるもので、エンジンはヴァンダラーの6気筒を使い、ボディはホルヒが担当していてフロントはアウトウニオンの総力を結集した車でした。1935年にフロント 225にモデルチェンジしました。名前が示すように6気筒2.25L(55HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速105km/hの性能でした。

 

 

 ミニカーはミニチャンプス製で2010年に発売されました。もともとはアウディ社の100周年記念モデルとして製作された物で、そちらは白のボディカラーで出来ているようです。メーカー特注品ということで詳しい実車考証の上でモデル化されていて、細部までリアルに再現されたレベルの高い出来ばえとなっています。特に豆粒のように小さなサイズでワイパーモーター(ウィンドースクリーンの下部にある)が再現されているのには感心しました。この時代のアウディ車のミニカーは珍しくその点で貴重なモデルです。(ただ前述したミニチャンプス製のアウディ タイプ Aと同じことを書きますが、少量生産品故にレジン製であることと軽くて安っぽい感じがするのがいまいちです) 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

AUDI FRONT 225 ROADSTER 1
AUDI FRONT 225 ROADSTER 2

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MERCEDES-BENZ 260D (W138) 1936 GERMANY

MERCEDES-BENZ 260D (W138)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 260D (W138)


IXO MUS025 1/43 115㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.79m 全幅約1.71m エンジン 変速機: 4気筒 2.6L 45HP ディーゼル 4段変速
性能: 最高速95km/h  データーベースでメルセデス ベンツ W138のミニカー検索

メルセデス ベンツ 260D (W138) ドイツ 1936年

 

 戦前の中型車230(W21 6気筒2.3L(55HP)エンジン搭載)に、4気筒2.6L(45HP)のディーゼルエンジンを搭載したのが260Dで、世界初のディーゼル乗用車として1936年に登場しました。経済性に優れたディーゼルエンジンを搭載した260Dはタクシーや商用車として使われることを想定した車で、実際に初期の260Dは全てタクシーとして使われました。1937年以降の260Dは新型中型車230(W143)をベースにしたものに変わり、個人ユーザー向けのディーゼル乗用車としても普及していきました。

 

 ベンツは1909年にディーゼルエンジンの特許を取り、1923年に世界初のディーゼルトラックを発売しています。その後ベンツは乗用車向けのディーゼルエンジンの開発を進め、ボッシュ製による燃料噴射ポンプの開発などの協力を得て小型軽量化した乗用車向けディーゼルエンジンを260Dで実用化しました。現在のヨーロッパで普及しているディーゼルエンジン乗用車の元祖が260Dでした。

 

 

 ミニカーはイクソ製です。年式から初期の260Dですので、この車はタクシーです。緑/黒のボディカラーはタクシーのカラーリングで、室内を見ると運転席と後席の間にパーティション(仕切り)があることが分かります。出来映えはイクソのこのシリーズの標準的な出来映えで、木材を模した茶色のパーティション、メーターパネルなど室内もそこそこ再現されています。実車はベンツ博物館に所蔵されていて、その画像は参照画像リンクで見ることができますが、年式が新しくボディカラーや補助灯などが異なっています。260Dのミニカーはこれしか無いようです。(ホワイトボックス ブランドの260Dはこれの廉価版です)  以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ 260D (W138) 1
MERCEDES-BENZ 260D (W138) 2

 以下はボディ側面と室内の拡大画像です。ドアミラーの手前にある縦長の黒い箱は腕木式の方向指示器を再現しています。(腕木式方向指示器を知らない方はWEBで検索してみてください) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 260D (W138) 3
MERCEDES-BENZ 260D (W138) 4

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MERCEDES-BENZ 170V (W136) 1936 GERMANY

MERCEDES-BENZ 170V (W136)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 170V (W136)


VITESSE 28502 1/43 99mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.3m エンジン 変速機: 4気筒 1.7L 38HP 4段変速
性能: 最高速108km/h  データーベースでメルセデス ベンツ 170Vのミニカー検索

メルセデス ベンツ 170V (W136) ドイツ 1936年

 

 サラブレッド期のメルセデス ベンツは前述したような高級車ばかり作っていた訳ではありませんでした。1931年に発表されたメルセデス ベンツ 170(W15)はメルセデス ベンツとしては大衆向けの小型車で、6気筒1.7L(32HP)の小さなエンジンを搭載し4段変速で最高速90km/hの性能でした。小型車にも6気筒エンジンと全輪独立懸架サスペンションを採用したあたりがメルセデス ベンツらしいところでした。1936年にエンジンが4気筒1.7L(38HP)に変わり丸みを帯びた近代的なデザインの170V(W136)に変わりました。170VのVはドイツ語 VIER(4の意)だと思っていましたが、正しくはVORN(フロントの意)でフロントエンジンを意味し、同時期のリアエンジンの170H(HはHECK リアの意)と区別する為に付けたそうです。(実車画像→ メルセデス ベンツ 170 1931)

 

 当時のメルセデス ベンツのラインアップとしては、170の上に1936年発表の中級車230(6気筒エンジン搭載)、その上に1937年発表の320(6気筒エンジン搭載)がありました。また170より小さい130Hというベンツとしては風変わりな車(リアエンジンで後のフォルクスワーゲン ビートルに似ている)もありました。170Vにはカブリオレ、2座のロードスター、商用車(バン 、トラック)などもあったようです。170Vは息の長いモデルで戦時中には軍用車として使われ、戦後もディーゼルエンジン搭載の170Dや上級仕様の170Sが追加され、1955年まで生産されました。総生産台数は約15万台でした。

 

 

 ミニカーは2005年頃に発売されたサンスター傘下のビテス製です。170Vの4ドアセダンをモデル化しています。このセダンは前後ドアのヒンジがセンターにある逆観音開きの4ドアです。プロポーションが良くフロントグリルやエッチング材のワイパーなど細部もリアルで良く出来ています。ビテスはサンスター傘下となる前に170Vをモデル化していましたので、これはそれの細部をリファインしたものです。サンスター傘下となる前のビテスの170Vにはカブリオレや商用バンなど十数種類ほどのバリエーションがありました。ビテス以外ではシュコーの1/18と1/43と1/90、ブッシュの1/87、イクソなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ 170V (W136) 1
MERCEDES-BENZ 170V (W136) 2

 以下は1984年頃に発売された同じビテス製のメルセデス ベンツ 170V カブリオレ (1/43 型番167)の画像です。屋根の後半部が幌になっているカブリオレをモデル化しています。ドイツではこのボディ形式がタクシーとして使われることが多かったそうです。ビテスとしては初期の物ですが、1980年代のミニカーとしては良い出来ばえでした。幌が開いているので室内が良く見えます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 170V (W136) CABRIOLET 3
MERCEDES-BENZ 170V (W136) CABRIOLET 4

 以下は1985年頃に発売された同じビテス製のメルセデス ベンツ 170V バン (1/43 型番350)の画像です。上記のバリエーションで商用バン(ワゴン?)をモデル化しています。室内を見ると3列シートとなっているので、このようなミニバン的な仕様のワゴンもあったのでしょう。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 170V (W136) VAN 5
MERCEDES-BENZ 170V (W136) VAN 6

 以下は1995年頃に発売されたシュコー製のメルセデス ベンツ 170V カブリオレ (1/43 型番B66040284)の画像です。完全なオープン仕様の170V カブリオレのソフトトップを閉じた状態をモデル化しています。メルセデス ベンツのロゴの付いた箱に収められたメルセデス ベンツの特注品でした。(型番が特注品の型番です) 1990年代中頃のシュコーのミニカーは凝った仕上げの物が多いのですが、この170Vもエッチングメタル製のリアルなフロントグリルや墨入れされたボンネットなど凝った仕上げでかなり良い出来ばえです。特に前フェンダー上の非常に小さいフェンダーミラーは圧巻でこんな繊細にミラーを再現しているのはシュコーぐらいしか見たことがありません。このミラーは簡単に壊れないよう配慮されて金属製パーツとなっているのですが、それでも取り扱いは注意する必要があります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 170V (W136) CABRIOLET 7
MERCEDES-BENZ 170V (W136) CABRIOLET 8

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 170V (W136) CABRIOLETT 9
MERCEDES-BENZ 170V (W136) CABRIOLET 10

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AUTO UNION TYPE C 1936 GERMANY

AUTO UNION TYPE C
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AUTO UNION TYPE C


BRUMM R038 1/43 91㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.92m 全幅約1.69m エンジン 変速機: V型16気筒 6L スーパーチャージャー 520HP 5段変速
性能: 最高速340km/h  データーベースでアウトウニオン タイプ A-Dのミニカー検索

アウトウニオン タイプ C ドイツ 1936年

 

 1936年にアウトウニオン タイプ Bは排気量を6Lに拡大し過給圧を上げてエンジンを520HPまで大幅にパワーアップし、さらにホイールベースを伸ばしトレッドを広げて操縦性を向上させたタイプ Cに発展しました。外観的にはコクピット左右のえぐりが均等になり(レースによって多少異なるが)、フロントノーズの形状が少し変わりました。さらに1937年には排気量が6.3Lに拡大され、545HPにパワーアップされました。

 

 1936年は圧倒的に強かったメルセデス ベンツ W25の戦力が落ちたので、アウトウニオンが勝つレースが増えました。メインのGPレースでは、ドイツ、スイス、イタリアで優勝し(ドライバー B.ローゼマイヤー)、それ以外でもトリポリやフェルトベルク(ドイツ ヒルクライム)などで優勝しました。 1937年シーズンには、強力なメルセデス ベンツ W125が登場したので、タイプ Cはベルギー GPでの優勝(ドライバー R.ハッセ)以外ではW125の後塵を拝していました。タイプ Cは1938年にタイプ Dに変わりました。

 

 

 ミニカーはブルム製でブルム初期の1981年に発売されました。1936年のドイツ GPまたはスイス GPの優勝車(ドライバー B.ローゼマイヤー)をモデル化しています。ノーズが短いアウトウニオン GPカーの独特なスタイルがうまく再現されていて、ボディ細部やコクピット内の仕上げもそこそこリアルで、1980年代当時のミニカーとしては良く出来ていました。なおリアエンドの小さな丸い突起はエンジンを始動するスターターを接続する部分です。ブルムはバリエーションでリアにダブルタイヤを履いたタイプもモデル化しています。これ以外のタイプ Cのミニカーはメルクリンの戦前の当時物(超レア物)、シュコーのブリキ製 1/24?、ミニチャンプスのアウディ特注品/ドイツ GP仕様、CMCの1/18 超精密モデル、ブッシュの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とコクピットの画像です。なおこの上にあるタイプ Cの画像は2006年に撮影したもので、以下の拡大画像は2021年に撮影したものです。以下の画像ではゼッケン #4のデカールが変形して別物のように見えますが、これは経年変化でデカールが膨潤したものです。今回この記事を更新したことで、デカールがこんな具合に経年劣化するものだということが良くわかりました。原因はデカールの質が良くないということですが、箱から出して室内で保管していたことも劣化を促進した要因でしょう。(どんなものにも寿命がありますので仕方ないことですが) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

AUTO UNION TYPE C 1
AUTO UNION TYPE C 2

 以下は1984年に発売された上記のバリエーションでアウトウニオン タイプ C #6 ダブルタイヤ仕様 (1/43 型番R110)の画像です。タイヤの駆動力を高める為に後輪をダブルタイヤにしたタイプで、実際にレースで使用されたようです。(実車画像→ アウトウニオン タイプ C ダブルタイヤ仕様) これもゼッケンが多少膨潤していますが、あまりひどくはありません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AUTO UNION TYPE C 3
AUTO UNION TYPE C 4

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