ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

HONDA S500 1963 JAPAN

HONDA S500 画像をクリック/タップすると画像が変わります
JAPANESE CAR COLLECTION 90 1/43 78㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.3m 全幅約1.43m
エンジン 変速機: DOHC4気筒 531cc 44HP 4段変速
性能: 最高速130km/h
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ホンダ S500 日本

 

 技術者の本田宗一郎が1946年に静岡県浜松市に創立した本田技術研究所が自動車メーカー ホンダ(本田技研工業株式会社)の前身です。本田は陸軍の無線用小型エンジンを改良した2サイクルエンジン(50cc)を自転車に取り付けて原動機付自転車を開発し、その製造/販売を始めました。

 

 1947年にはA型エンジンを独自開発し、それを搭載した原動付自転車を完成させました。1948年に本田技研工業株式会社を設立し、翌1949年には初の自社設計2輪車「ドリームD型」(98cc)の生産を開始しました。1952年には原動機付自転車「カブF型」(50cc)を発売、1958年にはベストセラーとなった2輪車「スーパーカブC100」が発売されました。モータースポーツでは1959年にイギリスのマン島TTレースに初参加し、1961年には125/250ccクラスで5位までを独占する優勝を果たしています。その翌年の1962年には、三重県鈴鹿市に鈴鹿サーキットを開設しています。

 

 

 ホンダは1962年の自動車ショーにS360、S500、T360を展示し、4輪車への進出を表明します。翌年の1963年に発売されたのが、小型スポーツカーのS500でした。DOHCの高回転型エンジン(水冷4気筒531cc 44HP)、チェーンを使った後輪駆動といった2輪車のような設計がなされていました。乗車定員は2名で、4段変速で最高速130km/hの性能でした。イギリスのMG ミジェットを参考にして自社でデザインしたという、全長3.3mの小さなボディはなかなか魅力的なスタイルに仕上がっています。当時の価格は45.9万円と安価で、500台ほどが発売されたとのことです。

 ミニカーは国産名車コレクション(ノレブ製)で、2009年に発売されました。出来映えは値段相応と言ったところです。S500とS600との違いはフロントグリルとそれに合わせたバンパー形状ですが、その点はきちんとS500の形状になっています。S600やS800のミニカーはたくさんあるのですが、S500は最近までこれしかありませんでした。(ダイドーデミタスコーヒーのおまけの日本の名車シリーズとか、実車販売時のノベルティでホンダ純正?があるらしいが) 2015年になってMARK43がレジン製で、2017年にはエブロもレジン製でモデル化しました。

 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA S500 1
HONDA S500 2

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HONDA S800 COUPE 1966 JAPAN

HONDA S800 COUPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKT(FR) 1408 1/43 78㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.33m 全幅約1.4m
エンジン 変速機: DOHC4気筒 791cc 70HP 4段変速
性能: 最高速160km/h
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ホンダ S800 クーペ 日本

 

 前述したホンダ S500発売の5ヶ月後(1964年)にはS600が登場しました。エンジンを606cc(57HP)に拡大し、最高速が145km/hに向上しています。構造的な変更は無くフロントグリルが変更され、それに合わせてバンパー形状も変更されています。1965年には密閉されたキャビンを持つクーペが追加されました。

 1966年にS600はS800に切り替わります。エンジンを791cc(70HP)に拡大し、最高速が160km/hに向上しています。独得のリアのチェーン駆動はS800登場の数ヶ月後には、一般的なリジッドアクスルに変更されました。エンジンフードにはパワーバルジが追加されていますが、これはダミーです。

 

 高性能なS800は国内のモータースポーツで活躍し、海外でも1967年のニュルブルクリングでクラス優勝するなど活躍しています。モナコのグレース王妃に愛用されるなど、海外で高評価を得た初めての日本車となりました。1970年までに約12000台が生産されました。

 

 

 ミニカーはディンキー(仏)の当時物で、1969年に発売されています。仏ディンキーらしいスケールモデル的な良い出来ばえで、現在でも絶版モデルとして人気が高いです。このミニカーはフロントグリルのホンダのエンブレムのHの上下を間違えていることでも有名です。当時の国産車が外国でモデル化された物としては、トヨタ 2000GTに次ぐ2番目でいかに人気があったかがよく分かると思います。

 S600の当時物ミニカーとしてはミクロペットとその型を引き継いだダイヤペットがありました。最近ではトミカ リミッテド(クーペ)、エブロ(オープン/クーペ)、国産名車コレクションのクーペがあります。S800の当時物ミニカーはダイヤペットとモデルペット(オープン/クーペ)がありました。最近ではオートアートの1/18、エブロ(オープン/レース仕様ハードトップ)、トミカ、トミカ リミッテド(オープン/クーペ)、ビテス、ノレブ、国産名車コレクション、京商サークルK、レジン製のMARK43などたくさんあります。

 以下はディンキーのS800 クーペのフロント/リアの拡大画像とボンネット開閉/エンジン部の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA S800 COUPE 1
HONDA S800 COUPE 2

 以下はモデルペットのS800(型番34)の画像です。50年以上も前に作られたミニカーです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA S800 1
HONDA S800 2

 以下は国産名車コレクションのS800(No.4)の画像です。国産名車コレクションにはこれの色違いの赤で幌付(No.92)もあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA S800  3
HONDA S800 4

 以下は国産名車コレクションのS600 クーペ(No.29)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA S600  COUPE 1
HONDA S600 COUPE 2

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HONDA T360 1963 JAPAN

HONDA T360 画像をクリック/タップすると画像が変わります
JAPANESE CAR COLLECTION 101 1/43 72mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3m 全幅約1.3m
エンジン 変速機: DOHC4気筒 354cc 30HP 4段変速
性能: 最高速100km/h
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ホンダ T360 日本

 

 上述のS500発売より2ヶ月ほど早く、ホンダ初の4輪車として登場したのがT360でした。当時自動車メーカー認可の抑制方針が出されていたため、ホンダは4輪車発売を急ぐ必要があったようです。その為スポーツカー用に開発したエンジンをトラックに流用したことで、DOHCエンジンを搭載した初の国産車がこのトラックとなりました。さらにエンジンはシートの下にあったので、ミドシップ式エンジン搭載ということにもなります。

 

 水冷4気筒4連キャブレター354cc(30HP)の高性能エンジンは他社の軽自動車エンジンの約2倍の出力で、4段変速で最高速100km/hの性能でした。「スポーツトラック」と呼ばれたこの車は、あまりに精密すぎたエンジンのトラブルや値段が高かったことなどから、あまり売れなかったようです。

 

 

 1964年にS500のエンジンを搭載し荷台を拡大したT500が追加され、1967年にN360用エンジンとパワートレーンを流用したTN360が登場し、T360は生産中止となりました。

 T360の当時物のミニカーはありません。TN360はトミカが1971年にTN-IIIをモデル化しています。最近ではエブロがT360とTN360をモデル化しています。画像は国産名車コレクションの物で、多分エブロの型を流用していると思われ、全体的に良く出来ています。それ以外ではトミカ リミッテドがT360とTN360をモデル化しています。タルガ タッカーからも昭和おもひで軽トラ シリーズ(1/52)でT360がモデル化されています。

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HONDA RA272 F1 1965 JAPAN

HONDA RA272 F1 画像をクリック/タップすると画像が変わります
JAPANESE CAR COLLECTION  1/43 93㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 1.5L 230HP 6段変速
性能: 最高速300km/h?
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ホンダ RA272 F1 日本

 

 2輪車のレースで成功したホンダは、1962年にF1に参戦することを表明し、エンジンの開発を進めました。開発されたV型12気筒1.5L RA271型エンジンは、当初ロータスへ提供される予定でした。しかし1964年にロータスが提携をキャンセルした為、ホンダはシャーシも自社開発して参戦することとなりました。

 

 最初のF1カーRA271型は、1964年のドイツGPでデビューし、結果は事故でのリタイヤでした。しかし翌年の1965年メキシコGPではアメリカ人ドライバー リッチー ギンサーが操るRA272が初優勝を遂げます。これは今考えると凄いことですが、当時はモータースポーツに対する理解が少なくあまり評価されなかったようです。

 その後ホンダのF1はRA273、RA300、RA301、RA302と発展し活躍を続けますが、低公害型エンジン開発に注力するとして1968年シーズン終了後に活動を休止しました。(ホンダF1 第1期と言われています)

 

 

 当時国内ではF1のミニカーはあまり一般的ではなく、RA271/2型の当時物ミニカーにはこれといった物がありません。海外ではポリトーイのペニーでホンダ RA F1がありますが、これもあまりぱっとしません。1968年頃にカドーがボディを真鍮で作った1/43のRA273を作っていますが、これも高価な限定品でした。1970年代になるとF1が一般に知られるようになり、RA302型(1968年)はトミカとトミカ ダンディが当時物をモデル化しています。最近ではエブロがホンダ F1第1期のRA271からRA302まで20数種類をモデル化し、ホンダ F1に力を入れています。 画像は国産名車コレクション(ノレブ製)の予約者向けプレゼント品で、初優勝したRA272のモデルです。そこそこの出来映えで、RA272のミニカーとしては貴重な一台です。

 以下はフロント/リアの拡大画像とエンジン/コクピットの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA RA272 F1 1
HONDA RA272 F1 2

 以下はカドーの真鍮製のRA273の画像です。塗装されていないので、経年変化で多少錆びています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA RA273 F1 1
HONDA RA273 F1 2

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HONDA N360 TS 1967 JAPAN

HONDA N360 TS 画像をクリック/タップすると画像が変わります
EBBRO 43189 1/43 72㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3m 全幅約1.3m
エンジン 変速機: 空冷2気筒 354cc 31HP 4段変速
性能: 最高速115km/h
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ホンダ N360 TS 日本

 

 ホンダとして初の4輪量産車となった、軽自動車N360が1967年に登場します。見た目で分かるようにイギリスのミニをお手本にしたイシゴニス方式の横置きエンジンによる前輪駆動車で、当時の軽自動車市場を一変させた画期的な車でした。2輪車CB450用をベースにした空冷2気筒354cc(31HP)エンジンは他社の1.5倍の高出力で、4段変速で最高速115km/hと断トツの高性能でした。この車の登場でその後軽自動車のパワー競争が始まることにもなりました。

 

 前輪駆動による広い室内、高性能、低価格(31万円)で大人気となり、あっという間に売れ筋だったスバル 360を抜いて軽自動車のベストセラーとなりました。ライトバンタイプのLN306が追加され、1968年にはホンダ初の自動変速機(3段)やサンルーフが採用され、ツインキャブレター(36HP)の高性能版も登場しました。1969/1970年のモデルチェンジでN-II、N-IIIに発展し、トータルで60万台以上も生産されました。排気量を400cc/600ccに拡大したN400、N600が開発され、アメリカやヨーロッパに輸出されました。

 ただ高回転型エンジンは扱い辛く、空冷なので騒音が大きく暖房が効かないなど居住性はいまひとつでした。また経験の浅い前輪駆動方式には操縦安定性の問題もあったようです。私も大学時代に運転したことがありますが、確かにうるさくてラリーカーのような乗り心地の車でしたが、当時はそれでも面白い車でした。

 

 

 当時物のミニカーはダイヤペット、モデルペット、トミカがあります。変わり種ではポリトーイがN360をベースにしたバギーをモデル化しています。最近では画像のエブロ製があり、かなり良い出来映えです。エブロは輸出仕様のN600もモデル化しています。その他にはアドバンスピリット(アンチモニー製)のN360とN-III、国産名車コレクション(ノレブ製)、小スケールではコナミ、ホンコン トミカのN-IIIなどがあります。 以下はエブロのフロント/リアの拡大画像とポリトーイのバギー(型番E20)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA N360
HONDA N360 BUGGY

 以下はモデルペット(型番37)の画像です。50年も前に作られたミニカーです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA N360 1
HONDA N360 2

 以下はHDMC(ホンダ ダイレクト マーケッティング)(型番KM-82)の画像です。エブロのミニカーを使っているようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA N360 3
HONDA N360 4

 以下は国産名車コレクション(No.10)の画像です。これもワイパー/ホイールなどの細部が異なりますが、ボディはエブロとほとんど同じように見えます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA N360 5
HONDA N360 6

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HONDA 1300 COUPE 9 1969 JAPAN

HONDA 1300 COUPE 9 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DIAPET 216 1/40 104㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.14m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: 空冷4気筒 1.3L 115HP 4段変速
性能: 最高速170km/h
データーベースでホンダ 1300のミニカー検索

 

ホンダ 1300 クーペ 9 日本

 

 本田初の小型車1300は1969年に登場しました。前輪駆動、空冷エンジンなど、上述のN360の設計思想を普通車に拡大したような車でした。まず4ドアセダンが発売され、1970年に個性的なグリルを持つ2ドアクーペが追加されました。オールアルミ製の空冷4気筒1.3L(100-115HP)エンジンを横置きし、4段変速/3段ATで、最高速170km/hとこのクラスでは圧倒的に高性能でした。

 

 高性能でしたが、当初からエンジン性能とサスペンション設定の不適合による操縦性の問題がありました。1970年のマイナーチェンジで高性能版の99シリーズが廃止されるなど、エンジンのデチューンやサスペンション設定変更が行われましたが、結局一般ユーザーには受け入れられませんでした。

 

 

 1972年には水冷1.4Lエンジンに変更した145シリーズに切り替わりました。強制空冷方式を採用した特殊なエンジンは複雑さ故に大きくて重く、それに起因する問題が多かったことで1300は商業的に失敗しました。この失敗によってホンダの四輪車エンジンは空冷から水冷へと転換することとなりました。

 画像はダイヤペット製の当時物で一番高性能であったクーペ 9をモデル化しています。プロポーションが良く、特徴的なフロントグリルやホイールなどもよく出来ています。当時物ではトミカのクーペ 9があり、これは特別仕様で2000年頃にも再発売されています。最近ではトミカ リミッテドでセダン(99/77S)がモデル化され、エブロからはクーペ 9が出ています。国産名車コレクションからもクーペ 9が出ていますが、これはエブロと型を流用していると思われます。

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