ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

MITSUBISHI 500 1961 JAPAN

MITSUBISHI 500 画像をクリック/タップすると画像が変わります
JAPANESE CAR COLLECTION 167 1/43 75mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.14m 全幅約1.39m
エンジン 変速機: 空冷4気筒 493cc 21HP 3段変速
性能: 最高速90km/h

 

三菱 500 日本

 

 戦前に三菱 A型を製作した経験のあった三菱重工業は終戦後の財閥解体で東日本重工業、中日本重工業、西日本重工業の3社に分離されました。東日本重工業はアメリカのカイザーナッシュ社と提携し、コンパクトカー ヘンリーJのノックダウン生産を1950年から始めました。1953年に東日本重工業、中日本重工業は三菱日本重工業、新三菱重工業に車名変更し、1953年に新三菱重工業でウイリス ジープのノックダウン生産が始まりました。1954年にはヘンリーJの本国での生産中止によりノックダウン生産が終わりました。

 

 新三菱重工業は独自で自動車開発に着手し、水島自動車製作所(岡山県)が開発した軽3輪トラックのペット レオが1959年に発売されました。ペット レオは密閉式キャビンを採用し、4サイクル単気筒310cc(12HP)エンジンを搭載し、3段変速で最高速74km/hの性能で軽3輪では最速でした。ペット レオは1962年まで生産されました。

 

 

 1960年に新三菱重工業(名古屋自動車製作)は乗用車の三菱 500を発売します。全長3.14m全幅1.39mの4人乗り小型車で、ボディはドイツのゴッゴモビルを参考にしたそうです。空冷4サイクル2気筒OHV 493cc(21HP)エンジンをリアに搭載するRR車で、3段変速で最高速90km/hの性能でした。モノコック構造のボディに全輪独立懸架と、技術的には非常に先進的な車でした。

 価格は39万円で、1961年にはエンジンを594cc(25HP)に拡大しましたが、あまり人気が出なかったそうで1962年には新しい車名のコルト 600に切り替わりました。コルト 600は500のボディーを拡大して変更したもので、基本構造はそのままだったようです。

 当時物のミニカーはありません。軽3輪トラックのペット レオは京商が1/43のポリストーン製ミニカーを2000年に出しています。またトミカ リミッテドもレオをモデル化しています。画像の三菱 500は国産名車コレクション(イクソ製)のもので、なかなか良くできています。このような車をモデル化してくれることは、国産名車コレクションの面目躍如といったところで、良く作ってくれたと思います。なお三菱 500はこの車の愛好者クラブが作成した、ミニカーが存在します。このような愛好者によって製作されたあまり知られていないミニカーが結構あるようです。

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MITSUBISHI JEEP (J30) 1961 JAPAN

MITSUBISHI JEEP (J30) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
JAPANESE CAR COLLECTION 167 1/43 101mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.29m 全幅約1.61m
エンジン 変速機: 4気筒 2.2L 76HP 3段変速 パートタイム4WD
性能: 最高速95km/h
データーベースで三菱 ジープのミニカー検索

 

三菱 ジープ J30型 日本

 

 戦後アメリカ軍が日本で軍用車を調達する為に、ウイリス製ジープを当時の中日本重工業(三菱重工業の前身)に生産させることになったのが三菱製ジープの始まりでした。この車は戦後の警察予備隊(現在の自衛隊)で使用する小型トラックとしても採用されることになり、1953年からジープ CJ3A型のノックダウン生産が始まりました。当初は左ハンドルでしたが、その後ウイルス製エンジンを国産化するなどして1955年にジープは国産化されました。

 

 当初の三菱 ジープの型式はJ1型で、構造はジープと同じはしご形フレームにリーフリジッド サスペンションで、パートタイプ4WDの駆動方式でした。その後国産化された時の型式はJ3型となりました。1957年にエンジンをディーゼル化(2.2L 61HP)して世界初のディーゼルエンジン搭載ジープ JC3型が登場しました。1961年には右ハンドル仕様のJ3R型が追加されました。

 その後2ドア ステーションワゴンやロングホイールベースで6人乗りの4ドア ステーションワゴンなどの日本独自のバリエーションが追加され、三菱のジープは防衛庁以外にも販売されました。1982年に一般ユーザー向けのパジェロが登場し、ジープは車種が縮小されました。1996年に防衛庁向けジープが2代目パジェロをベースにした73式小型トラックに切り替わり、ジープは1998年に生産中止となりました。

 

 

 ミニカーは国産名車コレクション製で2009年発売、メーカーはイクソです。4ドアステーションワゴンのJ30型をモデル化しています。実車の雰囲気が良く再現されていて、フェンダーミラーや灯火類などの細部も良くできています。雑誌付きミニカーとしては、申し分のない出来ばえでしょう。また三菱 ジープの乗用車タイプのミニカーはこれしかないので、車種的に貴重なミニカーでもあります。なお色違いの同じものがFIRST43でも販売されていますが、イクソ ブランドでは販売されていないようです。これ以外の三菱 ジープのミニカーとしては、トミカやトミカ ダンディのJ3R型、エイダイ グリップのJ52型などがありますが、すべてショートホイールベースをモデル化しています。以下はフロント/リアの拡大画像と室内の拡大画像(不鮮明ですが)です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MITSUBISHI JEEP (J30) 1
MITSUBISHI JEEP (J30) 2

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MITSUBISHI MINICA  1962 JAPAN

MITSUBISHI MINICA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
JAPANESE CAR COLLECTION 19 1/43 72㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3m 全幅約1.3m
エンジン 変速機: 空冷2サイクル2気筒 359cc 17HP 4段変速
性能: 最高速80km/h
データーベースで三菱 ミニカのミニカー検索

 

三菱 ミニカ 日本

 

 1961年に三菱初の軽自動車として商用バン/ピックアップの三菱 360が登場します。軽3輪レオの経験を生かして開発された360は、通常のフロントエンジンのFR方式を採用し、サスペンションもリーフ方式の保守的なもので、ボディもごくオーソドックスなデザインでした。空冷2サイクル2気筒359cc(17HP)エンジンで、4段変速で最高速80km/hの性能でした。保守的な設計が良かったのか、360は商業的に成功しました。

 

 360をベースにして乗用車ミニカが1962年に登場します。車体後部をノッチバックにし、4人乗りに仕立ています。エンジンなど性能は商用車360とほぼ同じです。当時の軽はRR車が一般的であったので、FR方式は異色な存在で、トランクが一番広かったそうです。ライバルのスバル360やマツダR360クーペに比べると、乗用車としてはデザインが保守的で地味だったようです。

 

 

 当時物のミニカーはありません。画像は国産名車コレクション(ノレブ製)のもので、ノレブからカタログモデルとしても出ていることもあって、プロポーションや細部などかなり良い出来映えです。国産初期の自動車として貴重なモデルですが、国産名車コレクションでなければモデル化されなかったでしょう。(トミカ リミッテドは、このようなマイナーな車?は多分モデル化しないでしょう。 ただプロモーションがらみで出るかもしれませんが)

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MITSUBISHI COLT 1000 1963 JAPAN

MITSUBISHI COLT 1000 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MODELPET 24 1/42 90㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.82m 全幅約1.49m
エンジン 変速機: 4気筒 1L 51HP 4段変速
性能: 最高速80km/h
データーベースで三菱 コルトのミニカー検索

 

三菱 コルト 1000 日本

 

 コルト 600のモデルチェンジで1963年にコルト 1000が登場しました。三菱初の4ドア小型乗用車で、よく言えばシンプルな(何の特徴もない真四角の)セダン スタイルをしています。水冷4サイクル4気筒1L(51HP)エンジンをフロントに搭載し、4段変速で最高速80km/hの性能でした。2/4ドアセダンとバンの設定がありました。

 

 1965年に1.5L(70HP)エンジンを搭載しボディを拡大して丸型4灯式ヘッドライトを採用したコルト 1500が追加されました。1966年に1Lが1.1L(58HP)エンジンに切り替わり、1000のボディに1.5Lエンジンを搭載し全輪ディスクブレーキを採用した1500スポーツセダン(最高速145km/h)も登場しました。1968年のマイナーチェンジでセダンは角形ヘッドライトとなり、1.1Lエンジンが1.2Lに変更され、コルト 1200となりました。

 

 

 ミニカーはモデルペットの当時物で、シンプルな作りですが、実車の雰囲気を良く再現しています。これ以外の当時物としてはミクロペットのセダンとそのレース仕様がありました。三菱車としては初めてのミニカーですので、当時コルト1000はそこそこ人気があったようです。なお現在まで当時物以外のミニカーは作られていません。

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MITSUBISHI COLT 800 1965 JAPAN

MITSUBISHI COLT 800 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DIAPET 144 1/40 91mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.65m 全幅約1.45m
エンジン 変速機: 2サイクル3気筒 843cc 45HP 4段変速
性能: 最高速120km/h
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三菱 コルト 800 日本

 

 ミニカを生産していた水島自動車製作所(岡山県)が開発した小型車がコルト 800で1965年に登場しました。地味なデザインのコルト1000と違って、ファーストバックを採用したスタイリッシュなデザインとなっています。当初は2ドアでテールゲートは無かったのですが、1967年に3ドアハッチバック、1968年に4ドアが設定されました。

 

 水冷2サイクル3気筒843cc(45HP)エンジンをフロントに搭載するFR方式で、4段変速で最高速120km/hの性能でした。1966年にコルト1000の1Lエンジンを搭載した1000Fが追加され、さらに1968年のマイナーチェンジでは3気筒エンジンが廃止され、1.1L(58HP)エンジン搭載の1100Fが追加されました。1969年には1.1Lエンジンだけとなり名前も11Fに変わりました。

 

 

 コルト800と1000は新三菱重工業の異なる製作所で独自に開発されたものであり、同じような車の為競合関係となっていました。三菱重工の自動車部門は1970年に三菱自動車工業として独立しましたが、それ以前にはこのような開発体制の問題があったようです。

 ミニカーはダイヤペットの当時物で、アンチモニー製です。 フロントグリルやリアの造形がきちんと再現されている秀作です。経年変化でホイールが劣化し変形しているのが残念ですが、ボディの塗装などはまだきれいな状態です。これ以外には当時物はないようです。2007年に国産名車コレクション(ノレブ製)でコルト800がモデル化されました。

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MITSUBISHI DEBONAIR 1964 JAPAN

MITSUBISHI DEBONAIR 画像をクリック/タップすると画像が変わります
JAPANESE CAR COLLECTION 99 1/43 110mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.67m 全幅約1.69m
エンジン 変速機: 6気筒 2L 105HP 4段変速
性能: 最高速155km/h
データーベースで三菱 デボネアのミニカー検索

 

三菱 デボネア 日本

 

 三菱は2Lクラスの乗用車開発にあたり欧州車のライセンス生産を検討しましたが、うまくゆかず結局自社で開発したデボネアを1964年に発売しました。モノコックボディに前輪独立/後輪リーフリジッドという当時の標準的な構造で、サイズは小型車規格(5ナンバー)内に収まっていました。フェンダーのエッジを立てた角張ったアメリカ車的なボディは元GMのデザイナーによるもので、高級車としてなかなか迫力のあるデザインでした。

 

 当初のエンジンは6気筒2L(105HP)KE型で、4段変速で最高速155km/hの性能でした。その後エンジンは1970年に6気筒2L(130HP)G型に変更され、1976年に4気筒2.6L(120HP)G型に変更されています。

 

 

 自動変速機の採用、排ガス対策など改良が施されましたが、基本設計や外観がほとんど変更されないままで、1986年まで22年間生産されていました。(「走るシーラカンス」と呼ばれていました) 同クラスのクラウンなどより価格が高かったので、ほとんど売れなかったようですが、三菱系企業の重役専用車という需要を満たすためだけに生産されていたようです。1986年登場の2代目デボネアも提携先の現代自動車向けの高級車として開発されたそうです。

 当時物ミニカーはミクロペットとその型を受け継いだダイアペットのものがありますが、どちらも大変なレア物で、程度の良い物は中古の軽自動車並みの値段が付きます。画像は最近の国産名車コレクション(多分イクソ製)の物で、1/43としては久しぶりのモデル化で大変嬉しいです。最近のミニカーですのでそこそこ良くできていますが、フロントの顔付などの雰囲気がやや物足りない気がします。(威圧感が足りない?) 他にはファインモデル(アンチモニー製)とトミカ リミッテドでもモデル化されています。

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