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TOYOTA TYPE AA 1936 JAPAN |
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![]() KYOSHO K03084 1/43 113mm
トヨタ AA型 日本
トヨタ自動車の前身の豊田自動織機製作所自動車部は、当時の米国車を参考にして1935年に試作車A1型を完成させます。これを改良したのがAA型で6気筒3.4L 65HPエンジンを搭載し約100km/hの性能でした。戦時中の1943年まで約1400台が生産されました。ボディは当時最先端の流線型ボディといわれたクライスラー エアフローを真似た斬新なデザインになっています。
ミニカーは京商製 トヨタ博物館にある実車を忠実に再現してあり、フロントグリルのマスコットなど精密に出来ています。上述したダイヤペット10周年記念でも、モデル化しています。 実車諸元 画像参照 外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 6気筒 3389㏄ 65HP 3段変速 性能: 最高速100km/h |
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TOYOTA TOYOPET SA 1947 JAPAN |
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![]() REEN REPLICA 2 1/43 89mm
実車諸元 画像参照
トヨタ トヨペット SA型 日本
終戦後すぐにトヨタ自動車は小型車開発を決定し、1947年には試作車が完成しました。同年にGHQから年間300台に限り乗用車生産が許可されたので、この車はトヨペット SA型として発表されました。(トヨペット(Toyopet)はこの付けられた愛称)
SA型は全輪独立懸架の鋼板バックボーンフレームに鋼板ボディを載せた極めて先進的な構造で、戦前の欧州小型車をお手本にしていました。流線型のボディも欧州的で、ちょっと変わったデザインのグリルが付いています。新開発した4気筒995cc(27HP)のS型エンジンを搭載し、3段コラムシフトで最高速87km/hの性能でした。
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戦後いち早く発売されたSA型は意欲的な車でしたが、少し時代に先んじすぎていました。当時の乗用車はほとんどがタクシーに使われましたが、全輪独立懸架は劣悪な道路で酷使される用途には不向きでしたし、2ドア仕様もタクシーには不向きでした。 |
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ミニカーは1970年代にコレクターが起ち上げたブランドのリーンレプリカ製で、SA型のミニカーはこれしかありません。室内の造形もないシンプルな作りですが、プロポーションはしっかりしていて実車の雰囲気を良くとらえています。(トヨタ博物館や日本自動車博物館にある実車(レプリカ?)と比べると、やや屋根の形状が違うようですが) | |
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TOYOTA TOYOPET CROWN RS 1955 JAPAN |
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![]() KADO 14 1/43 101㎜
実車諸元 画像参照
トヨタ トヨペット クラウン RS型 日本
SA型と同時に発売されたSB型小型トラックはラダーフレームに固定車軸の丈夫な構造で、ある程度売れていました。そこでこのSB型シャシーにセダンボディを載せたSD型が1949年に発売されました。さらにこのSD型の乗り心地などを改良したSF型が1951年に登場しました。
1953年に新型の4気筒1.5L(48HP)のR型エンジンが開発され、このエンジンを搭載したトヨペット スーパーRH型が登場します。エンジンのパワーアップで最高速は100km/h以上になり、タクシーに多く使われたそうです。
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このRH型の後継として1955年に登場したのが、トヨタを代表する国産高級車クラウンでした。名前は「王冠」の意で、初代から王冠のエンブレムがフロントグリルに付いています。初代のRS型は新たに開発した前輪独立懸架の乗用車用シャシにRH型と同じ1.5L(48HP)エンジンを載せ、3段変速で最高速は100km/hでした。アメリカ車をお手本にしたボディは、観音開きのドアを採用しているのが最大の特徴です。 |
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TOYOTA TOYOPET CROWN RSD 1955 JAPAN |
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![]() EBBRO 43096 1/43 100㎜
実車諸元 画像参照
トヨタ トヨペット クラウン RSD型 日本
SA型で失敗した前輪独立懸架は、耐久試験を繰り返して改良され、RS型ではタクシーでも問題が起こりませんでした。この前輪独立懸架に対するトヨタの拘りには、技術者の意地が感じられます。RS型のデラックス仕様RSD型が1955年末に設定されました。外観的にはフロントウインドーが1枚ガラスとなり、ボンネット上のマスコット、サイドモールが追加されています。またフォグランプ、真空管式カーラジオ、ヒーターなどが装備されていました。(当時はまだ真空管のラジオだったのですね)
1958年のマイナーチェンジで後期型のRS20型となり、フロントグリルとサイドモールが変更されています。1959年には4気筒1.5L(40HP)ディーゼル エンジンC型が搭載された、国産初のディーゼル乗用車が設定されています。
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1960年には1.9L(77HP)エンジンを搭載したRS30型が追加され、この車は全長が少し長く、さらに2速AT車の設定もありました。RS型クラウンには当時の国産車として初めての技術がたくさん盛り込まれたようです。 (クラウンは当時からトヨタにとって特別な思い入れのある車だったのでしょう) |
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このRSD型のミニカーはエブロ製で、右側の前後ドアが観音開きに開くギミック付です。エブロはこれ以外にRS型、後期RS21型もモデル化していて、細かい違いをきちんと再現しています。また同じ型でトサ コレクションからはRS型がでています。さらにこのエブロの型を流用したと思われるRS型が、国産名車コレクション(ノレブ製)からでています。アンチモニー製のJ-43からはRS20型とRS30型がタクシーやパトカーのバリエーションなど限定品も含めてでています。また小スケールではトミカ リミテッドヴィンテージ(1/64)とモデルプラニング(1/87)がRS20型をだしているなど、RS型のミニカーはたくさんあります。 | |
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TOYOTA TOYOPET CORONA (ST10) 1957 JAPAN |
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![]() REEN REPLICA 5 1/43 91㎜
実車諸元 画像参照
トヨタ トヨペット コロナ ST10型 日本
当時の自動車需要はタクシー用が多く、小型車タクシーでは日産のダットサン 110/210型が市場を握っていました。この日産小型車に対抗するために開発されたのがコロナで、初代ST10型は1957年に登場しました。上述したマスターのボディを流用したモノコックボディとクラウンの足回りを流用したシャシーにSA型の4気筒1L(33HP)のS型エンジンを搭載していました。3段変速で最高速は90km/hの性能でした。ボディは丸みを帯びたやや古くさいデザインで、「ダルマ コロナ」と呼ばれました。
1959年のマイナーチェンジで4気筒1L(45HP)の新しいP型エンジンに変更しPT10型となり、最高速は105km/hに向上しました。また後席を拡大し、乗車定員が4名から5名に増加しました。なおコロナの商用車(2ドアのバン)はコロナラインという名前で発売されました。ST10型は急いで開発された為、ハードの詰めが甘く、当初の古いエンジンによるパワー不足などもあってダットサンの小型車に対抗できませんでした。
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ミニカーは1970年代にコレクターが起ち上げたブランドのリーンレプリカ製です。このブランドの作風もあって、ややボディの少し丸みが付きすぎている感じがします。国産名車コレクションからもST10型がモデル化されていますが、そちらの方が実車のイメージに近いかもしれません。 |
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TOYOTA TOYOPET MASTERLINE 1958 JAPAN |
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![]() MODELPET 2 1/42 105㎜
実車諸元 画像参照
トヨタ トヨペット マスターライン 日本
クラウンと同時にタクシー用として発売されたのが、トヨペット マスターで、クラウンと共通のパワートレーンながら独立懸架ではなく全輪リーフスプリング固定車軸で頑丈な足回りとなっていました。独立懸架に問題が有った場合の安全策を用意した訳で、この辺もトヨタらしいところです。ただ耐久性に問題はなかったので、この車は2年間ほどで生産中止となり、タクシーもクラウンがベースとなりました。クラウンは評判が良くトヨタは中型車タクシーの市場を固めました。
マスターにはその商用版としてマスターラインがあり、バンとピックアップがありました。マスターが早々に生産中止となったので、マスターラインはクラウンをベースにした商用車に切り替わりましたが、名前はマスターラインのままでした。1.9L(77HP)エンジンを搭載したバンは、3段変速で最高速は120km/hの性能でした。
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ミニカーはモデルペットの当時物で、後期RS20型のフロントグリルとなっています。(1960年発売で、私が持っているモデルペットで一番古い物ながらまだ結構きれいな状態です) 室内の造形はなくがらんどうで素朴な作りですが、グリルの造形など結構正確で実車の雰囲気が良くでています。マスターラインはアンチモニーコレクションではバン、トミカ リミテッドヴィンテージからバン、エブロからもバン、ピックアップがモデル化されています。 |
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