ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

CITROEN 2CV 1949 FRANCE

CITROEN 2CV 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOREV 150215 1/43 88mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.78m 全幅約1.48m
エンジン 変速機: 空冷水平対向2気筒 375cc 9HP 4段変速
性能: 最高速65km/h
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シトロエン 2CV フランス

 

 その独特のスタイルで極めて良く知られているシトロエンの2CVです。2CVを理解するには、開発の背景を知る必要がありますので、簡単に説明します。この車は農村で荷物等を運搬する手押し車や馬車を代替する交通手段として1930年代に開発が始まりました。

 

 したがって荷物がたくさん積めて、農道のような悪路でも快適に走れ、購入価格と維持費が安く、操作が簡単といった無理難題が課せられました。要するに人と物を運ぶ最低限度の車を目指したわけで、このためには見た目は問わないということでした。

 

 

 第二次大戦を挟んでこの車は完成し、シトロエンの新型小型車として1948年のパリ サロンでお披露目されました。その場にはフランス大統領も臨席していたそうですが、登場した2CVの奇妙な外観に人々は唖然としたそうです。そんなわけで2CVは「醜いアヒルの子」「乳母車」などと嘲笑されて最初は全く理解されなかったそうです。

 2CVのミニカーは非常にたくさんありますが、これは最近のノレブ製です。1949年式で最初に登場したころのモデルで波状鉄板を使ったボンネット、前開きの前ドア、カンバスで覆われたトランク部など初期の仕様が再現されていて、色もそれらしい雰囲気ですね。

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CITROEN 2CV 1966 FRANCE

CITROEN 2CV 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(FR) 500 1/43 89㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.78m 全幅約1.48m
エンジン 変速機: 空冷水平対向2気筒 425cc 18HP 4段変速
性能: 最高速80km/h
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シトロエン 2CV フランス

 

 合理的なフランス人は、2CVの外観にも慣れてその経済性と実用性を理解するようになりました。1951年には生産台数が一万台を超え、2CVは数年で広く普及していきました。名前のCVとは馬力という意味ですが、エンジン馬力ではなくフランスの課税馬力の単位です。実際には空冷2気筒375cc(9HP)エンジン(初期型) を搭載し、全長3.8mのサイズながら車重は495kgと軽く、4段変速で最高速65km/hの性能でした。

 

 最高速は遅いですが、エンジンは総軽合金製、シンクロメッシュ付き変速機、前輪駆動方式と高度なメカが採用されています。また前輪と後輪が関連して水平を保つユニークなサスペンションによる快適な乗り心地など自動車本来の機能はとても高度な車でした。平面ガラスの窓、キャンバストップの屋根、最低限の計器、ハンモック式シートなど内外装は素っ気ないですが、それも後には他車にはない魅力となりました。

 

 

 ミニカーはディンキー(仏)製で1966年式です。画像をクリックすると同じディンキーの1961年式(型番558)に変わります。フロントグリル、リアクオータの窓、後ろ開きのドア、その上のウインカーなどが年式に応じて変更されています。

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CITROEN 2CV 6 1976 FRANCE

CITROEN 2CV 6 画像をクリック/タップすると画像が変わります
AUTOPILEN AUTOPILEN 1/43 89㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.78m 全幅約1.48m
エンジン 変速機: 空冷水平対向2気筒 602cc 28HP 4段変速
性能: 最高速115km/h
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シトロエン 2CV 6 フランス

 

 2CVは1955年に排気量を425cc(12HP)に拡大し、1970年には新設計の602cc(28HP)を追加して税制上は3CVとなりましたが、名前は2CVのまま(2CV 6と呼ぶ)でした。また内外装のマイナーチェンジ、限定モデルのチャールストンやドーリーの追加などで時代に応じてアップデートを続けました。

 

 さらに後ろを箱形の荷室にした商用バン、ジープタイプのメアリ、エンジンを前後に積んだ4WD車4X4サハラなどの派生車種も追加されました。最終的には排ガス規制や安全基準に対応できなくなり、1988年に40年間の長きにわたる生産が中止されました。

 

 

 ミニカーはオートピレン製で上記のディンキーのコピーですが、ライトを角形に変更してあります。このライトは1975年頃に一時的に採用されましたが、評判が悪くすぐに丸形に戻ったそうです。2CVは積載荷重による姿勢変化が大きいので、光軸を調整するためにヘッドライト左右が下の横棒でつながっていて角度が調整出来るようになっているのですが、その構造がこのミニカーでよく分かります。

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CITROEN 2CV 6 CHARLESTON 1982 FRANCE

CITROEN 2CV 6 CHARLESTON 画像をクリック/タップすると画像が変わります
JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 290 1/43 89㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.86m 全幅約1.48m
エンジン 変速機: 空冷水平対向2気筒 602cc 28HP 4段変速
性能: 最高速115km/h
データーベースで2CV 80年代のミニカー検索

 

シトロエン 2CV 6 チャールストン フランス

 

 2CVは1948年から1988年(ポルトガルでは1990年)まで、40年以上の長きにわたり生産されました。その間エンジン等の改良はありましたが、大きなモデルチェンジはなく、約388万台が生産されました。これはフォルクスワーゲン ビートルの約2100万台、フォード T型の約1500万台にはかないませんが、それらと同じ偉大な車であることは間違いありません。

 

 1980年代になると、2CVは実用車というよりもファッションアイテム的な存在になりました。1980年代の2CVには以下の4タイプがありました。

  • スペシャル:標準仕様の一番質素なモデル
  • ドーリー:1985年登場 スペシャルの上級仕様で白/赤、白/緑などの2トンカラーが特徴
  • クラブ:スペシャルの上級仕様で角型ヘッドライトが特徴(1975年の角型ヘッドライト仕様CONFOTRTの後継)
  • チャールストン:1980年に茶/黒の2トンカラーの限定車として登場 1981年に最上級仕様としてカタログモデルとなり、その後黄/黒、灰/黒の2トンカラーを追加 一番良く知られているモデル

 

 

 2CVの特別仕様車としては、1976年のスポット(SPOT 白/オレンジの内外装)、1981年の映画'007 ユア アイズ オンリー'に登場したボンドカー仕様の007(黄ボディで007ロゴと銃痕風のステッカー付)、1986年のフランスのサッカー ワールドカップ進出を記念したココリコ(COCORICO 青/白/赤のフランス国旗カラー)、1983年のアメリカズカップ ヨットレースに参戦したフランスのヨット 'フランス3'の資金援助の為に発売されたフランス3(又はビーチコンバー)(FRANCE3 BEACHCOMBER 白ボディに青いライン)などがありました。
データーベースで2CV 特別仕様車のミニカー検索

 ミニカーは国産名車コレクション製で2017年発売、メーカーはイクソです。特徴的な茶/黒の2トンカラーとクロームのモールディングが綺麗に再現されていて、グリルや灯火類もまずまずです。ルーフが開いているので、そこそこに再現された室内も良く見えます。イクソはカタログモデルでは2CV 60周年記念HERMES仕様(型番CLC206)をモデル化しています。これ以外のチャールストンのミニカーは、ノレブ、ミニチャンプス、ソリド、ビテスなど約30種以上があります。スポット、スペシャル、クラブ、ドーリー、ココリコ、フランス3も全てモデル化されていて、2CVの人気が高いことがミニカーに反映されています。以下 室内とリアの拡大画像です。
CITROEN 2CV 6 CHARLESTON 1
CITROEN 2CV 6 CHARLESTON 2

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CITROEN 2CV FOURGONNETTE 1954 FRANCE

CITROEN 2CV FOURGONNETTE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOREV 26 1/43 85㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.6m 全幅約1.48m
エンジン 変速機: 空冷水平対向2気筒 425cc 12HP 4段変速
性能: 最高速78km/h
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シトロエン 2CV フルゴネット (バン) フランス

 

 2CVの商用車仕様であるフルゴネットが1951年に登場しました。フランス語で小型トラックはカミオネット(CAMIONETTE)と総称され、その中で屋根の付いたものをフルゴネットと呼びます。フルゴネットは小型乗用車ベースで後部にボックス型の荷室を接続した商用車で、荷室が独立していないバンやパネルバンとは厳密には別物です。荷室は室内で運転席とつながっているので、ピックアップトラックに箱型の荷室を積んだ物とも異なります。(ただ日本では一般的に全てバンと呼びますが) なおフランス語で大型トラックの総称はカミオン(CAMION)で、屋根のついた物はフルゴンとなります。

 

 2CV フルゴネットの最初のタイプは2気筒375㏄(9HP)エンジンを搭載したAT型で、1954年に425㏄(12HP)エンジンでパワーアップしたAZU型(最大積載量250㎏)が追加されました。AZU型は1973年にボディを一新し4気筒435㏄(18HP)エンジンを追加、1975年に角形ヘッドライトが採用されるなどして1977年まで生産されました。1963年にはライバルのルノー 4 フルゴネットに対抗して、AZU型の荷室を後方に200㎜延長し2気筒602cc(22HP)エンジンを搭載したAK 350型(最大積載量350㎏)が登場しました。AK 350型は1970年にエンジンを35HPにパワーアップしたAKS 400型(最大積載量400㎏)に切り替わり、1977年まで生産されました。 

 

 

 ミニカーはノレブ製で、材質はプラスチックです。フロントグリルの形状からAZU型の初期をモデル化していると思われます。ボディ全体を一体成型した簡単な作りですが、プロポーションは良くできていると思います。リアドアが開閉するギミックが付いています。(画像をクリックするとリアドアの開閉が見られます) プラスチック製ノレブに良く起こるボディの変形が見られないので、このミニカーは材質などが改良されているのかもしれません。2CV フルゴネットのミニカーは様々なカラーリングでたくさんモデル化されています。特にブレキナ(1/87)は約90種類もモデル化しています。

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CITROEN DYANE 1967 FRANCE

CITROEN DYANE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(FR) 517 1/43 90mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.87m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: 空冷水平対向2気筒 425cc 24HP 4段変速
性能: 最高速104km/h
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シトロエン ディアーヌ フランス

 

 発表されてから20年近く経過し旧態化した2CVの代替として、1967年に投入されたのが、ディアーヌでした。エンジンなどのメカは2CVと同じながら、ライトをフェンダーに埋め込んだり、リアにハッチゲートを付けるなどボディを少し近代的にリファインしたものでした。室内は2CVより高級な仕上げとなっていたそうです。また同じメカですから性能的には2CVとたいして変わりはありませんでした。

 

 この車は性能的にも外観的にも2CVとたいして変わらないので、中途半端な感じがしますが、当時のフランス人も同じだったようです。結局2CVは売れ続けて、ディアーヌは2CVよりも早く1983年に生産中止となりました。

 

 

 ミニカーはディンキー(仏)の当時物です。ディンキー(仏)らしい生真面目な作りで、プロポーションがしっかりしています。ボンネットとテールゲートの開閉ギミックが付いていますが、テールゲートを開くと荷物が積んであるという楽しいおまけ付きです。

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